「YF-19」 ハセガワ製1/72スケールプラスチックモデルキット \2400
OVA「マクロスプラス」の主役機(2機中の1機ですが)、YF-19。VF-1バリエーションの展開が全て終わったらそこでハセガワの挑戦も終わりかと思われましたが、無事後継可変戦闘機も発売されました。VF-1でのユーザーの声を受けて、パーツ数を減じて更に組み易くした上で、しかもディテールの繊細さはそのまま。問題は機体の知名度がVF-1に比して低いことぐらいでしょうか・・・


VFいつものアングル。特徴は何と言っても前進翼ですね。実際にもアメリカのグラマンX-29やロシアのスホーイS-39ベルクトなどで実験されていますが、元々は高速機において、翼面衝撃波を緩和する為の策。後退翼でも衝撃波の緩和効果は同じですが、後退翼が翼端から失速を起こして制御できなくなるのに比べ付け根側から失速が起きるため、旋回性・機動性がより高いのが特徴になります。その反面、翼の捩れが増幅されるのでより剛性を向上させる必要があるほか安定性に欠き、X-29では機載コンピューターでの動翼制御を常に行うことでようやく安定飛行が出来るとか。「マクロスプラス」でもそんな設定がされており、その性能を全て引き出すには高度なパイロットの技量を要し、また機体の求めるスキルを持たない操縦者には、通常の操縦すら困難とされています。

機首周り。菱形の穴はハセガワはセンサーと解釈して、クリアパーツを入れるようにしていますが、河森正治氏によればボーテックス・フロー・コントローラー(VFC)なんだそうで。ここから空気を吹き出すことで、機体全体の揚力をコントロールする装置であって、スラスターとも違うもの。宇宙に出てしまえば必要ないと言うか、その場合それこそスラスターとして機能しそうなもんですが。キャノピーが巨大なので、コクピットはある程度の作りこみを要求されます。

後ろから。機体色はオリジナル。新星インダストリーの施したデモ塗装で、旧アメリカ海軍のアクロバットチーム「ブルーエンジェルス」を意識した塗装。「マクロス7」のVF-19Fブレイザーバルキリーが後に採用したパターンといったところでしょうか。「モデルグラフィックス」誌2002年6月号で、4号機と6号機がそれぞれF-18ホーネットの試作機塗装を纏っていましたので、それなら5号機ってことにしておこうかな、とか思います。ちなみに1号機は2回めの試験飛行で大破、2号機がイサム・ダイソンの乗った機体で3号機は構造試験用の機体だとか。

VF-1Aと2ショット。VF-1に比べてメカニカル感が薄いですが、設定上で30年空いている開発時期の差が表現されていると見るべきでしょうね。カラーレシピですが、まず機体全体をC305グレーで塗ってからベースホワイトで下地を作ります。青はC322フタロシアニンブルーの上からブルーパールを重ねて、更にクリアコートしたもの。黄色は通常のイエローの上に蛍光イエローを重ねてクリアコート。インテークや足回りの白はベースホワイトをマスキングで残したもの。タイヤはタイヤブラック。排気管のグレーはツヤ有りの黒の上からホワイトパールを重ねたもの。コクピット内はC308グレーとジャーマングレーで塗り分けて、シートクッションのみツヤ消しの赤。キャノピーフレームもジャーマングレー。機首横のセンサーは裏からシルバーを塗って、表面をクリアレッドで塗ってあります。



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