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(No25) いざ行かん「中国」へ Part1
1 我、中国に行かんと欲す
私は、今年、就職して20年目を迎えました。やっぱ、それぐらい働き続けると「勤続疲労」がたまるということで、嫁さんから「私な、子供の頃から万里の長城って、いっぺん行ってみたいなってあこがれててん。お父さん、中国好きやし、リフレッシュ休暇使って、中国行かへん?」という提案がありました。
中国史サイトをやってる割に、いっぺんも中国へ行ったことがないというのがコンプレックスにもなっていた私にとって、渡りに船というか、願ったりかなったりの話です。
突然ふってわいたような話だったのですが、中国へ旅行しよう!ということになりました。
2 我、情報を収集せんと欲す
さて、海外旅行といえば、『地球の歩き方』って感じしませんか?
とりあえず、本屋でその「中国編」を手に取りかけたのですが、広い中国、そんな全域を渡り歩けるはずがありません。
特にうちは、小一を含む家族旅行、旅行先はしぼった方がよさそうです。なんといっても、行きたいのは嫁さんのリクエストである万里の長城と、私は故宮。ということで、『地球の歩き方 北京 2001〜02版』を買いました。
うわあ、うわあ、ええなあ〜。宣和堂さんのサイトの故宮ガイド記事と、この本の故宮の解説記事をかわりばんこに読んでは、ため息をつく私でした。
とは言え、あまり抽象的なこともしてられません。自分一人か、せいぜい嫁さんと二人なら安売りチケット買って・・・とかもいいでしょうが、子供連れとなると、やはりきちんとした旅行社でのツアーが無難でしょう。 |
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旅行代理店を3か所まわると、中国関係のパンフがひとかかえほどもたまりました。
第1次的なしぼりこみ基準は次のとおり。
(1) やはり、思い切って北京1都市だけのツアーにする。同一ホテル連泊です。
(2) せっかくの機会なので、4日間でなく5日間のコースにする。
(3) 午前発(帰り午後発)と午後発(帰り午前発)の2種があります。
午後発は安いのですが、1日目はホテルに着いて終わり、5日目は空港に
行って終わり、という感じで実質3日間のコースのようになってしまう。
そこで、午前発のコースにする。
これにより、無数のツアープランは11種ほどにしぼられました。
似たような内容のものは1つに代表させて、5つくらいで比較してみます。
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A社 |
B社 |
C社 |
D社 |
E社 |
| 1日目午前 |
関西空港〜全日空〜天津〜北京 |
関空〜全日空〜北京 |
関空〜全日空〜北京 |
関空〜日航〜北京 |
関空〜全日空〜北京 |
| 昼食 |
機内食 |
機内食 |
機内食 |
機内食 |
機内食 |
| 午後 |
天壇 |
景山公園 |
景山公園・天安門 |
市内散策 |
自由行動 |
| 夕食 |
北京ダック(全聚徳) |
海鮮火鍋 |
北京ダック(全聚徳) |
北京ダック(牡丹苑) |
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| 夜 |
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| 宿泊 |
クラウンプラザ(5)又は天倫王朝飯店(4) |
ニューオータニ(5) |
ニューオータニ(5) |
スイスホテル(5) |
ニューオータニ(5) |
| 2日目午前 |
万里の長城(八達嶺・居庸関) |
故宮 |
故宮(8:30〜) |
故宮・景山 |
終日自由行動 |
| 昼食 |
和風弁当 |
点心 |
小吃(点心) |
昼食 |
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| 午後 |
明十三陵 |
天壇 |
天壇・足底 |
胡同・茶館 |
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| 夕食 |
広東料理 |
クーポン |
夕食 |
夕食 |
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| 夜 |
京劇鑑賞 |
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京劇湖広 |
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| 3日目午前 |
朝市・故宮・景山公園 |
明十三陵 |
明十三陵 |
万里の長城(八達嶺) |
終日自由行動 |
| 昼食 |
飲茶 |
田舎料理 |
和風弁当 |
昼食 |
|
| 午後 |
頤和園・北京動物園 |
万里の長城(八達嶺) |
万里の長城(八達嶺・居庸関) |
明十三陵 |
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| 夕食 |
四川料理 |
北京ダック |
クーポン |
麺料理 |
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| 夜 |
東安門夜市 |
天橋楽(京劇・雑技) |
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足底マッサージ |
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| 4日目午前 |
胡同輪タクツアー |
終日自由行動 |
水上クルーズ・頤和園・北海公園 |
頤和園・円明園 |
終日自由行動 |
| 昼食 |
麺料理 |
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宮廷料理仿膳飯荘 |
昼食 |
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| 午後 |
自由行動 |
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胡同めぐり |
天壇 |
