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わたしのお薦めの演奏家/団体

ここでご紹介する演奏家または団体に関する記述は、特に注意書きのない限り私が独断で記載しているものであり、当該演奏家/団体の公式な許可を得たものではありません。
コメントは私の知識と主観に基づくものであることを御承知おきください。

  1. ベルリン弦楽ゾリステン
  2. 古典四重奏団
  3. 新星日本交響楽団
  4. 東京スコラカントールム(アマチュア合唱団)
  5. 岩城宏之(指揮者)

ベルリン弦楽ゾリステンPHILHARMONISCHE STREICHERSOLISTEN, BERLIN

1973年にベルリンの3つの主要オーケストラの優れた弦楽奏者によって結成された。
1983年よりベルリン・フィル第一コンサートマスターの安永徹氏がコンサートマスターを務めている
これまでに7回くらい来日しており、わたしは2、3回演奏会に足を運んだことがあり、その美しい響きに圧倒された。
 
私がマンドリン合奏をする上での理想(夢?)とする団体である。
 
CD「レスピーギ/リュートのための古風な舞曲とアリア」(東芝EMI CE32-5942)
収録曲
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲
ドヴォルザーク:ワルツ作品54-1
トゥリーナ:闘牛士の祈り
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ビゼー:アンダンティーノ
シューベルト:5つのメヌエットと6つのトリオD.89
レーガー:叙情的なアンダンテ”愛の夢”
 
レスピーギとバルトークはかつて寺島陸也氏の編曲で幾度かマンドリン合奏で演奏したことがあり、好きな曲であり、かつマンドリン演奏会のレベルを向上させるためにもぜひ取り組んでいただきたいと思う。またトゥリーナの曲は原曲はリュート四重奏であり、作曲者自身によって弦楽合奏に編曲されたもの。不思議な魅力に満ちた曲である。それまで知らなかったがこのCDを聞いて非常に好きになった。弦楽合奏版も欲しいが、できれば原曲を手に入れてマンドリン合奏に編曲してみたいものである。
 

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古典四重奏団QUARTETTO CLASSICO

1986年東京芸術大学及び同大学院卒業生により結成。レパートリーはJ.S.バッハの「フーガの技法」に始まり、バルトーク、ショスタコーヴィッチなど現代に至るまで50数曲にのぼり、そのすべてを暗譜で演奏する。(以上演奏会のちらしから)→古典四重奏団のホームページ
 
川原千真 花崎淳生(以上Vn)三輪真樹(Va)田崎瑞博(Vc)
 
毎年秋に定期的に演奏会を開き、その他にも各種の演奏会に出演している。また、メンバーがそれぞれ違うアンサンブルを組織し、幅広い活躍をしている。私はグレゴリオ音楽院に学んでいたとき、彼等のリハーサルを聴かせてもらって以来ファンとなった。メンバーの気さくな感じが非常に親しみを与えてくれる。それでいて本番を聞くと自分のマンドリンとのあまりの音楽の違いに愕然とさせられる(比較するのも申し訳ないくらいだが)。これまでに、マンドリンの仲間にはとにかく一度彼等の演奏を聴くようにすすめ、聴いた者はみな非常にショックを受けて帰ってきた。
ともすれば、「暗譜で演奏する」と言う点に注目が集まりがちだが、「暗譜で演奏する」ことそのものがすばらしいのではなく、聴くものに「暗譜で演奏する」ことが特別 なことと感じさせない程、演奏者の中で音楽が出来上がっているところがすごいと思う。彼等の演奏には楽譜さえもその自由な音楽表現を妨げてしまうかのようであり、「暗譜で演奏する」ことが自然なのである。また舞台でも、譜面 台による観客との間の隔たりがなくなり、4人の奏者の一体感が観客とも共有されているような感じを受ける。アンコールの時の田崎氏和やかな話ぶりにもあらわれているように、音楽の高さを保ちながらも観客に親しみを感じさせる団体である。
 
CD「モーツァルト/弦楽四重奏曲 ニ短調 ハイドンセット第2番
        弦楽四重奏曲 ニ長調 ホフマイスター」
(コジマ録音ALCD-3029)
 

「ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130「大フーガ」作品133付き」
(ewe records ewcc-0013)

[古典四重奏団のホームページ] ↑Top


2001年4月1日、東京フィルハーモニー交響楽団と新星日本交響楽団は合併し、新しく「東京フィルハーモニー交響楽団」になりました。それに伴い、この欄も改正すべきですが、申しわけありません。以前のままです。

新星日本交響楽団JAPAN SHINSEI SYMPHONY ORCHESTRA

1969年楽員による自主運営のオーケストラとして創立された。
1977年5月楽団顧問に指揮者故山田一雄氏が就任。1981年初代理事長に劇作家の飯沢匡氏が就任。1997年7月理事長に黒柳徹子氏が就任し現在に至る。
サントリーホール、東京芸術劇場での定期演奏会の他様々な公演を行っている。
 
