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相棒 season 10
'11 10/19〜12/14、1/1、1/11〜3/21放送 水曜日 テレビ朝日系 21:00-21:54(初回 20:00-21:48、最終回 20:00-22:09) 公式HP
脚本:輿水泰弘、櫻井武晴、戸田山雅司 演出:和泉聖治 P:伊東仁、西平敦郎、土田真通
ゼネラルプロデューサー:松本基弘
出演:水谷豊 及川光博 六角精児 川原和久 大谷亮介 山中崇史 山西惇 益戸育江 ほか
「相棒」シリーズ“season10”。前回の『season9』は、平均視聴率がシリーズ初の20%超えとなる20.3%、今年2月23日放送の第16話「監察対象杉下右京」ではシリーズ最高の平均視聴率となる23.7%を記録するなど、衰えぬ人気ぶりを証明。警視庁特命係係長・杉下右京は、かつては刑事部捜査二課の刑事として次々と難事件を解決したが、切れすぎる頭脳と強い正義感が警察組織に受け入れられず、「特命係」という閑職に追いやられる。特命係はいわば窓際部署であり、配属された部下は次々と退職したが、亀山薫だけは長年在籍し、右京とのコンビで多くの事件を解決した。その薫も退職し、現在の特命係は右京と新たな部下・神戸尊からなる。依頼されない限り特命係に仕事はなく、なんらかの成果を挙げても、手柄は捜査の主導権を握る部署のものになることが多い。また右京は警察組織の陰の部分まで踏み込むため、上層部からは疎まれている。だが、右京と“相棒”の尊は、今日も積極的に捜査に乗り出し、難事件を解決に導いていく。昨年末に公開された映画『相棒―劇場版II―警視庁占拠!特命係の一番長い夜』では、ドラマシリーズでもおなじみの主要キャストに変化が訪れ、今作にも大きな影響を与えている。杉下の敵であり、ときに味方でもあった警察庁の大物幹部・小野田公顕(岸部一徳)が「相棒−劇場版II−」で壮絶な死を遂げ、組織や体裁は気にせず一貫して己の正義を貫いてきた右京にとっては後ろ盾をなくした状態。今作では自らの信念を貫きながら天才的頭脳を駆使しての名推理で事件捜査の限界に挑戦していく。『season7』最終回に警察庁の上層部からの密命を受けて警視庁・特命係に配属された神戸尊。ノンキャリアとして警視庁に入庁後、“推薦組”扱いで警察庁に採用。警察庁警備局警備企画課・課長補佐(警視)として順調に準キャリア並の出世をしていたが、上層部の命を受け右京の実態を調査することになり、特命係に。続く『season8』の最終回では、警察庁の壮大な構想により特命係に配属されていた“真実”を知って警察庁に戻ることを自ら拒否。特命係に籍を置いて右京と捜査をともにすることを選んだ。『season9』では、ぎこちなかった右京とのコンビも磨きがかかり、今作では第1話から神戸の過去が詳しく明かされていくことになる。1月18日放送の第12話では、初回スペシャルで、益戸育江さん演じる女将・宮部たまきの突然の心変わりで閉店した、右京行きつけの小料理屋「花の里」が復活、“ついてない女”として登場してきた鈴木杏樹演じる月本幸子が2代目女将に就任。
2月7日の会見にて、警部補・神戸尊が特命係を卒業することを発表。神戸は、2009年3月のシーズン7最終回で特命係に配属され、約3年間務めてきたが、当初からシーズン10を区切りに卒業することは決まっていたという。及川は「今シーズンをもって普通の及川光博に戻ります」とあいさつし、「出会いがあれば別れもあるかな。密度の濃い3年間でした。オールアップまで悔いのないように撮影に臨みます」と意気込んだ。水谷は「シーズン10で神戸尊が僕の元を去ることになりました。神戸尊がどういう去り方をするのかで、警察を辞めるのか、警察庁に戻るのか。警察の中に残るのなら、神戸尊がまた登場することもあるのではと淡い思いも抱いています。3年間ですが、お疲れ様」とねぎらった。松本基弘ゼネラルプロデューサーは「視聴者の皆さんに新鮮な気持ちで楽しんでいただくため」と神戸の“卒業”の理由を説明。及川も「ざっくりいうと盛り上がるから」と笑顔を作った。今後の“新相棒”については水谷が「女性か男性かという議論になって、男性に決まりました」と告白。
C A S T
杉下右京 ・・・ 水谷豊 * 警視庁組織犯罪対策部特命係係長(警部)
神戸尊 ・・・ 及川光博 * 警視庁組織犯罪対策部特命係(警部補)
米沢守 ・・・ 六角精児 * 警視庁刑事部鑑識課員 伊丹憲一 ・・・ 川原和久 * 警視庁刑事部捜査第一課員
三浦信輔 ・・・ 大谷亮介 * 警視庁刑事部捜査第一課員 芹沢慶二 ・・・ 山中崇史 * 警視庁刑事部捜査第一課員
角田六郎 ・・・ 山西惇 * 組織犯罪対策5課長 宮部たまき ・・・ 益戸育江 * 小料理屋「花の里」女将
相棒 season9
DVD-BOX 前作 DVD-BOX サウンドトラック

