「VT-1 スーパーオストリッチ」 ハセガワ製1/72スケールプラスチックモデルキット ¥2400
ハセガワのバルキリーバリエーション、第4弾。劇場版仕様の訓練用複座型機であるVT−1、ペットネームはスーパーオストリッチ。大気圏外用パック装備状態のほか、フォールドで輝と美沙が地球に飛ばされた際に用いた大気圏内仕様もフォロー。これを単に「オストリッチ」と呼ぶのかどうかは定かではありませんが、そのように呼称している雑誌もあるようです。
キットは、ベースであるVF−1の素性が良いので特に問題はなし。新パーツである機首、胴体上面、主翼、スーパーパーツなども単座型のものと同様以上の仕上がりを見せてくれております。
おなじみ正面から。劇中では、土星宙域で輝がミンメイを乗せてフライトしたため、作品中でもトップクラスの印象深い機体となっています。訓練仕様のため武装はなし。背部ブースターパックは大きく形状変更され、脚部プロペラントタンクも変更を受けています。大きく機動特性が変わると思われるのですが、これで訓練になるのかと思ったり・・・ブースターパックの合いが若干悪く、また前後の面に反りがあるので、ここは特にきちんとペーパー掛けが必要になります。
新規の機首。長さをそのままに複座にするために、後席は少し嵩上げされています。そのためキャノピーは段つき。機首後部に連なる胴体部分(ドーサルスパイン)も含めて高さが増しています。これにより、バックパックを単座と同様に畳むとドーサルスパインに当たるため、尾翼を畳まずにバックパックを折るようになっています。ガウォーク時の空力特性はどうなんでしょう・・・?
この機首パーツ、単座のものより据わりが悪いので、きちんと接着した方がよさそうです。単座だとさしこんでおくだけでも保つんですけどねぇ。
段差のついた後席、バックパック、センサーユニット。畳み方が変わったため、尾翼も新規。VT−1はバトロイドにならないので、所謂「頭」は存在せず、センサーユニットが代わりについてます。バルキリーは頭のビームガンが唯一の固定武装なので、ここがセンサーユニットになっているVT−1はまるっきりの丸腰です。
後面。プロペラントタンクは外装のみ新規。困ったことに、プロペラントタンクの追加タンク(←? 瘤状のパーツ)の合いが絶望的に悪いので要注意。もっとも追加タンクだとすれば、取付けに少々段差があっても良いのかも知れませんが。
カラーレシピ。胴体はC305の制空迷彩グレーを下塗りして、C332ライトエアクラフトグレー(イギリス空軍色)を重ねて、C318レドームカラーで上塗り。オレンジ部はさらにその上からC52のオレンジのツヤを消したもので塗ります。メカ部のグレーはC305そのまま。排気管はシルバー+ジャーマングレー。脚はツヤありのホワイト、タイヤはタイヤブラック。ブースターパックの大きなノズルはシルバーの上からクリアブルー。小型のバーニアはスーパーシルバー。コクピット内は主にジャーマングレー、シートクッションにフラットレッド。キャノピーフレームはジャーマングレー。翼端灯はシルバーを下塗りして、青がクリアブルー、赤は蛍光オレンジ。黒ストライプと○−モールドはデカールを使用しています。
新規パーツ、主翼。翼端のセンサーユニット(だそうです。雲上は劇中の描写から、小型のスラスターユニットだと思ってましたが、スラスターは翼自体にあるようです)の追加された形状だけでなく、パーツ分割が上下面での分割から、翼の前後縁までを上面と一緒にパーツ化し、下面は中央部のみ別パーツとなります。接着時に翼端が傷まないので歓迎すべき改良ですね。もっともそれにより上面パーツの厚みが増したため、若干のヒケが出てしまったのは問題ですが。