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芝居・ミュージカルの感想(2002年)

2002年12月29日(日)13:10開演 京都劇場(京都)

オペラ座の怪人 (四季) 11,550円  1階O列20番 評価:「A-当日の出演者

京都劇場

京都劇場は芝居を見るにはほどよい大きさ。オペラ座の怪人はオークションシーンから始まり、シャンデリアが舞台からせり上がっていく。これが間近に見えるのがいい。豪華な衣装、舞台装置、いかにもミュージカルらしいオペラ座の怪人は筆者お気に入り作品の一つでもある。シンプルなコーラスラインと対極をなす作品だがどちらもすばらしいのだ。初めは市村正親が怪人役だったはずで、すでに4度目の観劇。今回の怪人役 高井治氏の唄は絶品。この芝居では、怪人やクリスティーヌの役はもちろん重要だが、シャニュイ子爵役が芝居の善し悪しをかなり左右する。今回は及第点か。アンコールがいつになく多く、照明がついてからもみんな拍手して、カーテンコールで5度の登場となった。本年を締めくくるに相応しいの内容・レベルのミュージカルだった。

2002年12月14日(土)14:00開演 本多劇場(下北沢)

月光のつゝしみ 作・演出 岩松了、竹中直人、桃井かおり、坂井真紀、篠原ともえ、北村一輝
              5,500円 K列17番 評価:「
B+

ラッキー以外何者でもない!友人からのお誘い。第9回公演 竹中直人の会。メンバーが豪華!風邪で寝ている場合じゃない。本当におもしろい芝居で無理していった甲斐があったというもの。竹中、桃井の異才の両者の掛け合い。普通にかわいい篠原ともえもいい。しかし、この展開、岩松了の出演の仕方。どっかでみたと思ったら、2000年に茶屋町で観た「タ・マニネ」と名付けられた岩松了と小林薫の演劇プロジェクトだったようだ。

2002年12月8日(日)12:00開演 日生劇場(日比谷)

夢の仲蔵 松本幸四郎、市川染五郎 4,200円 2階席 F列35番 評価:「B+

はっきり言って何の前知識も持たずに出かけた芝居。恥ずかしながら、歌舞伎に関しては「カナムラナカゾウって誰?」というレベルなのである。さすがに客席の年齢層は高め。いきなり歌舞伎の一シーン(あとから忠臣蔵の五段目と分かった)から始まり何のことかさっぱり分からず、すぐにパンフレット購入した。しかし、歌舞伎のおもしろさ・優美さを少しかじることもできる芝居でもあり、どうなるものかと思ったがなかなか満足できる内容であった。
お芝居の方は、江戸歌舞伎の人気役者 中村仲蔵と五代目市川團十郎の苦悩や葛藤が描かれ、また歌舞伎の世界の舞台裏のゴタゴタまで描かれている異色の作品なのである。親子競演というのも話題の一つ。一代で人気者にのし上がった仲蔵、代々サラブレッドの團十郎。二人の心理描写がおもしろい。劇中劇として、「忠臣蔵五段目」「道成寺」「蘭平物語」「関の扉」も演じられる。歌舞伎もこのように芝居仕立てになっている作品ならもう一度みてみたい気がする。できれば、劇中劇の歌舞伎のシーンは短めがいい(笑)

2002年11月9日(土)17:30開演 四季劇場「秋」(浜松町)

コンタクト (劇団四季) 5,250円  2階6列34番 評価:「B

昨年もこの時期に浜松町へ来ているので約1年ぶりの四季である。「Swing」「Did you move?」「Contact」の3パートからなるミュージカルというかダンス劇?というか新しい試みのパフォーマンス。ダンスだけで歌がないのはミュージカルじゃないってな方には不向きかも知れないが、なかなか楽しめた。何の予備知識もなく出かけ、いきなり大きなブランコでほとんど台詞もない「Swing」がはじまり、どうなることやらと思ったが、思った以上に楽しめた。パート2 林下さんのバレエをベースとした踊りは秀逸。パート3の下村さんは多才な人ですが、また新しい一面を見たって感じでなかなかでした。

<主な出演者>
Part I:井田安寿、菊池正、松浦勇治
Part II:妻 林下友美、夫 明戸信吾、ウエイター長 吉元和彦
Part III:マイケルウイリー:下村尊則、バーテンダー 明戸信吾、黄色いドレスの女 坂田加奈子

2002年10月20日(日)15:00開演 シアタートップス(新宿)

