陰からマモル/阿智太郎/MF文庫J
 今まで電撃一筋だった阿知さんがいきなりMF文庫Jから本を出して驚いたという人も多いのではないでしょうか? かくいう自分もMF文庫Jの新刊情報で最初見たときはちょっとびっくりしました。
 忍者ものということで、電撃でシリーズ刊行中の忍2ニンジャとどう違うのかとみて見たら、忍2ニンジャはヒロインがくのいちでしたが、陰からマモルは主人公がニンジャでした。
 主人公は実にしょーもない経緯で出来た掟に従って先祖代々おとなりを守りつづける忍者一家の長男マモル。普段はだめだめだめ男のふりをしているけど、いざヒロインに危機が迫れば人知れず忍者装束になってこっそりきっちりボディガード。きめ台詞の「お隣を、守りつづけて400年!」「陰に名などない」は、かっこよさ20%、間抜けさ80%、インパクト抜群です。
 表紙絵を見ると、ヒロインが萌え系美少女なラブコメなのかと思われそうですが、意外や意外、コメディはいつもの阿智太郎節ばりばり全開ですが、ラブコメ部分はあまり顔を出してきません。ヒロインのおぽんち加減が歴代阿智キャラの中でもトップクラスなせいでしょうか。扉絵のヒロインイラストにあるのーてんきスマイルがいろいろ物語ってくれます。
 まあ、結論を出せば「やっぱりいつもの阿智太郎作品だった」で締めくくってまったく問題ないです。いつも通り、かるーく読めて、さくっと楽しめるスーパーライト級エンターテイメントとなってます。

おすすめ度 ★★★☆

2003年08月05日 19時45分24秒
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