Ragtime
(ラグタイム)
>ジェームズ・P・ジョンソン
>ジェリー・ロール・モートン
>ファッツ・ウォーラー |
19世紀の終わりごろにアメリカ中南部で演奏されていた、ジャズ初期の形。
ヨーロッパのクラシックのメロディー、フランスやスペインの民謡、
西インド諸島の音楽、マーチやカーニバルの音楽、黒人独特のブルース、
宗教色を持つニグロ・スピリチュアルズ、
など、さまざまな音楽が混じり合ってうまれて来た音楽。 |
New Orleans Jazz
(ニューオリンズ・ジャズ)
>ルイ・アームストロング
>ジョージ・ルイス
>バンク・ジョンソン |
ジャズという音楽が、一つの形をとって現れるようになったのは、20世紀初頭の
10年間ほどと言われている。黒人ならではの躍動的なリズムや、独特の
シンコペーション、彼らのルーツであるブルース感覚などが混ぜ合わされて、初期の
ニューオリンズ・ジャズ・スタイルが出来た。ルイ・アームストロングにより
ジャズ演奏最大の特徴である個性的なアドリブ・ソロを発展、伝えられて行った。
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Chicago Jazz
(シカゴ・ジャズ)
>ジミー・ヌーン
>アール・ハインズ
>エディ・コンドル |
1920年代のシカゴでジャズが栄えたのは、当時ニューオリンズが軍港になり、
歓楽街だったストーリービルが閉鎖されたことが引き金となった。ジャズメンたちは、
新しい天地を求めてミシシッピー河を北上し、シカゴに進出していった。
サウスサイドを拠点にして、素朴なニューオリンズスタイルから一皮むけた、
都会的なジャズを演奏していった。 |
Kansas City Jazz
(カンサス・シティ・ジャズ)
>カウント・ベイシー楽団
>ベニー・モーテン楽団
>ジェイ・マクシャン楽団
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1920年代の後半頃、演奏されていたシンプルなリフを中心にした
ビッグバンドサウンド。個性的な響きだけでなく、後のモダンジャズメンを育てた
土台となっている。カンサスジャズを代表するバンドは、カウント・ベイシー楽団。
また、レスターヤングやチャーリー・パーカーも中西部から出た巨人達。
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Swing Jazz
(スウィング・ジャズ)
>ベニー・グッドマン
>テディ・ウィルソン
>レスター・ヤング |
長かった不況からの脱出の兆しが見えるように、時代の要求に答える形で、
スウィング・ジャズが人々の心をとらえた。
洗礼された響きを持つ、踊りやすいサウンド、それでいて単なる
スウィート・ミュージックではなく、ウキウキするようなリズムと、
人々の生活を応援してくれるような刺激性を持っている音楽。 |
BeBop
(ビバップ)
>チャーリー・パーカー
>ディージー・ガレスピー
>デクスター・ゴードン
>チャーリー・クリスチャン |
1940年代の始め、ニューヨークのハーレムを中心に、ビバップと呼ばれた
新しい、ジャム・セッションが繰り広げられた。今までに無く、コード進行を
徹底的に推し進め、めまぐるしいまでに細分化されたコード・チェンジ、と同時に
より細かなフレーズをスピーディーに歌い上げる刺激的なプレイ。
>バド・パウエル >ファッツ・ナバロ >セロニアス・モンク etc... |
Cool Jazz
(クール・ジャズ)
>マイルス・デイビス
>スタン・ゲッツ
>ジョージ・シアリング
>リー・コニッツ |
野性的なビバップに比べ、知的で内向的。
白人ミュージシャンを中心に生み出されたクールスタイルは、
内部に強烈なエモーションを秘めていて、ビバップの中から自然な形で
生み出されて来たもう一つの、表現スタイル。ソフトで落ち着いた感じのサウンド。
バランスの取れた透明感あふれる美しいジャズ。 |
Modern Swing
(中間派ジャズ)
>エドモンド・ホール
>ビック・ディッケンソン
>マックス・カミンスキー |
モダン・ジャズではなく、かといって旧来のスウィングでもなく "中間派" などと
呼ばれている。トラッド・ファンを喜ばせたのだが、その大きな推進役になったのは
40年代のブルーノートやコモドア、50年代のバンガードなどのレーベルが、
この種のジャズを多く取り上げて、レコーディングを行なった。 |
Afro-Cuban Jazz
(アフロ・キューバン・ジャズ)
>マチート楽団
>ショーティ・ロジャース
>ディジー・ガレスピー |
モダン・トランペットの立役者の一人、ディジー・ガレスピーは、同時に
アフロ・キューバン・ジャズのパイオニアでもある。
ジャズと陽気なアフロ・キュウバン・リズムを融合させた、エキサイティングな音楽。
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Progressive Jazz
(プログレシッシブ・ジャズ)
>スタン・ケントン
>ボイド・レイバーン
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40年代の始め、スタン・ケントンが率いたバンドは、白人的な手法を使って
ビッグ・バンド・ジャズに一つの革命をもたらした。
大胆な編曲の手法は、その後ますます拡大されて行き、47年頃には
プログレッシブ・ジャズと呼ばれた。新鮮なスタイルへと発展を遂げて行く。 |
West Cost Jazz
(ウエスト・コースト・ジャズ)
>ジェリー・マリガン
>アート・ペッパー
>シェリー・マン |
西海岸の若手ミュージシャンを中心に勢いを極めたウエスト・コースト・ジャズ。
そのサウンドの特徴は、この地の白人ミュージシャンを中心にしたスマートな、
明るい空気をそのまま反映するかのような、さわやかで軽快なスウィング。
スタジオ・ミュージシャンの需要が高まってくるとともに、優れた実力を
持つようになった。スタジオでの仕事を終えると、夜のクラブでジャム・セッション。 |
Hard Bop
(ハード・バップ)
>マイルス・デイビス
>ソニー・ロリンズ
>クリフォード・ブラウン
>ジョン・コルトレーン |
1940年代に生み出されたビバップは、50年代に入るとさまざまな
個性的表現を行なうミュージシャンによって、多彩な展開を見せるようになって行く。
