温泉

群馬県は温泉が多いことでも有名で、草津温泉をはじめ伊香保、四万、水上と全国的に名前の通った温泉地もたくさんあります。
有名な温泉地から一軒宿の温泉地もありますが、日帰り温泉施設も多く、ほとんどの市町村にあると言ってもいいような感じです。
ちなみに、県庁所在地の前橋市でさえ、日帰り温泉施設が、知っているだけでも10カ所以上(ほとんどが平野部)もあります。
ここでは、気軽に行ける日帰り温泉を中心に、自分で入って気に入った場所を勝手に紹介します。
ただ、成分表を元にしても多くの成分を含んでいたりと、温泉の細かい分類は難しいので、入った感じで、適当に分類してみます。

アルカリ性の温泉
アルカリ性単純温泉などのアルカリ性を示す温泉の仲間です。でも、リトマス紙とかで調べたわけではないので、実際に入ってみた感じで分類しています。アルカリ性のため、入るとぬるぬるした感じがする温泉です。美肌効果があるため「美人の湯」と呼ばれることもあります。
小野上温泉(塩川温泉)
「小野上温泉センター」
Na-塩化物泉
吾妻線「小野上温泉駅」のすく隣にある温泉センター。近くの農産物直売所などもあり駐車場も広い。温泉は内風呂と露天風呂があり、無色透明のぬるぬるした感触の温泉で、循環式ではあるが、銘石風呂と露天風呂は流入とほとんど同じくらいのり湯量が流れ出ているためほぼかけ流しである。比較的古くからある公共日帰り温泉で、施設・設備は少し古い感じもするが、綺麗に利用されているといった感じである。内湯は、丸風呂と岩をあしらった銘石風呂、泡風呂、サウナと充実している。露天風呂は、景色が見えるわけではないが、ちょっとした植え込みなどもありいい雰囲気に作ってある。現在新しい温泉センターを建設中であり、今風の温泉センターになってしまう可能性もあるので、今の雰囲気の風呂に入れるのもしばらくの間である。
亀沢温泉
「亀沢温泉センター」
ナトリウム泉
今は高崎市になったが、旧倉渕村の山あいにある一軒宿。「美人の湯」の元祖?だそうで、「美人の湯」の看板を頼りに入っていくと、ログハウス風の作りの建物がある。宿の温泉を開放しているのではなく、宿泊もできる日帰り温泉と言った感じで、建物は田舎の温泉センターというか公民館のようである。無色透明の温泉で、打たせ湯・寝湯・泡沫湯などの内風呂と、沢に面した露天風呂がある。露天風呂は向かいに杉林があり、景色が特にいいわけではないが、開放感がある。
磯部温泉
「恵みの湯」
含銅・鉄-Na-塩化物・炭酸水素塩強塩泉
安中市の温泉として、昔から有名な磯部温泉にできた温泉センター。磯部温泉は炭酸水素泉で、ここの温泉成分(つまり重曹)を利用した磯部せんべいなとが有名。磯辺温泉街には飲泉所などもあり、胃腸にも効果がある。安中市健康増進施設として作られていて、砂風呂などもある。温泉はかすかに褐色がかった透明な温泉で、景色が見える造りではないが露天風呂もある。最近できた新しい施設なので、利用していても気持ちがいい。

硫黄泉や酸性の温泉
もっとも温泉らしい、あの「卵の腐ったようなニオイ」のする硫黄泉で、「湯ノ花」はこの仲間の温泉の沈殿物です。これは硫化水素のニオイで、そのため一般的には酸性の温泉が多いです。酸性の強い温泉は、肌がピリピリした感じがします。
川原湯温泉
共同浴場「王湯」
Ca・Na-硫酸塩・塩化物泉
(中性低張性高温泉)
吾妻線の「川原湯温泉駅」から、坂を上り温泉街のほぼ中央あたりにある共同浴場。八ツ場ダムが完成するとダムのそこに沈んでしまう運命にあり、歴史を感じさせる風情が消えてしまうのも寂しい気がする。作りは古く、内湯と露天風呂が分かれているため、一度服を着ないと両方には入れないのが難点だが、どちらも風情があるので是非両方入ってほしい。温泉は100%源泉かけ流しで、少し濁りがあり、かすかに硫黄のニオイがする。ダム底に消える前に是非また行きたい。ダムの底に沈んでも大丈夫なように新たに源泉は掘ってあり、足湯として使われている。
草津温泉
「西の河原露天風呂」
酸性-硫酸塩・塩化物泉
(酸性低張性高温泉)
草津温泉は、日本でも3本の指に入るほどの温泉地。湯量も豊富で、草津には、たくさんの共同浴場があり、日帰り温泉施設もたくさんあります。ここは日帰り温泉施設ではないですが、「これぞ露天風呂」と言った感じです。西の河原公園ではそこかしこで温泉が噴き出していて、その片隅にそのお湯をそのまま使った露天風呂です。値段も安く、プール並みの広さで、特にこれといった施設はありませんが、そこがまたいい所です。浴槽?は、石造り、当然100%源泉かけ流し。500平方mもあり、泳げるくらいに広いです。周りの景色もよく見えます。露天風呂はきちんと男女別になっています。