最終回特別拡大2時間超スペシャル 罪と罰 (2012.03.21)

文部科学省所轄「バイオテクノロジー研究所」の生命科学部門主席研究員・郁子(真野響子)は娘の茜(浅見れいな)を使い、クローン人間をつくっていることを認めた。何者かが告発文を文科省に送ったらしい。茜は半年前に夫と5歳の息子を事故で亡くし、自殺未遂を起こすほどのショックを受けていた。そんな茜に頼まれ、郁子は法律で禁止されているクローン人間の制作に手を染めてしまったのだ。実は告発文を送ったのは、郁子の息子で茜の兄でもある隼斗(窪塚俊介)だった。信仰心が強く、聖職者の道を選んだ隼斗としては、たとえ母親や妹であろうとも、クローン人間をつくることは神への冒涜(ぼうとく)としか思えなかった。隼斗は公園で突然、演説を始める。偶然にも右京(水谷豊)と尊(及川光博)がそこを通り掛かる。数日後、隼斗の他殺体が発見される。

19 守るべきもの (2012.03.07)

民間警備会社の土方(合田雅吏)が銃弾を受けて死亡する。土方は、ある研究をしている学者・泊(今井朋彦)を警護している最中だった。尊(及川光博)と警察学校で同期だった土方は、閣僚警護の経験もあったが、「SP(要人警護官)という仕事に恐怖を感じるようになり警察を辞めた」と言われていた。その土方が、再び警護の仕事をしていたことに尊は違和感を抱く。泊は事件前に「研究を中止せよ」という脅迫状を受け取っていたらしい。命を狙われるほどの研究とはどんなものだったのか、興味を抱いた右京(水谷豊)は、尊と共に調べ始める。

18 陣川、父親になる (2012.02.29)

警部補の陣川(原田龍二)が、久しぶりに特命係にやって来た。行きつけの写真店で働いている由香利(松本莉緒)に心を奪われ、結婚するという。妊婦の由香利が恋人と別れ、シングルマザーとして子供を育てるつもりだと聞き、陣川は勝手に由香利の子供の父親になる気なのだ。その由香利が、出産をテーマにしたドキュメンタリー番組の取材を受けていたが、担当ディレクターの麻紀(奈良崎まどか)が突然、自殺してしまった。「麻紀が自殺するとはどうしても思えない」という由香利を助けたい陣川は、右京(水谷豊)と尊(及川光博)に真相解明を頼み込む。

17 宣誓 (2012.02.15)

右京(水谷豊)と尊(及川光博)は監察官の大河内(神保悟志)から、所轄の元警察官・国原(石垣佑磨)の傷害致死事件を調べてほしいと依頼される。国原は、立ち飲み店で偶然相席になったフリーライター・島内(日向丈)と口論になり、店を出た後、もみ合いのけんかに発展。島内は国原に突き飛ばされ、階段から転落して死亡したという事件だった。立ち飲み店の常連によると、国原と島内は知り合いらしい会話を交わしていたという。しかし報告書には、二人に面識はなく、この店で偶然出会ったように書かれていた。さらに島内が、5年前に起きた同じ所轄の女性警察官殺害事件を調べていたことが分かった。それは、国原が後に警察を辞めるきっかけになった事件だった。

16 アンテナ (2012.02.08)

