公開待ち映画 過去一覧&映画レビュー 戻る
 公開待ち作品
■ 11月21日公開
■ 曲がれ!スプーン 公式HP
原作・脚本:上田誠(ヨーロッパ企画) 監督:本広克行
出演:長澤まさみ 三宅弘城 諏訪雅 中川晴樹 辻修 川島潤哉 岩井秀人 志賀廣太郎 ほか
超常現象バラエティーを担当するドジなADと、自分たちが超能力者であることを隠す男達が繰り広げるドタバタコメディー。クリスマス・イブ、とある喫茶店”カフェ・ド・念力”。そこでは、1年に1度の本物のエスパーたちが集い、自らの能力を思う存分披露し合うエスパーパーティーなるものが開かれていた。一方、超常現象バラエティ番組のAD・桜井米が番組企画で、エスパー探しに出発!視聴者からの情報を頼りに日本全国旅して回るがインチキばかりだった。そんな米がひょんなことから、”カフェ・ド・念力”にたどり着くが、突然の米の来店に、自分たちの超能力がばれてはならぬと、右往左往のエスパー達!その上、ニセエスパーの存在が発覚したからさあ大変だ!果たしてエスパーたちは無事米を帰すことが出来るのか!?クリスマス・イブ、エスパーたちの巻き起こす、抱腹絶倒!ミラクル超能力コメディー。原案は京都を拠点に活躍する劇団、ヨーロッパ企画の最高傑作といわれる演目「冬のユリゲラー」。ちりばめられた巧妙な伏線や笑い、これを改めて映画用に書き直したのが、同劇団所属の劇作家・上田誠。長澤まさみはクランクイン前、同劇団の「即興演技」のワークショップに参加。
■ 11月21日公開
■ ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 公式HP
脚本:いずみ吉紘 監督:佐藤祐市(「キサラギ」)
出演:小池徹平 マイコ 田中圭 品川祐 田辺誠一 ほか
実際にインターネットの掲示板2ちゃんねるに書き込まれたエピソードが基になっている。映画にしては長いタイトル、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は実際に2ちゃんねるに立てられたスレッドだ。2005年に映画、テレビで話題になった「電車男」では主人公の恋愛をネットの住民がアドバイスしていたが、今回は、新人プログラマーとして奮闘する元ニートの男性を2ちゃんねるの住民が叱咤激励していく。書き込まれていた当時、相当人気が高いスレッドだったが、Yahoo!ニュースにも取り上げられて話題になり、出版化までされた第二の「電車男」。物語は高校中退の26歳ニートのマ男が母の死をきっかけに一大決心、情報処理の資格をゲットし、必死に就職活動を開始するところから始まる。しかし、最終学歴中卒の人間に社会はそんなに甘くなく、落ち続けた末にたどりついた会社はとんだブラック会社(問題企業)だった。そんな会社の中で何度もくじけそうになりながらも、成長し続けるマ男についに限界が訪れる。ちなみにブラック会社とはインターネットで使用されるスラングの一つで、金銭や身体、精神的な苦痛を伴う労働条件のもとで労働を強いており、労働法に抵触する可能性が高い企業のこと。
■ 12月19日公開
■ のだめカンタービレ 最終楽章 前編 公式HP
原作:二ノ宮知子「のだめカンタービレ」 脚本:衛藤凛 監督:武内英樹 P:若松央樹
出演:上野樹里 玉木宏 瑛太 水川あさみ 小出恵介 ウエンツ瑛士 ベッキー 山口紗弥加 山田優 谷原章介 なだぎ武(ザ・プラン9) 福士誠治 吉瀬美智子 伊武雅刀 竹中直人 ほか
