西日本JRバス 車両紹介*紹介文は初代東海道スレの>>797氏のものを参考にしました。

1 (新)エアロキング
 三菱ふそうバス・トラック製の国産ダブルデッカーバス。東海道・中央道・横浜の各昼特急にはこの車両が使用されている。
 車内はグレーを基調としたデザインとなっており、その外見とは異なり非常に落ち着いたデザインであるのは、親会社であるJR西日本の新幹線を彷彿とさせる。
 なお、現在平座席のリニューアル工事を行っており、ドリーム号(大阪系統)と共通運用を組んでいる「東海道昼特急大阪号」に関しては、リニューアル車で運行される可能性があるが、現時点では詳細は不明である。なお、一部車両に関しては「プレミアムドリーム」の旧「スーパーシート」の座席に交換されたものも存在する。
ドリーム大阪91号運行時の744-4972号車。前面のワイパーが撤去されているのが目印である。(07年2月17日撮影) 744-4972号車1階席車内。中央に見えるのが1階席座席であるが、かなり大きくなっているのが分かる。(07年2月17日撮影)
2 エアロキング・「プレミアムドリーム」
 平成18年6月1日のダイヤ改正で運行を開始した「プレミアム昼特急」に限定運用されている車両。夜間は「プレミアムドリーム」号として運行され、昼間は「プレミアム昼特急」として運行される、東名・名神を走る高速バスの中では最も高級なバスである。従来は下記の「旧塗色」で運行されていたが、いわゆる「夜行ツアーバス」との差別化を図った平成19年3月16日のダイヤ改正を前にして車内を更に改造した上、外部塗色も白一色に銀と金のロゴと言う「JRバスらしからぬ」新塗色に変更となった。なお、この改造は西日本JRバスで4台行われたが、工事完成後に2台がJRバス関東東京支店に転属になり、今では西日本JRバスが2台、JRバス関東が2台の合計4台になっている。
 この「プレミアム昼特急」の2階席は「スーパーシート」、1階席は「プレミアムシート」となっていて、「高速バスネット」上での予約も別便の扱いになっていた。ただし、運行上は他の「東海道昼特急大阪号」と共通になっており、便名も通しになっている。
 車両そのものは新車導入ではなく、上で紹介した「エアロキング」の2000年導入車を大幅に改造したものである。
■プレミアムシート1階席(追加料金1,300円)
プレミアム昼特急1F客席全景 プレミアムシート21A席
プレミアムシート・フルリクライニング時(読者様提供) プレミアムシート・レッグレスト(読者様提供)
 プレミアムシート(1階席)は「プレミアム昼特急」の1階席に4席のみ設置されている、東海道昼特急だけではなく全国のJR高速バスでは最もグレードの高い座席である。通常の昼特急/ドリーム号では1階席には6席ないしは8席の一般席が設置されているが、この「プレミアムシート(1階席)」は4席のみという限定された座席数である。
 元々は夜行便「プレミアムドリーム号」に導入されたため、「寝返りが打てる座席」というのがその基本コンセプトであるが、昼特急での乗車時も、座席を目一杯にリクライニングさせて東京大阪間をゴロゴロして過ごすと言うのが正しい乗り方になるのかもしれない。
 営業上は「高速バスネット」のみでの発売となり、JR駅「みどりの窓口」やコンビニでの予約発券は出来ない。確実に乗車したいと言う場合は、発売日である乗車日の1ヶ月1日前の午前10時ににパソコンや携帯電話から予約するのが確実な方法である。
 プレミアムシート(1階席)の特徴として、車内に地上波デジタル放送(ワンセグ)の受信が出来る液晶モニタが設置されており、好みの番組を視聴することが可能である。実際に管理人も乗車して試しに何局か視聴をしてみたが、「プレミアム昼特急」の場合、首都圏(東京・神奈川)・静岡・中京圏(愛知・岐阜)・近畿圏(滋賀・京都・大阪)と4エリアを走行するため、県境を越えた段階で設定をしなおす必要があるので注意されたい。
 右側の写真は21A席に着座した時の様子のものであるが、毛布は2枚提供されている。なお、「プレミアムドリーム号」ではアイマスクやお茶、歯ブラシ等のアメニティアイテムが提供されるが、「プレミアム昼特急」ではこれらのアメニティアイテムの提供は行われていない。しかしながら、座ってしまえば個室感覚になり、快適に東京大阪間をバスの旅を楽しむ事が可能である。
 しかしながら、1階席と言う事もあり、前面展望や側面展望に関しては正直な話絶望的であるため、沿線の風景を楽しみながらバスの旅を楽しみたいという方には決してお勧めしない。「昼間の便で、のんびりゴロゴロして行きながら過ごしたい」と言う方や、夜行便では最適な座席ではあるが。なお、今回の改装工事では変更は無い模様である。

