支部だより
      ハ病問題の「いま」と「これから」

             公開シンポ「真の社会復帰」
        
沖縄愛楽園


 「第5回真宗大谷派ハンセン病問題を共に考える全国交流会」の公開シンポジウムが三月九日愛楽園で開かれた。(写真)北は青森から南は宮古南静園まで、二00人以上の回復者や僧侶、入所者が参加した。愛楽園訪問に先立ち、昔沖縄のハンセン病患者が差別や迫害からたどり着いた墓場の無人島「のがれの島・ジャルマ」が見える県道でバスから下り飲み水もない悲惨な歴史の島を眺めた。園内の納骨堂では追善法要が営まれた。全体集会では最初に自治会制作の「沖縄愛楽園から伝えたいこと」のビデオを鑑賞。午後二時から第一部の「沖縄におけるハンセン病問題の歴史と課題」が論じられ、歴史家や弁護士から「社会的に差別や偏見を招いたのは隔離政策だった」と国の姿勢をただした。第二部、「真の社会復帰とは」で金城雅春自治会長は「入所者も高齢化し減少していく、回復者や一般外来診療を受け入れ、医療レベルを維持していきたい」と強調。南静園の宮里光雄自治会長は「施設そのものを社会に解放して、郵便配達業務も郵便局に一般社会並にしてもらう」など、具体的に提案した。また東日本退所者の会の砂川昇さんは「専門医のいる療養所で気軽に診療が受けられ、面倒をみてくれれば助かる」と述べ、ハンセン病問題の「いま」と「これから」=沖縄から見えてくること=の公開シンポは多くの課題を発信し盛会のうちに幕を閉じました。


「オレオレ詐欺」
     =悪質な被害から身を守る教室=

 今年も園内公会堂において三月十四日、全国青年司法書士協議会による「無料・くらしの法律相談会」が開催されました。東京や大阪、福岡などから十人、県内からも九人の先生がボランティアで参加。はじめに全体講話で最近社会問題化している「オレオレ詐欺」や「通信販売」など悪質な被害から身を守る為の電話対応のしかたを寸劇を交えながら、悪質商法って何?被害に遭わないためにどうしたらいいの・もしも被害にあったら・・・の(よい例・悪い例)をひもといて解説されました。そのあと、個々に分かれての「悩みごと相談」は二回目とあって金銭トラブルをはじめ、遺言の書き方、戸籍や相続、郵便預金や年金問題、沖縄戦で亡くなった身内の戦死場所や日時を知るにはどうすれば糸口がつかめますかなど、深刻な相談の予約が十九件寄せられ、先生方はきめ細かくアドバイスされました。昨年の相談会では多くの問題が解決され、入所者から喜ばれています。この、くらしの法律相談会は法律専門家の少ない地域を巡回相談し、今年は宮古南静園と愛楽園で実施、入所者から感謝の声が自治会にも寄せられました。