1996.5.19 姫路労働会館にて
滝十三郎
人間の闇ガード。闇ガードとは対妖怪を専門としたボディガードのことらしい。たしか菊池秀行だかの小説にそう言うのがあったと思うが。彼は弱い。何でかなあ?と思い、後でキャラシを見返してみたところ弱点なし、癖なしで280CPしかなかった。それでも記憶力1や妖怪知識などを持っており、どこぞの校長先生のように化け物じみた戦闘能力はないが充分有能である。ただ、プレイヤーがルールに不案内だったのがまずかった。イラストはかっちょえかったのだが。
島内吉樹
木霊妖怪。「三代目」島内吉樹、吉樹三世である。能力的には初代とほぼ同じで体力50で四回攻撃を仕掛けてくる。所持技能も4つしかない。完全戦闘キャラである。彼は強い。何でかなあ?と思い、後でキャラシを見返してみたところ弱点制限を80ほどオーバーしていた。うーむ、「基本特徴の削りは弱点とみなす」ルールは第五回から採用したルールだったから、すっかり見落としていた。それにしても、大味な妖怪である。なにがって、性格が。
デュラリック木内
今回のイロモノ双璧の片割れ、ボディビル超兄貴妖怪。人間時はボディビルダーとして生活しているらしい。なにかあるたびにボディビルなポーズを取る。はっきり言って変態である。妖術で、「マッスルポージング」などという威力レベル10の破壊光線を持っている。思わず「ドイツ、ドイツ、ドイツ、ジャーマン…」と歌いたくなるくらいメサイヤな技である。体力50の鉤爪2LVも恐い。キャラシの隅に「目多立苦」などと書かれている。芸が細かい。
レオンクラスター/シェリフ
前回はスーパー○ボット大戦(伏せ字になってない)のF90V妖怪だったが、今回はサイバーナイト(角川で山本弘なので伏せ字なし)のモジュール妖怪である。これで身長が人間並みでも違和感はなくなった。かな?人間時はフリーターである。先代からの例にもれず、完全戦闘妖怪である。じつは、第一回のパワードスーツ妖怪から数えれば、吉樹と同じく三代目で、やっていることはほとんど同じである。
トレビアーン豆吉
木内と双璧をなすイロモノ、プラズマ妖怪。どこかの大学教授の一方的な思いこみから生まれた、という話だが説得力まるでなしである。別にイロモノを否定する気はないがそれなりに常識というものを働かせてほしい。例によって財産どん底だし、人間の顔はなきに等しい。そのかわり、妖術にサルのようにCPをつぎ込んで威力レベル9の雷撃だの、25の妖力感知だの、もうめちゃくちゃ。ちなみに、幽体と透明化に頼り切って防護点なしの生命力8、追加40。
草薙明日香
人間の女の子で聖ネルフ学園高等部の生徒会副会長つとめる記憶力2レベルで誠実な才女。つまり、女子高生。しかも、25CPの超美人で前回出てきたアイドルなんかよりかわいい。しかしてその実体は…。勝ち気で守銭奴でけちんぼで重度のゴキブリ恐怖症で御子神に熱狂している格ゲー大好きの魔法使いである。追加疲労とか、スタミナとか見慣れない特徴も持っているが、特殊な背景にちゃんとCPをつぎ込んでいるあたりはさすが。イラストがかわいくてグッド。
ミサト先生
今回はNPCらしいNPCはいない。正直言って彼女もさわり程度にしか出てこない。何でかって言うと、シナリオをほとんど準備してなかったからなのさ。
ファンタジーゾーン
妖魔世界のとあるテーマパークに導入されたファンタジー世界を舞台にした大型体感ゲームがプログラマーとプレイヤーの思い入れで妖怪化したもの。ゲーム内容はD&Dをギャラクシアン3の匡体でダークエッジしているとでも思ってください。
GM:それじゃあ始めようと思います。舞台は高校から始まります。実は、ゴールデンウィークに遠足に行って来ました。
吉樹:遠足とはまた風流な。
GM:クラスごとに目的地はバラバラなんですが、どこに行って来ましたか?
明日香:歩いて奈良まで(笑)動物園とか。
豆吉:姫路城でええわ。
GM:高校生の遠足だよ?
明日香:震災後の神戸とか。
GM:ちなみに、一番人気は最近リニューアルオープンされた某近所の遊園地。
豆吉:じゃあ、俺カンボジア(←修学旅行でもそんなところには行かんと思うが)
GM:とゆうわけでゴールデンウィークも過ぎて授業が再開された訳なんですが、ネルフ学園はもともとキリスト系の学校なので宗教関係の授業があります。
吉樹:初めて知った。
明日香:プロテスタント?カトリック?
