日本SF大会とは、SFが好きな人たちが集まって行われる、日本で一番大きなSFの
お祭です。
けれどもここ最近はSFに限らず、特撮やファン夕ジーやホラー、ミステリー、ライトノベルといった分野の
好きな方も参加されています。
一口SFと言っても難しく考えることはありません。なぜなら、
勇者シリーズが好きなら、みんなSFファンだ!
ということです。理詰めの難解な小説を読んでなければいけないわけじゃなくて、
勇者シリーズをおもしろいと思える感覚がSFなんですから。
このSF大会というのは、SFファンのグループが持ち回りでやっているもので、毎年「大会
実行委員会」という大会の運営を行う組織が有志によって結成されています。
ではどんなことをしているのかというと、次のようなことをしています。
星雲賞を決める
「星雲賞」というのは、昨年までに完結し、日本で発行されたSFに関連した作品に対し、
SF国内長編・SF海外長編・SF国内短編・SF海外短編・ノンフィクション部門・メディア部門・
アート部門各部門のなかで良かったものをSF大会参加者の投票で決めるという、
日本で最も栄誉ある賞です。
SFファングループ連合会議を開く
SFファングループ連合会議は、SFファングループ連合会という団体に登録したファング
ループの代表者が集まって、色々と決めています。この会議の中で、次回SF大会を開催
するファングループの決定もしています。
で、この2つのことさえやれば、あとは公序良俗に反しなければ、たいがいのことはできる
というわけで、様々な企画が行われています。
SF大会は会場と大会実行委員会の方針によって、開催形態が2つあります。
コンベンションセンターや国際会議場など、大きな公共施設を借りて行われるSF大会。
その施設が借りることのできる時間帯に行われるので、大体朝9:00〜夜9:00くらい
までで、2日間開催というのが多いです。そのため、大会実行委員会側で旅行会社に依頼
して、会場周辺のホテルなどを押さえています。また、参加者が自主的にホテルを押さえて
合宿企画を開いたりすることもあります。
2005年に開催された、HAMACON2(会場:パシフィコ横浜)がこのタイプです。
地方の旅館・ホテルなどを借りきって、行われるSF大会。
借りきるので、開催期間は朝から晩まで、どっぷりSFに漬かれます。大体1泊2日で行わ
れます。都市型に比べて参加費が割高に見えますが、都市型が(場合によっては)ホテル
の予約をする必要があることを考えれば、お得です。
2006年に開催される第45回日本SF大会・通称ずんこん(会場:松島 ホテル壮観)が
このタイプです。
SF大会内で行われる企画はおおよそ2つに分類されます。
大会実行委員会の用意した企画
大会実行委員会が主催している企画です。毎年各大会実行委員会が趣向を懲らした企画
があります。やねこんでは、結婚式がありました。Zero-CONでは、水木一郎氏をお招き
してのミニコンサートをしました。ゆ〜こんでは、T-con2003の実行委員会と協力して、
喫茶店をやってました。
また、ディーラーズルームという、参加者が出店できる、即売会も行っています。
同人誌はもちろん、フィギア、自主制作ビデオ、ぬいぐるみ、手ぬぐいなど、色々なものが
あります。
このディーラーズルームでは大会公式グッズの販売や、来年のSF大会の申込み受付も
あったりしますので、開催期間中に、一度は立ち寄ると、いいかもしれません。
自主企画
SF大会参加者が持ち込む企画。既に常連になっている企画もたくさんあります。
「勇者のお茶会」もその一つです。とにかく数も種類も豊富なので、SF大会の各企画など
の様子を知らせる新聞(時刊新聞・時間報)まであるほどです。
その他にどんな企画があるかというと、お茶会、喫茶店、酒場(合宿型だと設けられます)、
上映会、とにかく歌いまくる、折り紙で怪獣を折る、シュミレーションゲーム、シールを自作
して交換し合うといったものから、真面目な座談会もあります。
SF大会には、毎度たくさんのゲストが招かれます。毎回実行委員会が変わるので、
同じゲストが招かれるとは限らないのですが、何度も参加されている方もいらっしゃいますし、
中にはご自分で自主企画を大会に持ち込んで、主催されている方もいらっしゃいます。
SF作家、評論家はもちろん、ファンタジー、ミステリーの作家も招かれていますし、
漫画家、特撮やアニメのスタッフもここ最近招かれるようになりました。また、SF大会に
よっては、声優や歌手も呼ばれたりします。
SF大会は早く申し込めばそれだけ安く済むという料金体系をとっています。もし行きたく
なったら、早めに申し込みましょう。
1.申込書を手に入れる
申込書は、下記の方法で手に入れることができます。
(1) 大会実行委員会事務局へ連絡する
大会実行委員会へ連絡をすると、申込要項一式を送ってくれます。
各大会実行委員会の連絡先は、下記ホームページを参照して下さい。
申込み先は、月刊SFマガジン(早川書房刊)でも告知が掲載されています。
(2) ホームページ
ずんこんではホームページ上でPDF形式のファイルで申込書を掲載しています。