鑑識の米沢(六角精児)の元に、かつて米沢と組んで横領事件を解決した千束署の刑事・相原(萩原聖人)が訪ねて来る。千束署管内での連続通り魔事件で採取された繊維片を分析してほしいというのだ。警視庁の本部の鑑識でも結果は同じはずだと米沢は断るが、相原は遭遇した右京(水谷豊)に詰め寄り、無理やり引き受けさせる。相原が捜査本部を外されて謹慎中の身で、米沢に分析を頼んだ繊維片も勝手に持ち出したものということを知った尊(及川光博)は驚くが、相原は右京らと捜査を始める。右京は、ハイテク犯罪センターが集めた通り魔に関する書き込みの中から、ある書き込みに目を留める。その書き込みをした真人(松尾英太郎)は、3件目の事件現場の近くに住んでいるが、9年間も引きこもったままだという。

15 悪友 (2012.02.01)

右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、内村刑事部長(片桐竜次)から人捜しを命じられる。内村の行きつけの居酒屋の店主が急死し、店を閉じるため常連のボトルを返しているが、「田中晶」と書かれた1本の持ち主だけに連絡が取れないという。店主の手帳には、粉飾決済で逮捕されたIT企業の社長・菅原(松沢蓮)の記事が挟まれていた。また、携帯電話には奥村(金井勇太)という人物へ10回も発信した記録が残されていた。奥村は、かつて空き巣で右京たちに逮捕された、間抜けな3人組の1人だった。他の2人のうち池谷(三宅弘城)は最近、奥村を何度も訪ねて来ているという。やがて、残りの1人、山崎(松本実)が池谷に「田中晶」の所在を聞きに現れる。

14 藍よりも青し (2012.01.25)

鑑識に残された産業廃棄物工場の社長・真壁(原田文明)が自殺した事件の捜査資料に目を留めた右京(水谷豊)は疑問を抱く。尊(及川光博)と共に捜査を開始すると、真壁の部屋から産廃工場に反対していた彩乃(梶芽衣子)が染めたものと思われる風呂敷を発見する。彩乃は風呂敷を自ら染めたものと認めるが、なぜか真壁は彩乃の工房にある物置小屋の写真を撮影していた。その物置小屋に関して彩乃は「企業秘密」と口を閉ざしてしまう。その後、真壁がウコンで染めた布で殺害されたことが分かる。あらためて彩乃を訪ねた右京と尊は、後継者がいなくなり工房を畳むことを決意したことを知らされる。捜査1課も彩乃に疑惑を抱き、物置小屋を見せるよう迫るが、やはり拒否されてしまう。

13 つきすぎている女 (2012.01.18)

刑期を終えて出所した「ついてない女」こと幸子(鈴木杏樹)が、右京(水谷豊)に助けを求めてくる。出所後は、清掃会社に就職、仕事ぶりが評価されて外食チェーン社長・間宮(田中壮太郎)の自宅担当に。さらに商品開発担当として社員となり、立派なマンションまであてがわれ、間宮からプロポーズまでされた。しかし、幸子は「こんなについているはずがない。誰かに尾行されている気配もある」と訴える。動こうとしない右京は、幸子に変わったと指摘されるが、「調子が良くない、頭がさえない」と言い始める。その後、幸子はマンションのクロゼットから女性の写真や、額縁の裏に「助けて」という文字を発見、再び特命係に乗り込んできたため、右京と尊(及川光博)は捜査を始める。

12 名探偵再登場 (2012.01.11)

探偵社を経営する樋本(鈴木省吾)の遺体が発見される。樋本の元妻・佳美(陽月華)に容疑が掛かるが、彼女のアリバイを私立探偵の矢木(高橋克実)が証言する。矢木はハードボイルドに憧れ、自らをマーロウ矢木と名乗る、お調子者。ある事件で、右京(水谷豊)らの捜査に割り込んできたことがある。尊(及川光博)は、矢木と共に樋本の事務所へ行き、彼が資産家から依頼を受けていたことを突き止める。「ハードボイルドに資産家と美女は付きもの」と盛り上がる矢木に、尊は頭を抱える。

11 新春特別拡大版元日スペシャル
   ピエロ〜オペラ公演中にバスジャック誘拐道化師が微笑む夜に、最悪の事件が始まる (2012.01.01)