連続ドラマ(2006年10〜12月期)、スペシャルドラマ(2008年1月4日、5日)ともに高視聴率を記録していた『のだめカンタービレ』が、実写映画化。物語は連ドラとスペシャルに続く形で、異国の地で悩みながら夢を叶えるためにのだめと千秋の音楽的な成長を描く。スペシャル版はキスシーンで終わっているだけに、恋の行方が気になるところ。中身が濃すぎて、とても2時間には収まらなかったために2本にわけて描く。ストーリーはスペシャルドラマの続編として、のだめと千秋の音楽的な成長、そして二人の恋の行方を中心に進んでいきます。はたして、二人の恋のフィナーレはどういう結末を迎えるのか?パリ、チェコ、スロバキア、オーストリアにて撮影。2009年5月から5カ月間、クラシックの本場、欧州ロケを含む長期撮影を敢行。名門オーケストラに出演を依頼、有名なコンサートホールを借りるなど、クラシックファンの期待を裏切らない演奏シーンにするという。2009年12月に第1弾、その3カ月後の2010年春に第2弾が封切られるという邦画史上初の“連続上映”となる。
■ 1月16日公開
■ BANDAGE バンデイジ
原作:菅知香「グッドドリームス」 脚本:岩井俊二、菅知香 監督:小林武史 プロデュース:小林武史、岩井俊二 エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
出演:赤西仁 北乃きい 高良健吾 柴本幸 金子ノブアキ 笠原秀幸 杏 伊藤歩 財津和夫 ほか
音楽と映像の斬新なコラボレーションで90年代を代表する大ヒット作「スワロウテイル」を世に送り出した小林武史と岩井俊二が、約5年間の構想を経た新作。ワークショップなどを通して新しい才能を発掘してきた岩井俊二が、数年前にアマチュアライターから送られて来た小説を自ら脚本化。「リリイ・シュシュのすべて」で音楽を担当、Mr.childrenなど人気バンドの音楽プロデューサーでもある盟友・小林武史に共同プロデュースと監督を依頼。小林武史にとって本格的な劇映画は本作が初監督。小林武史は脚本を読んで、KAT-TUNの赤西仁を主演に抜擢。空前のアマチュアバンドブームが吹き荒れる1990年代。主人公の高杉ナツは東京でバンド「LANDS(ランズ)」のボーカルをつとめる、明るく繊細な青年。ナツの人気とユキヤの才能で念願のメジャーデビューが決まったランズの前に、メンバー交代など様々な試練が…。成功への階段を昇り始めたバンドの中で巻き起こる、メンバーの友情・確執・崩壊、周囲の大人たちの葛藤・欲望や、ひょんなことからバンドのマネージャーとなった女子高生アサコの視線など、人生の光と影を瑞々しい映像で描く。「BANDAGE」というタイトルには「BAND AGE(バンドの時代)」と「BANDAGE(包帯)」という2つの意味がある。赤西仁は映画初主演。
■ 1月16日公開
■ 今度は愛妻家 公式HP
原作:中谷まゆみ「今度は愛妻家」 脚本:伊藤ちひろ 監督:行定勲 主題歌:井上陽水「赤い目のクラウン」
出演:豊川悦司 薬師丸ひろ子 水川あさみ 濱田岳 城田優 津田寛治 奥貫薫 井川遥 石橋蓮司 ほか
アラフォー世代の夫婦愛を描いた鴻上尚史が主宰する劇団サードステージが2002年に上演した中谷まゆみ原作の舞台を、『世界の中心で、愛をさけぶ』の監督・行定勲と脚本・伊藤ちひろがタッグを組み映画化。かつて売れっ子カメラマンだった北見俊介は、今はロクに仕事もせずにぐうたらな毎日を送っている。妻さくらは、そんな夫に文句を言いながらも世話をやいている。クリスマス直前に、さくらに半ば強引に連れていかれた子作りのための沖縄旅行から1年。相変わらず、だらけた毎日を過ごす俊介は、なぜか一枚も写真を撮ることができない。北見が浮気をしようとすると、北見の罪悪感を見透かしたように、必ず北見の前に現れるさくら。ある日、突然さくらは「一年前から好きな人がいる」と告白し、離婚記念に写真を撮って欲しいとお願いする。「ねぇ、写真撮ってよ。」一年前の沖縄旅行で言われた同じ言葉を思い出す北見。いなくなってみて初めて、さくらの存在の大きさに気付く俊介。近づいてきた、クリスマスの夜。取り戻せない時間の中、抱きしめあった二人は…。「ふと今の映画館を見ると、大人が見る映画がとても少ない。40代の僕らの世代が、主役をやる映画が増えた方がいいのではという試み。大人だって青春はあるし、楽しめるという映画を撮りたかった」と製作意図。
■ 1月23日公開