今後行われるSF大会の公式ホームページでもそのような形の申込み書掲載があると
思います。まめにチェックしてみて下さい。
(3) コミックマーケット
コミックマーケットで実行委員会がサークル参加しているので、そこにいけば申込書を
もらえ、またその場で受付をしてくれることもあります。
また、私がサークル代表をしている「天野砂緒文庫」でも、できる限りSF大会申込書の
配布に努めています。
(4) 専門店
たまに都内の漫画専門店、模型やフィギアなどを専門に扱っているお店などで、申込書を
置いているところを見かけます。もし、そういった店に立ち寄って、申込書が置いてあった
ら、もらっておきましょう。
(5) 勇者のお茶会
勇者のお茶会でも申込書を配布してます。イベント開催の時にはチェックしてみてくださ
い。
2.料金体系
冒頭でも書いたように、SF大会は早く申し込めばそれだけ安く済むという料金体系をとっ
ています。1年前に申込んだ場合と、申込期間ギリギリで申し込む場合とでは、4,000〜5,000
円ほど開きがあります。参加費は、各SF大会によって違います。
都市型のHAMACON2と合宿型のずんこんの料金を例にあげます。
申込み区分 予備登録 参加登録 参加登録
18〜21歳参加登録
12〜17歳2005年5月末まで 3,000円
12,000円
10,000円
4,000円
2005年6月末まで 3,000円
14,000円
12,000円
4,000円
※ 当 日
−
14,000円
12,000円
4,000円
※当日受付は、参加人数に余裕がある場合に行うことがあります。
申込み区分 予備登録 参加登録 2004年12月末まで 4,000円
29,000円
2005年1月〜7月末まで 4,000円
31,000円
2005年8月〜12月末まで 4,000円
35,000円
(1)予備登録
「都合で、参加できるかどうか現在わからない」とか、
「参加しようかどうか迷っている」
という人のためにあるシステムで、この登録をしておくと、大会実行委員会が発行する
プログレスレポートや星雲賞の投票権がもらえるほか、参加登録への切り替えもスムーズ
です。
(2)参加登録
実際に会場まで行って、大会の企画などに参加する区分です。
3.参加費を払う
参加費は、次のような形で支払います。
(1) 銀行振込・郵便局振込
申込書に振込口座が記載されていますので、そこへ振り込みます。
振り込みの控えは、大会が終わるまで、保存しておくことが無難です。万が一の事態のとき、
振り込んだ控えのコピーを要求される場合もあります。
(2) コミックマーケット
大会実行委員会がコミックマーケットでサークル参加している場合は、その場で、受け付
けてくれることもあります。
(3)SF大会
SFファングループ連合会議で承認された大会実行委員会は、次の年のSF大会からディーラ
ーズルームに申込用のテーブルをだすことができます。そこで申込書に記入して、入金する
ことができます。
参加登録、予備登録をすると、大会実行委員会から様々なものが郵送されてきます。
SF大会をどんな趣向で開催するのか、どんな企画が現在予定されているのか、どんな
ゲストが来るのか、現地についての情報を紹介している情報誌。
星雲賞投票用紙
SF大会の開催日にもよりますが、おおよそ5月〜6月くらいにプログレスと一緒に届きま
す。昨年の12月末までに完結した作品を対象にしています。いくつかの候補が記載されてい
ますが、それ以外でも、対象の期間内に終了した作品ならば、自由に1作品名を記入するこ
とができます。
わからないジャンルは棄権することができます。
宿泊先申込書
都市型開催の場合は、宿泊施設が併設されている会場ではないので、大会実行委員会
が旅行会社に依頼して、会場周辺の宿泊施設を押さえます。
この他にも合宿企画の案内が同封されていることもあります。
その他
自主企画の案内や募集
企画によっては、参加者から作品等を募集することで成立している企画もあります。
その場合、応募規定も同時に掲載されます。「これは」という募集広告があったら、応募して
みましょう。
T-con2003からは「シール企画」という、参加者や各自主企画等がシールを作り、その
シールをお互いに交換して集めるという企画が始まりました。この企画にはどなたでも
参加しやすいのではと思います。
SF大会ではコスプレ(SF大会では「マスカレード」という)や、持ち物や着るものを工夫して
参加される方が多いようです。特撮ヒーローやアニメキャラのマスカレードはもちろん、浴衣、
チャイナドレス、軍服、ロボットの着ぐるみ、はては麦わら帽子に宇宙戦艦ヤマト型の浮き袋
をくくりつけてくる人、カメのぬいぐるみを頭に乗せている人などがいました。私は「ブレイブ
21Tシャツ」を着てみました。
実社会ではちょとできない格好も、ここではあたりまえのように歩いています。
仲間を誘って集団でやるのもよし、1人で工夫するもよし、いろいろやってみるのもいいか
も。
開催日 |
愛称 | 開催地 |
| 2006年7月8日〜9日 2007年 |
ずんこん Nippon 2007 |
宮城県 松島 ホテル壮観 パシフィコ横浜 |