「νアスラーダAKF-0」 アオシマ文化教材社製1/24スケールプラスチックモデルキット \2000
高度に発達した自動車の制御人工知能「サイバーシステム」を用いて2006年から開始された世界最高峰のレース「サイバーフォーミュラ」 当初はサイバーシステムの特性もあって市販車に近い車両を用いて、ラリー形式のレースも行われていたものの、回を重ねるに連れてクローズドサーキットでの開催を主としていく・・・ってなところでしょうか。TV版の初期に出ていた「アスラーダGSX」が、同じレギュレーションのレースのマシンだとはとても思えませんがともかく、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズ中「SAGA」の主役マシンです。フォーミュラとある以上、F1の上位レースを想定していたと思われるので、TV版の初期が予定外の展開なのでしょう。
サスペンションレートやウイング角度、果ては車体形状まで走行中に変化させるのは、現在のF1では禁止。ですが、サイバーシステムがそれらを制御するためドライバーが運転に集中できる、ということでOKなんでしょうかね。6輪もかつてのタイレルP34以降禁止になってますけど、これらによる高速化よりも技術の進歩による安全性の高さの方が先んじているために許可されている・・・とでも解釈しておきましょうか。最高速度がブーストONで500km/hの領域に入るので、コクピットはキャノピーで覆われます。前輪が小径2輪で後輪がカウリングで覆われるのも、空力的にこうしないと高速性能に無理が生じるからと思われます。ドライバーの位置が前過ぎて、事故を起こしたら足なんか悲惨なことになりそうな気はしますが。
コクピットアップ。先述の「前過ぎ」もですが、そもそも狭すぎるだろうとか、全軸駆動なのにどうやってコクピットを越えて動力を前輪に伝達してるんだとか、前後軸の駆動軸がドライバーのヒザ直撃だとか、とにかくコクピット周りにかなりのツッコミ所があるわけですが・・・他にも、フロントサスペンションが上下とも斜めのアーム一本では支持できないだろ(ここはキット自体組み立て式で、接着剤が乾くまで実際支持出来ない)とか、ステアリングタイロッドがないとかいろいろと言いたいことが出てきます。雲上は本職が整備士なので非常に気になるんですが、まぁ、あまり言うのは野暮というものですかね。イヤなら自分で何とかしろと言われそうだし。ドライバーから見て左前にあるクリアパーツがヘッドアップディスプレイになっていて、主に現在速度が表示される設定。キャノピーは作画ではスモークがかかっているので、少し色をつけた方が良かったかも。
後ろから。赤いパーツが「ブーストポッド」で、いかなる原理かは不明ですがこれによって500km/hを叩き出します。少なくとも外付けジェットエンジンとかではなく、あくまでエンジン(5000ccの水素併燃12気筒レシプロエンジンらしく)の出力増強装置。もっとも連続使用時間が30秒ほどで、1レースに使える回数にも制限がかかるようです。本来の排気管は胴体下、モノコックのディフューザー部分から覗いています。ここのカウル後端のエッジだけ、斜めにカットして薄く見せています。カラーレシピは、まず全体をベースホワイトで覆った上で、白がC1ホワイト、濃青がC65インディブルー、淡青がC323ライトブルー、赤はシャインレッド、ホイールは黄橙色の上からホワイトパール。コクピット内はホワイト、C308グレー、ジャーマングレーで塗り分け。モノコックの黒はセミグロズブラック、ブレーキとブーストポッド排気管はスーパーシルバー、ブレーキキャリパーはエナメルのX-12ゴールドで塗ってあります。

コクピット内部。キャノピーで覆われているとはいえ殆ど丸見えなので、手が抜けません。キットはそれなりにディテールが入っているので塗り分けをしっかりやれば結構見栄えがします。右インパネ上部に人工知能の主センサー(喋るトコロですな)、左手側にモニター、右手側にはブーストレバーがあるのがおわかりいただけるかと。で、このブーストレバーって肘がつかえて作動させられなさそうな気がするんですが・・・しつこいか。