GM:どっちでもお好きな方を。元々さぼって出てこない奴も多いのですが、
吉樹:はーい。
豆吉:まじめに出てる。
GM:今回はクラス単位でさぼりが出ているのです。というわけで問題になっているのですが。
吉樹:いいんじゃないすか?全員で仏教に鞍替えしたとか。
GM:いや、キャラクターは知らないけど、さぼったクラスというのがいずれも某遊園地に遠足に行ったクラスなんですな。
吉樹:ほほーう。
GM:この遊園地は「JET」という会社が…。
吉樹:JET?
GM:日本電子テクノロジー。この会社がバックアップしてるんですが、その目玉アトラクションが「ファンタジーゾーン」というバーチャルリアリティ感覚でファンタジー世界が体験できてしまうアクションゲーム。
明日香:何かシューティングみたいな名前やけどな。
豆吉:とりあえず、「ジャックイン」で、JETのコンピューターにハッキング。
GM:この話は、まだ君は知らないんですが。
豆吉:え?おれ、ここの学生やで?
明日香:外見年齢40歳で?
豆吉:高校は義務教育じゃないから40歳でもいけるはず。
GM:ちょっと無理がありますね。手品師(のフリ)やってるんでしょ?学生しながらは無理ですよ。
豆吉:夜だけ働けば…。収入なしでも生きていけるし。
GM:学費は誰が納めるんですか?
豆吉:奨学金。
GM:奨学金って、身元とか、家族収入とかの証明がいるんですが。偽物の戸籍でしょ?
明日香:財産とってないやん。
GM:あと、奨学金だけでは学費は払えませんが。
明日香:それに、そうするんやったら、財産CPがいるで。使ったお金も財産に入るんやから。
GM:財産どん底である時点で学生は無理です。
吉樹:一応、俺でも赤貧まであげてるんやから。
こういう無意味な問答に時間をさくのは避けたいんですが、Oさん。有利不利だけでキャラを見てるから…。
GM:集団で授業をボイコットするなんて、見逃せませんね。生徒会副会長としては。
吉樹:知ったこっちゃない(ミサト先生:そりゃあんたはそうでしょーよ)
GM:先生方が出るように説得したところ、頭のいい奴は宗教の自由がどうのこうのとほざくんですが、神様なんて嫌いだ、とか非理性的な答えも返ってきます。
木内:いいなじゃないかな、日本人的で。
GM/ミサト先生:(吉樹を呼び出して)というわけで、妖怪がらみの可能性があるから調査してほしいのよ。
吉樹:ええー?
GM/ミサト先生:バイト料はずんであげるから。
吉樹:よっしゃーぁ!所詮は守銭奴。
GM/ミサト先生:とりあえず、原因を突き止めたら五千円とこね。解決したら、やり方によるけどさらに考えるわよ。
吉樹:五千円すか?じゃ、ネットワークにでも話を持っていきますか。
GM:いきなり?分け前が減りますよ。
吉樹:どうせ五千円くらいやったらただでいいって言う連中ばっかりやろ。
GM:というわけで、ネットワークに持ってきました。
十三郎:僕って、ネットワークにはいってる?
GM:人間だから、入ってないでしょうね。ネットワークと接触する理由を考えてください。
十三郎:社長からの依頼が来ちゃったってかんじ。
GM:じゃあ、君のスポンサーはJETの社長ということににしましょう。
レオン:じゃあ、さっそく遊園地に行きましょうか。
GM:まだそのことは知りませんよ。まず学校で調査を開始してほしいんですが。
吉樹:先生たちに聞き込み。ミサト先生に頼んでおこう。
GM:(そうきたか、これじゃ明日香とのからみが…)なんて聞くの?
吉樹:いつからおかしくなったか。
GM/ミサト先生:ゴールデンウィークの後からみたいね。
吉樹:と、いうことは、遠足でどこに行ったか。
GM/ミサト先生:えーと、(調べる)!こ、これは?みんなあの遊園地に行ったクラスじゃないの。
吉樹:全部ですか?
GM/ミサト先生:そうみたいね。でも、行ったけどさぼってない子もいるわよ。ほんの少しだけど。
吉樹:何かあったんでしょう。そこから調べてみないと、というわけで必要経費を…。
GM:ミサト先生は「ちょっと待ってなさい」といって経理課の方に入っていきます。
吉樹:(いやーな予感)
GM/ミサト先生:でないって。
吉樹:そ、そんなこと言われても…。先生、出してくださいよ。
GM/ミサト先生:遊園地ぐらい1200円ぐらいで入れるでしょう?
吉樹:妖怪にはつらいんすよ、それでも(泣)そうや、前回の変身に八秒かかる妖怪はどこに行った?
GM:いるかなー?(コロコロ)今コンサートツアーに行ってていません。
吉樹:だぁー!
