<土取家>
土取家は、私と妻と可愛い娘の3人です。
東京から妻の実家である秋間梅林に引越してきたのは、平成14年4月です。
嫁さんの両親が生れる前から農家だったそうです。
もともと私は、東京生れの東京育ちです。実家の三鷹から、高校は山梨県の上野原町、大学は千葉県習志野市までそれぞれ1時間40分かけて通っていました。
昭和59年共立建設株式会社に就職し、建設現場管理、技術開発研究室で仕事を続けてきました。平成9年共立建設時代の同期入社の親友から誘われて、彼の奥さんの実家である株式会社梅村工務店に転職しました。最近テレビ番組で取り上げられる設計事務所の設計によるモダン住宅の現場管理やリフォームの設計管理などをしていました。
平成14年に妻の実家両親も高齢で、畑を継ぐものがいなかったので、畑違いの農業ですが40歳を転機に飛び込んできました。


<秋間梅林に思うこと>
梅は、5月〜7月に収穫しますが1年に一度の収穫です。収穫までには、草刈をし、肥料をあげ、剪定を行うなど収穫までに大変な労力だと思います。
昔は、どの家庭でも八百屋で生梅を買ってきて梅干や梅酒を作っていましたが、今では、スーパーやコンビニで梅干や缶チューハイを買ってくるものになってしまいました。
昨今は、中国で梅を生産し、加工までして日本のスーパーの店頭に並ぶようになり、現在梅干の国内自給率は50%になっているようです。
ここ数年生梅の値段が下がり、ピークのときの1/5〜1/10です。よく梅農家皆さんは生活できるなと思う今日この頃です。
後継者問題は、秋間梅林でも同じく、「あと5年もしたらみんな75以上の年齢になり梅も取れなくなってしまう」と両親が嘆いています。大変な問題です。
なぜ農業の担い手が育たないか。
梅農家に関しては、一番は収入でしょう。サラリーマン平均年収の半分以下ではないでしょうか。梅の収穫時以外は、他の農作物を作るか梅干しを作るかなどの副業を行わなくてはなりません。それを足してもサラリーマンに追いつきません。
二番は重労働でしょう。収穫、草刈、肥料あげ、剪定など広い畑で朝早くから遅くまで仕事をします。
三番は休みが不定期。梅の収穫時期になれば日曜日などありません。その他の時期でも雨が降れば、なかなか畑にはいけません。
共立建設時代に労働組合の執行委員をしていました。よく会社側と賃金交渉や待遇改善交渉などをしてきましたが、サラリーマンも大変ですが、農家はそれ以上に大変かもしれませんね。