リプリーを乗せたシャトル(脱出艇ナルキサス)は地球を通りすぎ、57年間宇宙を彷徨った末、サルベージ船に偶然発見される。
長期のコールドスリープの為、自力では覚醒できないリプリーであったが、入院の末意識を取り戻す。
リプリーは会社の所有である宇宙貨物船を爆破したことで説明を求められるが、役員たちはリプリーの話を信用しようとしない。
エイリアン捕獲の命令は会社が出していたにもかかわらずである。
なぜなら惑星LV426には、20年以上前から宇宙殖民地化が進められ、今では「アケロン」と呼ばれるLV426には60〜70家族が住み着いているからだ。
リプリーは、航海士の資格を剥奪され、「パワーローダー」と呼ばれる手足の動きを増幅する人型作業リフトの2級免許を取得し地上作業員として働くが、毎夜「エイリアンの悪夢」にうなされる。
リプリーの胸を突き破り、チェストバスターが飛び出す。いつもそこで目が覚める。
そんな折、会社の社員であるバークから連絡がはいる。
惑星アケロンからの連絡が途絶え、調査の為宇宙海兵隊が派遣されるが、リプリーにも「顧問」として同行してほしいと言うのだ。
リプリーは一旦は断るものの、日夜悪夢にうなされる事に終止符を打つ為には、自ら「エイリアンと対峙すること」しかないと考え、エイリアンが発見された場合、「捕獲ではなく絶滅」させることを条件に同行に承諾する。
一行は、巨大宇宙軍事輸送船「スラコ」で惑星アケロンへと向かう。
リプリーはメンバーの中にアンドロイドの「ビショップ」がいることに不満を持つが、ビショップは「ノストロモに搭乗していたアンドロイドは欠陥品」で、自分には制御装置が付いているので安全だと言う。
全乗組員は軍事輸送船「スラコ」を衛星軌道上に残し、着陸船「ドロップ・シップ」で惑星に着陸する。
そして、着陸船に格納された装甲車「A・P・C」で移住区へと向かう。
移住区内は人の気配がなく、酸による腐食と、戦闘の跡形が残っているだけであった。
しかし、そこで一行は「ニュート」という7歳の少女を発見する。
ニュートは、その小さい体をいかし、通風口や各種隙間を利用してエイリアンの魔の手から生き延びてきたのだ。
移民者の大半が大気処理装置の地下にいる事を突き止めた海兵隊は救助に向かう。
そこで海兵隊達は、エイリアンの分泌液で固められ身動きできない状態で生きている移民者を発見する。
移民者の一人が「殺して・・・」と訴えるが胸の一部が破裂し「チェストバスター」が出てくる。
海兵隊達はその移民者もろとも火炎放射で焼くが、周りのエイリアン分泌液で塗り固められた壁から、続々とエイリアンが現れる。
応戦する海兵隊であるが、次々とやられていく。
その様子を装甲車内でモニターしていたリプリーは、ゴーマン中尉の命令を無視し装甲車で救助に向かう。
生き残った海兵隊は3人。
エイリアンの脅威を目の当たりにした海兵隊は、バークの反対を無視し、リプリーの「核攻撃で惑星ごと破壊」案に賛成する。
惑星アケロンから離陸しようと、少し離れた場所で着陸し待機していた着陸船ドロップ・シップを無線で呼ぶが、すでに機内に侵入していたエイリアンにより操縦者が殺され、リプリー達の目の前で、着陸船は墜落、大爆発を起こす。
移住区に立て篭もるリプリー、ビショップ(アンドロイド)、バーク(ウエンランド湯谷社員)、海兵隊3人(ヒックス、バスクエス、ハドソン)、ゴーマン中尉、ニュートの8人。
そして追い討ちを掛けるように新たな危機が迫る。
着陸船墜落爆発が、施設の電気系統に障害を起こし、大気処理装置があと4時間で核爆発を起こすと言うのである。
ビショップは衛星軌道上で待機する宇宙軍事輸送船から、新たな着陸船を遠隔操作で呼び出すためアケロンの放送設備まで行く作戦に志願する。
ビショップは必要端末を持ち、エイリアンを避ける為、狭いダクトを這って電波塔に向かう。
一方、リプリーとニュートは医療室の一室で仮眠をとるが、目が覚めると部屋は密閉されており、部屋の内部に移民たちが捕獲、採集していた「フェイス・ハガー」がバークにより放されていた。
エイリアンを持ち帰りたいバークはリプリーが邪魔になったのだ。
機敏に動き回りリプリー達にしがみつこうとするフェイス・ハガー。
リプリーは火災報知器をライターで作動させ助けを呼ぶ。
