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(No7) 2005 Jリーグ 第29節 セレッソ大阪 VS 鹿島アントラーズ 観戦記 

 前節、アウェイでサンフレッチェ広島を破り、7連勝中のセレッソ大阪。

 本日、ホームで2位の鹿島アントラーズとの直接対決!


  開場は通常2時間前だが、混雑が予想されるため、さらに30分繰り上げられた。

 私はHPで知っていたが、知らない人もけっこういたようである。

 さて、左写真は、恒例の前座試合。ジュニア同士の試合。

 さっそく出場選手の紹介を。

 左写真はピンクに染まったセレッソのホーム席。

 セレッソは、GK吉田(22)。

 DFブルーノ(2)、前田(30)、柳本(3)。

 MFファビーニョ(5)、布部(4)、久藤(7)、徳重(11)、古橋(9)。

 FW西澤(20)、森島(8)。

 続いて、鹿島アントラーズ。

 GK曽ヶ端(21)。

 DF青木(24)、岩政(15)、大岩(4)、新井場(7)。

 MF小笠原(8)、フェルナンド(16)、増田(26)、深井(11)。

 FW本山(10)、アレックス・ミネイロ(9)。

 午後3時過ぎにキックオフ。

 バックスタンドで観戦したのだが、天気がいいんで、太陽が「まとも」で、やたらまぶしい。

 衛星放送とかでは放映しているのだろうが、私は観てないので試合経過は適当に書いていきます。

 試合開始当初から鹿島が押し気味のように感じた。

 ともかく、鹿島はFKというと小笠原が蹴るので怖くてしょうがない。

 10分過ぎだったと思うが、センターサークル付近から小笠原がロングボールを上げる。

 それを増田(だったと思う)がペナルティエリアできれいに胸でトラップ。
  反転してシュート!何とかGK吉田がセーブしたが怖いシーンだった。

 観客席で私達はいっせいに「オフサイドやんけ!!」と絶叫していたのだが。

 その後、セレッソも西澤、森島とつないで古橋がシュートしたが、バーの上。

 今日も森島はがんばってる。
 しかし張り切りすぎで、18分、今日1枚目のイエロー。これは、観客席でも「うん、あれはしゃあないな」、「イエローやな、あれは」と納得。

(右写真はアップ中のファビーニョと布部)

 ところが、20分に、今度は西澤にイエロー。

 続いて、ファビーニョから布部、そして西澤が持ったところへ鹿島15番の岩政がぶつかってくる。
「岩政!汚ねぇぞ!!」と罵声が飛ぶ。

 25分ころ、鹿島のオフサイドを取らない審判に、ブーイング。

 28分、セレッソは自陣深くまで攻め込まれたが11番徳重がうまく身体を入れて防ぐ。

 ロングボールをよく西澤がヘディングで競るのだが、ことごとく負ける
 特に鹿島の15番岩政が強いな、と感じた。何せやつは186cmあるからな。

 29分頃、またも小笠原を起点に、11番深井そして、青木24番でシュート。
 深井は小柄(161cm)だが、とてもいい動きをしていた。

 鹿島は、小笠原がうまくボールを散らすのだが、どうもセレッソは攻めが直線的。
 サイドが空いてるぞ!サイドチェンジしろ!とスタンドは叫ぶのだが、まっすぐ行ってつぶされる。

(左写真はアップ中の9番古橋)


 35分頃、鹿島が青木(24)〜小笠原(8)〜フェルナンド(16)〜本山(10)〜フェルナンド(16)〜増田(26)〜アレックス(9)〜青木(24)〜アレックス(9)〜増田(26)〜青木(24)と実に細かくパスをつないで、シュート!
 GK吉田がセーブしたが、こぼれてヒヤリ!30番前田が蹴り出して、ようやく事なきを得る。

 いや、「事なき」ではない。このCKも小笠原が蹴るので直接蹴り込まれそうで、怖い、怖い。
 小笠原が24番青木につなぎ、ドリブルしてシュート。GK吉田ががっちりキャッチ。

 38分頃、相変わらずサイドチェンジのないセレッソ。

 逆に鹿島9番アレックス・ミネイロが24番青木につなぎ、前に走りこむ。青木がクロスをあげる。ペナルティエリア内で受けたアレックスがヘディングシュートでゴール!