■ サヨナライツカ 公式HP
サヨナライツカ 原作:辻仁成「サヨナライツカ」 監督:李宰韓(イ・ジェハン)
出演:中山美穂 西島秀俊 石田ゆり子 ほか
中山美穂が女優本格復帰。夫で芥川賞作家の辻仁成の同名小説を映画化。1975年、灼熱のバンコク。チャオプラヤー川ほとりに立つ最高級ホテル “サマーセット・モーム・スイート”に住む沓子。美しさと妖艶さを纏った沓子は、お金に不自由なく、男性から愛されることで満された毎日を送っていた。ある日、バンコクに赴任してきたエリートビジネスマンの豊と出逢う。ふたりはたちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていく。しかし、結婚を間近に控えた豊には、東京に残してきた光子という婚約者がいた。豊との楽しい日々を過ごすうち、「愛される」ことではなく、人を「愛する」ことに気づきはじめる沓子。しかしそこにはどうしても越えられない“期限”があり、2人は苦渋の選択をする。そして25年後のバンコク。ふたりは運命の再会を果たすのだが…。メガホンを取るのは韓国人の李宰韓(イ・ジェハン)監督で、中山美穂は直々に指名。中山美穂は女優業は02年のフジテレビ系ドラマ「ホーム&アウェイ」以来、映画出演は97年の「東京日和」以来。前作「私の頭の中の消しゴム」が日本で韓国映画歴代1位の興行成績をマーク。1996年の主演映画「Love Letter」(岩井俊二監督)は、韓国で当時の観客動員トップとなる大ヒット。
■ 1月30日公開
■ ゴールデンスランバー 公式HP
原作:伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」 監督:中村義洋
出演:堺雅人 竹内結子 吉岡秀隆 劇団ひとり 香川照之 大森南朋 貫地谷しほり 相武紗季 濱田岳 ソニン 柄本明 ほか
人気作家・伊坂幸太郎氏のベストセラー小説を映画化。杜の都・仙台。野党初の首相となった金田の凱旋パレードが行われている。と、突然ラジコン爆弾が破裂、衆目の中、首相暗殺事件が起きた。時同じくして、宅配便ドライバー・青柳は、旧友の森田に何年ぶりかで呼び出されていた。森田の様子はどこかおかしい。訝しがる青柳に、「首相はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ!」と鬼気迫る調子で訴える森田。すると、警官が突然現れ青柳に向かって拳銃を構える。森田は死亡。意味がわからず、とっさに逃げる青柳。世間では、青柳が暗殺現場近くにいたことを証言する目撃者、ラジコン店に青柳が居る証拠映像などが次々現れ、青柳は見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。仙台一帯に敷かれる警備網をかいくぐり、青柳は逃げる。力尽きようとするたび、大学の後輩・カズ、宅配ドライバーの先輩・岩崎、連続殺人犯のキルオ、そして元恋人の晴子など、大学サークル時代の信頼ある仲間たちに助けられ、窮地を乗り切っていくが、遂に公園で投降することを警察に伝える…。タイトルはビートルズの同名楽曲から引用。原作は「2008年本屋大賞」「このミステリーがすごい!」国内1位、山本周五郎賞に。34万部を突破している。映画化に30社以上が名乗りを上げ、争奪戦になった話題作。「ジェネラル・ルージュの凱旋」で共演した堺と竹内が再びタッグを組む。
■ 1月30日公開
■ おとうと 公式HP
脚本:平松恵美子 脚本・監督:山田洋次
出演:吉永小百合 笑福亭鶴瓶 蒼井優 加瀬亮 ほか