警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)が、バスジャック事件に挑むドラマスペシャル。尊(及川)は仕事で赴いたオペラハウスで、子供たちと送迎バスに乗り込んだピエロ(斎藤工)に不審を抱く。尊がバスのドアを抑えると、目出し帽をかぶった男が、少女・加奈(大橋のぞみ)に拳銃を突き付ける。子供や引率者の恭子(比企理恵)たちと一緒に、尊も拉致されてしまう。そのころ、右京(水谷)は戻らない尊を探していた。オペラハウスの周辺を調べた結果、ピエロを含む何者かが、送迎バスを奪い、尊ともども子供たちを誘拐したと、右京は判断する。捜査1課の調べにより、草壁(吉田栄作)という男が浮かび上がり、犯人グループと右京の長い駆け引きが始まる。

10 あすなろの唄 (2011.12.14)

大学の微生物学研究室で、教授の高松(酒向芳)の遺体が発見された。高松は、重油とほぼ同じ成分を作り出す”バクテクロリス”という細菌の研究を進めていた。高松は心臓に持病があったため、当初は病死と判断された。しかし、遺体の臭いをかいだ右京(水谷豊)がにらんだ通り、死因は硫化水素の吸引による窒息死であることが分かる。共同研究者の栗田(利重剛)によると、高松なら高濃度の硫化水素を作ることも可能だとのことだが、遺体が発見された研究室には、硫化水素の痕跡は見られない。栗田は「高松教授は資金集めがうまくいかないことを苦にして、自殺したのではないか」と言うが、研究室の職員によると、高松の元には資金提供や共同研究の申し出が相次いでいたという。そんな中、右京と尊(及川光博)はバクテクロリスに硫化水素を蓄積する性質があることを知り、再び栗田を訪ねる。

9 フォーカス (2011.12.07)

通り魔事件の瞬間を撮影した写真家・有沢(比留間由哲)が何者かに殺害された。有沢は容疑者の顔が写った写真を警察に提出せず、週刊誌にスクープ写真として持ち込み、それが掲載されていたのだ。写真から通り魔が久保山(兼松若人)だということは判明していたが、逃走しており、行方が分からない。久保山が復讐(ふくしゅう)のために有沢を殺害したと推測した捜査1課は久保山逮捕に躍起になる。一方、米沢(六角精児)と共に有沢のカメラに残されていた写真データを見ていた右京(水谷豊)は、写真データの番号から、消去された写真があることに気付く。右京と尊(及川光博)は、事件の第一発見者である巡査・小島(清水優)と、小島を指導する元警察官で、交番相談員の谷川(佐川満男)から話を聞く。

8 すみれ色の研究 (2011.11.30)

「父は人を殺したんでしょうか?」。女子高生・美咲(岡野真也)から特命係に電話がかかってくる。美咲の父、加藤(柴俊夫)は企業で植物遺伝子工学の研究員をしていた。美咲は、加藤の共同研究者だった倉田真理(笹峯愛)が死亡したことを週刊誌の記事で知ったという。美咲に会って相談を受けた神戸尊(及川光博)は捜査を始めるが、真理は首を吊って自殺したとみられていた。尊が加藤の研究室を訪ねると、連絡もしていないのにそこには右京(水谷豊)がいた。右京と加藤は大学時代の友人で、捜査させまいとするような右京の態度に尊は反発する。

7 ラスト・ソング (2011.11.23)

伝説のジャズシンガー・瑠里子(研ナオコ)の復活ライブの休憩中に、ライブをサポートしていたイベント会社の社長・充子(西山知佐)の遺体が発見される。ライブハウスのビルの5階から転落した事故死のように見えたが、偶然ライブに来ていた尊(及川光博)は、遺体のそばに落ちていた携帯電話が無傷であることに疑惑を持ち、右京(水谷豊)と共に捜査を始める。瑠里子に事情を聴くと、「次のツアーのことで充子ともめていた」と語る。右京と尊は、作曲家で瑠里子のバンドのリーダー・森脇(真那胡敬二)を訪ねるが、二人は元恋人で、別れてから作曲家として成功した森脇に対して、瑠里子は長年、不遇だったことが分かる。尊から事件当夜のステージの様子を聞いた右京は、ある不自然な点に疑問を抱く。

