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2009年NHK大河ドラマ 天地人
'09 1/4〜11/22放送 日曜日 NHK 20:00-20:45(初回・最終回 20:00-21:15) 公式HP
原作:火坂雅志「天地人」 脚本:小松江里子 演出:片岡敬司 制作統括:内藤愼介 音楽:大島ミチル 語り:宮本信子
出演:妻夫木聡 北村一輝 常盤貴子 小栗旬 深田恭子 長澤まさみ 城田優 上地雄輔 高嶋政伸 田中美佐子 小泉孝太郎 東幹久 玉山鉄二 相武紗季 比嘉愛未 高島礼子 阿部寛 吉川晃司 石原良純 木村佳乃 松田龍平 杏 宍戸錠 萬田久子 山下真司 吉瀬美智子 あき竹城 山本圭 新井康弘 角田信朗 加藤武 平泉成 鈴木正幸 葛山信吾 パパイヤ鈴木 江波戸ミロ 富司純子 笹野高史 中尾彬 宇津井健 松方弘樹 ほか
NHK大河ドラマ第48作目。戦国武将上杉景勝の家臣、直江兼続(1560-1619年)が主人公の火坂雅志さんの同名の小説を大河ドラマ化。脚本は連続テレビ小説「どんど晴れ」の脚本を手掛ける小松江里子。兼続は5歳年上の景勝の小姓となり、上杉家の家臣として景勝を支え続けた。後に豊臣秀吉からの家臣への誘いを断り、徳川家康からは最も恐れられた存在だったという。ドラマは戦国の世にあって「愛」という字を掲げたかぶとを身に着け、謙信の教えである「義」を貫いた兼続の生涯を描く。妻夫木聡はNHK大河ドラマ初出演にして主役に抜擢。

【直江兼続】 永禄3年(1560)〜元和5年(1620)没。樋口兼豊の長男として坂戸城下に生まれた。仙洞院に見込まれ、幼くして上杉景勝の近習に。御館の乱において功績があり、21歳の若さで家老に抜擢、のちに執政となる。景勝の命により、直江景綱の娘・お船と結婚し直江家を相続、与板城主に。上杉家の内政・外交を取り仕切り、豊臣秀吉や石田三成との関係を深め、豊臣政権内での上杉家の地位を確立。会津移封にあたっては米沢城主。秀吉没後、対立した徳川家康から送られた詰問状に対し、世に言う「直江状」を送り返した。関ヶ原の戦いと同時期に行われた慶長出羽合戦では、山形城の最上義光を攻めるも、石田三成率いる西軍の敗報に接し、撤退。追撃に出た最上軍相手に見事な退却戦を演じた。戦後は上杉家の存続に奔走。米沢の街づくりを推進し、藩政の基礎を固めた。大坂の陣には徳川方として参戦し、将軍・徳川秀忠から感状と太刀一腰及び小袖を与えられた。元和5年に江戸鱗屋敷にて死去。
C A S T
樋口 与六(ひぐち よろく) 直江兼続(なおえ かねつぐ) ・・・ 妻夫木聡 * 上杉景勝の家臣
■ 上田庄の人々
お船(おせん) ・・・ 常盤貴子 * 与板城主の直江景綱の娘であり、兼続の従姉
樋口惣右衛門(ひぐち そうえもん) ・・・ 高嶋政伸 * 兼続の父 坂戸城主・長尾政景の家臣
お藤(おふじ) ・・・ 田中美佐子 * 兼続の母 上杉家筆頭家老・直江景綱の妹
樋口与七(ひぐち よしち) ・・・ 小泉孝太郎 * 兼続の弟で惣右衛門の次男 後の大国実頼
直江景綱(なおえ かげつな) ・・・ 宍戸錠 * 兼続の伯父であり、お船の父
お万(おまん) ・・・ 萬田久子 * 景綱の妻
直江信綱(なおえ のぶつな) ・・・ 山下真司 * 直江景綱の娘婿(お船の最初の夫) 家柄から直江景綱の婿養子
お悠(おゆう) ・・・ 吉瀬美智子 * お船の姉 謙信の側に仕え、思いを寄せている
きた(きた) ・・・ 江波戸ミロ * 兼続の妹で惣右衛門の長女
かよ(かよ) ・・・ あき竹城 * 幼少時代からお船に仕える侍女
■ 上杉家の人々
上杉謙信(うえすぎ けんしん) ・・・ 阿部寛 * “越後の龍”と称される戦国時代屈指の戦術家
上杉景勝(うえすぎ かげかつ) ・・・ 北村一輝 * 兼続の主君 越後国上田長尾氏当主・長尾政景の次男、上杉謙信の養子
上杉景虎(うえすぎ かげとら) ・・・ 玉山鉄二 * 北条氏康の七男
華姫(はなひめ) ・・・ 相武紗季 * 景勝の妹
菊姫(きくひめ) ・・・ 比嘉愛未 * 景勝の正室 武田信玄の六女
仙桃院(せんとういん) ・・・ 高島礼子 * 景勝の母 謙信の実姉
■ 上杉家臣
泉沢久秀(いずみざわ ひさひで) ・・・ 東幹久 * 上杉景勝の家臣 兼続の小姓仲間
吉江宗信(よしえ むねのぶ) ・・・ 山本圭 * 謙信家臣団の中でも文治派に属す
北条高広(きたじょう たかひろ) ・・・ 新井康弘 * 謙信の青年時代から仕える
柿崎晴家(かきざき はるいえ) ・・・ 角田信朗 * 猛将・柿崎景家の子
北高全祝(ほっこうぜんしゅく) ・・・ 加藤武 * 曹洞宗の寺として知られる雲洞庵の住職
栗林政頼(くりばやし まさより) ・・・ 平泉成 * 謙信の家臣
深沢利重(ふかざわ とししげ) ・・・ 鈴木正幸 * 謙信の家臣で刑部少輔を称す
安部政吉(あべ まさよし) ・・・ 葛山信吾 * 景勝の家臣 兼続の小姓仲間の中でも、リーダー的な存在
甘糟景継(あまかす かげつぐ) (登坂藤右衛門) ・・・ パパイヤ鈴木 * 景勝の家臣 兼続とは幼い頃から小姓仲間
■ 織田家
織田信長(おだ のぶなが) ・・・ 吉川晃司 * 戦国武将
明智光秀(あけち みつひで) ・・・ 鶴見辰吾
柴田勝家(しばた かついえ) ・・・ 菅田俊
■ 豊臣家
豊臣秀吉(とよとみ ひでよし) ・・・ 笹野高史 * 信長の後を継ぎ、天下統一を成し遂げる
北政所(きたのまんどころ) ・・・ 富司純子 * 豊臣秀吉の正室・ねね 秀吉の死後、高台院と名乗る
石田三成(いしだ みつなり) ・・・ 小栗旬 * 信念を貫き通した清廉の知将 秀吉の側近
淀(よど) ・・・ 深田恭子 * 天下の間で翻弄された悲運の母 豊臣秀吉の側室 織田信長の姪
小早川秀秋(こばやかわ ひであき) ・・・ 上地雄輔 * 徳川家康に天下を取らせた男 木下家定の五男
福島正則(ふくしま まさのり) ・・・ 石原良純 * 母が秀吉の叔母であったことから幼少より秀吉に仕えた武闘派の武将
■ 真田家
真田幸村(さなだ ゆきむら) ・・・ 城田優 * 兼武士の気概を見せた日本一の兵
初音(はつね) ・・・ 長澤まさみ * 真田幸村の姉で、忍び
■ 徳川家
徳川家康(とくがわ いえやす) ・・・ 松方弘樹 * 秀吉の死後、次の天下人として台頭 兼続・三成共通の敵
■ 伊達家