■プレミアムシート2階席(追加料金700円)
プレミアムシート2階席 後方車内 プレミアムシート2階席 1C席足下
プレミアムシート2階席 車内全景 プレミアムシート2階席 2A/2B席
 現在の「プレミアム昼特急」のプレミアムシート2階席である。
 通常の二階建て車両では座席が11列になっているが、この「プレミアムシート2階席」では9列となっており、前後幅が広くなっている。また、座席の横幅も拡大されており、通常10cm程の隙間があったA席/B席の間は無くなっている。シートも新型の「ゆりかごシート」となっており、体に負担をかけない姿勢で横になる事ができる。また、先頭部分に関してはワイパーが取り外されているため、従来機械が入っていた部分が撤去されている。車内照明はJR西日本の特急電車と同様に電球色の蛍光灯が使用されており、夜間は非常に温かい光になっている。
 長時間乗っても体に負担が少ないシートで窓の外から見える景色を楽しみながらの昼特急の旅にはもってこいの車両である。
(参考)エアロキング・旧「プレミアムドリーム」塗色
旧「プレミアムドリーム」塗色 旧「スーパーシート」座席
 現行の「プレミアム昼特急」の旧塗色写真である。現在の白一色の車体とは異なり、西日本JRバス標準塗色の青・白・ピンクの車体デザインに金色のロゴが入ると言うデザインであった。今では全車新塗色に変更されているため、この塗色の車両は存在しない。
 右側の写真はこの塗色の頃の2F席「スーパーシート」である。現在は全て「プレミアムシート(2F席)」に変更されているが、このシート自体は取り外されて他の車両に転用されており、一般の昼特急やドリーム号でも乗車できるチャンスがある。座席は通常の3列独立シートではあるが、一般の「東海道昼特急」に運用されている車両の椅子とは違い幾分座席が大きく作られているのと同時に、その当初の設計思想である「寝るための椅子」としてのゆりかごシートとなっていた。
 一度「プレミアムドリーム号」で大阪東京間を乗車したが、リクライニングさせても座席から滑り落ちないようになっているのはなかなかの作りであり、昼特急でもその快適さを味わう事が可能であった。
2 ヨンケーレ(写真は旧塗装)
 ボディはベルギーのヨンケーレ社製、シャーシは日産ディーゼル社と言う組み合わせ。エクステリアデザインは日本のそれと大きく異なり、スクエアな印象を受ける。車内はグレーを基調にまとめられており、外見とは異なり非常に落ち着いた印象を受ける。特に大きく異なるのが車内照明。先述した「エアロキング」が蛍光灯であるのに対して、「ヨンケーレ」は白熱灯色。特に夕方から夜の時間帯は飴色の照明が美しく、ヨーロッパのツアーバスに乗っているような雰囲気を味わうことができる。
 平成4年頃から「ドリーム号」での運用を開始していたため、その当時のサービス水準(マルチステレオやお茶サービスなどは廃止になったが)を今でも保っており、乗って損のない車両である。近年では先に紹介した「エアロキング」と同じ塗装に変更されている。個人的には、ヨンケーレに一番似合うのは西日本JRバスの旧塗装の「星空」だと思うが。なお,平成14年頭にはJRバス関東所属の同型車は全車廃止になっており,このタイプのバスを見ることが出来るのは西日本JRバスだけである.

3 ボルボ車(昼特急系統からは撤退しました)
 静岡系統である「京阪神昼特急静岡2号」(大阪朝発)に平成18年3月から充当されていた。運用は静岡まで「京阪神昼特急静岡2号」で向かったあと、「京阪神ドリーム静岡1号」(静岡夜発)で大阪に戻る運用が組まれていた。
 同車は、最後部がダブルデッカーとなっているのが特徴の車両であり、静岡線に導入される前は、東京京阪神間の「レディースドリーム号」に運用をされていた模様。同路線を共同運行を行っているJR東海バスが旧エアロキングからボルボ車に置き換えた事に伴い、西日本JRバス担当便使用車種の変更を行った模様である。なお、車両運用の都合によっては従来の二階建てバス「エアロキング」車が同運用に充当される事もあった。
 なお、「京阪神昼特急静岡1号」は平成18年5月31日で運行を終了しているため、現在「昼特急」系統への充当は無くなっている。

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