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2006年6月号 日経おとなのOFF
にて紹介された当宿の記事を元に作成してます。
p114 .115 長崎県・寺島
 フレンチを食べに小島へ渡る。
  p136
.137 上質フレンチを求め小さな島へ
2組だけ迎え入れる木のコテージ
ここは専属料理人付きの別荘のような小さな宿。
かつて東京のレストラン「クィーン・アリス」で腕を振るった料理人が生まれ故郷で始めたオーベルジュだ。
訪れる際は、とにかくお腹をペコペコにしておいたほうがいい。夜はフレンチのフルコース。その口火を切るアミューズには、地元の名産の甘いトマトでこしらえたムースのほか、アジの生春巻き、地ダコとトマトのマリネ、ニンジンにサーモンを合わせたものなどなど。その華やかさとかわいらしさ、そして旨さに思わず唸らされる。こんな小さな島でこれほどの料理にありつけるのかと目を丸くする料理が、この後も目白押しなのだ。
旨いピザが一切れ出ると、お次のカルパッチョはヒラメ、伊勢海老、ブリ、ミズイカ、サザエ。大きく切った身にアオサ入りのコンソメジュレがかけてある。もちろん目の前の海で獲れたるのばかり。冷製スープのアスパラガスは、地元の農家が無農薬で育てたもの。タコのグラタンにアナゴ、フォアグラ。伊勢海老もヒラメも出て、締めは長崎牛の網焼きである。もうお腹がいっぱい、でも旨いから最後まで平らげる。デザートとコーヒーまで、たっぷりと2時間半の宴が終った。
翌朝は、また違った料理。しかも、夜出してもおかしくない内容とボリュームだ。朝からワインを開けたくなる。
2組だけ泊まれるように、コテージ風の建物が2棟用意されている。私たちが泊まった2階建てのほうには、バスルームが2階にあって、この窓からの眺望が素晴らしい。木々を隔てて海を眺めながら汗を流す。
ここは木立に囲まれた環境がすこぶるいい。食事のみの客も訪れるレストランにはテラス席があり、宿泊客には優先的にそこに座る。特に朝食時のここの居心地のよさは特筆に価する。
寺島は九州本土、そして隣の大島、崎戸島と橋で結ばれている。気軽にクルマで行き来ができるのだ。
かって島々には大きな炭鉱があったため、この辺りにも、たくさんの人々が住んでいたそうだ。主人の両親はその時代、「赤玉食堂」という店をやっていた。オーベルジュはその名前を受け継いでいる。
島では古くから、敬虔なキリスト教徒も暮らしている。すぐ北西沖に浮かぶ平戸島は、フランシスコ・ザビエルが熱心に布教活動をしたところとして知られる。このあたりでも瓦屋根の家屋が立ち並ぶ集落に、忽然と立派な教会を見つけられる。
有名なハウステンボスからも程近い小島で、こんな異国情緒にも触れられる。静かな穴場のオーベルジュである。
 p141 2棟の離れはどちらも甲乙つけがたい のどかな島巡りをクルマで愉しむ
オーベルジュにはわずか2室、離れの客室が用意されている。間取りが大きく異なるが、どちらにもよさが感じられ甲乙つけがたい。
本編で紹介した「2階建ての棟」というのは、デラックスツインタイプのこと。94uのメゾネットタイプで2階にバルコニーが付いている。エキストラベットを使用して6名まで泊まれる広さ。2名で泊まる場合、ツインベットが2階に用意されているのでそちらを利用する。こちらのタイプにだけバスローブが用意される。
もう一方はスタンダードツインタイプ(上写真)。51uの平屋で、ウッドデッキが備わる。木立に囲まれたそれは素晴らしい。
両方とも木のぬくもりにあふれている。薄型テレビやオーディオ機器を備え、自宅にいるかのような自由気ままな時間が過ごせる。ちなみに全館禁煙である。
宿泊料金には夕朝食が含まれる。両タイプで金額が異なり、料理内容も少し違う。
レストランは屋内に26席。食事のみの客も訪れる。ガラス張りのテラスにも席があり、宿泊客は優先的にこちらで食事ができる。
料理は盛りだくさん。お腹を空かせていくことをお薦めする。食が細い人は量を加減してもらおう。食事中適宜、伝えればよい。
隣の大島は「スパルタ農法」で育てた甘みたっぷりの旨いトマトが特産品。時期になるとレストランの料理にもふんだんに取り入れられる。残念ながらそれが出回る時期は2月〜4月くらい。
寺島、大島、崎戸島のそれぞれに九州本土から橋で渡ることができる。クルマで島々を巡るなどして、のどかな時間に浸りたい。例えば崎戸島にある「ウォーターデッキステーション」(下写真)。海岸に突き出た全長260mの散歩道で波しぶきを間近にできる。
【DATA】長崎県西海市大島町1383-4
0959-34-2003
西九州自動車道大塔ICからクルマでやく30分。 佐世保〜大島の高速船25分(大島港まで送迎可)
全2室 チェックイン15時、アウト10時
【料金(1人1泊2食、税込)】 デラックスツイン・・・2万1000円 スタンダードツイン・・・1万6000円(休前日1万8000円)
【クレジットカード】不可 【風呂】客室に用意 【食事場所】夕朝食ともにレストラン
【ホームページアドレス】http://www.auberge-akadama.com/ 発行・日経ホーム出版社/文・中島洋一/写真・水田美保
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