伊達政宗(だて まさむね) ・・・ 松田龍平 * 兼続の永遠のライバル 18歳で家督を相続し、伊達家17代を継承
愛姫(めごひめ) ・・・ 杏 * 政宗の正室 田村清顕の一人娘
■ 千家
お涼(おりょう) ・・・ 木村佳乃 * 千利休の娘
■ 戦国武将
前田利家(まえだ としいえ) ・・・ 宇津井健 * 14歳で織田信長に仕える
毛利輝元(もうり てるもと) ・・・ 中尾彬 * 毛利元就の嫡男である毛利隆元の子、隆元の急死後家督を継ぐ

DVD-BOX(第壱集) DVD-BOX(第弐集) DVD-BOX(第参集) サウンドトラック(1)
原作・天地人(上) 原作・天地人(中) 原作・天地人(下) サウンドトラック(2)
ストーリー前編 ストーリー後編 ストーリー完結編 サウンドトラック完結編

第一回 五歳の家臣〜名将・直江兼続の生涯
関ケ原の戦い後の上杉家を廃絶の危機から守り、領民のために力を尽くした直江兼続の人生を描く。1586年の大坂城。上杉家家臣の兼続(妻夫木聡)は主君の景勝(北村一輝)と共に秀吉(笹野高史)と会っていた。兼続の有能さは諸国の武将たちに知れ渡っており、秀吉は兼続を自らの家臣にしようと呼び寄せたのだった。兼続が優れた人物に育ったのは、20年以上前に越後・上田庄で起きた事件がきっかけ。その事件とは、坂戸城主だった政景(村田一道)が輝虎(阿部寛)の参謀の定満(真木仁)と野尻湖で水死したものだった。政景の家臣たちは輝虎による暗殺と断定し、城に集まって戦の準備を開始。混乱する城内には兼続の父、惣右衛門(高嶋政伸)もいた。そこに輝虎が現れ、政景の妻の桃(高島礼子)と息子の喜平次(溝口琢矢)と会う。
第二回 泣き虫、与六
1564年冬、5歳の与六(加藤清史郎)は喜平次(溝口琢矢)と一緒に越後上田庄の寺「雲洞庵」で修行生活をしていた。坂戸城では、喜平次は大将の器であり、与六は北天の王を守る北斗の七星だと輝虎(阿部寛)が姉の仙桃院(高島礼子)と語り合う。2人の思いを知らない与六は生意気な性格で、住職の全祝(加藤武)にしかられてばかり。一方、無口な喜平次は周囲の子供たちになじめずにいた。ある雪の夜、寂しくなった与六は実家に帰ろうと雲洞庵を抜け出す。それに気付いた喜平次も後を追う。与六は実家にたどり着くが、母親のお藤(田中美佐子)に追い返されてしまう。喜平次は与六に、母は与六を捨てたのではなく自分に預けてくれたのだと話す。やがて時は流れ、かつての与六は成長して兼続(妻夫木聡)となり、かつての喜平次である景勝(北村一輝)の家臣になっていた。
第三回 殿の初恋
1573年4月、上杉軍の軍議の場では熱い議論が交わされていた。兼続(妻夫木聡)は景勝(北村一輝)の考えとして、武田軍の様子が不穏であるから京に兵を進めるべきと主張。だが謙信(阿部寛)のもう一人の養子である景虎(玉山鉄二)は、混乱する越後国内を鎮めるべきだと訴える。謙信は、景虎の意見を支持する。軍議の帰り道、騒動に巻き込まれた兼続はそこで上杉家家老の景綱(宍戸錠)の娘、お船(常盤貴子)に出会い気まずい思いをする。翌日、兼続は出陣を祝う宴席でお船と再会。うたげの余興では、景虎が優美な能舞を披露。その後は景勝の番となるが、無骨な彼は踊ろうとせず場はしらけそうになる。その時、兼続が景勝に代わって上田に伝わる陽気な踊りを披露し、宴席は和やかな雰囲気を取り戻す。数日後、兼続は景勝の妹の華姫(相武紗季)から、景勝がお船に好意を持っていると知らされる。
第四回 年上の女(ひと)
1573年7月、越中の混乱を治めた上杉軍は春日山に戻り、祝宴を開いていた。宴席では、誰もが景勝(北村一輝)と景虎(玉山鉄二)の活躍ぶりに酔いしれる。そんな中、北条氏からの養子である景虎のことをふびんに思っていた謙信(阿部寛)は、彼を真の上杉家の人間として迎えるため、景勝の妹の華姫(相武紗季)と結婚させようと決める。兼続(妻夫木聡)は早速祝いの品を買うため、お船(常盤貴子)と2人で直江津の町に出掛ける。帰り道、雨に降られた2人は浜辺の漁師小屋で雨宿りをするが、気まずい雰囲気に陥る。そのころ、兼続の実家の樋口家では彼の母親であるお藤(田中美佐子)が病床に伏せることが多くなっていた。翌年、天下統一を狙う信長(吉川晃司)から謙信に、突然「洛中洛外図」が送られてくる。その絵には、御所に向かう謙信らしき武将の姿が描かれていた。
第五回 信長は鬼か
兼続(妻夫木聡)は上杉家の使者の一行に加わり、信長(吉川晃司)のいる岐阜城を訪問。初音(長澤まさみ)の手助けで、信長と対面する。兼続は信長に義の精神を訴えるが、信長は古くさい考えだと一蹴(いっしゅう)。ひそかに秀吉(笹野高史)に兼続を殺すよう命じる。兼続の危機を救ったのは、後の石田三成である佐吉(小栗旬)だった。翌年の長篠の戦いで信長は、鉄砲を導入した戦法で武田軍を撃破。越後を脅かすように軍勢を近づける。上杉家の家臣らは出陣を促すが、戦で多くの人命を失うことを心配する謙信(阿部寛)は動こうとしない。そんな折、お船(常盤貴子)が兼続に会いに来て、間もなく結婚すると告げる。一方、景勝(北村一輝)は謙信に義の精神を貫き、越後のような平和な国をつくることが上杉家の使命だと強く説く。謙信は信長を討つ決意を固め、兼続も初陣を迎える。
第六回 いざ、初陣
信長(吉川晃司)討伐のために越中に侵攻した謙信(阿部寛)率いる上杉軍は、圧倒的な強さで敵の山城を攻め落とす。ようやく初陣がかなった兼続(妻夫木聡)も張り切るが、命ごいをする若い兵士を切ることができず落ち込む。景勝(北村一輝)から戦に涙は無用だとたしなめられた兼続は、戦の厳しさを学ぶ。程なく上杉は越中を平定。さらに加賀から能登へと入り、難攻不落の七尾城を包囲する。そんな中、景綱(宍戸錠)が病に倒れ春日山へ戻る。その後、お船(常盤貴子)の婚儀が決まる。相手は上野長尾家の景孝(山下真司)。仙桃院(高島礼子)は、兼続への思いを秘めたお船を慰める。一方、七尾城を攻めあぐねていた上杉軍の陣中では、景勝の家臣と景虎(玉山鉄二)の家臣が対立。兼続は、景虎の家臣たちが犬に景勝の幼名である「喜平次」と名付けてからかう様を見て激怒し、思わず切り掛かる。
第七回 母の願い
