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阿じ与志
最上を求めるあなたに。魚料理あじよし
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阿じ与志のことなら、誰よりも詳しいと豪語する、
ご贔屓の一人「弁慶」氏が語る、あれやこれや。

こだわりがある。
こだわりを持った美味いものが出てくる、おやじの店。
料理の主役は、おやじが吟味した魚。野菜や出汁は魚を引きたてる名脇役。
ときどき出る、八寸や芋の煮物は良い素材を見つけた時の、おやじの遊び。
これがまた、楽しい。


はずれなし。
阿じ与志の食いものは、いつ、何を食っても当たりはずれがない。
これはこの店の、最も良いところだね。親父の隠れた努力があると言うことだ。
他では口に入れた途端、「これは?」と妥協した料理が、時として出てくるものだが
ここでは経験したことがない。誉めているのではなく、事実。

雰囲気がある。
器も超高級とはいえないが、どれも遊びがあり楽しい。
カウンターまわりも清清しくて気持ちがいい。座敷も落ち着きます。日本はいいねぇ。

お店は大工仕事、左官仕事、全てをここの客である棟梁達が作った。
使っている檜と杉もいいものだね。仕事がぜんぶ本物だ。

(左)店で使った材木の写真。
材木屋の社長(こちらもご贔屓)と比べて欲しい。
左は檜で、店のカウンターはこれから切り出した。右の2本は杉で柱や天井に使われている。

(下左)座敷の天井の写真。
上は左の杉、下は沈木ものの杉を利用している。
木目が美しい。

(下右)座敷の床間の写真。
いいものを飾っている。店主をほめると喜びます。
おやじのやり方。(その1
瀬戸の高級な魚はすべて、いい場所で、上手い漁師が一本釣りで捕る。
おやじは毎朝2時に起きて、魚市場(となり町の尾道)に行く。
そこで、ひとつひとつ吟味し、気に入ったものだけを手に入れている。
だから、時には魚を仕入れしない日もある。そういう時は客を断ります。

河豚はシーズンの毎日、下関の同じ問屋から活きで届いているのだが,
ちょっとそこらでは、逆立ちしても手に入らない代物だ。他では食えない。

野菜も同じことで、彼が一つ一つ吟味したものだけを仕入れている。

生きのいい魚の素材の味を楽しむ店です。鍋物などの出汁の味も絶品。

おやじのやり方。(その2)
なぜ、誰も雇わず夫婦だけかといえば、彼の主旨とするその魚の調理法は
他の人には教えたくとも、教えられないから。

彼が納得する料理だけを、納得できる客だけに味わってもらってる。

ここは。
良い店は、おやじだけが作るのではなく、よい客が作るのです。
旨いものに、すこぶるうるさい客たちに、おやじが一所懸命に応える。
そんなところがある店なんです。店の歴史のなかで、そう思う。


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