GM:生徒会副会長さんも、この事態は見過ごせないと感じています。風紀委員の奴までボイコットしてるんだから。
明日香:遠足に行ったのは共通してるの?
GM:してます。誠実なあなたは独自に調査を開始します。ネットワークとは別に。
明日香:でも、遊園地の前で財布見ながらうろうろしてんねな(彼女は守銭奴でけちんぼなのだ)
GM:というわけで、みんなは遊園地に向かいます。で、十三郎さん。
十三郎:はい。やっと出番だぜ。
GM:君の場合は、どうしよう?
十三郎:社長に頼まれて…。
GM:なぜ遊園地に?
十三郎:う、…社長は何でも知ってるんだよぅ。
GM:じゃあ、視察に来た社長を護衛していることにしましょう。
吉樹:ぬいぐるみショーとかのバイトはありませんか?
GM:(コロコロ)一人だけ、空きがありますね。
木内:プロテイン代をかせがにゃ。それ、やらせてくれ。
GM:というわけで、みなさんはいま、遊園地の入り口にいます。
豆吉:妖力感知(コロコロ)成功。
GM:範囲は?
豆吉:25レベルやから、20で100キロの…
GM:半径3200キロだね。日本中の妖怪が感知できるね。
豆吉:いや、遊園地内に範囲を絞る。
GM:じゃあ、都合10回判定してください。
豆吉:(コロコロコロコロ…)全部成功。
GM:遊園地内にこの場にいるやつを除いて6体いますね。
豆吉:どの辺にいる?
GM:メリーゴーランドに一つ、お化け屋敷に一つ、ミラーハウスに一つ、コーヒーカップに一つ、で観覧車、最後が大広場。
豆吉:弱点は?
GM:(げ、そんなデータ用意してないぞ)えーと、特に弱点らしい弱点はないですね。
吉樹:よし、自腹切って中に入って、植物さんに話を聞こう。
GM:植物って知力3だけど?
明日香:ただで入ろうと思えば、入れるんやけど誠実がゆるさへんし、金払おうにもけちんぼやし。
GM:(意志判定しろよ。君は知力17なんだから)そこいらの男におごってもらえば?超美人だから、二つ返事でOKするよ。
明日香:それは、熱狂/御子神がゆるさへん。
しかし、結局は吉樹におごってもらうと言うことになった。なんだかなあ。
吉樹:遊園地で一番大きい木は?
GM:遊園地の周囲にある植え込みの木が一番大きいですね。同じ大きさのがずらっと並んでますね。
吉樹:そいつらに聞くか。「なにか変わったことはなかったか?」
GM:木いわく「別にないけど」
吉樹:あったら覚えててね。
豆吉:みんなどこにいんの?
GM:君は単独行動してていいですよ。どうせみんなには見えないんだし。
豆吉:メリーゴーランドのところに行く。で、オーラ視覚。
GM:全体がオーラを放っています(付喪神だからな)
豆吉:昼間に来るべきじゃなかったかな。
レオン:夜までおればいい。
豆吉:夜までいよか。
GM:夜にもう一回来るというこですか?
吉樹:目立たないところに人払いの結界を張って夜まで待つ。
木内:俺は夜になったら出なあかん。
吉樹:おまえは銅像のふりをしてればいい(笑)
GM:さて、十三郎さんですが、社長といっしょにいろいろなアトラクションを視察していると、怪しいきぐるみや…。
木内:隙間から筋肉が…(笑)
GM:ある場所に行こうとすると、違和感を感じるんです。
十三郎:??
GM:人払いの威力レベルは?
吉樹:8。
GM:じゃあ、強靭精神で…。無理か、−8では。足が自然とある場所を避けていきますね。
十三郎:どの辺?
GM:遊園地の隅の方の林のあたり。社長が「どうしたのかね?」と聞いてくるが。
十三郎:いえ、なにか、違和感がして。
GM/社長:ふむ、気になるな。
吉樹:どきどき。
GM:他の人は、何をしていますか?
レオン:えっと、あれ、ファンタジーゾーンの方を探索。
明日香:私も。
GM:それじゃ、ゲーム技能で判定。
明日香:対戦格闘ゲーム技能が30で専門外だから6引いて24で判定(コロコロ)マイナス12成功。
GM:ダントツのハイスコアですね、それは(笑)
吉樹:それは何か景品が出るんすね。
GM:景品はぬいぐるみかな。どれがいいですか?ゴブリン、コボルト、オーク(笑)
木内:人が、一生懸命バイトしてるときに、楽しそうやな。
豆吉:暇やからジャックインしてプログラムにおかしいところがないか調べてみよう(コロコロ)普通に成功。
GM:特に変わったことはないね。と、そこで、十三郎と社長が入ってきます。十三郎は吉樹からただ者ではない気配を感じます。
十三郎:どうなるんでしょうか、私は。
GM:君は、怪しい人物(?)がいるのをいぶかしんでいます。社長には内緒です。
十三郎:内緒。
GM:別に社長にはなにも言わないが、闇の匂いがする。
十三郎:調べる。
GM:どうやって調べる?