謙信(阿部寛)に閉居を命じられた兼続(妻夫木聡)は、故郷である上田庄の雲洞庵にこもり、自らを見詰めていた。そこに弟の与七(小泉孝太郎)が訪ねてきて、母親のお藤(田中美佐子)の容体が良くないことを伝える。家に帰るよう説得する与七に、兼続は勝手な振る舞いはできないと答える。そのころ北条勢が関東にある上杉側の城の攻略を再開。上杉軍は七尾城攻めを中止し、春日山へ取って返す。景綱(宍戸錠)は戦に参加できないことを謙信にわびるが、謙信は景綱こそ第一の家臣だとねぎらう。3日後、景綱が死去。北条を抑えた謙信は再び七尾城を攻め、お船(常盤貴子)の夫で直江家の跡取りとなった信綱(山下真司)も参戦する。そんな中、兼続のもとに母が危篤であるという知らせが届いた。兼続は意地を張って帰ろうとしないが、全祝(加藤武)にしかられて急いで家へ戻る。
第八回 謙信の遺言
七尾城を攻め落とした謙信(阿部寛)は信長(吉川晃司)討伐に向けさらに兵を進め、加賀・手取川に陣を構えた勝家(菅田俊)率いる信長軍に夜襲をかける。雨で鉄砲が使えなくなった織田軍は苦戦し、上杉軍は大勝。だが謙信はそれ以上追撃せず、兵を引く。一方、謹慎中の兼続(妻夫木聡)のもとには初音(長澤まさみ)が現れ、戦の行方を知らせる。年が明け、ようやく閉居を解かれた兼続は、景勝(北村一輝)の家臣に加えてほしいとせがむ与七(小泉孝太郎)と共に春日山に戻る。折しも上杉軍は、再び出陣の準備を進めていた。いよいよ天下取りとはやる景勝や景虎(玉山鉄二)に対し謙信は、戦いの目的は足利幕府の再興にあり、自分は天下を目指す気はないと告げる。謙信は、この世には天下取りよりも大切なことがあると景勝らを諭し、兼続に迷うことで己の義が見えてくると説く。
第九回 謙信死す
1578年、関東出陣を目前にして謙信(阿部寛)が病に倒れた。景虎(玉山鉄二)は、動揺する家臣たちを一喝して鎮める。家臣の間からは景虎こそ跡継ぎにふさわしいという声が高まるが、当の景虎は父の回復を願うだけだと戒める。そんな中、兼続(妻夫木聡)は謙信の看病を申し出る。だが懸命の看病のかいもなく謙信は回復せず、ついに息を引き取る。謙信は遺言を残さなかったため、上杉家は家督をめぐって景勝(北村一輝)派と景虎派に分かれ大混乱に陥る。それを見かねた妙椿尼(萬田久子)は、謙信が家督は景勝に継がせるという遺言を残したとうそをつく。真実を知る仙桃院(高島礼子)は妙椿尼を責めるものの、上杉の混乱を鎮めるためにそれを真実として生きていくことを決意。仙桃院からそのことを知らされた兼続は動揺するが、仙桃院はすべての責任は自分がかぶると告げる。
第十回 二人の養子
謙信(阿部寛)の遺言に不審を抱いた柿崎(角田信朗)は、景勝(北村一輝)に夜討ちを仕掛ける。だが、すんでのところで泉沢(東幹久)に切られて絶命する。景勝の家臣たちは、景虎(玉山鉄二)が仕組んだことではないかと疑う。そこへ現れた景虎は潔白を訴えるが、兼続(妻夫木聡)にしつこく問い詰められ自尊心を傷つけられる。お船(常磐貴子)は兼続に景虎が腹を立てていることを伝え、景虎をおろそかにしない方がよいと忠告する。謙信の葬儀が行われた日の夜、兼続の父の惣右衛門(高嶋政伸)は急いで春日山城本丸を押さえるよう兼続と与七(小泉孝太郎)に指示。景虎の家臣から北条家に送られた密書を入手したのだった。兼続は景勝に知らせるが、景勝は義兄弟を裏切ることはできないと拒否。惣右衛門は兼続と与七に先に本丸に乗り込むよう命じ、景勝は自分が説得すると告げる。
第十一回 御館の乱
景虎(玉山鉄二)は春日山城本丸の占拠を兼続(妻夫木聡)の策略と疑い、切りかかる。そこへ仙桃院(高島礼子)が立ちふさがり、場を鎮める。だが景虎は景勝(北村一輝)に対する不信感をますます募らせていた。そんな折、景虎を跡継ぎにしようとする家臣たちは集結。景虎は景勝と戦うことを決意し、戦の準備を進める。一方、お船(常盤貴子)は、景勝のもとに戻るよう仙桃院を説得。だが仙桃院は、景虎のもとに残り身をていしてでも戦を止めると告げる。お船から仙桃院の決意を知らされた兼続は、自分のしたことは正しかったのかと悩む。そんな彼をお船は、自分も同じ立場なら同じことをしたと言って励ます。やがて景勝、景虎双方の軍勢の準備が整い緊張が高まるが、景勝は今回の戦に「義」はあるのかと悩む。兼続は、景勝こそ謙信の「義の心」を受け継ぐ主君であると言って励ます。
第十二回 命がけの使者
長引く戦で春日山城の兵糧は尽きかける。兼続(妻夫木聡)は兵糧を運び込む道を探るが、どこも景虎(玉山鉄二)の軍勢に押さえられていた。そんな中、景虎のもとに北条家の実兄から援軍を出すことを知らせる書状が届く。景虎は、北条勢は越後に攻め込むつもりであると真の狙いを見抜く。一方、甲斐の勝頼(市川笑也)のもとにも越後に攻め込むよう、北条家から書状が届く。家臣の弾正(大出俊)は上杉と同盟を結ぶべきだと諭すが、勝頼は取り合わない。兼続は、かつて謙信が春日山を守る最後の要に据えた桑取村に頼ることを思い付く。桑取は扱いにくい集落とされていたが、兼続は話し合えば分かってもらえると考え、自らが使者になることを申し出る。桑取に向かう道中、兼続はトメ(草笛光子)という女性を助け、刀を預ける。桑取に着いた兼続は、おさの三郎右衛門(高杉亘)を必死に説得する。
第十三回 潜入!武田の陣
兼続(妻夫木聡)の活躍によって兵糧を確保した景勝(北村一輝)軍だが、景虎(玉山鉄二)との戦は膠着(こうちゃく)状態だった。そんな折、武田勢が景虎に加勢し、越後と信州の国境まで迫る。さらに景虎には北条方の援軍もあり、景勝の陣営には不安が広がる。景勝の家臣である栗林(平泉成)と深沢(鈴木正幸)は、北条軍を食い止めるため上田庄に戻ることを決意。2人の決死の覚悟に上杉の侍としての生き方を学んだ兼続は、状況を打破しようと思案を巡らせるが良い考えが浮かばない。惣右衛門(高嶋政伸)は、母の教えを忘れるなと兼続をしかる。ついに兼続は武田との和睦(わぼく)という策を考案。長年の宿敵との和睦という案に景勝や重臣たちは猛反発するが、兼続は越後を守ることが大事だと説く。兼続は武田への使者に自ら名乗り出て、泉沢(東幹久)や与七(小泉孝太郎)と共に武田の陣に入る。
第十四回 黄金の盟約
兼続(妻夫木聡)が武田家との和睦(わぼく)をまとめてきた1カ月後、再び武田勢が進軍を始めたという知らせが入った。景勝(北村一輝)の軍中には動揺が走り、決死の覚悟で打って出るべきだとの声が高まる。納得のいかない兼続の前には初音(長澤まさみ)が現れ、和睦をまとめると約束した武田家の重臣、弾正(大出俊)が急死したと告げる。兼続は、もう一度武田家に談判させてほしいと景勝に懇願するが聞き入れてもらえない。その上、景勝は毘沙門堂にこもってしまう。お船(常盤貴子)は自分も兼続と同じ思いだと話し、兼続なら景勝を説得できるはずだと励ます。兼続は景勝が考え直すまで毘沙門堂の前に座り込む。当初、兼続の真意を図りかねていた泉沢(東幹久)らも、兼続は戦の責任を感じているという惣右衛門(高嶋政伸)の言葉に心を動かされ、一緒に座り込みをする。