6 消えた女 (2011.11.16)

数年前に起きた東京ビッグシティマラソン事件で知り合った、やよい(本仮屋ユイカ)が、右京(水谷豊)に相談があると言って特命係を訪ねて来る。ホテルのラウンジで知り合った女性・京子(森口彩乃)が忘れていった社員証を返そうとしたが、携帯電話はつながらず、社員証にある人材派遣会社でも「いない」と門前払いされたという。やよいに案内され、京子の自宅マンションを訪れた右京と尊(及川光博)は、管理人から「そんな女性は住んでいない」と言われる。そんな時、右京は数日前に発生した殺人事件を思い出す。その事件は、やよいが京子と出会ったホテル内で起きていた。消えた女性との関連性を追ううちに、右京と尊は社員証に書かれていた人材派遣会社の実体に不審を抱き始める。

5 ライフライン (2011.11.09)

運送会社の社長・帯川(林和義)が殺害される。帯川は会社の経営に行き詰まり、多額の借金を抱えていた。捜査1課は、連帯保証人の妻・郁美(立原麻衣)が、保険金目当てで殺害したのではと疑う。一方、右京(水谷豊)と尊(及川光博)は帯川の携帯電話に残された、新潟行きの小包の写真を調べ始める。帯川の借入先の一つ「緊急互助会」が、無利子で貸し出す同業者の組織だったことが判明、さらに新潟行きの小包を配送する仕事が、互助会の副会長・青木(青山勝)の会社に回されていたことも明らかになる。やがて、帯川が借金をしていたヤミ金融が摘発されると、顧客名簿から互助会の会長・須磨(中沢青六)も多額の借金をしていたことが分かる。右京らは須磨に事情を聴くが、帯川の意外な一面が明らかになる。

3 晩夏 (2011.11.02)

右京(水谷豊)は置き忘れられた日傘を拾ったことから、歌人・織絵(三田佳子)と知り合う。織絵は医師から余命を宣告され、「来年の夏には、私はこの世にいない」と話す。後日、特命係に織絵から電話がかかってくる。「文箱(ふばこ)の二重底から毒物が入った見知らぬ青い小瓶が見つかった」という。その文箱は40年以上前、織絵が結婚を約束していた桐野(岩瀬亮)が持っていたものだった。当時、両親に結婚を反対された織絵は、桐野の下宿に身を寄せていたが、織絵が出掛けている間に、桐野は服毒自殺をしてしまったという。織絵は、桐野が何のために毒を隠したのか、なぜわざわざ文箱の二重底に入れていたのか、謎を解いてほしいと、右京と尊(及川光博)に依頼する。

2 逃げ水 (2011.10.26)

5年前に起きた殺人事件で逮捕され、刑期を終えて出所したばかりの男が殺害された。容疑者として当時の被害者の父・新開(綿引勝彦)が浮上する。新開は「犯人の刑が軽過ぎる」として、損害賠償を求める民事訴訟を起こしていた。その際に、原告側の弁護士となったのが、元法務相の瀬田(渡哲也)だった。裁判には勝ったものの、賠償金は一度も払われず、謝罪の気持ちが感じられない犯人に対して、新開とその妻・清美(二木てるみ)は怒りが収まらない。右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、新開夫婦の思いを理解しつつも、疑惑を捨て切れずに捜査を続けるが、瀬田が夫婦と共に、右京たちと対峙(たいじ)する。

1 2時間SP! 贖罪 (2011.10.19)

警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒の神戸尊(及川光博)が、難事件を解決する初回スペシャル。15年前に尊(及川)の知人の女性を殺害した城戸(池内万作)が、出所直後に自殺した。遺書には無実の訴えと、尊に対する怒りがつづられていた。尊は右京(水谷)と共にあらためて事件を調べ直す。当時、捜査を担当した池上刑事(天宮良)、犯人の取り調べを行った益子検事(赤塚真人)、公判を担当した釜田検事(升毅)、有罪判決を下した大森裁判長(吉田鋼太郎)の4人が全員、事件の翌年に仕事を辞め、転職していたことが判明する。さらに当時、左陪審を担当した菜々美(戸田菜穂)は「有罪判決を下してはいけないような気がした」と語る。菜々美の協力を得ながら、右京と尊は真犯人をあぶり出していく。