研究開発部
- プロセスグループ
微生物担当
- 担当のスタッフ
池田信也主任研究員
渡邊 真主任研究員
大野正博主任研究員
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プロセスグループ・微生物チームは、福島県ハイテクプラザの開所 に遅れること2年、1994年4月に福島県ハイテクプラザの3階西 側の4室を「バイオ計測室」「バイオ研究室」「バイオクリンルーム (酵母・細菌室)」「P2レベル実験室」「バイオクリンルーム(糸 状菌室)」の5つに区切って、微生物研究を行う部門とした、福島県 ハイテクプラザ応用技術部微生物応用科が母体となり、2004年4 月1日の組織改編により、新たに福島県ハイテク プラザ研究開発部プロセスグループに所属する研究チームとし て仕事をすることになりました。
ここでは、とりあえず、近年言われているバイオテクノロジー、中 でも、食品微生物のバイオテクノロジーを中心に試験研究業務を展開 してゆきます。
従って、病原微生物の取り扱いや、人間や他の動物の遺伝子を操作 して「遺伝子治療」を行うための基礎試験や家畜の改良のための研究、 植物の育種の研究は行いません。
さて、私たちの、日々の食事の中でお目にかかる微生物・・・それは、
| 食品名 | 関与する微生物 |
|---|---|
| 味噌・醤油 | 麹菌、酵母、乳酸菌 |
| 酢 | 麹菌、酵母、酢酸菌 |
| 漬け物 | 乳酸菌 |
| ヨーグルト | 乳酸菌、ビフィズス菌 |
| 清酒 | 麹菌、酵母、乳酸菌、硝酸還元菌 |
| 飯ずし | 乳酸菌 |
| ビール・ワイン | 酵母 |
| パン | 酵母 |
| 乳酸飲料 | 乳酸菌 |
| 納豆 | 納豆菌 |
などのほか、チーズやくさや、豆腐よう、焼酎,泡盛, ウィスキー,ブランデーなど、蒸留酒の原料酒など、例 をあげれば数え切れないほど、多くのものがあります。
発酵食品といわれるこれらの食品は 、人類の歴史とともに歩んできま したし、人類の歴史以前から有ったという説もあります。
こういった、微生物を利用して、さらに現代人の嗜好にあった発酵食 品を作り出すために、色々な微生物の機能を活かすための研究を進めて いきます。
微生物による未利用資源の高度利 用化
- 私たちの生命活動を維持するためにはどうしても「食事」という行動を 取らなければなりません。その食事を摂るのは殆どの場合はそれぞれの家 庭の中で家族の団らんと共に食事の時を迎えます。この食事の準備をする ときに「タマネギの皮」や「大根」や「人参」等の葉の部分、「キャベツ」 などの傷んだ部分などが台所から捨てられています。また、食後には「農 家の方々が丹誠こめて作った作物は全て食べる」という信念でいても魚の 骨や肉に付いている骨などはどうしても捨てることになります。
これがスーパーマーケットや外食産業の調理センタや店舗、給食センタ などでは恒常的に「廃棄物」として出されることになります。この「廃棄 物」はそのまま捨てれば「廃棄物」ですが、次のステージで利用できるも のへ変換すればそれは「材料」即ち「資源」となることは容易に理解でき ます。そこで、これら「未利用資源」を微生物の力を利用して「新しい機 能を持ったもの」へ変換できるかを検討しています。この考え方の基本は 「大地や動物たちから戴いた「命」によって私たちの命が支えられていま す。この大地へ、私たちや動物たちの命を支えるために必要な作物を作っ てもらうことを目的に、有効に利用できる肥料を作ったり、動物の命を支 えるために飼料を作るために活用することによって「リサイクルの輪」が 拡がっていくことを期待しています。
この研究は、平成15年3月(平成14年度)に終了し、その成果を普及する ための「発表会」も終えました。現在はそこで得た、微生物を積極的に加 えるのではなく、廃棄物の中にいる微生物によって、より高速に堆肥を作 るための技術を普及しています。
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