十三郎:係員の人に聞いてみる。「ここには昔、なにかあったのか?」
GM:係員はリニューアルしてから配属されたのでよく知りません。「ここは、結構古くからある遊園地らしいですよ」
十三郎:工事箇所とかはわかりますか?
GM/係員:ほとんど全部じゃないですか?ジェットコースターなんかの体感系はあらかた作りなおしてたみたいでしたし。古そうなのっていったら、メリーゴーランドとか、後コーヒーカップも古そうに見えますけどね。
豆吉:JETのデータバンクに入り込んで、ここにむかし何があったかを調べます。
GM:元々あったのがメリーゴーランド、ミラーハウス、コーヒーカップ、観覧車とお化け屋敷。
豆吉:大広場は?
GM:そのまま大広場だったみたいですね。
豆吉:ファンタジーゾーンは?
GM:元々、遊園地の敷地じゃなかったみたいですよ。
豆吉:妙な噂とかは?
GM:コンピューターにそんなデータは記録されていません。
豆吉:電話線かなんか通って姫路の怪しい物好きのところに出る。
GM:そんなものはいない。
豆吉:じゃ、パソ通の恐い話のフォーラム。
GM:振ってください。
豆吉:(コロコロ)く。
GM:その目じゃ見つかりませんね。そろそろ時間を進めましょうか。夜になりました。
吉樹:人払いを解く。それから、豆吉が言ってた場所を回る。人払いをかけながら。まずメリーゴーランド。
GM:なんて話しかけるんですか?
吉樹:あのー、お聞きしたいことがあるんですけど。
GM:「何者じゃ?」
吉樹:ああ、姫路ネットワークの者なんですけど。
GM:「ああ、姫路城の。で、何用?」
吉樹:この遊園地で最近変わったことありませんでしたかねえ。
GM:「最近リニューアルされたが」
吉樹:いや、そういうことじゃなくて怪奇現象とか。
豆吉:新しい妖怪がやってきたとか。
吉樹:とりあえず、学校で起こったことを説明しよう。
GM:「そんなのは知らんな」
吉樹:そうですか。じゃあ、何か思い当たることがあったら教えてくださいね。
豆吉:お化け屋敷。どこが妖怪?
GM:全部。
レオン:同じようなことを聞く。
GM:話しかけると、ギイー、と扉が開きます。
吉樹:じゃ、入る。
豆吉:オーラの色は?感情とかわかるはず。
GM:特に変わったところはないです。
豆吉:悪意とか、抱いてない?
GM:特にそういうことはないみたいですね。
明日香:GM、警備員に頼んで、文化祭で使うから取材させてくださいと言って中に入れてもらう。
豆吉:夜やぞ、今。
明日香:いや、だから今、もっともらしい説明をやな…。言いくるめ(コロコロ)−5。
豆吉:どこがもっともらしいねん。
GM:警備員も知力で抵抗(コロコロ)あ、警備員、ばかですね。
明日香:やった、入れた。
GM/警備員:しょうがないな。でも、責任者として私も付いて行くからね。
吉樹:お化け屋敷の周りには人払いをかけておきます。
GM:じゃあ、お化け屋敷にはいるとぼんやりと前方に白い影が浮かび上がります。
吉樹:あー、お化け屋敷や。
豆吉:なあ、最近変なことなかった?
GM/お化け屋敷:シクシク、こわがってくれないんですか。
吉樹:仲間に対して驚くなんて失礼…。
豆吉:俺もよく幽霊と間違えられるし。
GM/お化け屋敷:これだから妖怪って嫌いだ。ブチブチブチ…。
吉樹:いや、そんなこと言われても…。
GM/お化け屋敷:せっかく雰囲気出そうと思って、扉を開けたのに。ブチブチブチ…。
吉樹:すいません、いっぺん出さしていただきます。みんな、出るんだ。もういっぺん始めからスタート。
GM:ドアは開きっぱなしです。
吉樹:一旦閉めて開くのを待つ。
GM:開きました。ギイー。
木内:驚いてポージング。「驚いたー!」
吉樹:な、なんだ、いきなり扉が開いたぞ。中に入ってみよう。
GM:前方には白い影が。
一同:うわあー(わざとらしく)
吉樹:で、いいでしょうか。
GM/お化け屋敷:君たち、からかってるだろ。
豆吉:かくかくしかじかで、最近変わったことなかった?
