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☆色いろクイズ(解答編)☆
さて、解答です。どのくらい、お出来になりましたか?
☆ノーマル編解答☆
(1) (白)眼視
気にいった人間には、普通の眼で応対しました。これは青眼といいます。
(2) (紅)一点
では、出典といわれている「石榴(ざくろ)の詩」の一節を。
万緑叢(そう)中に紅一点あり 人を動かす春色は多きを須(もち)
いず
(3) (青)竜刀
『三国演義』によりますと、豪商張世平、蘇双の援助により、重さ82斤の
青竜偃(えん)月刀、銘は「冷艶鋸」(れいえんきょ)というなぎなたを仕立
ててもらったとのこと。
古来、中国では四神(しじん)として、東に青竜、西に白虎、北に玄武
(黒い亀)、南に朱雀(京都の地名は「すざく」ですが、ここでは「しゅじゃ
く」。何で自殺したんやあ?は枝雀)を配します。
なぜ青竜刀かというと、柄や刃に青竜の装飾が施されているからです
ね。
(4) (赤)心
では、『十八史略』より、二人の会話を。
腹中、何のある所ぞ。対(こた)えて曰く、赤心あるのみ。
赤心とは、「いつわりのない心、まごころ」のこと。「ギネスブック」:
「人心掌握」のページで、後漢の光武帝は、「赤心を推して人の腹中に
置く」という表現がありましたね。
(5) 碧眼(紫)髯(へきがんしぜん)
「ム、ムラサキのひげやて・・・?」と最初は私、不思議に思いました。
さて、正史『三国志』「呉書」呉主伝では、この碧眼紫髯という表現、
本文には出てこないようなんです。
で、『献帝春秋』という書物に、魏の張遼が、孫権を「紫髯の将軍」と
称している表現がありました。しかも、その「紫髯」には、わざわざ
「あかひげ」というルビがふってあったのです。
(これは、直接原典にあたったのではなく、ちくま学芸文庫で読み
ました)
で、思い出したのが、孔子の『論語』:「陽貨」の「紫の朱を奪うを
悪(にく)む」という一節です。同じ「陽貨」に「郷原は徳の賊なり」と
いう有名な言葉があります。地方の名士のようで、一見有徳者らしく
振舞っているが、その実、俗人の意を迎えることだけに努める偽善者
こそ、真の徳を損なうもので、私(孔子)が最もにくむところである、と
いう意味ですね。
「紫の〜」も、それと同じで、紫は朱に似てはいるが、別の色である。
このように、似て非なるものが取って代わってでしゃばるのは困りもの
だということですから、中国でいう紫って朱とか赤に似た色なのでしょ
うね。
*反乱軍編*
(1) (黄)巾の乱
目印として、黄色の布を頭に巻いたため、この名がつきました。
(2) (紅)巾の乱
(1)と音も同じ「こうきん」ですね。白蓮教徒の反乱です。
(3) (緑)林の兵
天鳳4年(AD17年)王匡(おうきょう)、王鳳を押し立てた暴動が
起こり、群盗となり、地主の倉を襲い、役人を撃ち、湖北省当陽県の
緑林山に立てこもったため、この名がついたと、『中国故事物語
教養の巻』(駒田信二・寺尾善雄編)にありました。
ところで、『秦漢帝国』(西嶋定生)では、地皇元年(AD20年)に、
緑林の兵と呼ばれる農民反乱が勃発した、とあります。後者の方が
ほんものっぽいですが、どうなんでしょ。
(4) (赤)眉の乱
兄弟のうち、優秀な者ばかり選んだエリート集団の反乱は「白眉の
乱」、クレヨンしんちゃんが好きなおやつをめぐって争うのは「チョコビ
の乱」。で、あと、ブラビとポケビが・・・
★ハード編★
こいつは、難しい。
(1) (五)色は人を盲ならしむ
五色(白、黒、青、赤、黄)は、人の目を楽しませるが、あまりにも
その色に心を奪われすぎると、本当の目の働きを失ってしまうという
『老子』の一節です。
(2) (黄)絹幼婦、外孫せい臼
後漢の蔡ゆう(巛+邑)が、邯鄲淳の碑文を誉めた時のなぞなぞ。
「幼い婦人」で「少女」、つまり「妙」。「外孫」は「女(むすめ)の子」で、
「好」。あと、ヒントのとおり「舌に辛い」で「辞」。
さて、「黄色い絹」は「色糸」で「絶」とのこと。なぜ、色糸の代表が、
他の色でなく黄色なのか、というと・・・わかりません。『易経』に
「黄中の徳」という言葉があります。ノーマル編(3)のように、五色のうち、
白、黒、青、赤は四方に配され、黄色がその中央に位置します。
だから・・・かな?さて、このなぞなぞ自体の出典は、『世説新語』です。
(3) 狐裘(こきゅう)敝(やぶ)ると雖(いえど)も、補うに(黄)狗
の皮を以ってすべからず
出典は、『史記』「田敬仲完世家」。すう忌は、斉の威王に謁見して
三か月で宰相の印綬を受けました。
腕試しにやって来たのは、先輩格の淳于こん。五つの謎かけの一つ
がこれ。すう忌は、「君子を選んで任用し、小人は交えません」と返答
しました。高級な狐のかわごろもが破損しても、犬の皮で代用することは
できない。すう忌は、他の謎かけもすべて真意を見抜き、適切な応答を
したので、淳于こんは、脱帽しました。
(4) 願わくば(黄)鵠と為りて故郷に帰らん
できることなら、白鳥となって故郷へ飛んで帰りたいという哀切きわまる
望郷の想い。
出典は烏孫公主の「悲愁歌」です。(ギネス「道具扱いされた女性」参照)
・・・ところで、黄色ばかり三つも続くとは思わなかったですか?
(5) 就中(なかんずく)泣(なみだ)下る、誰か最も多き。江州の
司馬、(青)衫湿(うるお)う
青衫(せいさん)とは、役人の夜の着物とのことですが、あと、似た
ような言葉として、青袍(せいほう)というのは、学生が青い衿の服を
着たことより「学生」を意味するそうです。
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