(右写真は、キックオフ前のセレッソの円陣。足を上げてる人は誰でしょう?)


  や、やられた〜!!・・・・・しかし、これはハンドだった。マラドーナだったら「神の手」もあったかもしれないが、得点扱いされずによかった、よかった。
 
 (その日、「やべっちFC」という番組で、少し放映されていたが、めっちゃあからさまなハンドだった)

 40分頃、小笠原の左からのFK、吉田はパンチングで何とか防ぐ。

 11番深井から10番本山、そして9番アレックス・ミネイロがシュート。GK吉田倒れこみながらもキャッチ。

(左写真は、円陣の後、お互い意思確認しているDF陣。左前方は、ポジションに歩む徳重)


 11番深井から8番小笠原。これは30番前田が蹴り出す。

 11番深井をセレッソ5番ファビーニョがひっかけてイエロー。小笠原のFKは、GK吉田がパンチングで何とか防ぐ。

 その中で鹿島15番岩政がヘッドで飛び込んで吉田と交錯したのか、ゴールポストにぶつかったのかわからないのだが、ともかくセレッソゴールのところで倒れている。

 何とか立ち上がったが、ネットにもたれたり、ふらふらしていた。

 小笠原がサイドチェンジして26番増田がシュート。2番ブルーノがヘッドでクリア。

 セレッソは徳重11番から5番ファビーニョ、そして9番古橋につないだがシュートが撃てない。落胆するスタンド。 

(右写真は、後半開始前の円陣。また、足を上げてますねえ。あっ!柳本だ!前半もヤナだったのかあ!)


 逆に鹿島が、24番青木から8番小笠原、そして26番増田がヘディングシュートしたが、バーの上に外れた。

 さて、0vs0で迎えた後半。

 後半開始直後、鹿島7番新井場が「交錯」して倒れFKを得る。

 私はよく見ていなかったのだが、周りでは一斉に大ブーイング。

(左写真は、後半開始前。ややお疲れ気味で、哀愁ただよう森島)


「新井場ぁあ!当たってへんのに、何でこけるんじゃあああ!!」

「汚いことすな!くぉらぁああ!」

「審判!新井場にイエロー出せぇ!」

 新井場はピッチに伏せたまま動かない。それは、罵声の嵐が通り過ぎるのをじっと耐えているかのようだった。

 鹿島の怒涛の攻めが続く。8番小笠原、7番新井場、9番アレックス・ミネイロとつないで、10番本山のシュート。幸いGK吉田の正面。

 ほっとする間もなく、後半5分。またも鹿島がパスをつなぐ。 

(右写真は後半開始前。背中5番ファビーニョに気合を入れているのは2番ブルーノ。その横でボ〜っとしてるのは4番布部。右手を上げてるのは3番柳本。

 手前で腰に手を当てているのは7番久藤)

 16番フェルナンド、4番大岩、9番アレックス、26番増田とつないで、またも本山がシュート!またまた、GK正面で胸をなでおろす。

 後半7分頃、セレッソは右CKが2本続き、いずれも9番古橋が蹴ったが点には結びつかない。

 後半9分、ぽ〜んと軽くあがったクロスを、うまくセレッソ8番森島がまわりこんで受ける。ゴール正面やや右、絶好のポジション。

 鹿島のDF、15番岩政は少し対応が遅れている。そのまま撃つか、パスするか?と思っていたら後ろから7番新井場が追いつき、森島の肩に手をついて、そのまま下に押しつぶしてしまった。新井場はレッドで一発退場。

(左写真は、後半のキックオフ直前の9番古橋と20番西澤)


 後半12分頃。
 鹿島11番深井を7番久藤がつぶしてイエロー。 
 セレッソゴール前で、セレッソGK吉田と鹿島15番岩政がもめている。GK吉田も怒鳴ってるし、チームメートになだめられ、引き離される岩政が、何度も振り返りながら、GK吉田を指差して怒鳴っていた。

 何があったんやろか。


 ついにセレッソにチャンスが来た!