HAKKENDEN (離舞霊船) 2,800円  B列10番 評価:「C

第12回りぶれかぶれ公演。いわゆる若手俳優が実験的な芝居をやるという企画なのである。しかし、毎回余りおもしろかった試しがない(笑)本公演はなかなかいいのにね。150席あまりが満席になっていたのはりっぱです。今回は小学校で起こった惨劇と例の里見八犬伝を強引に引っかけたお話なのであった。最後無理矢理感動的な盛り上がりに持っていこうとした結末も??って感じ。本の出来はこれ以上言うまい。しかし、中途半端な大阪弁の台詞だけはやめて欲しかった。台詞回しにインパクトを与えるために関西弁ってよく使う手なのかも知れないが、聞くに堪えないイントネーション、途中標準語にもどっているといういいかげんさ(一貫性のなさ)。関西人の筆者にはこれだけで、興ざめなのであった。

2002年9月14日(土)19:30開演 ザ・スズナリ(下北沢)

香ル港 (少年王者館) 作・演出:天野天街 3,500円  自由席 評価:「C

半年以上も観劇していなかったとは...。久しぶりに下北沢へふらりと出かけたのである。3連休の初日とあって街はかなりの人出。この芝居はまったくの飛び込みで予備知識ゼロ。しかし、満席である。
会場の証明が一瞬暗くなり、いきなり始まったパフォーマンス。全員による早口の台詞や掛け合い的な台詞回し。照明や音響、ダンスなど演出のレベルはまずまずだけど、始まって20分くらい同じような調子で延々やられるとぐったり。途中「ガムを使ったお笑い芸」的な笑えるシーンもあるが、全体にテンションが高すぎて劇場を出る頃にはヘトヘト。疲れたーっ、の一言。次回は事前情報をもう少し仕入れた上で出かけよう。まあ、これからも下北沢での挑戦は続けるだろうけど(笑)。

2002年3月10日(水)15:00開演 Lyceum Theatre (ウエストエンド)

THE LION KING (London) £37.50  J列25番 評価:「A

ラフィキのおなじみの歌声から幕は上がる。すぐ横を象をはじめ多くの動物たちが通って舞台へ。英国出張中の機会を捉えて観劇。一週間前に電話予約して前から9番目の席が取れラッキー!周りはさすがに子供連れが多い。それにしてもイギリス人って何でそんなに食べるのってくらい皆何かしら食べている。
ハイエナのダンスや、雌ライオンの狩りのユニットでのダンスは明らかに劇団四季の方が実力は上。そろっていないじゃん(笑) しかし、前半はムファサの堂々たるキングぶりが際だつし、ナラのソロの歌声もいい。シンバの軟弱な演技とラフィキに「お前は何者だ!」と問われて王国へ帰る決心をした後の力強いシンバとの使い分け。(シンバって声もあんまり出ないし「なんじゃこりゃ」って思っていたら押さえていたのだ)シンバが自分を取り戻すシーンはちょっと感動してしまったのである。ザズーやティモンとプンバアのコンビが楽しいのはロンドンでも同じ。個性豊かなブラックパワー炸裂だ。東京でももう一度見たくなった。

2002年2月11日(月)15:00開演 OFF OFFシアター(下北沢)

彼女を不安にさせるいくつかのこと河西健司、中西良太、田島令子 3,000円 自由席 評価:「B+

今年初の観劇も、下北沢から始まった。第12回下北沢演劇祭参加コットンクラブプロデュース。どこかで見たような俳優達が100席ほどの小劇場で芝居をしているところがやっぱ東京なんだと改めて感心する。自由席で床に座布団というのはやはりおしりがつらい(笑) しかし目の前1m足らずのところで芝居をやっているのだから文句も言えまい。
ホテルの一室。賢明にワープロのキーをたたく売れない女流作家。いつになく執筆に力がこもる。スランプに落ちた彼女が最後に一発逆転を狙う。別れた亭主との間にできた医者志望の一人息子に保険金と印税を残すため、自殺を計画する。しかし自殺では保険が下りないためネットで見つけた「始末屋」に殺害されたように偽装を依頼。謎に満ちた女流作家の死に様が宣伝となり最後に執筆した本はベストセラーに..との計画までは良かったが。離婚の危機にある客室係のホテルマンと整体師に変装しホテルの一室にやってくる始末屋たちとのやり取り。悲しくも楽しい芝居であった。う〜ん、やっぱ観劇はやめられまへん。

 

下北の当日券狙いでこれからはどんどん観ることにしよう!

2003年1月18日(土) ジキルとハイド(日生劇場)

 

 

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