リプリー、ニュートにフェイスハガーがしがみつこうとしたその時、ヒックスらが駆けつけ二匹のフェイスハガーは、木端微塵に撃ち殺される。
九死に一生を得た2人だが、エイリアンの大群が移住区を襲う。
バリケードを迂回し予想だにしない天井裏の狭い隙間を這ってきたのだ。
応戦する海兵隊達。
しかし、数で圧倒するエイリアン達に海兵隊は完全に劣勢。
ハドソン、バークはエイリアンに襲われ死亡する。
リプリーらはニュートに案内され、通風口を逃げるが、途中追い詰められたバスケスとゴーマン中尉は押し寄せるエイリアンもろとも自爆する。
爆発の衝撃でニュートは縦に伸びる通路に落ちてしまい、リプリー、ヒックスとはぐれる。
ビショップの呼んだ第二の着陸船に乗り込んだリプリーは、負傷したヒックスを残し、ニュートを助ける為、再び移住区に単身乗り込む。
念の為ニュートに持たせた発信装置を頼りに大気処理装置の最深部へと向かうリプリー。
リプリーはエイリアンの分泌物に固められたニュートを助け出すも、そこはエイリアンの巣の真っ只中であった。
わらわらと襲い来るエイリアン。それを撃ちまくるリプリー。
そしてリプリーが見たものは・・・。
無数のエイリアンエッグの中に鎮座する、十数メートルにも及ぶ産卵管を持った、巨大な「クイーン・エイリアン」であった。
リプリーは、居並ぶエイリアンエッグに手りゅう弾を発射し、巣を壊滅させる。
激怒したクイーンエイリアンは巨大な産卵管を自ら引きちぎり、脱出しようとするリプリーとニュートを追う。
「爆発まで後2分です」と放送が流れる。辺りは小爆発が既に起こっており火の海。
リプリーは階上のビショップとのおち合い地点に到着するが、ビショップと着陸船の姿はない。
リプリーは「ビショップの裏切り者!」と叫びニュートを抱き寄せる。
そこへ2人を追ってきたクイーンエイリアンが現れる。
万事休すと思われた所に、ビショップの操縦した着陸船が現れる。
それに乗り込む2人。
爆発に煽られバランスを崩す着陸船であったが、無事に大気圏を脱出。
間一髪、惑星アケロン地表では核爆発が起きる。
惑星軌道上の軍事宇宙輸送船に戻り、負傷したヒックスを残し着陸船を降りた3人であるが、ビショップの胸が破裂する。
着陸船の着陸脚格納空間にしがみ付き、ついて来たクイーンエイリアンの尻尾の先で後ろから突ら抜かれたのだ。
ビショップは、身体を上半身と下半身に千切られてしまう。
ニュートは水はけ用の狭い空間を逃げ惑う。
金属格子を外し、ニュートを捕まえようとする巨大クイーンエイリアン。
一旦隣の部屋に逃げ込んだリプリーが、人型作業用リフト「パワーローダー」に乗り込み戻ってくる。
「巨大外骨格生物」と「人型マシーン」の肉弾戦が繰り広げられる。
クイーン・エイリアンの首根っこをマシーンで挟むことに成功したリプリーは、クイーン・エイリアンを気密室に放り込む。
しかし、クイーンは「パワーローダー」のプロテクト・フレームを掴んで放さず、両者とも気密室に落ちる。
リプリーはパワローダーを降り気密室のハッチを開ける。そして梯子を登ろうとするが、クイーンに足を掴まれる。
空気が吐き出される勢いに身を任せるしかないクイーンはリプリーの足を離さない。
梯子にしがみ付き、それに耐えるリプリー。
一方、空気圧に吸い込まれそうになるビショップの上半身は格子柵にしがみつき、同じく飛ばされそうになるニュートを救う。
やがてリプリーの靴が脱げてしまい、支えを失ったクイーン・エイリアンは宇宙空間に飛ばされてしまう。
クイーンの重みから解放されたリプリーは自力で空気圧に逆らい気密室を登りきり、ハッチを閉める。
生き残った3人と一体のアンドロイドはコールドスリープに入り、地球を目指す。
=======解説=======
あまり知られていないらしいですが、
「エイリアン2」の「少女のみが生き残っていた」設定や、
「地下で火炎放射器を装備した軍隊と巨大【蟻】との戦闘」は、映画「放射能X(54年)」と酷似しているそうです。
(「ホラーガイドブック」角川ホラー文庫・尾之上浩司編より)
監督 ジェイムズ・キャメロン
脚本 ジェイムズ・キャメロン
原案 ジェイムズ・キャメロン
デイビット・ガイラー
ウオルター・ヒル
1986年
エイリアン2 (ALIENS)