(右写真は、試合終了直後、ようやく立ち上がったものの、ひざに手を置きうなだれているファビーニョ。奥でブルーノは顔をおおっている。その後ろで、「ああ、えがった、えがった」とばかりに、何だかヨージで歯をせせってるみたいな格好のGK曽ヶ端)

 右サイド(久藤?)からゴール正面にクロスが上がる。
 それを20番西澤がジャンプして、ボールをまたぎ越す際に右足のヒールで後ろへ流す。

 それを受けた森島がもう一度軽く戻す。

 そして、身体を反転させて、ゴール前に駆け込んできた西澤が左足を振りぬいた!残念ながら、シュートはバーの上に逸れていった。しかし、こんなきれいな形でシュートに持っていけたのは初めてくらいじゃないだろうか。

(左写真は、試合終了後スタンドに礼をしているセレッソイレブン)

 数的有利に立ったセレッソ。

 さあ、攻めるぞ!と思ったのだが、後半17分、ペナルティエリア内でボールを受けた20番西澤。ディフェンスに来た鹿島の誰かを蹴ったということで今日2枚目のイエローで退場になってしまった。
 イエロー出るほどのプレーかな?数合わせしたんちゃうか?と思った。
 身びいきのせいかも知れないが、今日の審判はセレッソにきついと思う。

(右写真は、健闘をたたえ合う両チーム)

 後半17分、鹿島は増田に代えて18番石川。

 鹿島の攻めが続く。
 後半21分頃、ようやくセレッソは11番徳重から5番ファビーニョにつなぐが、最後8番森島はタイミングが合わずシュートまで持っていけない。

 後半22分、いい動きをしていた11番徳重に代えて、セレッソは13番苔口を入れる。代えるなら、動きの悪い4番布部じゃないだろうか。それじゃバランスが崩れるのか?

 小笠原を中心に鹿島の攻撃が続く。もっとガチガチのマンマークで、徹底的に小笠原にボールを持たせないようにすべきなんじゃないだろうか。
 後半26分頃、小笠原のFKなどを耐えた後にビッグチャンス。5番ファビーニョがGK曽ヶ端と1対1になった。しかし、果敢な飛び出しを見せた曽ヶ端に右サイドへ蹴り出されてしまい、ゴールならず。 

(左写真は、試合終了後のセレッソメンバー。先頭が16番宮原。次が多分10番黒部。笑ってるのが13番苔口。一番後ろが多分9番古橋)

 後半28分、セレッソは森島に代え10番黒部。交代したばかりで元気があり余ってるだろうから、黒部に引っ掻き回してもらおうと思ったが、どうも連携が悪い。10対10でスペースが空くせいか、よく鹿島のパスが通る。

 29分頃、小笠原が10番本山につなぎ、また小笠原に返した。
 ゴール左手。小笠原の背中越しに、ぽっかり空いたセレッソのゴールマウスが見えた。
 だめだ、やられる・・・・・思わず目をつぶりそうになったが、幸いそのシュートは、そのまま右上に外れていってくれた。


 その日、私の周りにはおばさんが多かった。(私もおぢさんだが)
「かあっ〜、もう!!アキ(西澤のこと。下の名前が明訓=あきのり)は、あかん!あほ〜っ!!」とぐちりまくるおばさん。