邦画を代表する女優・吉永小百合と山田洋次監督の“最強コンビ”が再タッグ。故市川崑監督の代表作のひとつ「おとうと」(1960年)の若い姉弟の“その後”を描いた現代劇で、離ればなれに暮らす姉弟の再会と別れを描く。東京の私鉄沿線、商店街の一角にある高野薬局。夫を早くに亡くした吟子は、女手ひとつで娘の小春を育てながら、義母の絹代との三人で暮らしている。小春とエリート医師との結婚が決まり、一家は幸せの頂点にあった。ところが、結婚式当日、吟子の弟・鉄郎が紋付袴で大阪から現れ、せっかくの披露宴を酔っ払って台無しにしてしまう。その傍若無人ぶりに、親族一同は困惑し、兄の庄平も激怒するが、吟子だけは鉄郎を案じて、大阪に帰る鉄郎を見送った。間もなく小春は離婚、再び高野薬局で吟子と絹代との暮らしがはじまった。ある夏の日のこと、鉄郎の恋人だという女性が、借金を返してほしいと突然高野薬局にやってきた。鉄郎直筆の借用書を見た吟子は、なけなしの預金を引き出し、手渡した。ほどなく鉄郎が東京に現れるが、この事件がきっかけで激しい口論となり、遂に姉弟の縁を切ると吟子に言われた鉄郎は、青ざめて高野家を飛び出し、それきり消息がぷっつりと途絶えた。 月日がたち、小春が幼なじみの亨と親しくなったころ、大阪の警察から突然、高野家に連絡が入った。消息不明だった鉄郎が救急車で病院に運び込まれたという。反対する小春を諭して大阪に向かった吟子を待っていたのは思いがけない知らせだった・・・。2000年に公開された「十五才 学校W 」以来、山田監督にとって10年ぶりの現代劇。
■ 2月6日公開
■ 食堂かたつむり 公式HP
原作:小川糸「食堂かたつむり」 脚本:高井浩子 監督:富永まい
出演:柴咲コウ 余貴美子 ブラザートム 田中哲司 志田未来 満島ひかり 江波杏子 三浦友和 ほか
26万部のベストセラーとなった小川糸さん原作の小説が映画化。失恋から失語症になったヒロイン・倫子が作る料理は、食べる人を次々と幸せにする。そして、子供の頃からなじめなかった自由奔放な母との思いがけない和解。食をテーマに母と娘のきずなを描くファンタジー。倫子が開いた「食堂かたつむり」で料理を作るシーンはすべて吹き替えなし。柴咲コウは実生活でも家事をこなし、玄米や黒米で炊く土鍋ご飯が得意。セリフがほとんどないのも新たな挑戦。「食堂かたつむり」は作詞家としてポルノグラフィティの曲なども手がける小川さんの処女作。原作の映像化については、映画、テレビ、制作会社など23社が争奪戦を繰り広げたが、富永監督が描いたイラストが、小川さんやポプラ社社長の心を動かしたという。08年1月に刊行され、新人作家の作品にもかかわらず、20〜30代の女性を中心に支持を集めた話題作。CM業界出身で長編は2作目となる富永まい監督、演劇出身で映画は今回初めての脚本家・高井浩子さんと、スタッフも女性中心の編成で挑む。アニメやCGを使ったミュージカルや空想シーンなど、斬新な手法も使い、大人向けのファンタジーを目指す。柴咲コウは09年は映画、ドラマ含めて出演作はこの一本に絞った。
■ 2月20日公開
■ 人間失格 公式HP
原作:太宰治「人間失格」 監督:荒戸源次郎(「赤目四十八瀧心中未遂」) P:井上文雄
出演:生田斗真 伊勢谷友介 寺島しのぶ 石原さとみ 小池栄子 酒井真紀 室井滋 石橋蓮司 森田剛(友情出演) 大楠道代 三田佳子 ほか
2009年生誕100周年を迎える作家・太宰治の累計1,000万部を超えるベストセラー人気小説「人間失格」が初めて映画化。太宰が自殺する直前の48年に完成した「人間失格」は、主人公・葉蔵の手記という形式でつづられた長編小説。葉蔵は堀木とバーやカフェで飲み歩き次第に酒におぼれていく。カフェの女給と心中し生き残ってしまう葉蔵。たばこ店の娘と結婚し安息を得る葉蔵だが、堀木が久しぶりに訪ねてきた自宅で、思いも寄らない光景を目撃してしまう。映画では主人公の手記の形で、転落していく人生を振り返る。日本近代文学を代表する作品として長く読み継がれ、出版累計は1,000万部を超える国民的ベストセラーとなっている。猪瀬直樹氏の著書を原作とした映画「ピカレスク 人間失格」(主演・河村隆一)が02年に公開されたが、「人間失格」自体の映画化は今回が初めて。1996年にジャニーズ入りした生田斗真は、2008年のドラマ「魔王」で嵐の大野智とダブル主演。「魔女裁判」で単独初主演しているが、映画初出演で初主演。