第十五回 御館(おたて)落城
1579年、武田勢と手を結んだことにより御館の乱は景勝(北村一輝)軍の優勢となった。景勝の家臣からは、御館に総攻撃を掛けるべきだという声が上がる。しかし兼続(妻夫木聡)は、仙桃院(高島礼子)と華姫(相武紗季)のことが気掛かり。景勝は仙桃院と華姫を引き渡すよう景虎(玉山鉄二)に書状を送るが、拒否される。そんな折、お船(常盤貴子)が使者として御館に行くことを申し出た。上杉家のためなら命も差し出すというお船の必死な様を見て景勝も了承。御館に着いたお船は仙桃院と会い、戦の責任を感じているなら上杉の行く末を見届けるべきだと訴える。仙桃院は景虎に降伏してほしいと懇願。景虎は降伏し、人質として嫡男の道満丸を差し出す。ところが春日山へ向かう途中で道満丸が何者かに暗殺され、景勝の仕業と思い込んだ景虎は反撃を開始。景勝はやむを得ず、御館へ総攻撃を掛ける。
第十六回 信玄の娘
兼続(妻夫木聡)は景勝(北村一輝)から、家老になれと持ち掛けられる。兼続は御館の乱の責任を感じて上杉家から退こうとしていたが、景勝は苦しくても越後を守らなければならないと説得する。折しも信長(吉川晃司)の軍勢が越中に侵攻。その脅威は越後にも迫っていた。そんな折、武田との和睦(わぼく)の証しとして、菊姫(比嘉愛未)が景勝の妻となる。婚儀の夜、武田を守ると誓ってほしいと迫る菊姫に景勝は、約束はできないと正直に答えてしまう。景勝の婚儀の知らせを受け取った家康(松方弘樹)は、上杉家に優秀な策士がいるとにらむ。一方、景勝と菊姫の夫婦仲を案じた兼続は、菊姫に会ってほしいと仙桃院(高島礼子)に願い出る。さらに兼続は仙桃院と菊姫が話している場に現れ、春の訪れを告げる雪割草を見せながら菊姫にもこの花のように心を開いてほしいと懇願する。
第十七回 直江兼続誕生
兼続(妻夫木聡)の出世を快く思わない秀広(長谷川公彦)は、信綱(山下真司)、専柳斎(石井洋祐)と口論になり、2人を切り殺してしまう。責任を感じた兼続は、景勝(北村一輝)に家老職から身を引きたいと願い出るが、受け入れてもらえない。悩む兼続に景勝と仙桃院(高島礼子)は、信綱の代わりに直江家を継げと話す。兼続は戸惑うが、上杉家のためと言われ従う。1581年、兼続は直江家に婿入りし「直江兼続」となる。一方、信長(吉川晃司)の軍勢は着々と越後を包囲しつつあった。吉江(山本圭)と安部(葛山信吾)は信長軍を食い止めるため、自ら願い出て魚津城へ入る。そのころ信長は秀吉(笹野高史)の家臣、佐吉(小栗旬)と対面。佐吉は、直属の部下にならないかという信長の誘いを言葉巧みに断る。程なく信長軍は武田領に進攻。武田勢の危機に景勝は援軍を送ろうとするが断られてしまう。
第十八回 義の戦士たち
信長(吉川晃司)の軍勢に包囲された越中の魚津城では吉江(山本圭)や安部(葛山信吾)らが必死に防戦していた。景勝(北村一輝)は魚津へ向かおうとするが越後を手薄にすることはできず、苦渋の決断で踏みとどまる。5月、織田軍の攻撃は激しさを増し、ついに魚津城は本丸を残すのみとなった。目先の勝ち負けにとらわれていては信長に勝てないと考えた兼続(妻夫木聡)は、いったん魚津に援軍として向かい、敵が越後領内に入ったところで軍勢を急反転させて討つという作戦を考案。それを景勝と泉沢(東幹久)だけに話す。景勝は作戦を了承し、出陣命令を出す。兼続が準備に追われる中、与板衆の援軍が駆け付ける。それは、夫の身を案じたお船(常盤貴子)の計らいによるものだった。直江家家宝の短刀と一房の黒髪も届けられ、お船の気持ちを感じ取った兼続は勇気づけられる。
第十九回 本能寺の変
織田軍を討つため上杉軍は越後へ引き返すが、敵は既に撤退していた。兼続(妻夫木聡)は追撃するが、すんでのところで逃げられてしまう。自分を責める兼続に景勝(北村一輝)は、少し休むよう命じる。直江家の屋敷では、お船(常盤貴子)が兼続を待っていた。お船は戦で疲れている兼続をいたわり、2人は初めて夫婦らしい時間を過ごす。一方、京では光秀(鶴見辰吾)が謀反を起こし、本能寺にいる信長(吉川晃司)を急襲。逃げるよう勧める初音(長澤まさみ)の説得もむなしく、信長は絶体絶命の危機に陥る。そこへ突然、謙信(阿部寛)の亡霊が現れる。人の心は力では動かせないと諭す謙信に対し、信長はきれい事ではこの世は直らないと反論。信長は、謙信の言葉を反すうしながら生涯を閉じる。そのころ、魚津城は総攻撃を掛けられ陥落。上杉軍に緊張が走る中、越後に本能寺の変の知らせが届く。
第二十回 秀吉の罠
光秀を討った秀吉(笹野高史)は信長の嫡孫である三法師を後継に推し、自身は後見人として主導権を掌握。賤ケ岳の戦いで勝家(菅田俊)を討ち果たした秀吉は関白に就任する。一方、越後では兼続(妻夫木聡)のもとに初音(長澤まさみ)が訪ねてきた。上杉家の動向を探りに来た初音は、真田の庄へ向かうと告げ兼続と別れる。程なく、春日山城に秀吉の使者がやって来た。景勝(北村一輝)と会見するため、秀吉自ら越後に来たいという。京へ上ることを迫られると察し会見を拒もうとする景勝に兼続は、秀吉に会って直接断るべきだと進言。景勝はそれを受け入れるが、会見時には一切話さないと告げる。落水で開かれた会見の席に、秀吉は三成(小栗旬)を伴って現れた。会見は景勝、兼続、秀吉、三成の4人で行われる。一言も話さないことを決めた景勝はかえって相手に威圧感を与え、会見は順調に進む。
第二十一回 三成の涙
落水で会見した後の宴席でけんか騒ぎを起こした兼続(妻夫木聡)と三成(小栗旬)は、席を抜け出して2人きりで話す。三成は兼続に、越後の民衆だけでなく日本全体の民衆を思うことが大事だと主張。秀吉(笹野高史)はそのために天下人になろうとしているのだと語る。兼続は三成の言葉に心を動かされるが、国が豊かになること以上に友や仲間がいることが大事だと持論を展開。2人は互いに興味を覚えて別れる。一方、秀吉と景勝(北村一輝)が会見したという情報は、浜松の家康(松方弘樹)のもとにも届いた。秀吉と上杉の接近をけん制する家康は、まず真田勢を攻略しようとする。そんな折、仙桃院(高島礼子)が勘違いして菊姫(比嘉愛未)が懐妊したと騒ぐ出来事が起こった。兼続は景勝から、騒ぎの収拾を任される。そこへ三成が兼続を訪ねてくるが、泉沢(東幹久)らは三成の横柄な態度に閉口する。
