Hodgkin病にかかったら


私は、2001年6月にHodgkin病の診断を受け、 6か月の化学療法、2か月の放射線療法を経て、 寛解状態となりました。 その後3年間の経過観察を経て、 現在は病院に通うこともなく健康に生活しています。

私は、人間の幸・不幸というのは 相対的なものにすぎないと思っています。 Hodgkin病という悪性腫瘍にかかり、 苦しい治療を経て寛解にいたったものの、 その後ずっと再発におびえつつ、 病院に通って経過を観察しなければならないというのは、 健康な人に比べれば大変な不幸でありますが、 一方で、多くの悪性腫瘍がいまだ治療困難な現状にあって、 治療方法がおおよそ確立したHodgkin病の患者は はるかにめぐまれているとも考えることができます。

まずは、寛解を目指して治療に取り組むべきでしょう。 この病気は、 所定の治療を予定にしたがってきちんと実施することができれば、 高い確率で寛解にいたることができます。 治療を確実に進めることを最優先にがんばってみましょう。

Hodgkin病は20代に発症のピークを持ちます。 社会的に「駆け出し」の時期に病気で足止めを食うのは、 実に不本意で焦燥感を感じるものです。 でも、ここは諸々のことは一旦(強引にでも)棚上げにして、 治療に専念しましょう。 生命にかかわる非常事態です。 まずは、健康を取り戻さないことにはなんともしようがありません。 健康をとりもどしてから最善をつくせばよいのです。

新聞・雑誌にはアガリクス等、健康食品の宣伝が氾濫しています。 悪性腫瘍の患者とその家族の心理の弱い部分を 実に的確に突いた宣伝文句を見ていると ひねくれ者の私は「ほんまかいな」と思ってしまいます。 Hodgkin病は、病院の標準治療が(苦しいけれども)よく効くはずなので、 標準治療をやめて代替療法をメインにしたりするのは損な選択です。 悪性腫瘍というのは本当に不安な病気です。 今やってる治療だけで大丈夫なんだろうか、 という心配がひとときも頭を離れません。 補助的に代替療法もやってみることで多少とも不安が緩和されるなら、 それはそれでありなのかもしれません。

この病気で不安をかかえている方は遠慮なく下記までメールください。 一介の元患者なので特段役にたつアドバイスができるわけではありませんが あなたの不安を軽減したり考えを整理するお手伝いはできるかもしれません。


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