にわか芸大生をやっていました(指揮法講習会に参加しました)

2005年7月21日

実はこの3日間(7月19〜21日)は、東京藝術大学で指揮法の講習会に参加していたのです。
といっても、一般市民向け公開講座。誰でも希望すれば受講できます。実際参加者は現役高校生から、80歳近いおじさままで多種多様。

でも、「指揮法」なんかを学びに来る方たちなので、やはりかなり音楽に関わりの深い方が多かったようです。それに一般の講習会では「前に出てやりたい人」と呼びかけられて手を挙げる人はそれほど多くないと思いますが、この講習会では、前に出てする「指揮」の講座だけあって、前に出ることを躊躇していたらだめですから、手を上げる人が多く、積極的で、自分も「負けられない」と思い、積極的に出ました。

講師は田中良和先生。ほんとうは佐藤功太郎先生の予定でしたが、病気のため田中先生がピンチヒッターでした。と言うとちょっとがっかりのように思うかもしれませんが、かえって、私にとってはとても良い結果となりました。

これまで、アマデイはもちろん、ほかでも若干指揮者の経験はあるものの、正式に先生についたことはありませんでした。
長い間疑問に思っていたこと、うまく行かずに悩んでいたこと、などが田中先生の講習を受けて一気に解決しました。今後それがすぐ実際の指揮に出るかどうかは別として、とにかく、良く言いますが「目から鱗が落ちた」状態でした。

そして、最終日の今日は、なんと、芸大の学生による弦楽オーケストラ12名を前にして指揮をさせてもらえたのです。これに手を上げるのはかなり勇気のあることでしたが、このためにこそこの講座を受けたので、積極的にやりました。

グリークのホルベルク組曲。曲はある程度知っていたし、20年位前に楽譜を買っていたのですが、やはり勉強不足でどうしようか迷いました。結局、昨日の、ピアノの先生を前にしてのレッスンで演奏した、4楽章Airの初めの部分を繰り返し付きで演奏することにしました。

ゆっくりした楽章で、フレーズごとにちょっとずつ表情を変える(これは自分がそうしたかったからです)、クレッシェンドしながらリタルダンドする、更にそこに付点音符が入ってくる、これらの指揮の仕方は結構難しいです。今までだったらやたら手を振って指揮をしていたでしょうけれども、今回の講習で無駄な振りはみんなやめて、必要なポイントだけを指示すれば良いと言うことを学び、うまく出来ました。

20人を超えるマンドリン合奏を指揮した経験のある身ではありましたが、12人の弦楽オーケストラを指揮するのは、どきどき、ハラハラでした。でも、打ち合わせもなく振り始めても、手のちょっとした表現で、それに応えて表情を変えて演奏してくれる芸大生のオーケストラ。技術レベルも高い人たちだから、音ももちろん美しく、いや、うれしいと言うか、感動ものでした。

私は選びませんでしたが、1楽章や5楽章の速い曲を選んでいた受講者もいました。それを難なくこなす芸大生たち。この人たちは、今朝楽譜をもらって1時間さらってきただけだと言うのです。それであの曲の「どこを弾け」と言われても弾いてしまう…。彼らはプロの卵ですから、比較することもないのですが、、、、、、やはり、自分のおかれた環境との違いはいかんともしがたく、ショックでもありました。

ほかにも話したいことはいっぱい。とにかく、感動の3日間となりました。(今度飲んだら話が止まらないかも。……「女子大生」の話題ではありませんよ。)