第二十二回 真田幸村参上
兼続(妻夫木聡)は、初音(長澤まさみ)が春日山に真田の使者としてやって来たことに驚く。初音は自分が真田家の娘であることを明かし、徳川の脅威から家を守るため盟約を結んでほしいと申し出る。泉沢(東幹久)は反対するが、景勝(北村一輝)は了承する。そんな中、兼続のもとに惣右衛門(高嶋政伸)が訪ねてきた。兼続より年下の女性と再婚したという。兼続は、父の幸せそうな様子を見て何も言えなくなる。程なく、真田側から幸村(城田優)が人質としてやって来た。泉沢は幸村にやりの勝負を挑む。試合は泉沢が勝ったが、幸村は不敵な笑いを残して立ち去る。翌日、泉沢のやりが紛失した。泉沢は幸村が盗んだと疑うが、幸村は答えない。兼続は幸村を預かり、海へ連れていく。幸村は乱世では裏切られる前に裏切ることもあると語る。それに対し兼続は、裏切られても信じる生き方の方が楽しいと説く。
第二十三回 愛の兜・与六再び
秀吉(笹野高史)に京へ行くと約束をした景勝(北村一輝)だったが、突然取りやめると言いだす。兼続(妻夫木聡)は、お船(常盤貴子)の助言を受け景勝を故郷の上田庄に誘う。病に伏せっている栗林(平泉成)を見舞った景勝は、京へ行っても上杉の誇りだけは捨てないでほしいという栗林の言葉に胸を熱くする。その後、兼続と景勝は雲洞庵を訪問。互いに幼かったころのことを思い出した2人は、あらためて主従のきずなを確かめ合う。そんな中、全祝(加藤武)から自分が幼いころに書いた「第一義」の書を渡された景勝は、京へ行くことを決意する。出発の日が迫る中、兼続は自分の義にふさわしい言葉を探していた。お船は最初に考えた「愛」の文字が良いと助言。仁愛の精神と越後の民衆を愛する思いが自らの力の源であると納得した兼続は「愛」の文字をかぶとの前立てにあしらう。
第二十四回 戸惑いの上洛
上杉軍を率いて京へ向かった景勝(北村一輝)は途中の加賀で秀吉(笹野高史)の重臣である利家(宇津井健)の出迎えを受けた。利家は、京では辛抱するよう助言する。翌月、京に入った上杉軍の宿所には、千利休の娘のお涼(木村佳乃)が世話役として控えていた。お涼は上杉から秀吉への献上品である太刀を見て物足りないと評価し、秀吉を喜ばせるためには太刀の袋を金糸で装飾を施した織物にした方がよいと兼続(妻夫木聡)に話す。秀吉との対面の日、秀吉は狙い通り金糸で飾った太刀袋を見て喜ぶが、景勝は刀より金を選ぶ秀吉に幻滅する。北政所(富司純子)や重臣らへのあいさつ回りを終えた景勝は、疲れ切って宿所に戻る。しかし秀吉の重臣である正則(石原良純)から酒宴に誘われる。なかなか景勝と兼続を帰そうとしない正則はお涼が取りなしても聞こうとせず、ついに2人はけんかになる。
第二十五回 天下人の誘惑
景勝(北村一輝)が病に倒れ、兼続(妻夫木聡)は景勝の代わりにあいさつ回りに奔走する。兼続の堂々とした振る舞いに、利家(宇津井健)は感心する。そんな中、兼続は秀吉(笹野高史)から呼び出された。そこには、幸村(城田優)の姿があった。真田家は徳川と北条の脅威に耐えきれず、秀吉になびいたらしい。秀吉から自分の家臣になるよう迫られた兼続は、はぐらかす。その後も兼続は諸大名との付き合いを深めるが、景勝の存在は希薄になっていく。そんな折、兼続のもとに初音(長澤まさみ)が転がり込んできた。間もなく佐助(白倉裕二)から知らせを受けた幸村が現れ、初音を引き渡すよう兼続に迫る。初音は北条家に人質として行っていたが、逃げてきたという。幸村は、初音を救うには兼続が秀吉の家臣になって、助けてもらうしかないと話す。だが兼続は拒み、お涼(木村佳乃)に助力を求める。
第二十六回 関白を叱(しか)る
兼続(妻夫木聡)は景勝(北村一輝)に付き従い、大坂城で開かれた秀吉(笹野高史)の茶会に出席。秀吉は兼続を自分の家臣にしようと砂金の山を積む。だが兼続は、自分のあるじは景勝以外にいないと突っぱねる。宿所に戻った兼続は、家臣の志駄(信太昌之)が景勝の命令で文箱を燃やそうとしているところを見掛ける。箱に入った文書は、景勝の遺言だった。そこに書かれた言葉に兼続は、景勝の自分に対する信頼の深さを感じ取る。越後へ帰国する日が近づく中、景勝は秀吉に推挙され従四位下左近衛権少将の官位を賜る。その後、兼続は千利休(神山繁)から心中を聞かされるが、合点がいかない。帰国途上、兼続は三成(小栗旬)を訪ね、初音(長澤まさみ)が無事であることを知って安心する。一方、浜松の家康(松方弘樹)は茶会の一件から天下の情勢を読み取り、京へ行くことを決意する。
第二十七回 与六と与七
景勝(北村一輝)が越後を平定し、春日山には平和が訪れた。小国家へ婿入りして「与七」から改名した実頼(小泉孝太郎)は、妻のお栄(小沢真珠)や義父母から手柄がないことを責められ、肩身の狭い思いをする。そんな折、実頼は景勝の名代として聚楽第落成祝いの使者となり秀吉(笹野高史)のもとへ行くよう命じられた。実頼が対面した秀吉のそばには茶々(深田恭子)がいた。秀吉から官位を授かった実頼は、茶々から名字を「大国」と変えるよう言われる。越後に戻り報告した実頼は、兼続(妻夫木聡)から官位を受けたことを責められ、2人はけんかになる。翌年、秀吉から景勝と兼続にも官位を授けたいのでもう一度来てほしいという書状が届いた。景勝と兼続はあきれながらも秀吉のもとへ向かい、実頼も同行。三成(小栗旬)の計らいで内々に秀吉と会った兼続は、上杉の忠義に官位は無用と言い放つ。
第二十八回 北の独眼竜
出産を控えたお船(常盤貴子)が与板城に戻った。そこへ惣右衛門(高嶋政伸)と妻のよし(西原亜希)が見舞いに来る。一方、家老職として多忙な兼続(妻夫木聡)のもとに、京の実頼(小泉孝太郎)から書状が届いた。それは、勢力を拡大しつつある伊達勢を討てという秀吉(笹野高史)の命令を伝えるものだった。兼続は政宗(松田龍平)に会って説き伏せることにし、景勝(北村一輝)も了承。政宗と対面した兼続は戦をやめるよう説得するが、彼は取り合わない。そんな政宗の姿に、兼続は亡き信長の影を見る。兼続から力で人の心をつかもうとする考えは古いと言われた政宗は激怒し、切りかかる。そこに政宗の妻、愛姫(杏)が現れ政宗は刀を収める。1589年6月、兼続は内乱が続く佐渡へ。河原田城主の高統(春田純一)は兼続の必死の説得を受け入れ、佐渡は平定される。そんな折、お船が女児を出産する。
