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パソコンつれづれ日記 Part37 Tシャツ完成記念オフ会WEST編(2)
★ 2000年3月25日(土)の続き ★
(5) いざ南京町へ!(買い物編)
楽しかった関帝廟をあとにして、次の目的地は南京町である。先頭をひた走るのは、たかむら園長だ。
園長は名古屋在住の方だが、土地カンがあるのか、それとも片手で二つ折りにして持っておられる神戸のガイドブックによる予習の賜物なのか、いずれにしても頼もしいお方である。
後の方からチンタラ歩いていると、田中さんがお面を見せてくれた。斉天大聖孫悟空のお面である。
私を除く8人(前回の日記で名前を全部挙げてなかったので、ここで。鍵屋、コッキー田中、さとうしん、ししん、宣和堂、たかむら園長、タキッテンボロー、冬梨。以上敬称略、五十音順)は、関帝廟の前に香港王という雑貨屋に寄っていたのだ。そこで買ったものだとか。悟空は竜王を脅して「鳳趐飾りの紫金冠」を手に入れたのだが、その羽飾りを模したとこがなかなかかっちょいい。「けっこうあやしげな店でした」とのことだった。
南京町は、およそ東西200m、南北100mほどの一画であって、ほぼ中央の南京町広場を中心に、十字形にメインストリート(名前は南京東路から順に北路まで)が走っている。ちなみに、横浜なんかはあくまで「中華街」である。「南京町」というのは、南京町商店街振興組合の登録商標なんだそうだ。
私たちは、南京西路から入って、東へ進んだ。土曜日の昼下がりとあって、人波はあふれんばかり。すると、突然園長がとある小路に入っていったので、みんなでついてゆく。
そこにあったのは、中国雑貨の店「空龍(コンロン)」であった。
何せ、いきなりの黄色いブルースリースーツである。「つかみはOK!」って感じであろう。
みんな、魅せられたようにカンフースーツだのを手に取り、チャイナドレスに身をつつんだ店のおねえさんも「どうぞ、よかったら試着してみてください」と声をかける。
ま、私も「服」はパスしたもんの、店の中をのぞいてみた。 |
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中には、あるはあるは、中国がらみの雑貨が。私は、今回仕事帰りで大きなバッグも持ってなかったこともあって、買い物は控えようと思っていた。散財ぶりを競ってる場合でもないし。でもな、まあ、かさばらないもので、ごくお安いものを・・・。
決して広くはない店内ながら、秘密のお堂のような、ちょっとした続き部屋みたいなとこがあった。何か、中はきらきら、赤だの緑だの金色だのが光ってる。
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そこは、お札(ふだ)のコーナーだった。
それでは、このページを読んでくださってる皆さんの健康と幸福をお祈りして、お札を掲げましょう。字が黒くうつってますが、ほんものは字は金色でピカピカ光ってチャイナです。
門神も買おうかな、と思ったが顔がもひとつ気に入らんかったのでやめた。
よし、これで土産はできた(家族は別に喜ばんだろうが)。 |
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他の皆さんの様子を見る。鍵屋さんは、孫悟空のジグソーパズルを買ったようだ。「ダンシング孫悟空」と命名されたおもちゃを買うか、どうか迷っている。宣和堂さんやタキッテンボローさんから「これは買わないと」、「後で悔やむよ」とか盛んにそそのかされたが、結局買わなかったようだ。
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ふと見ると、絵葉書のコーナーがあった。
私は以前、北京在住のともこさんという方のご厚意で「清代皇帝像」と「清代后妃像」という絵葉書セットをいただいたことがある。(あらためまして、その節はありがとうございました)
どうもそうしたセットがバラ売りされてるようで、擁正帝や珍妃などの葉書がある。京劇関係のもあって、何枚か買ってしまった。(後日左の写真を見せると、嫁さんは「中国の小林幸子?」と言った。確かにそんな感じもする) |
何かぐるぐる回ってるうちに、少しずつ買い足してしまう。大小さまざまな袋をかかえ、我々は南京西路に戻り、あづまやのある中央広場を過ぎて、南京東路へ入った。ちなみに、行列のできる豚まん(正式には包子(パオツウ)というらしいが)の店で有名な「老祥記」は、南京町広場に面している。
小さ目の発泡スチロールのお碗で供される汁そば、鶏の唐揚げを串にさしたもの、ごま団子、豚まん、餃子、肉ちまき・・・。道行く人々は思い思いに店頭で買い求め、道端で食べる。
宣和堂さんは揚げパン(「油条」やったかな)をかじりつつ、「おかゆと一緒じゃないと、やっぱ食べにくいな」と言っていた。