■ 3月6日公開
■ ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ 公式HP
サヨナライツカ 原作:甲斐谷 忍「LIAR GAME」 監督:
出演:戸田恵梨香 松田翔太 鈴木浩介 吉瀬美智子 渡辺いっけい ほか
2007年4〜6月期に土曜23時台の新ドラマ枠「土曜ドラマ」の第1弾として放送された「ライアーゲーム」が連続ドラマ(シーズン2)が土曜深夜11時台から一気にゴールデンタイムに進出&映画化。続編では、大金をかけた手に汗握る心理ゲームの準決勝が、映画では決勝戦が描かれる。
■ 3月公開
■ 誰かが私にキスをした 〜MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC〜
原作・脚本:ガブリエル・ゼヴィン「MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC」 監督・P:ハンス・カノーザ
出演:堀北真希 松山ケンイチ 手越祐也 アントン・イェルティン ほか
インターナショナルスクールに通う、ごく普通の高校生・ナオミ。だがある日、彼女は過去4年間の記憶を失ってしまう。記憶を失ったナオミと、ミステリアスな先輩ユウジ、ナオミを優しくいたわるミライ、ナオミの目下の恋人のエースが織り成す四角関係を描く。大人のほろ苦い恋愛を描いた『カンバセーションズ』のハンス・カノーザ監督が贈る本格ラブストーリー。
■ 3月公開
■ 時をかける少女
原作:筒井康隆 監督:谷口正晃
出演:仲里依紗 安田成美 ほか
作家・筒井康隆氏の同名SF短編小説が原作で、原田知世主演で大ヒットを記録した「時をかける少女」(1983年、大林宣彦監督)が、12年ぶりに実写映画化。原作の主人公・芳山和子の一人娘・芳山あかりをヒロインにしたオリジナル物語。大学進学を控えたあかりが、交通事故で意識不明になった和子に代わって1970年代にタイムリープ。母親の初恋相手を探しながら、成長していく姿を描く。仲里依紗は2006年のアニメ版「時をかける少女」(細田守監督)で主人公の声優を務めている。
■ 4月10日公開
■ ダーリンは外国人 公式HP
原作:小栗左多里「ダーリンは外国人」 脚本:大島里美 監督:宇恵和昭
出演:井上真央 ジョナサン・シェア ほか
大人気コミックエッセイが映画化。
■ 4月17日公開
■ のだめカンタービレ 最終楽章 後編 公式HP
原作:二ノ宮知子「のだめカンタービレ」 脚本:衛藤凛 監督:武内英樹 P:若松央樹
出演:上野樹里 玉木宏 瑛太 水川あさみ 小出恵介 ウエンツ瑛士 ベッキー 山口紗弥加 山田優 谷原章介 なだぎ武(ザ・プラン9) 福士誠治 吉瀬美智子 伊武雅刀 竹中直人 ほか
連続ドラマ(2006年10〜12月期)、スペシャルドラマ(2008年1月4日、5日)ともに高視聴率を記録していた『のだめカンタービレ』が、実写映画化。物語は連ドラとスペシャルに続く形で、異国の地で悩みながら夢を叶えるためにのだめと千秋の音楽的な成長を描く。スペシャル版はキスシーンで終わっているだけに、恋の行方が気になるところ。中身が濃すぎて、とても2時間には収まらなかったために2本にわけて描く。ストーリーはスペシャルドラマの続編として、のだめと千秋の音楽的な成長、そして二人の恋の行方を中心に進んでいきます。はたして、二人の恋のフィナーレはどういう結末を迎えるのか?パリ、チェコ、スロバキア、オーストリアにて撮影。2009年5月から5カ月間、クラシックの本場、欧州ロケを含む長期撮影を敢行。名門オーケストラに出演を依頼、有名なコンサートホールを借りるなど、クラシックファンの期待を裏切らない演奏シーンにするという。プラティニ国際音楽コンクールで優勝後、千秋は、“ルー・マルレ・オーケストラ”の常任指揮者となる。早速マルレ・オケを偵察しにいく千秋だったが、まったくやる気の感じられないオケの態度を目の当たりにして愕然としてしまう…。2009年12月に第1弾、その3カ月後の2010年春に第2弾が封切られるという邦画史上初の“連続上映”となる。