第二十九回 天下統一
1590年、秀吉(笹野高史)は北条攻めに出陣し上杉も出兵。景勝(北村一輝)は利家(宇津井健)、昌幸(岩松了)と連合を組み、北条の支城である上州・松井田城を包囲する。持久戦の末、城主の大道寺(ささきいさお)は降伏。景勝と兼続(妻夫木聡)は平伏する大道寺に酒を振る舞い、敵にも礼を尽くして接する上杉家の心に利家は感服する。一方、秀吉は政宗(松田龍平)が参陣しないことにいら立っていた。秀吉は政宗を参陣させるよう家康(松方弘樹)に命じる。兼続も参陣を促す書状を送るが、政宗は無視。しかし家康から「参陣無用」と書かれた書状を受け取った政宗は家康の思惑を見抜き、参陣を決意する。政宗は豊臣軍の軍議中に突然姿を見せるが、遅れてきたことで伊達家は会津領を没収され政宗はそのまま帰される。帰国の途中、政宗は兼続を訪問。好戦的な政宗に兼続は、戦の世は終わったと説く。
第三十回 女たちの上洛
上杉軍が越後に凱旋(がいせん)し、兼続(妻夫木聡)はこれで平和が訪れると喜ぶ。だが秀吉(笹野高史)は国主の妻を京に来させるよう命じていた。景勝(北村一輝)は菊姫(比嘉愛未)を説得するが、彼女は拒否。菊姫の気持ちを察したお船(常盤貴子)は、自分が説得すると話す。年が明け、景勝と兼続は再び京へ。京では秀吉が隆盛を極めていたが、利休(神山繁)が反逆の罪に問われ屋敷に監禁されていた。屋敷の警護を命じられた景勝と兼続は、利休を訪ねる。利休は茶の湯の心を守るため、運命を受け入れる覚悟でいた。お涼(木村佳乃)は悔しい気持ちを兼続に吐露する。2日後、利休は切腹。納得できない兼続は三成(小栗旬)を問い詰める。程なく越後に戻った景勝と兼続は仙桃院(高島礼子)と一緒に菊姫を説得。だが彼女は応じず、ついに景勝は主命として京へ行くよう命じる。
第三十一回 愛の花戦
京へやって来た菊姫(比嘉愛未)とお船(常盤貴子)は、北政所(富司純子)や淀(深田恭子)、大名の妻らとの付き合いに追われる。そんな中、ヒメサユリの花見が行われ、菊姫とお船は淀からヒメサユリを集めるよう命じられる。その知らせを受けた兼続(妻夫木聡)は、ヒメサユリを集めて京へ送る。淀は送られてきたヒメサユリで部屋を飾り、大名の妻たちは彼女の趣味の良さを称賛する。そんな折、秀吉(笹野高史)の嫡男、鶴松がわずか3歳で死去。秀吉は家督をおいの秀次に譲り、朝鮮出兵の準備にかかる。淀はもはや後継者の母ではなくなり、大名の妻らも彼女を気に掛けなくなる。そんな中、菊姫に自分も子供ができずに悩んでいると励まされた淀は、心が癒える。1592年、上杉軍は朝鮮出兵に備えるため京へ。兼続は三成(小栗旬)に会い、朝鮮出兵をやめるよう秀吉に進言したいと頼むが、三成は拒む。
第三十二回 世継ぎの運命(さだめ)
朝鮮に渡り苦戦を強いられていた景勝(北村一輝)と兼続(妻夫木聡)のもとに、帰国命令が届いた。秀吉(笹野高史)と淀(深田恭子)の間に男児が生まれたからだった。秀吉と対面した景勝と兼続は、秀吉の養子の秀俊(上地雄輔)と会う。数日後、景勝と兼続は輝元(中尾彬)に招かれた。輝元は、秀吉が秀俊を毛利家へ養子に出そうとしていることを明かし、毛利家の代わりに秀俊を養子にしてほしいと景勝に頼む。兼続と景勝が困惑する中、お船(常盤貴子)は打開策を北政所(富司純子)に願い出る。秀俊は養子話を断ってほしいと景勝に懇願するが、景勝は自分の運命を受け入れるよう諭す。1594年、秀俊は隆景(横内正)のもとへ養子に出された。秀吉は、生まれた男児のため伏見城建設を命令。折しもその夏、兼続にも嫡男が誕生する。やがて伏見城が完成し、諸大名が祝いに駆け付ける。
第三十三回 五人の兼続
兼続(妻夫木聡)は上杉家の重大な仕事のすべてを取り仕切るようになっていた。景勝(北村一輝)から上杉家の執政に任じられた兼続は、景勝の厚い信頼に感激する。そのころ秀次(真島秀和)は秀吉(笹野高史)に謀反の疑いを掛けられ、切腹を命じられていた。兼続は秀吉の真意をただすため三成(小栗旬)のもとを訪れるが、面会を拒まれる。程なく秀次と懇意にしていた政宗(松田龍平)も謀反の嫌疑を掛けられるが、家康(松方弘樹)が北政所(富司純子)を通じてとりなし、事なきを得る。秀次の一族が処刑される様子を見た兼続は初音(長澤まさみ)と会い、三成の真意が分からないと話す。初音は兼続に、三成も苦しんでいると告げる。その後、秀吉は拾(伊藤悠翔)への忠誠を誓う起請文を諸大名に提出させる。家康は三成を責めるが、景勝はあるじの責任を家臣に負わせるのは筋違いだと指摘する。
第三十四回 さらば、越後
1597年9月、兼続(妻夫木聡)は三成(小栗旬)から内密の呼び出しを受けた。訪ねた先では、秀吉(笹野高史)が病に伏していた。秀吉は、上杉家に会津へ国替えしてほしいと頼む。景勝(北村一輝)は、日本の安泰を考えるべきという兼続の説得を受け入れ、国替えを決断。兼続は越後へ戻り、家臣にその決定を伝える。だが泉沢(東幹久)は国替えを拒んで引きこもり、兼続は彼と会って先々を見据えた頼み事をする。一方、仙桃院(高島礼子)は謙信(阿部寛)の亡きがらと一緒に越後に残ることを決意。そんな中、長男を連れて越後に戻ったお船(常盤貴子)は、子供たちに"越後の雪の温かさ"を覚えておくよう話す。翌年、秀吉から上杉家に正式な国替えの命が下った。米沢が上杉領になるため、伊達家は陸奥へ移されることに。政宗(松田龍平)は怒るが、愛姫(杏)はそんな彼を励ます。
第三十五回 家康の陰謀
1598年3月、会津に入った景勝(北村一輝)と兼続(妻夫木聡)のもとに三成(小栗旬)から秀吉(笹野高史)が病に倒れたという知らせが届き、兼続は京へ向かう。そのころ、家康(松方弘樹)は北政所(富司純子)に接近し、ひそかに上杉家や三成の悪評を吹き込んでいた。8月、秀吉は利家(宇津井健)に後を託し、三成らにみとられ死去する。間もなく諸大名は伏見城に集結。その席で家康は三成をしかり飛ばし、緊張が高まる。大坂城へ移った淀(深田恭子)は諸大名に秀頼(小林海人)への忠誠を誓わせるが、家康の答えはあいまい。さらに家康は、遠回しに三成や上杉家を批判する。そんな折、兼続のもとに初音(長澤まさみ)が現れ、三成が家康を討とうとしていると伝える。三成のもとに駆け付けた兼続は左近(若林豪)の制止を振り切り、挑発は家康のわなだと言って三成を思いとどまらせようとする。
第三十六回 史上最大の密約