黒人ミュージシャンを中心に行なわれてきた試みが、54年〜55年にかけて
いっせいに花開く。黒人プレイヤー主導でさかんに演奏されていた。
黒人のパワーとエモーションが、押し出された音楽。
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Funky Jazz
(ファンキー・ジャズ)
>アート・ブレイキー
>りー・モーガン
>キャノンボール・アダレイ
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ハード・バップ・ジャズは多数の個性的表現を持つプレイヤーを生み出していった。
より黒人音楽が持っているルーツ、泥臭い響きを強く打ち出したジャズが、
50年代後半に盛んに演奏されるようになった。
黒人としての強い誇りと尊厳を高らかに歌い上げていったファンキー・ジャズは
50年代の末に熱狂的なブームを巻き起こした。
>ボビー・ティモンズ>ベニー・ゴルソン>ホレス・シルバー>ハンク・モブレイ etc... |
Free Jazz
(フリー・ジャズ)
>オーネット・コールマン
>セシル・テイラー
>アルバート・アイラー
>ジョン・コルトレーン |
オーネット・コールマンの衝撃的なデビューにより口火が切られた1960年代。
より自由な即興プレイの可能性を追い求めた。人種問題に対する怒りや、
ベトナム戦争の激化などによる社会的な苛立ちを背景に、
ジャズ表現そのものも過激性を帯びて、60年代の半ばから
フリー・ジャズの嵐がアメリカのジャズ・シーン全体を覆っていった。 |
Mode Jazz
モード・ジャズ(新主流派ジャズ)
>マイルス・デイビス
>ジョン・コルトレーン
>ハービー・ハンコック
>ウェイン・ショーター |
1958年頃から、マイルスなどの手によって試みられた。モダン・ジャズの
オソドックスな手法。コード進行に基づいたアドリブ・ソロ。
その概念を一歩推し進めるとともに音階(スケール)そのものを特定して、
通常のスケールにとらわれないアドリブ表現の可能性を切り開いていく。
マイルス、コルトレーン、ビル・エヴァンスを加えたバンドメンバーたちが
アイデアを交換し、さまざまな試みを繰り返し、新しい響きを生み出していった。
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Jazz Rock
(ジャズ・ロック)
>ジャズ・コンポーザーズ・
オーケストラ(カーラー・ブレイ)
>フランク・ザッパ
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ジャズとロックの掛け合わせた表現。60年代初頭。
英国では、ロックとジャズがより近い位置にあり、両方を自由に行き来する、
そうした英国ジャズ・ロックはカンタベリー派などと呼ばれた。
米国では、60年代中頃から動きが見られ、キース・ジャレットが、ボブ・ディランの
曲を取り上げたのも、同じ流れである。
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Soul Jazz
(ソウル・ジャズ)
>ルー・ドナルドソン
>エディー・ハリス
>ローランド・カーク
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60年代初頭に流行ったファンキー・ジャズの後に来るスタイル。
当時のソウルの流儀を最大限に応用し、R&Bのヒット曲のカバー、電気ベースの
応用も目立った。70年代初頭のニュー・ソウル勢はそうしたソウル・ジャズの
すぐれたおもむきが無くては現れなかったことだろう。
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Bossa Nova
(ボサノバ)
>アントニオ・カルロス・ジョビン
>ビニシウス・モライス
>チャーリー・バード
>ジョアン・ジルベルト
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50年代後半にブラジルで生まれた、シンプルかつ洒落たニュー・ウェイブ・ポップ
の表現がボサノバ。気持ちよいコード進行、メロディー、ハーモニー感覚。
それに寄り添うくつろいだ揺れるビート感覚。
そんなブラジルの新傾向フォーキー音楽はアメリカのジャズマンの力を経て、
世界に広く知らしめることになった。
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Fusion
(フュージョン)
>チック・コリア
>ハービー・ハンコック
>デビッド・サンボーン
>ケニィー・G
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R&B〜ファンク、ロックなどがあったからこそ出てきたジャズ的表現が、
フュージョンである。その流れが大きく脚光を浴びたのは70年代初頭から中期。
当初はクロスオーバーとも呼ばれた。音楽的特徴として、電気音楽を採用する
豊富な音色、はっきり豊かなポップ的メロディー使い、4ビートから離れた立体的な
ビート感覚。 |
Hip Hop Jazz
(ヒップホップジャズ)
>コートニー・パイン
>グレッグ・オズビー
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80年代後半に、NYで生まれた新しいストリート・ファンク表現。
語りが中心でメロディー感覚が希薄。そんな新世代の人気表現を取り入れた
ジャズがヒップ・ホップ・ジャズと言われている。それはビート感覚やサウンドの
特色を取り込もうとしたものと、実際にラップを入れたものとの二つに大別される。
その、両方を取り入れたものも少なくない。 |
Future Jazz
(フューチャー・ジャズ)
>ニルス・ペッター・モルベル
>ブッゲ・ヴェッセルトフト
>ジョン・スコフィールド
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ハード・バップやフリー・ジャズのように明確なスタイルとしてあるのではなく、
その名称が使われるようになったのは90年代の後半。
現代テクノロジーを介したものであり、先端の音色感覚や音像、
音響感覚を持つものである。
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