■ GW公開
■ てぃだかんかん
監督:李闘士男(「デトロイト・メタル・シティ」)
出演:岡村隆史 松雪泰子 吉沢悠 國村隼 原田美枝子 ほか
「あの美しい海を、愛する妻そして子供たちにもう一度見せたい」との思いから、絶滅の危機にひんしたサンゴを独学で養殖、海に移植し、世界初の産卵に成功した金城さん(現在は海中生物の養殖などを手がける有限会社「海の種」社長)の物語。「てぃだかんかん」は、沖縄の方言で、太陽がさんさんと輝くさまを表す言葉。製作のきっかけは、映画「デトロイト・メタル・シティ」で知られる李監督が、金城さんと妻が支え合って偉業に挑んだ実話を、岡村主演で映画化したいと企画したことだった。監督は、金城さんのサンゴにかける情熱、やりたいことへの信念、その裏にある孤独感と、岡村がバラエティー番組で見せる何事にも積極的な姿勢、時折見せる“影”に共通点があると分析。これまで「無問題」シリーズをはじめ、映画やドラマでバラエティーの延長のような役柄が多かった岡村は、本格的な演技力が要求される同作に興味を持ち、出演を快諾したという。父親役は初めて。
■ 5月22日公開
■ パーマネント野ばら 公式HP
原作:西原理恵子「パーマネント野ばら」 脚本:奥寺佐渡子 監督:吉田大八
出演:菅野美穂 小池栄子 池脇千鶴 宇崎竜童 夏木マリ 江口洋介 ほか
映画化が相次ぐ人気漫画家・西原理恵子さんの同名漫画が映画化。高知を舞台に、離婚して実家の美容室「パーマネント野ばら」に娘と出戻った主人公や、同級生、おばちゃんたちの恋愛を描いた異色の作品。突き抜けた明るさとともに切ない大人の恋愛が話題を呼び、単行本の発行当初から映画化オファーが殺到していた。菅野美穂は北野武監督「DOLLS」以来8年ぶりの映画主演。
■ 6月公開
■ 告白 公式HP
原作:湊かなえ「告白」 脚本・監督:中島哲也
出演:松たか子 岡田将生 木村佳乃 ほか
2009年本屋大賞を受賞した約70万部を売り上げた湊かなえ原作のミステリー小説。物語は、終業式後のホームルーム。教師の森口は生徒に退職することを伝えると、学校のプールで水死した4歳の娘について、「この中の2人の生徒に殺された」と静かに告白する。そして、HIV感染した血液を使った復讐劇で、2人を精神錯乱に追い込んでいく…。まな娘を殺した教え子に女教師が復讐を果たすというショッキングな内容の本作は、無名の新人のデビュー作でありながら各方面で話題となり、大ベストセラーとなった。さまざまな関係者の告白によって明かされていく事件の真相。目線が変わることで起こるドンデン返し。HIV、いじめ、引きこもりなど、現代的なファクターが強烈なリアリティーと緊張感を生み、衝撃的なラストを迎えていく。監督は、映画『下妻物語』『嫌われ松子の一生』などスタイリッシュな映像センスで人気の中島哲也。鬼才・中島監督の熱烈オファーを受けた松は「挑戦しがいのある話だと思う。どんな心境になるのか楽しみ」と意気込んでいる。松演じる森口の後任としてやってきた空気の読めない熱血教師を岡田将生、そして少年B・直樹の母親には木村佳乃がキャスティングされている。またクラスメートの少年少女たちは無名の中学生をオーディションし、1,000人を超える中から37人が選ばれた。
■ 10年公開
■ ソラニン 詳細記事
原作:浅野いにお「ソラニン」 脚本:高橋泉 監督:三木孝浩 P:今村景子、田中美幸、久保田修
出演:宮崎あおい 高良健吾 桐谷健太 近藤洋一 伊藤歩 永山絢斗 ほか