利家が死んだ夜、正則(石原良純)ら7人の武将は三成(小栗旬)討伐のため挙兵。三成は、家康(松方弘樹)のもとに逃げ込む。三成の身を案じた兼続(妻夫木聡)は淀(深田恭子)に頼り、その働きによって家康は三成を生かすことにする。その後、家康は伏見城に入城。秀頼(小林海人)の後見人として、事実上の天下人となる。大老や奉行らが集まった会議の席で輝元(中尾彬)は、家康が勝手に政を進めていると批判。だが家康は応じず、三成と兼続こそ政を私物化していると指摘する。それを聞いた景勝(北村一輝)と兼続は猛反論。場に緊張が走るが家康は突然表情を和らげ、景勝に帰国を促す。上杉家が京から引き揚げる中、兼続は閉居を命じられた三成を一人で訪問。三成は初音(長澤まさみ)や左近(若林豪)と静かに暮らしていた。兼続の説得に対し三成は、家康に立ち向かい正義を示すことを決意する。
第三十七回 家康への挑戦状
1600年、会津に戻った兼続(妻夫木聡)は領内の整備を進めていた。そんな中、謙信公の二十三回忌法要が営まれる。参列した仙桃院(高島礼子)は、春日山城主が上杉家の謀反を疑っていると告げる。そこへ、上杉家に謀反の疑いがあるから京へ来いと書かれた家康(松方弘樹)の書状が届く。景勝(北村一輝)と兼続は、返書に上杉家の潔白を記し、家康の理不尽をただす文を加える。兼続から送られた「直江状」を読んだ家康は激怒し、諸将を集めて上杉討伐に向かう。兼続は、会津の南に位置する白河の革籠原に巨大な防塁を築き、敵軍を誘い込んで一気にたたく作戦を立てる。兼続は自軍の兵らに、今回の戦は義の国を築くための最後の試練だと告げる。一方、三成(小栗旬)は知略に長じた吉継(津田寛治)に一緒に挙兵しようと話す。その後、三成は輝元(中尾彬)を総大将として家康討伐のため挙兵する。
第三十八回 ふたつの関ケ原
1600年、家康(松方弘樹)は西へ軍を進める。そのころ信州・上田では真田家の昌幸(岩松了)・幸村(城田優)親子が、家康側の大軍の行く手を阻んでいた。一方、兼続(妻夫木聡)は最上との戦の準備を整えていた。景勝(北村一輝)は自ら出陣しようとするが、兼続は殿は城に構えているべきだと諭す。美濃の大垣城では三成(小栗旬)の呼び掛けに応じた諸将が集結。総大将の輝元(中尾彬)は淀(深田恭子)と共に大坂城に構える。家康率いる東軍は大坂を目指して進軍。三成率いる西軍はそれを阻止しようと陣を敷き、両軍は関ケ原で向き合う形となる。同じころ、奥羽では上杉軍が最上方の長谷堂城を包囲していた。9月15日、関ケ原で東西両軍が激突。秀秋(上地雄輔)が動かないことに不審を抱いた三成は自ら彼の陣に出向き説得するが、秀秋は既に家康から寝返るよう持ち掛けられていた。
第三十九回 三成の遺言
最上攻めから撤退した兼続(妻夫木聡)は会津へ戻る。一方、三成(小栗旬)は家康(松方弘樹)から詮議を受ける。そこで三成は、強い者、勝つ者が常に正しいと限らぬ、と言い放つ。兼続が竹松(加藤清史郎)ら子どもたちと団らんのひとときを過ごしているところへ、初音(長澤まさみ)が訪ねてくる。そして、三成の死を伝え、三成が直江状をお守りがわりに持っていたことを明かす。そのころ、家康は戦後処理を進めていた。西軍の諸将に処分がくだされ、さらに豊臣家も減封される。福島(石原良純)や秀秋(上地雄輔)らはこの処分に異を唱えるが、家康は意に反さない。翌年、上杉に上洛の命が下る。家康を討たなかったことを悔やむ景勝(北村一輝)に、兼続は、天下に義を守ること、そのためにこそ生きられよ、と説く。兼続と実頼(小泉孝太郎)が名代として上洛。兼続のもとに福島が現れる。福島は三成と会って、三成が誰よりも豊臣家のことを考えていたことを知ったと告白する。悔やむ福島は秀秋にも会ってほしい、と兼続に伝える。
第四十回 上杉転落
関ヶ原の戦いの後、西軍の諸将に処分がくだされる。景勝(北村一輝)と兼続(妻夫木聡)も家康(松方弘樹)の命により上洛。兼続は本多正信(松山政路)のもとを訪れ、直江家の家督をかけて上杉存続を願い出る。嫡男の竹松(加藤清史郎)のことを思い反対するお船(常盤貴子)に、兼続は上杉を残すために、苦しみは自分が一身に引き受けなければならない、と苦しい胸の内を明かす。景勝と兼続は家康に謁見。家康は謝罪を求めるが、兼続と景勝は、義は我らにあり、とこれを拒否する。一方、福島正則(石原良純)は小早川秀秋(上地雄輔)に上杉を助けようと持ちかける。責任を感じている秀秋は、淀(深田恭子)に、上杉を救って欲しいと申し出る。結果、上杉は米沢30万石へ移封(いほう)となり、お家断絶は免れる。兼続は米沢への移住の準備のため、会津へ戻る。動揺する家臣たちに、兼続は殿を信じてついてくる者はすべて面倒をみる、と告げる。出発の日、上杉を去る者は一人もいなかった。感極まる兼続は家臣6千とともに米沢へと向かう。
第四十一回 上杉の生きる道
兼続(妻夫木聡)は上杉の民とともに米沢へ入る。米沢城には亡き謙信の亡がらが春日山から移されていた。家臣を勇気づけようとする景勝(北村一輝)の配慮である。謙信の前に家臣の士気も高まる。米沢へ入った景勝は、家臣たちに、上杉を離れずについてきたことに礼を言い、そして頭を下げる。その姿に胸を打たれる兼続たち。藩政を預かる兼続は苦しい財政に頭を痛める。惣右衛門(高嶋政伸)は、みんなに必要なのは「希望」では、と助言する。兼続は松川に石堤を作ることを提案、さらに家臣から開墾に加わる者を募る。家臣が反発するなか、桜井(松尾諭)が開墾を引き受けると申し出る。そんな折、兼続の娘、お松(逢沢りな)と正信(松山政路)の二男、政重との婚儀が決まる。家督を継ぐと信じていた竹松(加藤清史郎)はショックを受ける。惣右衛門は竹松に、5歳で親と別れた兼続の話を聞かせ、父の愛を疑ってはいけない、と諭す。雨にあたって寝込んだ竹松を兼続は必死に看病する。その姿に父の愛を感じた竹松は、家督の件を納得する。
第四十二回 将軍誕生
兼続(妻夫木聡)の息子、竹松(加藤清史郎)が病に倒れたことを聞いた菊姫(比嘉愛未)は、お船(常盤貴子)に米沢へ帰るよう命じる。お船は菊姫の心遣いに感謝し、米沢へ急ぐ。そんな中、征夷大将軍に任じられた家康(松方弘樹)が江戸に幕府を開いた。景勝(北村一輝)と兼続は、家康の求めに応じて江戸に向かうことにする。反対する実頼(小泉孝太郎)に対し兼続は、今は生き残ることが上杉家の義だと説く。ところが、江戸に入った景勝のもとに菊姫が倒れたという知らせが来た。急きょ伏見へ向かった景勝は菊姫から、上杉家を守るために側室を迎えてほしいと言われる。そのころ江戸では、兼続が家康と対面。景勝がいないことを責める家康に対し兼続は、親子や夫婦が互いを思いやる心がなければ天下を治めることはできないと反論する。そこへ突然、政宗(松田龍平)が現れる。