濁り湯系の温泉
遊離成分の多い温泉や色の付いた温泉の仲間とします。ただし、硫黄泉の仲間で湯の花が多く淡黄色に濁った温泉はのぞきます。群馬県では、茶色っぽい濁り湯が赤城山や榛名山周辺で比較的多く見られます。
伊香保温泉
「石段の湯」
硫酸塩泉
群馬を代表する温泉の一つでもある石段街で有名な伊香保温泉。その石段街の入り口にある。伊香保温泉は、老舗旅館だけが使っている昔からの茶褐色の温泉と、新湯と呼ばれるほぼ無色透明の温泉に分けられるが、ここと、石段街の源泉の場所にある露天風呂は昔からの茶褐色の温泉。そのためタオルは茶色くなってしまうので注意が必要です。普通の共同浴場のような感じで、露天風呂を含め特別な施設はないが、風情のある作りで、100%源泉かけ流し。単純に伊香保の昔からの温泉を楽しむのにはいい施設です。新湯の温泉に泊まったときには、ここまで足を伸ばせば、昔からの伊香保の温泉を楽しめます。
南郷温泉
「しゃくなげの湯」
アルカリ性単純泉
赤城山の北面にある日帰り温泉。温泉自体は無色透明だが、白い湯ノ花がたくさん浮いていて、白く濁って見える。かすかに硫黄のにおいがし温泉気分が十分楽しめる。湯量が豊富なため100%源泉かけ流し。石造りの内風呂と檜造りと露天風呂と言ったシンプルな造りです。家族風呂も用意されていて、食事も可能。
前橋駅前天然温泉
「ゆ〜ゆ」
Na-塩化物泉
県庁所在地である前橋市の駅前通りにある温泉。こんな所にある温泉だからと思っていると、いい意味でに期待はずれ!。茶色っぽく濁った天然温泉で、100%かけ流し。成分的にも有名な温泉地にも負けないほどらしい。浴槽も石造りでそれらしく作ってあり、景色が見えるわけではないが露天風呂もある。温泉自身が自慢のため、よけいな施設を作っていないのも好感が持てる。風呂上がりには、前橋産ではないが群馬県の地ヒールも販売しているので、これがお勧め。
京ヶ島天然温泉
「湯都里」
Na−塩化物・炭酸水素塩温泉
高崎市の高崎インター近くにある日帰り温泉で少し高めの値段設定。
内プロはジャグジー等の各種の入浴施設のため循環濾過式だが、露天風呂は源泉掛け流しにこだわっている茶色っぽく濁った温泉です。岩風呂、大釜風呂、檜風呂、寝湯等、浴槽にもこだわっていて、長い時間楽しめる。食堂やエステ、岩盤浴などのその他の施設も充実。
その他 群馬温泉
「やすらぎの湯」
Na−塩化物・炭酸水素塩泉
旧群馬町、現在の高崎市にある、日帰り温泉としては老舗の部類に入る日帰り温泉です。
温度調整のために加温し、衛生管理のために循環式にはなっているみたいですが、見た目は茶色く濁った温泉で掛け流しになっていて、今でも人気のある日帰り温泉です。
鮎川温泉
「金井の湯」
Na−塩化物強塩温泉
藤岡市のはずれにあるちょっと目立たない日帰り温泉です。化石海水の温泉という物らしいです。海水に近い成分で、湧出温度が低く、成分が濃いため、河水・加温しています。各種入浴施設は沸かし湯ですが、内風呂の源泉風呂と露天風呂は掛け流しにされている淡い茶色い温泉です。