GM/お化け屋敷:かわったこと?知らないなあ。
豆吉:たとえば、ファンタジーゾーンがやばいとか、ファンタジーゾーンに妖怪がいるとか…。
吉樹:ファンタジーゾーンはむかしシューティングゲームやったとか(笑)
GM/お化け屋敷:そういう話は聞かないなあ。だって、僕なんか動けないし。
豆吉:他の妖怪がいたら、教えてくれる?
GM/お化け屋敷:えっとねえ、ここで一番キャリアが長いのがメリーゴーランド。
豆吉:メリーゴーランド、はじめに行ったけどダメだった。
GM/お化け屋敷:あの人が知らないんだったら、たぶん誰も知らない…。あ、でも…。
豆吉:(聞いてない)じゃ、次はミラーハウス、は何となく嫌やから大広場。
GM:誰もいませんね。
豆吉:オーラ視覚。
GM:反応なし。
豆吉:妖力感知。
GM:大広場に反応はないです。かわりに、アトラクションのぬいぐるみがしまってある場所から反応が。
吉樹:とりあえず、ミラーハウスに行ってみようか。
豆吉:じゃ、そうしよか。オーラ視覚。やっぱり全体が?
GM:そうです。
豆吉:かくかくしかじか。
GM:返事はありません。
豆吉:感情は?
GM:もどかしそうにしてます。
吉樹:そこらの雑草に聞いてみよう。「ミラーハウスってどうなってんだ?」
GM:「鏡でできてるに決まってる」
吉樹:いやいや、そうじゃなくて、妖怪だろ?
GM:「妖怪? なにそれ」
吉樹:あ、知らんのか。
豆吉:植物やもん。
木内:中に入ってポージング。「おおう、三面鏡よりすばらしいぃぃ!」
豆吉:は、さっきから黙ってるのはおまえのせいか?とりあえず中に入ろう。
GM:中に入ると、自分の姿が映るわけなんですが、鏡に映った自分の姿が独立して動き出します。
豆吉:話する?
GM:できます。「かわったこと? 俺は知らないけど、あいつなら、ピエロなら知ってるかもよ」
吉樹:ああ、ピエロね、ハイハイ。
豆吉:ひょっとして、ピエロってぬいぐるみ置き場においてない?
GM:「夜はそこにいるみたいだね」
豆吉:じゃあ、行ってみよう。
GM:ところで、十三郎さんはどうしてます?
十三郎:忍びこんだんだよ。
GM:いろんなところで、妙な気配がするんですが、明日香さんたちとはち合わせします。
明日香:わあお。
十三郎:僕は地下動力室の方に向かいます。
GM:そんなもんあると思う?遊園地に。
吉樹:地下にはないと思うな。
GM:変電所はあっても発電所はないと思うよ。
十三郎:あると思ったのにぃ!
GM:それじゃあ、十三郎と明日香に視覚判定してもらおうか。
十三郎:(コロコロ)成功。
明日香:(コロコロ)クリティカル。
GM:それじゃあ、明日香の方が先に怪しい人影を発見しますね。
明日香:警備員さん、あそこに人影がある。
十三郎:があー!
GM:見つかったようですね。
十三郎:げげ、どうしよう。
豆吉:おまえ、ほんまにプロ?
明日香:警備員さんが追いかけている間に「生命力感知」の呪文を唱える。
GM:探知系はこっちが振るよ(コロコロ)成功、したけど範囲魔法じゃ狭すぎて話にならないよ。
明日香:観覧車にかける。
GM:妖怪だった。終わり。十三郎はどうします?
十三郎:とりあえず、逃げます。
GM/警備員:誰だ!
明日香:敵感知。
GM:(コロコロ)反応なし。
十三郎:物陰に隠れて、後ろに回り込む。
GM:忍び技能で判定してください。
十三郎:(コロコロ)成功。
GM:警備員のおっちゃんが気づくかどうか(コロコロ)ばかですね、警備員のおっちゃん。目の前を通り過ぎようとしてます。
十三郎:その瞬間に後ろから。ガツンと。
GM:振ってください(格闘技能なしだよ、この人)
十三郎:(コロコロ)う。
GM:はずれ。警備員のおっちゃん、気づかずに走って行っちゃいました。
明日香:じゃあ、大広場に行こう。
GM:ああ、そしたら、妖怪軍団と同時の大広場につきます。ゲームの都合上。
明日香:恐怖判定かな(コロコロ)成功。
吉樹:うお、逃げろ。
GM:なぜ?
木内:ポージングでごまかすしかない。
GM:できるか。
吉樹:お化け屋敷に行くと面白いですよ。
明日香:いかへん、いかへん。
GM:どうでもいいが、お互いに存在は知っているのでは?(どうでもよくない)
豆吉:そうだった。じゃあ、気にせずピエロのところに向かおう。
GM:ピエロの部屋に着くと、実は先客がいるんです。
豆吉:へ?