第四十三回 実頼追放
1604年夏、景勝(北村一輝)の側室が男子を出産した後に死去し、お船(常盤貴子)が代わりに育てることになった。一方、兼続(妻夫木聡)の長女、お松(逢沢りな)と正信(松山政路)の次男との婚礼の日が近づいてきた。ところが、京と大坂でその段取りを整えているはずの実頼(小泉孝太郎)から連絡が途絶える。心配した兼続は泉沢(東幹久)を派遣。実頼は、婚儀に反対していた。泉沢は実頼を説得して正信のもとへあいさつに行くが、その席で実頼が大きな不始末をしでかしてしまう。兼続は急いで京に向かい、家康(松方弘樹)の家臣の榊原(川野太郎)に非礼をわびるが、難題を突き付けられる。しかし謝罪と覚悟を述べる兼続の言葉に感じ入った正信は、婚儀を了承する。米沢に戻った兼続は実頼を高野山へ追放。いっそ死罪にしてほしいと訴える実頼に兼続は、生きて罪を償えば希望も生まれると説く。
第四十四回 実頼追放
1604年夏、景勝(北村一輝)の側室が男子を出産した後に死去し、お船(常盤貴子)が代わりに育てることになった。一方、兼続(妻夫木聡)の長女、お松(逢沢りな)と正信(松山政路)の次男との婚礼の日が近づいてきた。ところが、京と大坂でその段取りを整えているはずの実頼(小泉孝太郎)から連絡が途絶える。心配した兼続は泉沢(東幹久)を派遣。実頼は、婚儀に反対していた。泉沢は実頼を説得して正信のもとへあいさつに行くが、その席で実頼が大きな不始末をしでかしてしまう。兼続は急いで京に向かい、家康(松方弘樹)の家臣の榊原(川野太郎)に非礼をわびるが、難題を突き付けられる。しかし謝罪と覚悟を述べる兼続の言葉に感じ入った正信は、婚儀を了承する。米沢に戻った兼続は実頼を高野山へ追放。いっそ死罪にしてほしいと訴える実頼に兼続は、生きて罪を償えば希望も生まれると説く。
第四十五回 哀しみの花嫁
政重(黄川田将也)が直江家に婿入りし、勝吉と改名した。お松(逢沢りな)は勝吉がなかなか心を開かないことに悩むが、お船(常盤貴子)は時間の流れに任せればいいと話し、励ます。そんな中、兼続(妻夫木聡)が勝吉に上杉の内情を包み隠さず明かし、家臣たちを驚かせる。一方、江戸では家康(松方弘樹)が秀忠(中川晃教)に将軍職を譲り、豊臣家との決別を決定的なものとした。そんな折、米沢では雨で猿尾堰(せき)が決壊。兼続は米沢生まれの政宗(松田龍平)に治水について相談しようと思い立つ。兼続と会った政宗はもうすぐ天下が動くと言って挑発。だが今は民の暮らしこそが大事だという兼続の返答を聞き、治水に詳しい者を送ると約束する。年末、米沢で病気がまん延し、お松が死去。兼続は、跡継ぎの座を竹松に譲りたいと話す勝吉に鉄砲づくりを見せ、これからもここで暮らしてほしいと話す。
第四十六回 大坂の陣へ
家康(松方弘樹)の嫡男、秀忠(中川晃教)が将軍職を継いだ。諸大名が祝いに訪れる中、上杉家にも祝いに来るよう命令が届く。兼続(妻夫木聡)は、まず秀頼(吉岡澪皇)に会った後、景勝(北村一輝)と一緒に家康と対面。家康は先に秀頼に会ったことを責めるが、兼続が機転を利かせてその場を切り抜ける。さらに兼続は、政宗(松田龍平)の仲立ちで秀忠と会談。家康が焦っているという兼続の指摘を受け、秀忠は率直な意見を述べてくれたことに礼を言う。徳川家には大名たちが祝いに駆け付けていたが、そこに豊臣家の姿はない。心配した高台院(富司純子)は、意地を張らないよう淀(深田恭子)に忠告する。一方、米沢に戻った兼続は勝吉(黄川田将也)の再婚話を進める。兼続は竹松(加藤清史郎)を気遣うが、竹松は自分も紅葉のような家臣になると告げる。そんな折、仙桃院(高島礼子)が倒れる。
第四十七回 大坂城炎上
景勝(北村一輝)と兼続(妻夫木聡)のもとへ、政宗(松田龍平)が訪ねてくる。政宗は兼続に、大坂城攻めを中止するよう家康(松方弘樹)に忠告してほしいという秀忠(中川晃教)の意向を伝える。豊臣家を裏切るのかとただす兼続に対し、家康は開き直る。秀忠は秀頼(中村倫也)に嫁がせた娘、千姫(川島海荷)の身を案じるが、家康は大坂城攻略に向け出陣を命じる。幸村(城田優)ら諸将は大坂城に集結。1614年11月、大坂冬の陣の火ぶたが切られる。大坂城を攻めあぐねた家康は外堀を埋めることを条件に和議を結ぶ。そんな中、兼続は幸村にひそかに呼び出され、酒を酌み交わす。もう豊臣側に勝ち目はないと話す幸村は、兼続にこれまでの礼を述べる。別れ際、兼続は幸村に千姫を助けてほしいと頼む。その後、家康は城を明け渡すよう豊臣家に要求するが淀(深田恭子)は拒否し、大坂夏の陣に突入する。
第四十八回 最終回・愛を掲げよ〜愛と義を貫いた知将・直江兼続が現代に問う日本人の心!
景勝(北村一輝)と兼続(妻夫木聡)は米沢へ戻った。米沢は兼続の改革が功を奏し、次第に活気づいてきていた。竹松から名を改めた景明(太賀)ら若い家臣たちは藩の財力を高めようと改革案を練る。ところが、景明が病に倒れ、兼続とお船(常盤貴子)の看病のかいもなく息を引き取る。翌年、年老いた家康(松方弘樹)は兼続と政宗(松田龍平)を呼び、秀忠(中川晃教)の指南役になってほしいと頼む。家康の子を思う心に感じ入った兼続は引き受ける。一方、自分も役目が欲しいと考えたお船も、玉丸の世話をしようと江戸へ旅立つ。やがて家康が死去し、兼続は秀忠の指南役として江戸城に入る。その後、兼続は私財を投じて米沢初の学問所となる「禅林文庫」を創設し、政の世界から引退。江戸でお船と再会し、二人で越後へ旅に出る。懐かしい景色に胸がいっぱいになった二人は、幸せだったことを確かめ合う。

妻夫木くんが主役ですから、見ますよ。直江兼続も知らないので、興味がありますし。
「篤姫」が好評だっただけに期待は上がってしまいますよね。
でも負けないくらいキャストもこの上なく豪華ですし、
どのように戦乱の戦国時代を直江兼続が生き抜いたのか見届けるつもりです。

終わりましたね…年末だなって感じですけど、今年は早いんですよね。
何度か見逃した部分はあるのですが、ほぼ観ましたね!
まさに天下取りの時代。成り上がって天下に立った訳ではない、でも慕われ、
名だたる武将から頼りにされ、一目置かれる直江兼続。
上杉のことを考え、義を守り抜いた立派な生涯でしたね。