分かりきってるプロは書かない一眼レフカメラ入門 |
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サンフランシスコの夜景です |
ローマの遺跡が朝を迎えました |
スライドのことです.「リバーサル(reversal)フィルム」というもので撮影すると嫌でもスライドが作れちゃいます.普通のカメラ屋さんで売ってます.コダックなら「コダクローム」,「エクタクローム」のように「クローム」という名前がついています.リバーサルフィルムは普通のネガフィルムより少し高価なだけです.プリントせずにプロジェクタで見てるぶんにはそれ以上のお金はかかりません.カラー写真の最も贅沢な楽しみ方はスライド上映でしょう.メチャ大きくして見れます.ただし30秒以上見てると劣化します(焼けます).これが嫌なら複製を作って,複製で鑑賞を楽しむこともできます.スライドが普通だった当時,プロはオリジナルは大切に保存しておき,講演などでは複製を使っていました. 普通のカメラ屋さんで「(ポジ)デュープしてほしい」と頼めば複製してくれます. 「ダイレクトプリント」を頼めばスライドから直接プリントをしてもらうこともできます.が,本気で銀塩カメラを選び,複製やダイレクトプリントをかなりすると思うときはリバーサルフィルムを使うことに決める前に値段を調べてからにしましょう.ネガフィルムの場合より高価です. |
スライド用のリバーサルフィルムは普通のカラーフィルム(ネガフィルム)と比べてラティテュード(露出の許容範囲)が狭く,露出アンダー(露出不足)側に余裕があります.危ないと思うときは, 暗めに撮影した方が安全です. これは普通のネガフィルムと逆です.ネガフィルムでは明るめに撮影した方が安全です.フィルムが暗く仕上がる方に安全側があるという見方をするとリバーサルでもネガでも同じです. |
色温度(いろおんど)が5500K(ケルビン)の光があたってるときに偏りのない発色をするという意味です.色温度(color temperature)というのはカラーバランスを表現する目安で,5500Kは,日中の太陽光に相当します.昼間,普通の太陽光の下で撮影するなら「デイライト(DAYLIGHT)」のフィルムで良いわけです.これが夕方になると色温度が下がって, 全体に赤みがかった写真になります.「デイライト」の他にも「タングステン」というフィルムが売られてて, この場合は3200Kの色温度で偏りのない発色をします. 室内の撮影で照明がタングステンだったりするときに使います. タングステンのフィルムは店頭にないことが多いので, 早めに取り寄せておいて使うことになります.デイライトのフィルムをタングステンの照明で使うと,やたら赤みがかった発色になります.デイライトのフィルムを室内で使うときは, やはり「デイライト」と書かれたハロゲンランプとかを使うことになります. |
フィルムスピードです.100でなく400を使えば4倍速いシャッターで同じ露出が得られます.スポーツ写真など速いシャッターが要求されるときや暗い所での撮影には100より400を使うことになります. が, 感度の高いフィルムになるほど解像度(粒子のきめの細かさ)が下がります.見た目で, ハッキリ分かるほどの違いです. 50とか64なんていうフィルムが売られてるのはこのためです. 十分な明るさが期待できる撮影では100,スピードが必要なときは400という使い分けがいいと思います. |
「一眼」はレンズが1個(single-lens)だという意味です.「レフ」はレフレックス(reflex)の略で,レンズに入射した光りをミラーで反射させてピントグラス(focusing screen)上に像を結ばせてることを意味します.シャッターボタンを押すとミラーが跳ね上がり,絞りとシャッターが指示された露出を行います.ピントグラスとフィルム(あるいは撮像素子)はレンズからの距離が同じになっており,ピントグラスで確認した絵がそのまま撮影される仕組みです.自由にレンズを交換でき,ピントグラス上で構図などを確認して撮影できるところに醍醐味があります. |