GM:十三郎さんが警備員をまくために隠れているんです。
十三郎:すごいや、すごいや。
木内:あいてる。ふん!(ポージング)
GM:隠れていると、ドアを開けて誰かが入ってきましたね。全員視覚判定。
吉樹:(コロコロ)6成功。
GM:じゃあ、君が一番始めに人影を発見します。
吉樹:行け、豆吉。
豆吉:ラジャー。警備員の幻覚を作る。「こら、そこでなにをしている」
十三郎:銃を構えてます。
GM:警備員が入って来ましたよ。
十三郎:逃げる。
GM:逃げようとすると入り口にいる人たちとぶつかります。
十三郎:なんじゃ、てめえら。
木内:不意打ちでポージングだ。「俺の筋肉を見ろー!」
豆吉:さ、ピエロはどうなったかな。透明化した幽体やから奥に入っていこう。
十三郎:無視かい。
木内:おまえは俺の筋肉を見ていればいいのだー!
豆吉:ピエロいるか?
GM/ピエロ:何だよ、眠ってるのに邪魔すんなよ。
豆吉:かくかくしかじか。
GM/ピエロ:なにかあったとすれば、絶対ファンタジーゾーンなんじゃないか?話を聞いた限りじゃ、おかしくなったのは高校生なんだろ?ここに来た高校生はほとんどが必ずあそこに行くからなあ。
豆吉:でもファンタジーゾーンに妖怪の反応はなかったぞ。
GM/ピエロ:行って見りゃわかるんじゃないか?
明日香:ファンタジーゾーンに行ってみよう。
木内:ピエロ、俺の筋肉を見ろ。
GM/ピエロ:………………(なにか考え込んでいる)
木内:うははははははははは。
GM/ピエロ:………、ポン(なにか思いついたらしい)
木内:???
GM/ピエロ:すたすたすた(無視して歩き去る)
木内:ああっ。
GM:で、ファンタジーゾーンに行くわけね。
豆吉:妖力感知。
GM:範囲どのくらいにします?
豆吉:遊園地の直径ぐらい。
GM:じゃあ、わかりますね。実はホストコンピューターが遊園地の外にあるんですね。そこに妖怪の反応があります。
吉樹:ホストか。
十三郎:その言い方、怪しい。
GM:ホストコンピューターは各端末の匡体をつないで処理しているのですが、なぜか遊園地の中にない。
豆吉:弱点は?
GM:コンピューターネットワークから外にでれない。
吉樹:しかし、わからん。
GM:なにが?
吉樹:これと、キリスト教の関係。
レオン:ゲーム内のシナリオと関係あるのでは。
GM:ゲームのストーリーは宝をため込んでいる悪いドラゴンを退治するという在り来たりなものです。使用可能なキャラクターがドワーフ、ファイター、エルフ、クレリック、マジックユーザー…。
レオン:つまり、ダンジョ○ズ&ドラ○ンズで考えればいいんですね。
十三郎:言っちゃいかん(笑)
GM:実は、近々次世代機にも移植予定だったりします。JETの出している「サイバージェネシス」に。
豆吉:ということは、あれだ、サブリミナル?プログラムにそんな入ってない?
GM:(小説にもサブリミナルは効果がないと書いてあったろうが)そんなのわかんないですよ。
豆吉:いやあ、どこにも妖力は反応しないわ。帰ろうか。ジャックインは恐い。
吉樹:嘘つきー!
豆吉:冗談冗談。自信過剰やし。ジャックイン(コロコロ)成功。
GM:知力判定して。
豆吉:(コロコロ)成功度1。
GM:(コロコロ)じゃ、こっちの勝ち。先に発見されます。「なにかご用ですか?」
豆吉:何者だ。
GM:「私はファンタジーゾーンです」
豆吉:妖怪?
GM:「あなた方の言葉ではそういう風になるんでしょうか」
豆吉:かくかくしかじか。
GM:「そういえば、このネットワークに何回か妖怪が侵入しているようです」
豆吉:ほうほう。
GM:「でも、生まれて間もない私の力ではそれの正体をつきとめることができないんです」
吉樹:俺は電脳空間じゃ戦えん。
GM:てん感じでしばらく話していると、ファンタジーゾーンが顔色を変える、ってのは電脳空間では表現がおかしいが、「逃げてください。どうやら、あいつが来たようなんです」と。
豆吉:わかった、逃げます。さようなら。
GM:はい、戻ってきました。
豆吉:何か知らないけど、ここにおって透明看破もってた(←電脳空間で透明化が効果あると思っているのか?)
吉樹:ほーう、で?
豆吉:でね、ホストコンピューターがね、…専門用語いっぱいでわかんなかった。
吉樹:なんだよ、それ。
GM:ところで、十三郎さんはどうしてますか?
