コラム〜リンクの話〜

 最近、まともに文章かいてないのでなんか日本語が壊れてきてるような気がする。とりあえず、なんか思いついた事をさらさらと文章にして、さび付いた文章感をなんとかしよう。そんなこんなで、ホンキホンネ、久々に復活です。

 というわけで、本日のお題は産経のリンクの話。

 まあ、詳しい話は参考リンクでも見てもらうとして(二次リンクで不親切かなと思いますが、文章書くのが目的なのでご勘弁願います)簡単な要約を。

 そもそも事の始まりは、産経新聞のとあるお偉いさんが「著作権違反だから、うちの記事にリンクを張るときは許可をとれ」といくつかのサイト管理者にメールしたのが発端。
 憶測まじりでいろいろ情報が飛んでたりしますが、とりあえずリンクすること自体が著作権違反になるかというと、きっぱり「んな訳ないだろうタコ」と断言できちゃったりするわけで、2chやスラッシュドットといったコミュニティサイトはもちろん、個人のニュースサイトやWeb日記等などでもばしばし断言されまくってます。

#いや、例外はあるんですけどね。フレーム使って自分のサイト(著作物)に見せかけるとか、そういうのはダメだそうで。

 この件、何が間抜けかって、「おそらく産経側になんの利益にもなってない」かつ「こうなることが容易に予測可能だった」りすること。ネットの影響力を甘く見ていたとか、裏目に出てしまった、なんて逸話はそこいらにごろごろ転がっているのですが、この件に関しては生易しいものではないです。間違った著作権を根拠に理不尽に近い警告メールを、かなり高位の責任者の名前で送りつけるなんて、うっかりにもほどがあります。

 まあ、そのへんのうっかりさ具合は、各所で十二分に議論されてると思うので割愛します。今回ネタにするのは、ニュースサイトのあり方に付いて。
 細かい原因までははかりかねますが、少なくとも、今回の件でメールを送るにあたり産経の一部の方が、各記事に対して直接リンクされることが好ましい状況ではない、と判断したところまでは間違いないでしょう。
(何がどう好ましくないのか、というところまではさすがにはかりかねます。大方の意見では広告バナーの関係だろうという意見が大勢を占めてるようです)

 ここで疑問なのが、各記事へのリンクを禁止した場合、具体的にどういう影響をがあるのかという点。
 リンクに含まれているデータは、URLだけです。URLとはその記事がどこに書かれているかという、Web上の住所データです。では、実際の新聞で記事の書いてある場所を教えられないとしたら……。

    A:「なあ、リンク禁止メール事件って、あれからどうなったか知ってる?」
    B:「ああ、それなら新聞に詳しい事が書いてあったよ」
    A:「へー。……新聞買ってきたけど、一面には載ってないな。それってどこに載ってたんだ?」
    B:「ごめん、それは言えないんだ。上から順番に探せば見つかるから悪いけど自力で探してくれよ」
    A:「なんでだよ。教えてくれたっていいじゃないか」
    B:「新聞社が、記事の書いてある場所を教えたらダメ、って言ってるんだ」
 ううむ、自分で書いててなんですが、こりゃあ不便云々以前に理不尽だ。まあ、実際の新聞に置き換えること自体に多少無理があるんですが、各記事へのリンクを禁止するのは、おおむねこういうことだと思ってよいです。要するに、人に調べてもらうのを禁止されるようなものです。
 それでも、新聞一日分程度の情報量なら不便を感じる程度で済みますが、これがもし年鑑だったとしたら……。よほど優れた索引でもない限り、はっきり言って使い物になりません。
 Webは年鑑なんて比べ物にならないほどの大量の情報が無秩序に転がっている場所です。そんな場所をいつもいつも何のあてもなく彷徨わなければ欲しい情報が手に入らないとしたら、それは嫌がらせ以外の何者でもありません。Webをより使い良い場所にするためにも、リンクは整備されて欲しいものです。

参考リンク

  • 産経新聞社が「無断リンク」に警告(スラッシュドットジャパン)
  • 産経新聞法務部:記事への直リンク禁止はあくまで要望(スラッシュドットジャパン)
  • CRIC Q&A「無断でリンクを張ることは著作権侵害となるでしょうか」
  • 2003.3.18更新



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