ここにFは絞りのF値(f numbers),Tはシャッタースピード(秒)です.Av値(aperture value)とTv値(time value)の和がEv値(exposure value)です.露出は露出時間には比例するからです. F1のとき0のAv値はF4なら4段目でAv=4であることが分かります.1秒のとき0のTv値は1/250なら8段目でTv=8なことが分かります.このことからF4で1/250ならEv=Av+Tv=4+8=12という露出なことが分かります. 以下はAv値とTv値を定義式から対数計算で求めてる例です.対数の底(てい)が2であることに注意して下さい.
始めの例は数えて求める場合に例で使ったF4で1/250という組合せのEv値を対数計算で求めて4+8=12という同じ結果を得ています. 2番目の例ではこれとは異なる組合せのF5.6で1/125という組合せのEv値を対数計算で求めています.が,F5.6のAv値は数えて求めても5,1/125のTv値だって数えて求めても7で5+7=12という結果は同じです.いずれにせよEv値が同じ12であることから,F4で1/250という選択はF5.6で1/125という選択と同じ露出を与えることが分かります.絞りがF4からF5.6に1段絞られ,シャッターは1/250から1/125へと1段低速になっているので同じ露出のEv値12が得られてると考えてもOKです. 露出は同じですが,被写界深度は変ります. 被写界深度についてはこちらをご覧下さい. 適正露出を与えるEv値はISO感度(ASA感度)が倍になると1増えます.感度が高くなるので露光量を小さくしないと適正露出にならないわけです.適正露出を与えるEv値を明るさだと見做すならば,感度の高いフィルムあるいは撮像素子にとっては同じ光の量でも十分明るいと見做すことになると考えてもOKです. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Av値の数え方 | ||||||||||
絞りF | 1 | 1.4 | 2 | 2.8 | 4 | 5.6 | 8 | 11 | 16 | 22 |
Av値 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
Tv値の数え方 | |||||||||||||
シャッターT | 4 | 2 | 1 | 1/2 | 1/4 | 1/8 | 1/15 | 1/30 | 1/60 | 1/125 | 1/250 | 1/500 | 1/1000 |
Tv値 | -2 | -1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
適当に雲のある晴れの日にISO感度100で適正露出を与える13というEv値は,ISO感度50では12,400では15,800では16,1600では17になります.この左辺のEv値と等しくなるAv値とTv値の組合せが適正な露出を与えます.場所や天候でどのくらいになるかを覚えておくのはISO感度100で適正露出を与えるEv値でしょう.どんな撮影になるかを予想して暗すぎると思うときは400とかのフィルムを持参するなどします. |