十三郎:ついてきてます。
豆吉:外部から妖怪が侵入して嫌がらせをしているらしい。しかも、今やってきたらしい。
吉樹:なに!
豆吉:だから、こっちの電線切って、ホストコンピュータを孤立させて破壊すればOK。
明日香:コンピューターを壊すのは法に反します。よくないと思う。
豆吉:じゃあ、おまえ。どないせえ言うねん。
GM:そのとき、モニター画面が光ります。「私がみなさんをジャックインさせることができます」
豆吉:やです。
十三郎:嫌っていうな!
豆吉:透明化が使えないからどうにかしてください。
吉樹:一つ聞いてもいいですか?木も電脳空間に入れますか?
GM:入れます。
豆吉:外と同じ用に戦えんの?
GM:まったく同じとは言えませんが、ほとんど同じように戦えます。
豆吉:ほとんどって、どこが違うん。
GM:(考えてなかった)…生命力が0になった時点で存在が消えるのと…。
レオン:外にはじき出される?
GM:「いえ、それはないと思います」
吉樹:電脳空間に永遠に取り込まれるということやな。
豆吉:それより、コンピューターごと破壊したほうが早いんちゃうか?(←まだ言うか、この外道)
GM:「やめてくださいぃ!」
豆吉:だいじょうぶ、350年ぐらいしたら復活するから。
レオン:じゃあ、最終決戦の場に向かって…。
吉樹:木を3体覚醒させて連れていく。
GM:入るんですか?
十三郎:入りまーす。
GM:電脳空間には重力とか言った概念がなくて始めは戸惑います。そして、中に入ったとたんに声が聞こえてきます。
豆吉:ははは、よくぞ見破った。
GM:「ようこそ。君たちかい?僕のことをいろいろ調べ回っているのは」
明日香:あなたですか?キリスト教の授業をボイコットさせているのは。
GM:「答える必要はないね」
吉樹:いや、答えてもらいたい。5千円のために。
明日香:5千円って何ですか?
吉樹:ぎく! 気にするな。
GM:「お金が欲しければ銃でも持って銀行を襲ったらどうです?」
吉樹:ありませんよ、銃なんか。それに、私は平和にいきるのが好きですから。
GM:「どうやら僕とは共存できないタイプの人(?)たちみたいですね」
吉樹:そうですねぇ。
GM:「あなた方は、どうやら我々にとって邪魔のようだ」
明日香:我々、というこは?
吉樹:まだいるんですか?
GM:「おっと、これは口を滑らせてしまったかな? ふふふ」
吉樹:一つ聞いておきたい。前に出てきたあの組織とはからんでいるのか?
GM:「あんな下っ端といっしょにしてもらっちゃ困るね」
吉樹:下っ端!?ということは、上の方の組織か。
明日香:マスター、電脳空間の中だけ<格闘ゲーム>技能で格闘できひんかな。
GM:それ面白いね。格闘技能として代用していいですよ。
豆吉:さすが電脳空間。プログラム技能で世界に干渉することはできひんか?
GM:通常のキーボードを使ってのと同じだけ時間がかかるよ。
豆吉:でも、壊すのは一瞬やろ?この世界は多少ゆがむけど。ランダムで。
GM:(後先考えんやっちゃなあ)それはやめたほうが…。戦闘開始。イニシアチブ、行きましょうか。
敵は自分の体をレッドドラゴンに変化させて襲いかかってきます。超接近して目に妖術を放つ馬鹿者もいましたが電脳空間の体に脳味噌があるとでも思っているのか?当然のようにその後カウンターをくらっていたが。ルールが作られてない(用意してなかった)のでかなりむちゃくちゃな戦闘になってしまった。まあ、敵のデータも用意してなかったし、ピエロから後はシナリオそのものがすべてアドリブだったから今更気にもしなかったが(←おいおい)
結果はというと、一部のPCの異常な攻撃力もあってかいまいちじり貧の感覚から抜け出られなかった。ま、時間が押してたってのもあったんだけど。
GM:その一撃でドラゴンの姿が砕け散り少年の姿になります。「なかなかやるねえ」
レオン:追い打ち!(コロコロ)命中!(ゴロゴロ…)
吉樹:終わりか?「100%中の100%」とか言われそうで恐い(笑)
GM:「まだ終わっちゃいないさ。君たち、何者だい?」
十三郎:闇ガード。
吉樹:妖怪だよ。
レオン:正義の味方。
GM:「正義の味方?」
吉樹:あ、(豆吉を指さす)こいつ以外。
明日香:生徒を戻す方法を教えて。
GM:「生徒を戻す? 何のことだい?」
吉樹:いや、キリスト教の授業に出なくなったということが…。
GM:「ああ、そうか。僕のかけた狂気のことか」
吉樹:ああ、そう言うの、ちょっと解いてもらえないでしょうか。解いたら別に不問にしますんで。
GM:「誰に向かってそんな口をきいているの?」
吉樹:おまえだ!
