フランス

お名前 French Fly
日付 2003年11月現在(2003年12月11日作成)
HP -
日本語度 御仏蘭西
レンタル カイト:普通のビーチにはない ウインド:
タイトル If you don't go, you don't know
プロローグ  2003年初め、仕事の都合でパリに住むことになってしまった。やっとカイト仲間が増えて面白くなってきた矢先である。

 人一倍乗るまでに時間がかかったし、始めた頃のカイトなんて2ラインで一番デカイのでも9m2しかなかった。まして、マリン系のスポーツは初めてだったので、何度も死にかけた、、、、って言うか、何度か死んだ。例えば、初めてのフロントスピンは、半回転のままビーチに引きずり上げられ、ウミガメの産卵状態で涙がでてしまった。

 普通、転勤サラリーマンのおっさんは、ここで「良い想い出」として止めてしまうのかも。しかし、出発前日、荷造りしていたら、突然、前頭葉で「ぶちっ」と音がした。スーツケースを放り出し、カイトバックにスーツだけを詰め、仕事の資料やら辞書やらぜぇーんぶ、日本保管用(押入れ産業)のダンボールにぶち込んでしまった。
だははのはぁーだ。せいせいした。

同僚が
「何しに行く気だよ!」

と言ったので、俺は
「長めのトリップだ」

と言った。

 しかし、この後の送付リストの内容ミスで、フランス税関と1ヶ月近くカイトの引き取りで戦うことになる。

「生きていくためにどうしても必要である」

と、会社に手紙を書いて頂き、無事に愛機は手元にもどった。


 本レポートは、異国の地で色々な困難を克服した後に書かれたもので、プロのライダーとは違う意味で人生が掛かっている。

 例えば、西の果てブレストに行ったからって、すぐビーチなんて見つからない。ウインドの道具を積んだ車を見つけては延々尾行してみたり、海岸線を何日もかけて走破したり。週末1500Kmなんてざらだ。ニースに行ったときは、30Kgあったカイトの道具はとうとう9日間、出番なしだった。


 そんなある日、フランスのスポーツ店で、一冊の本を買った。タイトルは「The STORMRIDER GUIDE EUROPE」である。いろいろなサーフビーチが載っているが、最後のページに

If you don't go, you don't know

って文句が書いてあった。

 わかってま!人生一回だけだし行けるとこまでいってみるのも悪くない。

 それでは、レポートに入りますが、よーくこの辺の所を踏まえて読んでみてください。

【追記】
 ちなみに国土の広さは日本の1.4倍です。
構成比  カイト50人に対しウインド1,2名ですが、、、カイトができないコンディションの時はみんなウインドしてます
大まかなゲレンデ  大きく4つに分かれます。

北:イギリスとの間のノルマンディ
西:ブリタニー、ボルドー(マルゴー)、
南:地中海

沼・池・湖:まだ湖は試してないのですがその辺の沼でも出来るみたいです。 
ローカル  非常に優しい!
 必ず話しかけてきて、10分で友達、3回行けばローカル扱い。カイトの上げ下げで困ったことはありませんでした。
 隅で大人しく乗っていると、わざわざ新しく出来たトリックを順番に見せに来ます。
レベル  プロの人は、見ていて笑いが出てしまいます。御前崎のプロ連がきたらいい勝負かも。ただ、層が厚いので、スゴイ技を出す人が何処でも5〜6人以上はいます(スゴイ技はDVD並みって事です。)。
シーズン  やっぱり5月から9月末までがベストですね。日本は南北に長く、北と南では、随分天気も温度も違いますよね。フランスは全土に渡って大体同じで、パリが寒くなったら地中海側も寒いです。(日本が特別なのかもしれません。)
ウエア  スプリングの出番は日本(東海)の半分くらいでしょう。
認知度  テニスくらいの認知度があって、みんな知っています。
取り組み  カイトスクール(エコール)は、しっかりした学校で、先生が10人ぐらいいます。みんなおそろいの目立つ格好(黄色いウエア)をしているので、すぐそれと分ります。だから、一番安全な場所で練習し、みんながその場所を空けています。 
ゲレンデ  専用ゲレンデがあり、看板があります。
 また、協会もいくつかあります。EFK、FFVLなど、エコール デ カイトサーフィンとか。
1:Ouistreham
 (ノルマンディー
 パリより北へ250Km、車で約2時間。
 右からのクロスオンが通常。タイドプールあり、潮の加減でオフショア可。主にフラット。たまにチョピー。ウエーブは期待薄!ゲイのビーチ風下あり(要注意)。
 
