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★★番外編(鄭問氏の作品)★★
『東周英雄伝』
第一巻〜第三巻(鄭問、訳:徳田隆。講談社モーニングKCデラックス)
この作品はBC770年からBC221年の、始皇帝が全土を統一するまでの春秋戦国時代に材を採ったものです。
したがって、「三国志」に関連するものは一切載っていないので番外としましたが、実はこれこそが真打、玉の中の玉であります。
『蒼天航路』は独自のストーリー展開をしているので、若干散漫になっている箇所がないとは言えません。
しかし、この『東周英雄伝』は凝縮され尽くした内容で、壮大な叙事詩を、研ぎ澄まされた漢文で叙述しているかのようです。
画は美術品といって良い水準のものばかり。それが全コマ続くのですから。
全3巻の定価はそれぞれ1100円でしたが、はっきり「安い!」と感じました。
このごろは漫画文庫のサイズで出ているようですが、これだけの描き込みようでは大判サイズこそふさわしいと思います。
続巻の刊行を示唆するようなことが3巻の末尾等に書かれているのですが、私はまだ見たことがありません。
出れば是非買いたいので、ご存知の人は教えてください
それでは、『東周英雄伝』全3巻で取り上げられている人物を紹介します。
第1巻:要離/張儀/信陵君無忌/秦の穆公/孔子/斉の桓公/西施/秦の始皇帝
第2巻:斉国の太史/孫子/「しょ麑(げい)」/藺相如と廉頗/「孫ぴん」と「ほう涓」/介子推/隰侯重・華周・杞梁/頴考叔
第3巻:斐豹/屈原/「王せん」/衛の懿公/處女/申包胥/墨子/「養よう基」
どうです、そうそうたるメンバーでしょ。
なお、訳者の徳田隆氏は「中国歴史世界」というサイトを開設されてます。「リンク」のページに載せております。
☆鄭問(チェン・ウェン)氏のその他の作品☆
98年9月25日、講談社より「鄭問衝撃」と銘打って、3冊同時発売されたうち、『鄭問画集』は定価4,700円のため手が出ませんでしたが、ほかの2冊を紹介します。
☆『刺客列伝』☆
B5判1,900円(税別)
その名のとおり『史記』刺客列伝に材を取ったオールカラー短編連作集。
曹沫、専諸、豫譲、聶政、荊軻の五人すべてを取り上げています。
☆『萬歳』☆
A5判900円(税別)
「腰巻」(本の帯)の紹介文句を引用します。
「放浪の風水師・萬歳が守る箱「天機」には、天の心理と、その番人「天譴」が封印されている。そして現代香港の黒社会に出現した項羽という名の男が、天の真理を手に入れる野心を持った!」
くわしい紹介はまた、後日。(←こればっかし)
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