「VF−1Aバルキリー」 長谷川製作所製1/72スケールプラスチックモデルキット \1600
「超時空要塞マクロス」テレビシリーズ本放送は1982年。当時そのプラモデルはイマイとアリイの2社共同、加えてニチモの「ピタバン」シリーズという構成で発売されておりました。しかし、アニメメカとはいえ実在の戦闘機、F-14トムキャットを元にデザインされたバルキリー、しかも時代設定は西暦2009年。現用機にほど近いフォルムを持つ機体をもし、「飛行機のハセガワ」が立体化したら・・・当時はもちろん、15年以上が経過した2000年までは誰しもが「見果てぬ夢」と思っていた、そんなプラモデルが今現実に目の前にあるのです。時代というのは恐ろしいもの。1982年に戻って「2000年にはハセガワからバルキリーが出るんだぜ」と声高に宣伝しても誰も信じてくれないでしょうね。
 1/72のノーマルファイターというのは、当時は結局発売されなかったわけで、そういう意味でも貴重。劇場版のA型も出ていませんのでこれまた貴重。数多の「三十路モデラー」が買いあさるというのはうなづけることです。
 で、肝心の出来栄えはというと、繊細なディテール。それでいてアニメメカとしてのバルキリーのツボはきちんと押さえた作り。可変翼機の製作上のネックである主翼は後ハメ式。その他各部も概ねブロックごとに組み立てておいて、塗装後最終組み立て可能。脚もかっちりと組み上がるので、あとは尾翼と安定翼の接合にだけ気を配れば、1/72戦闘機キットとしてはかなり楽な部類と言って良いでしょう。雲上は尾翼と安定翼は0.3mmの真鍮線で繋いでいます。これなら接着剤不要の塗装後組み立てが可能になります。
#話題になったキャノピーのパーティングラインについては、あって当然なので消すのもこれまた当然の成り行きかと。もっとも、いつからバルキリーはバブルキャノピーになったんだという話はありますが(^^;

 この角度からの撮影はJ型でやってこそ意義があるような気もしますが(^^; キャノピーのオーバーハングがはっきり判ると思います。いや、マクロレンズなので多少デフォルメはかかってますが。
 カラーレシピの方ですが、本体の白は、まずC305制空迷彩グレーを全体に吹いて(表面状態の確認と透け防止。成型が良い分プラが薄いので必須です)から、C1ホワイト。塗装指定はC316インシグニアホワイトなんですが、イメージ的にピュアホワイトの方が近いので。尾翼と安定翼は、赤がC327レッド(サンダーバーズレッド)、黒はC92セミグロズブラックにC305を少々落としたブラックグレー。排気管はC8シルバー+C40ジャーマングレー。カリカリにツヤが消えてなかなか気持ち良いです。脚柱&脚収納庫は下地なしのC1ホワイト。メカ部のグレーは下地のC305を残したものです。コクピット内は基本的にジャーマングレー。ミラー面はシルバー、シートのクッションは赤を塗ってますが、これらは出所不明です(笑) ちなみに機首、主翼、胴体のストライプはデカールにしました。

 後半部分。尾翼の所属艦標記は「ARMD-1」を選びました。指定ではSDF-1なんですが、バルキリー隊そのものはアームド1から発着艦するし、おそらく格納庫もアームド1内にあるだろうと思われますので。後のマクロス7などでの扱いも考え合わせると、一体になっているとはいえ、やはりマクロスを旗艦とする艦隊と見た方が良いかな、と。HJ誌の作例みたいに二重標記しても良いんですが。
 もう一点、今回ハセガワに逆らってるのがガンポッド。ファイター形態で「U.N.SPACY」の標記が天地正向きになるように指定されていますが、往年のファンとしてはやはり、ファイター時は天地逆にするのが王道かと(笑) そもそも主たる標記はエンジンナセルにあるわけですから、この方が理にかなってる気がします。

 航空ショーなんかでこういう写真を撮られる方もおられるのでは。インテーク内には大気圏外用シャッター(兼可変ランプ、かな?)、その奥にはコンプレッサーファンが再現されてます。で、ビームガンターレット(バトロイドの頭)、ガンポッドの3連銃身(二つしか見えませんけど)などが確認出来るかと思います。あと、今回はトバしたんですが、前脚と主脚のフロントカバーには、着陸灯と誘導灯がクリアパーツでつくようになっています。



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