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魔の遭難未遂事件


もう時効になったから書きます。

あれは数年前の正月、私は友人と職場の仲間を誘って雪中キャンプをしながらスーパーワイルドな温泉に入ろうと企画した。

計画の内容はこうだ!

車で行ける所からキャンプ道具をスレッド(そり)に積み代え、スノーシューで目的の温泉へ歩いていくと言う物でした。

歩く距離はほんの3キロぐらいなのですが峠を越えていく為時速0.5キロで歩く計画を立てたのでした・・・

このメンバー(4人)で雪山経験のある物は私と友人だけでしたのが歩行距離がたったの3キロでしたから大丈夫だろうと思っていた。


我々は当初の計画通り買い出しを済ませ車で目的地に着いた・・・

早速スレッドにキャンプ道具を積み込んだ時にやばい!と思ったのです。

思わず何でこんなに荷物が多いの?

スレッドの上には100キロほどの荷物が・・・

我々はスノシューを履いてスレッドを引き始めた。雪はしまっていて歩くだけなら快適なのだが、荷物が重い!!

歩き始めて300メートルで誤算が起きた。

隊員2号がばててしまったのだ・・・・

それよりペースが大きく落ち込み、峠に着いた時には暗くなっていた。

我々は比較的風当たりの少ない所に設営を開始。(いわゆるビバークと言う物ですな)

天候は崩れ始めて風雪が強まってきた。


テントの中はすこぶる快適!

でかいテントに4人だけだからゆったりくつろげる

温かい鍋をつつき酒もはかどる、まるで先ほどのばてばて状態が嘘のように・・・

外は吹雪

この快適さの中で難点はトイレ

ぎりぎりまで我慢しなければ外に出る気がしない、すでに30センチ以上の新雪がつもっていたから・・私は隊員達にトイレする時は暗いのであまり遠くでしない様に指示(猛吹雪で視界が10メートルを割っていた)

テントが雪で潰れない様に2.3度雪かきをしながら楽しい宴会は続き夜は更けていった・・・


翌朝

昨日の吹雪は収まる気配は見せず、我々は撤退を決め温泉宿に宿泊する事に決定!

積雪はすでに50センチを超えスノシューでもひざまで潜るほどのディープスノー

そそくさと撤収しスレッドに荷物を積み込む・・・

車までたったの2キロ足らず、しかも100パーセント下り坂!体一つだと歩いて20分の距離。

しかし・・・

しかしである!

この新雪、思いっきり手強い!!

進まない・・・スレッドが潜水艦のように・・・

我々はスレッドの荷物を軽くする為各自で背負えるだけ背負って一旦荷物を車に置いて、再びスレッドを引く作戦に出たのでした。

途中他のスノーシューイングの親切な人に出会い、少しの荷物を運んで頂けました。(この場を借りて御礼申し上げます)

スレッドを麓まで降ろす為には雪に潜らない様にスレッドの幅でラッセルしなければならないのでした。

これが結構きつい!

麓までの往復、新雪だけ歩かなければならないのだから・・・

それでも4時間掛かりで麓までスレッドを降ろした時はほっとしましたよ!


荷物を整理してると出るわ出るわ・・・不要な物が!

スニーカー、温泉用の湯桶、スーパーでもらったAGFギフトセット、etc・・・

これじゃー重いはずだよ!!


その夜は温泉宿に宿泊

外の吹雪は更に激しさを増していた。

翌朝相変わらず吹雪きは続き、降り始めからの降雪量は1メートルを超えて最終的には1.5メートル程に達した。

あのままテントにいたら・・・

マジに遭難していたかも・・・

この日、日本各地の山岳地帯では遭難が多発し、多くの犠牲者が出たようである。


教訓

気象情報には充分注意し、大きく崩れるようであれば潔く撤退しましょう!

装備は十分検討し、くれぐれもギフトセット(約3キロ)などのように自分を苦しめるような物は置いていきましょう!

普段から体を鍛え、ばてない様にしましょう!

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