「VF-19A」 ハセガワ製1/72スケールプラスチックモデルキット \2400
ハセガワ・マクロスシリーズに限定版としてラインナップされた、プレイステーション用ゲーム「マクロスVF-X2」登場の「量産型」VF-19A。と言っても、「マクロス7」に登場した尾翼取り付け位置が変更されている仕様ではなく、外形はYF-19と同じなので実質はデカール(と成型色)違いということになりますが。19系列は意外にバリエーションが多いので、こだわり始めると大変ですけど、有りもので手軽に楽しんでみようというコンセプトで、少しだけいじった上でオリジナル塗装にしてみました。
手を加えたのは機体背面、バトロイド時の頭部。ビームガンを廃して代わりに安定板を追加。塗色も含めてイメージソースはもちろん「7」のファイヤーバルキリーなわけですが、当初は頭部の収納部分を埋めてドーサルスパインを繋げた(スムージングですな)仕様を考えていたものの、それをやるなら尾翼位置の変更や、エンジンナセル(と言うか、足首)のリングの追加もやらないとおさまらない(変わって見えないとも言います)。それなら逆に、「ファイヤーバルキリー以前」の改装型とする方向でいってみようと。実際ファイヤーの後頭部にはフィンがあるので、それをファイター形態で隠さなければどうなるか、ってところで。偽設定としては、統合軍のフライトテストセンターあたりに、先に配備されたYF-19やYF-21を追えるだけの追跡機として配備されたVF-19先行量産型で、ビームガンをはじめ武装を廃して軽量化。同時に、YF-19共々VF-19の改装実験にも供されている。塗色は、センター所属のYF-19が新星のデモ塗装である青のまま運用されており、またシャロン・アップル事件以降評判の良くないスーパーノヴァ計画のイメージアップ狙いもあって、派手目な色が選択されて赤・・・てな感じでしょうか。後に開発担当者が新マクロス級7番艦移民団に加わったときに持ち出した上で改修を続けた結果ファイヤーバルキリーが誕生した・・・かも知れない、とか?
後ろから。主翼グローブ後縁が開き気味になるのは、ある意味このキットの宿命ではあるのですが・・・組み立て時にきちんと対処しておかないと不恰好ではあります。
カラーレシピ。成型色の薄紫が意外に発色に影響するので、ベースホワイトは必須。その上で、赤はC79シャインレッド。YF-19をパールで塗ったのでこちらはソリッド仕上げです。黄色はC329ブルーエンジェルスイエローの上からC172蛍光イエローを少々。エンジンノズルの黒はC157スーパーブラックの上からC151ホワイトパール。デカール貼付後、全体を上からトップコートのグロスでオーバーコートしてあります。ちなみにエンジンサイドのウェポンベイ分割線の黄色はマスキングで対応。市販の細切りテープでマスクするんですが、結構死ねます。コクピット内部は制空迷彩グレーとジャーマングレー、それにフラットレッドで塗り分け。キャノピーフレームもジャーマングレー。脚とインテーク内はベースホワイトそのままで、タイヤはタイヤブラック、脚のストラット部分のシルバーはエナメルのチタンシルバーで塗り分けてあります。
コクピットのアップ。チェイス機という脳内設定もあって複座をチョイス。と言うか、こういう機会でもなければ絶対複座でなんか作りませんので。ギター型コントローラーは未装備(笑 当然フライバイワイヤ、つまり電子制御の操縦系のはずなので、コントローラーの形状なんて何でもアリ。個人の使用に特化するならギター型だろうが何だろうがOKというのは認めたいところ。YF-21なんて座禅組んで飛ばせるんですから。
追加フィン。工作自体は、1mmのプラ板から切り出した上で、ビームガンの銃身を挟んでない頭部に接着するだけという簡単なものですが、意外に狭い場所に押しこまないといけないので形状は一考が必要です。特に後縁が干渉してしまうので、結局VF-1の尾翼を参考に形状を決定してみました。ちょっと高さがあり過ぎた感はありますけど、小さいと余計に格好悪いのでこっちの方がいいかな、と。それにしてもやはりベースホワイトが厚塗りになったせいか、モールドが潰れ気味です・・・エンジンナセルのFF-2500Eというデカールを使いたいばっかりにこっちのキットを選んだわけですが、いっそハセガワグレー(通常のスケールキットの成型色)で成型されてた方がありがたかったかも。
YF-19と2ショット。マックス&ミリア夫妻ではありません。「7」仕様にするには先述の通り尾翼を主翼グローブ外縁に移設、エンジンナセル後端の形状変更(足首リング設置)、ファイヤーだと頭部カバー設置、ブレイザーだと主翼形状変更、カナード撤去などの工作が必要ですが、こんな感じで設定の隙間で塗り替え遊びもいいんじゃないでしょうか。こうやって数をこなすのも模型の楽しみ方ですな。