 えっ!て思うくらいのエメラルド色の海も、風が吹けば、茶褐色。吹く確立はフランスで3番目!シーフード美味し!季節外れの宿注意(やってない)。

 海岸沿いに、フランスの海洋研究基地「ナウシッカ」がありました。これは、風の谷、、、の元の名前ですかね???
2:Brest
 (ブレスト)
 ブレストって言うか、先割れスプーンのあたり(上の地図参照)。だけど、両サイドが岸壁でカイトには不向きかも?多分サーフィンは最高。

 フランスのビーチは、必ず第二次世界大戦のときのトーチカが海岸線で波に揉まれている。でかいコンクリートの砲台です。富津にも有るけど、もっと角張っていて、無数にあり、落書きだらけ。!
3:La Torche
 (ラ・トーシュ)
 圧巻は、ラ・トーシュ。2つのでかい洗面器みたいなビーチが並んでいて、端は見えない!視界前面の波が静かに、ゆっくりブレイクする。

 潮がきつくて毎年何人か亡くなっているみたいだが、ホントかな?
 
 オフショア多く、サーフィン向き。
4:Quiberon
 (キベロン)
 南北の小さな半島。おおよそ全長50Kmくらいの全方向可能なオフショアなしゲレンデ。8〜10mの風がいつも吹いている(12平米しか使わない)。

 風がとても安定しているので、一回4時間くらいは平気で乗れるし、夏は朝10時より夜10時まで乗れます。

 対岸はフランスのヨット基地。両側とも延々とビーチ。海はエメラルド色をしているけど、そんなに暖かくない。ここは、アロマテラピーの発祥の地で、半島先端には高級ホテルとカジノがあります。お金持ちが専用ジェットで飛んでくるそうです!

 ちなみに、東系の風が吹けば、フラット海面でトリックセッション。ただし、その時、反対側の海面はオフショアでフランスサーフ推奨のビーチブレイク。本当に長くきれい。波がゆっくりと、サーファーには堪らないかも!
5:Bordeaux
 (ボルドー)
 ワインの名産地。しかし、この辺は黄金ビーチって呼ばれていて、フランスきってのサーフポイントです。

 今年の初めは、老朽化したタンカーが、スペインあたりで座礁して重油が漏れ出し大変なことになりましたが、今では何とか綺麗になりました。まだ行ってませんが、来年は行こうかと思います。

 情報では、午前中はオンショア、午後はオフショアでサーフィンには最高なのですが、カイトには今ひとつって言っていました。ただ、すごくきれいなビーチで、タイドプールもあるみたいです。
6:Paris
 (パリ)
 フランスの首都。
7:Nice
 (ニース)
 論外。玉砂利。カイト不可。
8:Marseill
 (マルセイユ)
 フランス一番の強風地帯!?

 タイドプールって言うか、湖みたいなのが沢山あります。まだ行ってないので分りません!
番外編:モロッコ
 (カサブランカ)
 仕事で行ったのでカイトはしていませんが、300Km南にカイトビーチがあるようです。カサブランカのビーチでも出来ると思います。非常に波よし。
その他 キベロンでよく泊まるホテル(←)と、そのオーナー(→)。
私のコメント  大変な長文ありがとうございます。日本では、フランスのカイト事情などはほとんど入ってこないので、貴重な情報となること間違いありません。

 第2弾、3弾とお待ちしております(^.^)。