GM:「君たちは電脳空間の中では招かれざる客なんだよ。一人例外がいるようだけどね」
豆吉:おれ、もう現実世界に帰る。
吉樹:そりゃたしかに、俺ら、招かれざる客やけどね。
GM:「狂気を解く方法は簡単さ。術をかけた者を殺せばいい。でも、僕を殺すと出られなくなるんじゃないかい?」
豆吉:がんばってな。俺、もう出てるし。
吉樹:まあ、ここで暮らすのも一興。
明日香:絶対嫌だ。
十三郎:俺も嫌!
豆吉:後30年ぐらい修行して+40%の増強がとれれば。
GM:「さあ、どうするんだい?」
吉樹:やる。問答無用で木々にアタックさせる。
十三郎:銃を撃ち込む。
GM:「後悔するよ」
レオン:ファンタジーゾーンに言って人間だけ先に出してもらうように言う。
GM:アクセスできるかどうか判定してください。いや、後でいいか。攻撃側から先に解決しよう。
吉樹:木々のアタック(コロコロ)23点。
明日香:<光の矢>(コロコロ)発動、抵抗−4(コロコロ)2点。
豆吉:電話線に攻撃。
GM:そんなことをしても中には何の影響もないですよ。
豆吉:中にいる妖怪が逃げられへん。ホストコンピューターの中に孤立させる。
吉樹:なるほど。
GM:どれをどう切ればいいのか<電子機器>で判定してください。
豆吉:(コロコロ)わかんないから適当。全部切っちゃえ。出てる線を全部切る。
十三郎:やっちゃえ、やっちゃえ(←そんなこと言ってていいのか?)
GM:なに使って切ります?
豆吉:電撃で。地面の中のコードも(←本当は地下ケーブルを視認できないので無理)
GM:そこまでするんだったら中にも影響があります。ゴゴゴゴ…という不気味な地鳴りのような音が。
吉樹:時代だねえ。
GM:「なんて無茶をするんだ!」
吉樹:どうにもなりませんな。あいつが暴走すると。
豆吉:ホストコンピューター自体壊したいんだけど。ちょっとね。
吉樹:まあ、おいらここで死ぬ気ですし。
GM:「そうかい、なら決着を付けようじゃないか」
吉樹:イエッサ。
レオン:我々探索部隊は?
GM:<探索>で判定。って、全員失敗だな、その目は。見つかりませんな。
吉樹:よし、攻撃だ(コロコロ)クリティカル、(コロコロ)クリティカル、(コロコロ)普通に命中。
GM:(なんじゃそらぁ)さすがにその攻撃で「後悔するよ」と言い残してバラバラとポリゴンが崩れていきます。
吉樹:ワイヤーフレームとか?
GM:「ワイヤーフレームほど古くないやい」最後の声で言い放ちました(笑)
レオン:探索部隊。
GM:もう探さなくていいです。「はやく!線が切れ掛かってる。急がないとみんな出れなくなる!」
豆吉:フンフン、あ、ここも残ってる。バリバリバリ。
GM:「今からゲートを出すから、そこに。はやく!」敏捷力判定をしてください。失敗した人いる?
吉樹:あの、木々の移動力は1しかないんですが。
GM:あきらめてください。失敗した人、いない? いないね。じゃあ、みんなは何とか脱出します。
レオン:ということは、今度からあのゲームをするとやけにリアルな木が3本…。
GM:(それ、面白いな)というわけで、狂気はなくなるんですが、後の調査でいろいろ詳しいことがわかります。かけられた狂気は「神に背信する」というものだったようです。
吉樹:そうして神の存在を薄れさせようとしたんだな。神といえども妖怪やし。
GM:そして、闇ガードさんがいろいろ調べてみたところ、
十三郎:はい。
GM:ライバル会社の「シャイアーテックス」がなにか悪巧みをしていたのではないかという結論におちいります。
レオン:あそこいうたら、小説にも出てきた…。
GM:でも、十三郎さんはそんなことは知りません。真相は闇の中です。
豆吉:次の日の新聞。「ホストコンピューター大破。線がすべて焼き切れる」
GM:「ライバル会社の陰謀か!?」
豆吉:うーん、大変だね。
十三郎:陰謀じゃん。
吉樹:ミサト先生のところに行こう。「解決したからお金ちょーだい」
GM/ミサト先生:証拠は? 証拠なかったら何にも出ないわよ。
吉樹:グッ、たしかに証拠はない。でも、そりゃないっすよー!(泣)