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| 夕食 |
宮廷料理 |
|
クーポン |
夕食 |
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| 夜 |
足つぼマッサージ |
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|
京劇鑑賞 |
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| 5日目午前 |
天津へ移動
南市食品街
(包子) |
擁和宮・孔子廟 |
自由行動 |
自由行動 |
自由行動 |
| 昼食 |
機内食 |
機内食 |
機内食 |
機内食 |
機内食 |
| 午後 |
天津〜全日空〜関空 |
北京〜全日空〜関空 |
北京〜全日空〜関空 |
北京〜日航〜関空 |
北京〜全日空〜関空 |
| 添乗員 |
あり |
なし |
なし |
なし |
なし |
| 出発日 |
10日(金) |
12日(日) |
12日(日) |
12日(日) |
12日(日) |
| 金額 |
138,000 |
197,000 |
171,000 |
159,000 |
154,900 |
3 我、分析し、選択せんと欲す
いやあ、ばかでかい表でしたね。
さて、価格を比較しようとすれば、宿舎と日程を想定しないと算出できません。
宿舎を自由に選べるタイプでは、ニューオータニ(長富宮飯店)にしました。理由は後述します。
また、出発日は、子供の夏休みを考えて、暑いでしょうが8月に、しかも、クラブとかの日程の加減でお盆前後に設定しました。
それで、まとめたのが上記の表ですが、ずいぶん価格に開きがあります。なお、
表示の価格は、大人1名分。小人価格は、大人と同額とか、1万円引きとかいろいろです。
ダントツで安いのがA社。盛り沢山のメニューでありながら、安いのは魅力ですが、北京直行でなく、天津空港で降りて、バス又は電車で約2時間かけて北京に移動します。
「行き」はともかく、「帰り」になると北京直行コースだと午前中自由行動のところ、天津まわりだと移動で午前がつぶれます。
私は、最終日の午前、朝いちで、もういっぺん故宮へ行きたいと考えてたので涙をのんでA社は断念しました。
次にホテルのグレードです。
上記表のホテル名の後の数字は、いわゆる「いくつ星」か、ということですが、中国国家観光局の制定したこの星級は独自のランク付けらしく、5つ星がついていても「外資系を除き、国際基準の4つ星以上はほとんどないといってよい」(『歩き方』)とのこと。
私一人なら、ホテルはなんとか安全を確保して寝れればいい。その分、外での食事や観光に金をかけて・・・ということになったでしょうが、家族はそうはいかない。
嫁さんも「途中から、『お父さんだけ行ってきて。たけちゃん(末っ子)とホテルにおるわ』なんてことになるかもしれへんね」と言ってました。となると、室内プールは欲しいし、日本人スタッフとかが常駐してるとこがいい。
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最初、ペニンシュラ(王府飯店)が王府井のど真ん中でぶらつくにも便利そうだし、オリエンタルな外観が娘にも好評だったのですが、ここで気になったのが末っ子のアトピー。
次男は、卵と牛乳アレルギーです。卵(鶏肉)の方はだいぶ食べられるようになったのですが、牛乳や牛肉はうっかり口にいれると、すぐに口のまわりやお腹に赤い発疹がでたり、大変なことになります。 |
で、外食はどうしても和食中心となります。ペニンシュラには、ホテル内に和食レストランがありません。そこで、日系のニューオータニを選択することにしました。
ゆえに、スイスホテルのD社も脱落。安くてよかったんですけどね。もっとも、食事内容に一抹の不安はあったのですが(当然、食事も「売り物」のひとつですから、夕食は全聚徳の北京ダックとか、店名までバンバン出します。そこまで行かなくても四川料理とか、広東とか特色を出そうとする。しかし、D社の広告、全食事付きなのにあまり説明がなく、何が出るのだろうかって・・・ちょい心配が。こんな食事なら、いっそ付けてもらわん方がよかったわ、なんてことがあったらやだなあって・・・)
残る3つの中で、E社は安いですねえ!でも、ご覧のとおり、ホテルの朝食がついてるだけです。ずっとホテルの中でじっとしてるわけにもいかないし、もしそうしたとしても食事は必要。
C社のパンフでオプショナルツアーを調べてみました。
1日目の午後に胡同めぐり(3時間半、食事なし)を入れると、1人5,600円。その日の夕食に全聚徳の北京ダックをえらんで7,000円。
翌日、昼食付きの1日観光、長城と十三陵で9,400円。夜、宮廷料理を仿膳飯荘で食べると、11,200円。
3日目、故宮や天壇をまわる1日観光を選んでみましょう。昼食と夕食もついて、夜に湖広会館で京劇を観るコースだと11,800円。
4日目、昼食付きの頤和園・円明園と水上クルーズコースで8,400円。夕食は、餃子づくしで6,500円。疲れもたまってきたので、夜に足つぼマッサージで5,600円。
以上、合計すると65,500円。おや、足したら一番高くなっちゃいましたね。
さて、C社のツアーには、三つの魅力がありました。
一つ目は、ツアー名称にもなっている「専用車でめぐる」ということ。「お申し込みされた各グループごとに専用車をご用意」してくれて、その5人乗りセダンで観光地をまわってくれるらしい。
長女はよく車酔いします。気分が悪くなった時、他のグループと相乗りのバスより止めやすいんじゃないか、そう思いました。
二つ目は、ミールクーポンが2回あること。上記表でクーポンと書いてあるのは、宿泊してるホテルのレストランで利用できる食事券がついているということです。
つまり、ここで和食レストランがあるニューオータニを選んだ意味がでてきます。 三つ目は空港送迎サービスがある点。通常、現地係員の送迎は税関の外まで。しかし、このツアーは税関や入出国手続なども案内してくれるそうなのです。やはり、ないよりは安心なサービスでしょう。
と、いうことで、どんどんC社に心傾いていく今日この頃でした。
さあ、結局どこのツアーにするのか、無事に予約は取れるのか?
同時進行ルポは、まだまだ続きます。
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