カメラのAE(自動露出)機能は,被写体からの反射光を見てるわけです.反射光型の露出計といいます. 反射光型の露出計は被写体が標準的で反射率は18%だと仮定して露出を決めます. 被写体の反射率が18%に近ければこれで問題なく撮影できるわけです. が, たとえば雪景色は標準的な被写体より光をたくさん反射します. AE機能は, それを標準的な被写体のつもりで露出を決めるので,「やけに明るいなぁ」と, 露出を絞り込みます. その結果,灰色がかった雪が撮影されてしまいます. 雪景色を見た目どおり白く撮るには, 露出オーバーの側に露出補正する必要があります. カメラは被写体が何であるかを認識できません. 単体の露出計が市販されているのは, カメラについてる反射光型の露出計には,このような弱点があるからです. |
作画意図以前の問題として, 分子を1, 使ってるレンズの焦点距離を分母とする値より速くないと手振れが問題になります.50mmのレンズなら1/50秒より速い(露出時間の短い)シャッターを切らないと手振れが問題になると考えて下さい. ピンが甘い(ピンぼけ)写真だと思う作品の殆んどが手振れです. 画面サイズが35mmのフィルムより小さいディジタル一眼レフカメラの場合はもっと高速なシャッターを切らないと手振れします. |
どんなレンズであるかの主要な尺度は焦点距離(focal length)と明るさのF値(f numbers)です.人物写真(portrait)には85mm〜115mmくらいの長い玉(望遠レンズ)が好んで用いられます.上に書いたように,このときは1/120秒より速い(露出時間の短い)シャッターを切らないと手振れすると考えて下さい.カメラのAE(自動露出)機能を使う場合は,シャッタースピード優先AEで,高速なスピードを選ぶことになります.画面サイズが36x24mmのフィルムより小さいディジタル一眼レフカメラの場合は50mmでも十分長い玉になります.このことについては次の「レンズの呼び名の由来が知りたい...」で詳述します. |
画面サイズの対角線程度の長さの焦点距離をもつレンズが標準レンズ(normal lens)です.レンズの中心から像の対角線を見込む角度はこのとき約53.1度(2arctan(1/2))となり,人間の視野に近いとされています.画面サイズが36x24mmの対角線の長さは43.3mm(√(36×36+24×24))です.が,普通は50mmのレンズが標準レンズと呼ばれています. |
16年間!(笑)A-1(Canon)と簡易露出計を愛用してましたが, 1999年春に,露出計:AUTO METER IV(MINOLTA) ISBN4-05-602120-1 以下のカメラを扱ってます:
5年後にディジタル一眼レフカメラを衝動買いしました(笑). 2004年にはディジタル一眼レフカメラが16万円程度で出回るようになっていました. |
とりあえず, 最小構成で一眼レフカメラを使ってみようと思うなら,本体と35-105mmくらいのズームレンズ1本があればいいと思います. 画面サイズが35mmのフィルムより小さいディジタル一眼レフカメラの場合は適宜換算して下さい.銀塩カメラならレンズに合うUVフィルターも買います.前述したように,ディジタル一眼レフカメラならレンズの保護用のプロテクターでOKです. これだけで,標準の50mmでの撮影を含む,広角や望遠での撮影が楽しめます. 三脚もあると便利です. 遅いシャッタースピードでの手振れを防ぐためには手元でシャッターを切るためのレリーズが普通は必要です.が,セルフタイマーの機能があれば,三脚に載せることで遅いシャッタースピードでの撮影や自分自身の撮影もできちゃいます. |
銀塩カメラ,特にシャッターを押した瞬間にすべてが決まるリバーサルフィルム(スライド用)を使っての撮影経験では腕を磨けることは確かです. 絞りやシャッタースピードの選び方はディジタル一眼レフカメラでもそのまま生きる知識です. が,パソコンを持っていてそれで管理する気でいて, 画面サイズが35mmフルサイズより小さいことで35mm換算の焦点距離が長くなっていいなら, いきなりディジタル一眼レフカメラでいいかもしれません. ディジタル一眼レフカメラは出来映えがその場で確認できるだけでなく,撮影データ(シャッタースピードや絞り,レンズなど)が自動的に記録される点も大変便利です.撮影するとすぐ明るさのヒストグラムが表示され,明るすぎて飛んでしまった個所を点滅して知らせてくれるなどという機能はディジタル一眼レフカメラだから出来る離れ業ですね. 私自身,35mmフルサイズでなかったにもかかわらず,ディジタル一眼レフカメラ(3072x2048=630万画素)を手にして以来,殆んどの撮影をディジタル一眼レフカメラでするようになりました.いずれにせよ,一度一眼レフカメラの醍醐味を味わうと,いわゆるデジカメなど使う気はなくなります. |