東京には数多くのオーケストラがありどれもすばらしい楽団であるが、私が新星日本交響楽団を推薦する理由の一つは、演奏活動の特徴の一つとして定期演奏会に日本人の作品を積極的に取り上げている点、そして、アジアの作曲家による作品の演奏会を定期的に行っている事である。日本では日本人の作品や、ましてアジア諸国の作曲家の作品は受けが悪い。選曲次第で演奏会の入場者数に影響がある事が分かっているにもかかわらず、あえて取り上げている姿勢を評価したい。
私が初めて新星日本交響楽団の演奏を聞いたのは大学生の時、知人に紹介されて演奏会に行った時である。以来この楽団に好意を持ち、しばしば定期演奏会に通 った。先にあげたアジア諸国の作曲家の作品を集めた演奏会「我が隣人達の音楽」シリーズや、創立20周年を記念した定期演奏会でのマーラー「交響曲第8番」、同記念ヨーロッパ公演などは思い出深い。現在はなかなか聴く機会がないのだが先日演奏会のちらしに「アジアの鼓動」というシリーズが載っており、現在も同様の活動をしている事を知ってうれしかった。

[新星日本交響楽団ホームページ] ↑Top


東京スコラ・カントールムSCHOLA CANTORUM, TOKYO

1979年創立。宗教音楽の研究、演奏、普及、演奏者育成を目的として演奏活動をしているアマチュア合唱団である(所属会員の中にはプロの声楽家もいる)。 年2回の定期演奏会を慈善公演として開催し、収益金はその福祉、厚生、文化事業に献金している。演奏は宗教音楽固有の伝統的唱法、オリジナル楽器を使用することにこだわりを持つ。

実は一時期自分もこの団体で歌っていたのでお薦めとなるわけだが、それだけではない。定期演奏会では宗教音楽(私としては「教会音楽」と表現したい)しか取り上げていない。にもかかわらず、ほとんどいつも満席になる。これは驚きである。合唱団のコンサートは関係者が来場する事が多く集客率は高いが、地味な宗教音楽主体であれだけ聴衆を集められるのは、やはりその演奏レベルの高さ、本物思考によるものであろう。「本物思考」というのも単に音楽面 だけではない。内に秘めた祈りの心を大切にしている。創立20周年を迎えますます活動盛んな団体である。

ちなみに、私は舞台の表からは離れたが、演奏会用の楽譜作成(→浄書)、字幕スーパーの手伝い(→キュー出し)など、時々裏方で協力させていただいている。
 

[東京スコラカントールムホームページ] ↑Top


岩城宏之(指揮者)HIROYUKI IWAKI

1932年東京都生まれ。東京芸術大学音楽学部打楽器科中退。1954年NHK交響楽団副指揮者となり、1963年指揮者に就任。国内の主要交響楽団の他、各国の主要オーケストラを指揮し、国際的に演奏活動中。1988年サントリー音楽賞、1993年放送文化賞、1996年紫綬褒章などを受賞。著書に「楽譜の風景」「フィルハーモニーの風景」「森のうた」他多数。現在、NHK交響楽団正指揮者、メルボルン交響楽団桂冠指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、札幌交響楽団桂冠指揮者、東京混声合唱団音楽監督を兼任。
 
御存知指揮者の岩城さんである。余りにも有名なので、お薦めするまでもない。お薦めと言うより好きな演奏家としよう。私と岩城さんとのかかわりは、(もちろん岩城さんが覚えているはずがないが)早稲田大学の創立100周年記念事業である。私は大学3、4年次に(自分は成城大学だが)早稲田大学のマンドリン楽部に部員として参加していた。早稲田大学の創立100周年記念事業の一つとして、早稲田大学交響楽団がマーラーの交響曲第8番の演奏会があり、その中のマンドリンパートとして、マンドリン楽部のメンバーとともに参加した。マンドリンクラブはほとんどがアマチュアの指揮者であるため、私はプロの指揮者のもとで演奏したのは初めてだった。メンバーが異常に緊張していたのを、岩城さんが穏やかな口調で、時に冗談を交えながらリラックスさせてくれたのを覚えている。マンドリンの出番はほんの少しなので、むしろオーケストラの練習を見学していたに近いが、リハーサルが進むにつれ、音楽がどんどん変わって行ったのを肌で感じた。「なるほどこれがプロの指揮者の演奏か」と思った。以前に幾度かは演奏を聴いた事があり、特にストラヴィンスキーの「春の祭典」(NHK交響楽団)は印象深かったが、マーラー以来岩城さんのファンとなり、著書は全て読んだ。それも何度も。著書は非常に面 白かったと同時に、高校生からマンドリンを始めた私がプロを目指そうとした時の励みにもなった。
 
CD「STRAVINSKY/Petrushka Agon Fireworks」(Vergn Classics VC 7 91101-2)
Hiroyuki Iwaki/Melbourne Symphony Orchestra

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