私は「中国のハンバーガー」というのを買った。豚まんみたいに具が完全に包まれておらず、さりとてハンバーガーのように上下分離したパンで「はさむ」という形でもない。要は豚まんの「パン」を小判状に伸ばし、かしわもちの葉っぱみたいに折り曲げて、豚角煮薄切りと高菜を間にはさんだものだった。一度お試しあれ。
桃まんじゅうに手を伸ばしていた鍵屋さんに声をかけると、「一応、西遊がらみということで」とのことであった。
「この近くにがりょうでんがあるよ。がりょうでん。行ってみる?え、知らない?みんな、知らないの。そうかあ、じゃあいいや」。たかむら園長の嵐のような提案は、はかばかしいリアクションが得られず、はやばやと撤回されてしまった。一陣のつむじ風が走り去ったという感じである。
後で知ったのだが、臥龍殿とは、市民トイレ(いわゆる公衆便所)で、なかなか派手かつ豪華で、ありがたくも陳舜臣先生揮毫の「臥龍殿」という額がかかっているそうである。平成5年に竣工し、日本トイレ協会(←何でもあるもんやなあ)によって「平成5年度日本グッドトイレ10」に選出されたとのこと。
職業柄、「S.E.A.L」(あざらし。Sewerage、Environment、Aqua、Lavatory の略)なんてページもこさえている私としては、是非とも「何それ?」と声をあげ、見学しておくべきだったと反省している次第である。
食べ歩きしているうちに、東路を抜け、長安門という立派な白玉造りの門の所へ着いた。南京町も東のはずれである。
北京城という中華料理屋に入ろうということになったのだが、店が開くまでまだ少し時間がある。北京城はレストランの横に中華雑貨店も併設してるので、そこで時間をつぶすことになった。
歴代皇后、中国神仙、水滸伝と、トランプを3種類買った。「あっ、トランプ買ってる。また、ネタにするんでしょ」とツッコミが入る。ったく、よまれまくってるんで、やりにくいったらありゃしない。
あと、「絵画本」というシリーズで「三国演義」と「水滸伝」を買った。四大古典ということなのだが、「西遊記」は、まあエリート版が絵画本だったし、「紅楼夢」は原作を持ってないので内容がわからんだろうと思ってパスした。
ビニールパックされていて中が読めないまま買ったのだが、けっこう中の絵がせこいし、印刷がかすれているとこが多かった。それと、両方定価は68.8元と奥付けにあったのに、三国の方が400円も高く売値が設定されてるのが不満。まあ、日本での三国人気から考えて需要と供給の関係だ、と言われればそこまでだが。
やたら、「さわるな」、「こわしたら弁償だぞ」という貼り紙が目立ち、隣の店員としゃべったまま、レジを打つ北京城。わたしゃ、もひとつ好きにはなれなかった。
(6) 南京町〜三ノ宮 飲み食い編
さて、開店時間になったので中華料理店である北京城に入る。広くてきれいな店内。メニューを見る。むむ、気軽な単品料理ではなく、本格的なコース料理が中心の店であるらしい。しかも、冬梨さん(この4月から高校生)は、そろそろ帰らないといけないので料理は遠慮するとのこと。そこで、メニューの中で一番お手軽(値段面で)なコースを3種類頼んで、みんなで分け合うことにした。
一応、スープ、炒め物、揚げ物、麺・ご飯物、デザートのコースとなっている。どれもおいしかったが、特に印象が強烈なのは酸辣湯(さんらあたん)。要するに酸っぱくて辛いスープなのだが、その辛さがはんぱじゃなかった。
宣和堂さんは本場中国でいろいろおいしい酸辣湯を味わったそうだが、私は前回の神戸オフで同じ南京町の群愛飯店で食べたのがおいしかった。しかし、その時の記憶では、むしろ酸っぱさが勝ったというか、さらっとした感じ。
むちゃくちゃなたとえかもしれないが、本格的韓国料理店の冷やし中華(中華ソバじゃなくて、寒天みたいな麺で、その上にキムチとか乗ってて、一番上に梨とかが飾ってある冷麺。たいてい、平皿じゃなくて、ステンレスのボールみたいな器に入って供される。大阪の生野区なんかじゃ多いんですが、わかります?)のスープみたいな味だった。
しかし、ここのは、ヘビーというか、濃厚で、いきなりズシッと辛味が来て、こめかみの拍動とともに口の中にずきんずきんと辛さが残る。
あとは「お茶」がおいしかった。「急須」で何回お代わりしたことだろうか。
それと、冬梨さんが、最後のデザート(杏仁豆腐)を食べて「おいし〜い」と言ったまではみんなウンウンとうなづいていたのだが、「ミスタードーナツのよりおいしい」と付け加えたとたん、瀧さんが「あたりまえや!」(←大阪弁ではなかったと思うのだが、あまりのタイミングのよさに、そのように聞こえた)と鋭いカミソリツッコミを入れたのも印象的だった。
そうそう、ここの店にいた時、宣和堂さんの台湾みやげをいただいた。どなたか要る人はどうぞ、という言葉に甘え、郎世寧「八駿図」のマウスパッドを遠慮なくいただいてしまったのである。あらためまして、ありがとうございました。