単純温泉など(その他)の温泉
実際には成分でいろいろな種類に分けられるとは思いますが、入った感じで上記の3つの中に入らない温泉として分けました。飲んでみれば塩化物泉と分かったりする場合もありますが、特に分けません。だから、もっとも数としては多いタイプの温泉です。
法師温泉
「長寿館」
Ca・Na-硫酸塩泉
日帰り温泉ではないが、秘湯ブームの火付け役でもある一軒宿。宿泊客の利用しない10時〜2時まで、日帰り客も利用できる。木造の混浴大浴場が有名だが、女性専用風呂もある。温泉は無色透明で、少し温度は低め。大浴場は四つに区切られ丸太が渡してあり、それを利用して寝湯のような姿勢で入ることもできる。浴槽の下には玉石が敷いてあり、お湯はそこから絶え間なく湧き出でいる。当然100%源泉かけ流しである。以前は浴場の周りに棚がありそこが更衣所だったが、男女別に更衣室を作り利用しやすくなった。入り口は別だが、中は一つなので女性は注意が必要。
谷川温泉
「湯テルメ・谷川」
アルカリ性単純温泉
Ca・Na-硫酸塩・塩化物泉
単純温泉
水上温泉から少し入った所にある温泉地である、落ち着いた感じの谷川温泉。そこの町営の温泉館で少し分かりにくい所にある。ここの特徴は、3種類の源泉があることで、温度や泉質の違う3つの温泉が一度に楽しめるちょっとお得な温泉。どれも無色透明で大きな違いがあるわけではない感じがする。露天風呂は階段を下った所にあり、近くを流れる谷川に面していて、景色を眺めながら入れて気持ちがいい。
敷島温泉
「赤城の湯ふれあいの家」
単純温泉(弱アルカリ性)
上越線「敷島駅」近くにある、ふるさと創生事業で掘り当てた温泉。設備はシンプルでお風呂と休憩所のみ。隣に船をモチーフにした「ユートピア赤城」という同じ温泉を使ったプール付き・床暖房と設備の整った近代的な日帰り温泉があるが、そこは循環式。ここは100%源泉かけ流しで温泉好きとしては、こっちに軍配が上がるかな。かすかに褐色がかったほぼ無色透明な温泉で、少しとろみがある感じがする。小さいながらも内風呂と露天風呂があり、シンプルに温泉を楽しめる。
月夜野温泉
「三峰の湯」
アルカリ性単純泉
現水上町、元月夜野町の三峰山の麓にある温泉。細い農道を進んでいくと、雑木林の囲まれた所にプレハブ作りのような建物があり、知らないと本当に温泉があるのか不安になるような素朴な温泉施設。でも、湯量は豊富らしく、100%源泉かけ流しの温泉。しっかり露天風呂もあり、里山の雑木林に面していてなかなか雰囲気もいい。町営の温泉センターではあるが温泉好きの人が個人で作ったような手造り感があって、素朴でいい感じである。
湯ノ小屋温泉
「湯元館」
弱アルカリ性単純泉
奧利根のもっとも奧の湯ノ小屋温泉にある、元旅館だったところを改修して温泉だけ入れるようにした、趣味で経営しているような所です。たくさんの人数では入れませんが、空いているのでいつも綺麗です。露天風呂は外です。ほとんど手を加えていない源泉掛け流しです。
その他 よしおか温泉
「リバートピア吉岡」
Na-塩化物・炭酸水素塩温泉
利根川を挟んで前橋北部の反対側にある、吉岡村の温泉施設。大きな風力発電施設が目印。温水プールも併設されていて、温泉施設とプールがつながっている。温泉は淡黄色の温泉で、ジャグジー、打たせ湯、寝湯、サウナと施設も充実。
富士見温泉
「見晴らしの湯ふれあい館」
Na・Ca-塩化物泉
赤城山の中腹の富士見村にある日帰り温泉。以前は茶褐色だったが、濾過施設が良くなり今は無色透明になってしまった温泉。
お勧めは日が暮れたあと、前橋の夜景を眺めながら露天風呂に入ること。

特に特徴のある温泉
温泉自身に特徴があったり、施設に特徴があったりして、個人的にいいなと感じた温泉です。
尻焼温泉
Ca・Na-硫酸塩・塩化物温泉
六合村の奥にある、川がそのまま温泉になっている変わったところで、観光地にもなっている。川底の石に腰を下ろして、川底から湧出する温泉で、痔を治したことから尻焼温泉と呼ばれるようになったそうてす。川岸に脱衣所はあるが、水着を着ないとちょっと入れない。行った時は雨のあとで、水量が多くて水温が低くて入れなかった。
猿ヶ京温泉
「猿ヶ京温泉センター」
Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉
赤谷湖畔の猿ヶ京温泉の中の温泉センターの一つ。個人経営のちょっと変わった温泉センターのため利用金は高め。温泉は猿ヶ京温泉で変わった所はないが、内湯の洗い場が畳敷きだったり、張り出した東屋の真ん中がいろりのように切り込まれた浴槽だったり、洞窟風呂があったりと変わったお風呂を楽しめる。
下仁田温泉
「清流の湯」
含二酸化炭素-Ca・Na-炭酸水素塩冷鉱泉
下仁田町の奥まったところにある温泉ですが昼間だけ露天風呂を日帰り温泉として解放しています。なんと言っても珍しいのは「含二酸化炭素」温泉と言うところです。知らないと見過ごしてしまいそうですが、温かい温泉の脇に、源泉そのままの狭い浴槽があります。
その他 水沼温泉センター
「せせらぎの湯」
Na・Ca-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
温泉自体は特に特徴があるわけではないが、渡良瀬渓谷鉄道の「水沼駅」がそのまま温泉になっているという変わった施設。車で行った場合にも、普通に入浴できる。施設としては露天風呂もあり、普通に温泉として楽しめる。話のネタとしてはいいかも。