「くろべ!行きなさい!行くのよ〜!!」と叱り付けるおばさん。

 31分、鹿島は24番青木を引っ込め、ベテラン2番名良橋を入れる。

 前回の観戦時も頑張っていたが、今日もセレッソ2番ブルーノは頼もしい。おばさんたちも、ブルーノが鹿島からボールを奪ったりすると「ブルちゃ〜ん!!」と声援が飛ぶ。

 相変わらず鹿島は8−4−8−4−8と小笠原、大岩の間でパスを通しまくる。
 さっき、10番黒部に「行きなさい!」と叱っていたおばさんは、黒部がちっとも行かないもんだから、今度は「くろべ〜!はたらけ〜!」と怒り出した。まあ、気持ちはわかる。

 後半34分、鹿島はシュートに切れのない本山に代えて25番野沢を入れる。
 ここで、入場者数が27,708人と発表された。メインスタンドは空席も目立つが、バックスタンドやゴール裏は最上段に立ち見が出るほどの盛況ぶりだ。

 1位のガンバが負けたという情報は、既に電光掲示板で大きく表示された。どうしても勝ちたい。しかし、どうも勝てそうな感じがしない。セレッソで一番頑張っているのはGK吉田って感じ。
 鹿島が投入した野沢は、よくゴール前に切れ込んでシュートを撃つ。
 後半39分、セレッソは4番布部に代えて16番宮原を入れる。布部代えるのが遅すぎるよ!

 黒部がボールを取られてスタンドの罵声を浴びるシーンが二度ほど続く。44分頃、小笠原のヘディングシュートは、小さすぎてゴールを割られなかったが危なかった。

 そしてロスタイムも終了間際、ついにそれは来た。

 左CKを小笠原が蹴る。そのコーナーキックはきれいな孤を描いてゴール前に切れ込んでくる。やばい!いいキックだ!しかし飛び出してきたGK吉田がパンチングで弾き飛ばした。

 そのボールを13番苔口がうまく落下地点にまわりこんで、ジャンプし、身体をひねりながらヘッドで流す。
 そのボールをセレッソ側右サイドで7番久藤が受ける。そして、今度は左サイドの古橋へ。
 古橋はそのボールを右サイドを駆け上がってきた5番ファビーニョへ。パスが通った!!
 長い足をフル回転させて疾走するファビーニョ!猛烈な歓声が湧き起こる!

 鹿島のGK曽ヶ端が果敢に飛び出してきた。思い切ってファビーニョの足元へスライディング!しかし、ファビーニョのドリブルしていたボールは、曽ヶ端の足に当たって小さく右後方へ転がった。
 ファビーニョは、ついにGKをかわした!そして、思い切ってシュート!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボールは、ゴール右側に外れてしまった。
 私達がいたバックスタンドから見ると、ゴールは右側に見える。左手から右手に駆け上がるファビーニョにつれて、みんな右側に身体を乗り出していったあげくに、外れたものだから、吉本新喜劇の食堂でのずっこけシーンみたいに、スタンド中が右側にこけてしまった。

 うめきとも嘆きともつかぬざわめきの中、タイムアップの笛を聞く。しかしまあ、ファビーニョはよくやってくれた。最後によく、あれだけ走って、しかもきっちりシュートをうってくれたものだ。

 その後、セレッソのHPでファビーニョのコメントが載っていた。あの時はもう限界まで来ていた。シュートした後、行き先を見つめている力も残っていなかったとのことだった。まあ、そうだろうな。
 あとでスポーツニュースでちらりと見たら、ブルーノもゴール前に上がってきていたようだったが、見ている瞬間は、何とかGKはかわしたものの鹿島はゴール前に誰か(名良橋?)が立ちはだかっていたし、セレッソ側は誰もいないし、ここでシュート撃たなきゃ!という感じだった。第一、周り見て、少し戻して・・・・・なんて余裕は精神面でも体力面でもなかっただろう。ファビーニョは、へたりこんで、しばらく起き上がれなかったものな。

 しかし、しかしだ。「たら、れば」禁物は百も承知だが、あそこであのシュートが決まり、試合をモノにできるようなら、きっと今年は優勝だろうなあ。
 

 


 
 どうもご退屈さまでした。