食事を終え、みんなで冬梨さんを三ノ宮駅まで送る。さて、残った8人。東京の瀧さんや名古屋の園長は、今日中に帰るのであれば8時くらいまでしか時間がない。とりあえず、それまでどこかでしゃべろうか、ということで今度は田中さんの先導で店を探す。 |
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「喫茶店でもいいけどねえ、時間を気にせずにしゃべれるとゆうと、やっぱファーストフード系かなあ」そんな園長の言葉に、空席があるかチェックするため機敏にマクドナルドの2階へ駆け上がった田中さん。しかし、戻ってきた彼は首を横に振った。
そして、その時、それまでただただリーダーの後を黙ってついて歩くだけだった眠れるレミング男がついに目覚めたのであった。何を隠そう、私自身である。
「居酒屋に入って、お酒を飲めない人は、ウーロン茶を飲むことにしましょう」
その場の雰囲気、空気もまったく読まずにそう言い放ち、さっさと道路を渡って、目についた居酒屋ビルの所へ行って、エレベータのボタンを押し、仕方なくついて来て半ば呆然としている7人を尻目に、「じゃ、空いてるかどうか、ちょっと見てきます」と言い残して、一人で上に。
一軒目の店は、「8人・・・すいません、ちょっと満員で」だったので、階段で1階下に降り、別の店で尋ねる。「7時半からは予約が入ってるんですが、それまでの1時間半でよろしければ」。そこで、「じゃあ、下に連れがいますんで、相談して、もしお願いするようならすぐ上がってきますので」と断って下へ。
みんなに聞くと「1時間半じゃあ・・・」という感じだったので、それはあきらめ、今度は同じ1階にある店で聞いてみることにした。不便な階上の店が満員なのだから、1階の店は無理だろう。そう思っていたのだが、灯台下暗し、「8人様ですか。どうぞ奥へ」と言われたので、「いけるそうですよ!」と声をかけ、勝手にひとりでずんずん入っていく。
ちょうど8人用の掘りごたつ形式の座敷に通された。さて、なにゆえ私は人が変わったように積極性とリーダーシップを発揮したのであろうか。それは、その時一緒におられた方はきっとお気づきであろう。ただ、単にビールが飲みたくて仕方がなかっただけなのである。
席は、奥のテーブルが瀧、鍵屋、宣和堂、私の4名。手前が田中、さとう、ししん、たかむら。どうしても、その4人ずつで話をすることになる。
宣和堂さんは台湾に行ってきたとこだったので、総統選挙の話などを聞く。瀧さんの「最近の三国志サイトの動向に関する感想」や、宣和堂さんの「特に社会人の方が運営されてる水滸サイトに関する感想」など興味深かったのだが、一応エチケットとして内容については詳述を避ける。
向こうの4人の話も気になるけれど(イラストを交換したり、バイト先のコンビニに来る客に関する感想や、各自のサイトのアクセス数の話などをしてるような感じだったのだが)、こちらの話もおもしろい。聖徳太子ならぬ我が身としては、いかんともしがたい。
チューハイをお代わりする田中さんを見ては、焼酎の温度と年齢は比例するのだろうか、なんて馬鹿なこと(だって、私を含め、おっさん連中が焼酎を飲むというと、ともかく「お湯割。梅干入れてね」であって、チューハイなんて人はめったにいない)を考えているうちに2時間が経過し、いったん店を出ることになった。
その少し前、要するに、解散して名古屋なり東京なりへ新幹線で帰るか、みんなで徹夜カラオケに行くかという決断を迫られる時間帯があった。たかむら園長は、仮に今日徹夜したとしても、明日は仕事であって、しかも体調も万全ではないらしい。
「要は、園長が、徹夜いけるか、どうかですよ」鍵屋さんの挑発に、敢然と園長は受けて立ったのであった。瀧さんは、もともと、8時過ぎに新神戸に戻れるんなら帰るし、徹カラならそれはそれでよし、という自在流の構え。かくして衆議は一決した。
しかし、私は一応妻子ある身の上。夜を徹してのカラオケ(長夜の唱とでも言うべきか)も参加したくてたまらなかったのではあるが、家庭平和のためやむなく断念した。店の前でみんなと別れ、三ノ宮の駅に向かう。
どうも、前回といい、今回といい、一番おいしいとこ、参加してない気がするなあ。でもまあ、今から帰ったら子どもらもまだ起きとるしな、おみやげでも見せたろ。そやな、明日の朝は近所の公園でも行くか。そんなよしなし事を考えつつ、電車に乗り込む。
すいていたので、最初から座れた。家まで待てずに(←ガキか、私は)、買ったトランプの箱などを開けて中を見てみる。「歴代皇后トランプ」、ほうほう、こういう人選で来るか。おや、妹喜・・・おっぱいが出てますよ。どうしたんでせう。色香で惑わした傾国の美女、ということを象徴的に表してるんでせうか。で、では、妲己は・・・2枚ほどめくる。ありゃま、おへそまで・・・。そんなアホなことをしている中華迷中年を乗せて、電車は大阪へ大阪へひた走るのであった。(完)
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