「YF−21」 ハセガワ製1/72スケールプラスチックモデルキット \2400
ハセガワ、マクロスシリーズの第三弾(機種別で、ですよ)キットは、「マクロスプラス」より先に発売されたYF-19のライバル機、YF-21。ゼントラーディの技術を多く取り入れ、また思考コントロールを導入することで、YF-19とは別方向のアプローチからの高パフォーマンスを誇る機体。そういえば主翼はモーフィング変形するんでしたっけ。YF-19が元ネタ機体が不明(前進翼だけ見ればグラマンX-29?)なのに対し、こちらは米軍の主力戦闘機の座をロッキード・マーチンF/A-22ラプターと争って敗れたノースロップ/マクダネル・ダグラス(当時)のYF-23の形状を踏まえています。
今も米空軍では現実に競争試作というのは行われていて、先述の次期主力戦闘機のYF-22とYF-23(YF-22が勝利、F/A-22ラプターとして採用)の後、つい最近まで支援戦闘機がボーイングX-32とロッキード・マーチンX-35の間で争われ、X-35がF-35として採用されることが決まったばかりですね。冷戦の頃はもっと派手な開発競争がされており、ジェネラル・ダイナミクス(現ロッキード・マーチン)YF-16とノースロップ(現ノースロップ・グラマン)YF-17の競争(YF-16が勝利、F-16ファイティングファルコンとして4000機以上の生産を数えるも、YF-17に海軍が着目、マクダネル・ダグラス(現ボーイング)に改めてF-18ホーネットとして量産を指令。こちらも改装型のF-18E/F型までの生産に至る)では派手な塗装のデモ機を両者とも飛ばしていました。たぶんそのあたりが「マクロスプラス」の物語の下敷きなのでしょう。
後姿。キットはハセガワのマクロスシリーズとして十分な作りやすさとを備えています。ただしVF-1やYF-19ほど単純なブロック構造ではないので、塗装時の支持と最終結合にちょっと気配りが必要です。雲上は機首と胴体は最後に結合することとして、機首は結合面の開放部に両面テープつきランナーを貼り付けて支持、胴体は主翼まで組み付けてドーサルスパインの機首結合面に真鍮線を突っ込んで強引に支えてみました。って、文章にするとわかりにくいですね。
塗装はYF-19を青に塗ったこともあって、アニメに登場するガルド機の濃青は回避。悩んだあげくステルス機のイメージから黒塗装に。とはいえやはり脳内設定はデモ機なので、黄色ストライプはそのまま使用。ただしニューエドワーズでのデモではないこととするために、一部の指定デカールを別のものに貼り替えています。インテークと排気管部の銀色はJR(国鉄?)の機関車のうち、天皇陛下ほか皇族方のご乗用列車牽引の際に施される「お召し整備」で用いられる「銀さし」のイメージで。実用においてどうなるかは敢えて無視してます。
尾翼アップ。指定の「NEWEDWARS TFC」のデカールは使わず、おまけデカールから型式名を入れてます。まだまだ塗装面が荒いですね。ツヤ有り塗装はもっと上を目指す必要があると感じます。目指せ鏡面。ホコリついてるし・・・
使用色は、透け防止にまずグレー(C305)、その上から黒はまず下地に普通のブラックを塗って、その上から特色のスーパーブラック、さらにデカール貼付の後クリアコート。インテークと排気管の銀はブラック下地にスーパーメタリックカラーのクロームシルバー。排気管偏向ベーンは普通のシルバー。脚柱と脚庫内はフラットホワイト、タイヤはタイヤブラック、オレオの銀はエナメルのクロームシルバー。コクピット内は317番のグレー。この機体は殆どコクピット見えないので無理に塗らなくてもいいぐらいですが(笑 黄色のストライプはデカール。シルクスクリーン印刷の威力か、黒に貼っても下地透けが起きません。もっともこれはマクロスシリーズだけの話で、通常のスケールモデル用のデカールはシルクでも透けて大変なんですけどねぇ、ハセガワさん。
コクピット付近。えーと・・・アンテナを忘れてます。ちなみにアンテナもクロームシルバーで塗ってはあるんですが、取り付けしないうちに撮影しちゃいまして・・・ただ、あのシャア専用みたいなアンテナはちょっと好きじゃないのも事実でして。あ、黄色ストライプ内のレターもニューエドワーズではなく「OMEGA−1」(←YF-21のコードネームですね)にしてあります。
しかし、色を決定した時はもちろん、完成してからもblogで指摘されるまでまったく意識してなかったんですが、こりゃ「宇宙戦艦ヤマト」の宇宙戦闘機「ブラックタイガー」ですよね(笑 ニューエドワーズからのデータによって地球で生産されたデモ機で、主に日本人テストパイロット、加藤三郎大尉が乗っていたてな設定はどうでしょう。「PL S.KATOH」とかなデカール作りたくなっちゃいますが。