まんだらけのHPの目安箱に書き込まれた「以前から同様の事件があったと書かれておられますが、それらに対して何らかの対策を行なっておられたのでしょうか?」という問に対するまんだらけの弁を全文引用したいと思います。(リンク先が流れてしまいそうなので全文引用します)
もう何年も前ですが、ある出来事(やはり流失原稿の件です)があり大きな団体(漫画家の方達の)と約束を交わしました。
それはその団体の方達の原稿がまんだらけに持ち込まれた場合は、その団体に連絡するというものでした。
細かい経緯は色々あったのですが、とにかくそういう事で協力する事にしたのです。
そしてすぐにその団体に所属する漫画家さんの原稿がまんだらけに持ち込まれました。
お約束どおり即その団体に連絡を入れましたが、
「分かりました」
のお電話のみで、それから何日もほったらかしでした。
持ち込まれたお客様には、
「ちょっとだけお待ち下さい」
とのお願いをしていた手前本当に申し訳なく、こうした対応ではお客様にご迷惑をかけるばかりでなく、お店の信用にもかかわるという事で、その後その団体とのお約束は立ち消えになってしまいました。
まんだらけに商品を持ち込まれるお客様のほとんどは「善意のお客様」です(こういう言い方はあまり好きではないのですが)。
そのお客様を故もなくお待たせする事はとても出来ない事でしたし、それが盗品だった場合は、とっくにその犯人は逃げてしまい、二度と姿を現さないでしょう。
結局その原稿の消息は分からない(団体側のお答えです)ということになり、
お客様も
「もうういいです」
という事になってしまいました。
尻切れトンボに見えますが、(問に対する回答としては)これで全文です。ぱっと見ただけなら説得力がありそうに見えますが、少し読めば、矛盾だらけである事がわかります。
「こうした対応ではお客様にご迷惑をかけるばかりでなく、お店の信用にもかかわるという事で、その後その団体とのお約束は立ち消えになってしまいました。」
論理的に考えて「もうういいです」という事になったのではなくて、まんだらけの一存で勝手にうやむやにしたんだろう、という風にしか受け取れません。「立ち消えになった」なんて書かれ方すると、知らない人が見たらまんがジャパン側も了承の上でそうなった、と読めない事もないかもしれませんが、取り決めが無効になった事についてまんがジャパン側の意向や対応については何も書かれていない上、まんがジャパン側は「そんな連絡は受けていない」と公式に表明しています。
「お客様を故もなくお待たせする事はとても出来ない事でした」
って、「確認するという取り決めになっている」というりっぱな理由がある以上、故もなくという表現は誇張、というか明確に嘘。客の考える理由、と解釈すると必ずしも嘘ではなくなりますが、客のに対して確認の取り決めが故なき事がどうかは、客の意識の問題ですのでまんだらけが一般的解釈として主張することに無理があります。
「お約束どおり即その団体に連絡を入れましたが(以下略)」
この部分もこれだけでは詳細不明すぎてなんとも。「何日もほったらかしでした」というのは、確認を取るのに数日かかっていたのか、それとも手違いで話が行っていなかったのか、まんがジャパン側の受け入れ体制が整っていなかったのでてまどっていたのか……いろいろ可能性は考えられます。そして、そう言う事情がはしょられているのは、単に事情が込み入っていて説明が難しいのか、まんがジャパン側の事情をまんだらけですら把握していないだけなのか、好き勝手してたのをごまかすために意図的にぼかして書いてるのか、どちらにせよこれだけでは説明不足で有効な回答にはなってません。
「それが盗品だった場合は、とっくにその犯人は逃げてしまい、二度と姿を現さないでしょう。」
これにいたっては明らかに論理のすり替えです。漫画家側が求めているのは、不正に流出した原稿を取り戻す事であって、警察の仕事である犯人追求は二の次です。それに、たとえ犯人が逃げたとしても、あとから判明した事をすぐに警察に連絡すればが捕まる可能性は格段に高くなるはずなので、そもそも言い訳になっていません。
「もうういいです」
という事になってしまいました。
この発言は、品を持ち込んだお客のものです。もちろん、お客はまんがジャパンとの取り決めにそんな口出しをすることは出来ませんから、これは「持ち込んだ品を買い取ってもらうのはやめます」という意味になります。「まんがジャパンとの取り決めがもういいです、という事になった」わけではありません。
この取り決め立ち消えの件は、まんだらけ側の主張を最大限好意的に解釈したとしても「一回は連絡してみてわかったけど、まんがジャパンからの確認を待ってから買取業務をするのは事実上不可能なので連絡しないことにした。まんがジャパンにその話が通っているかどうかという確認はしていない」とゆー感じの経緯に見えてしまいます。この時点ですでに一方的すぎる論理だと言わざるを得ません。