50万部を突破した2005年に『週刊ヤングサンデー』(小学館)で連載され、若者から高い支持を受ける漫画家・浅野いにお氏の同名漫画が原作。浅野いにお作品としても初の映画化。OL2年目で会社を辞めた芽衣子と、音楽の夢をあきらめられないフリーター・種田の恋物語を軸に、リアルな若者の心情を生き生きと描く。物語の鍵となるのが、芽衣子と種田の2人の想いをつなぐ歌「ソラニン」。映画では、原作にある歌詞に曲を付け、ロックに仕上げる。フリーターはアマチュアバンドのボーカルで、元OLに背中を押されプロを目指すが、フリーターは事故死。元OLは自らステージに立ち、恋人が残した曲「ソラニン」を披露する。クライマックスのライブのシーンに備え、宮崎は昨年末からエレキギターと歌を特訓中。
■ 10年公開
■ 十三人の刺客 詳細記事
原作:池上金男 脚本:天願大介 監督:三池崇史
出演:役所広司 山田孝之 伊勢谷友介 沢村一樹 古田新太 六角精児 石垣佑磨 高岡蒼甫 波岡一喜 近藤公園 窪田正孝 伊原剛志 松方弘樹 吹石一恵 谷村美月 斎藤工 阿部進之介 光石研 内野聖陽 岸部一徳 平幹二朗 松本幸四郎 稲垣吾郎 市村正親 ほか
片岡千恵蔵さん主演で1963年に公開された映画「十三人の刺客」がリメーク。明石藩主の暴政に抗議して江戸家老が切腹自害したことから、老中は御目付け役の島田新左衛門に藩主暗殺を命じる。刺客団を組織した新左衛門だが、藩主の腹心も暗殺計画を察知。参勤交代での襲撃を狙う刺客団は謀略戦を仕掛けながら、美濃の落合宿を要塞(ようさい)化して藩主を待ち伏せ。13人対200人で戦いに挑もうとする。オリジナルとは設定を若干変更。豪華キャストのうち誰が生き残るのか、あるいは全滅するのか。13人の刺客が藩主を木曽落合宿で追い詰める殺陣シーンは、オリジナルでは約30分続き、時代劇映画史上最長と言われている。
■ 10年公開
■ 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 詳細記事
踊る大捜査線 コンプリートDVD-BOX 脚本:君塚良一 監督:本広克行
出演:織田裕二 深津絵里 ユースケ・サンタマリア 水野美紀 柳葉敏郎 ほか
あの青島刑事が帰ってくる!実写邦画で興収173.5億円の歴代1位の興収記録を誇る「踊る大捜査線 THE MOVIE2」(平成03年7月公開)の続編が製作されることが警視庁東京湾岸署のオープンに合わせて発表。手掛けるのは、もちろん本広克行監督と脚本家、君塚良一氏の“踊る”コンビ。織田をはじめ、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀らメーンキャストも健在。亀山千広映画事業局長は「今年は織田君のスケジュールが詰まっているので、撮影は来年。公開はそれ以降」とした上で構想を発表。「時間軸はリアルにするので、青島君はおそらく係長などそれなりのポストになっています。(劇中の)旧湾岸署から(実際の)新湾岸署に引っ越しするシーンから始めたい」と説明した。実際の東京湾岸署も外観で登場するという。故いかりや長介さん(享年72)が演じた和久指導員については「どうするか考えていますが、みんな思いはありますので」と、何らかの形で登場させる可能性を示唆。「湾岸署には新人も配属されているかも。誰かの結婚? すみれちゃんもいい年ですし、そういうのも決着つけなくては」と構想は広がるばかり。前作から5年の間には「交渉人 真下正義」、「容疑者 室井慎次」などスピンオフ映画が次々と公開され、作品の世界観も広がった。台本はこれから作るが、パワーアップは間違いない。
■ 10年公開
■ 海猿 3 公式HP
原作:佐藤秀峰「海猿」 原案・取材:小森陽一 P:臼井裕詞
出演:伊藤英明 加藤あい 佐藤隆太 三浦翔平 ほか
海に潜り猿のように敏捷に動く「海猿」、機動救難士の活躍と、その愛と友情を描いてきたシリーズ。海上保安学校の訓練生たちが過酷な試練を乗り越え、海上保安官として成長してきた。今作では恋人と結婚し、1児の父となったところから物語が始まる。
■ 10年初夏公開
■ 孤高のメス 詳細記事
原作:大鐘稔彦「孤高のメス―外科医当麻鉄彦」 監督:成島出
出演:堤真一 夏川結衣 余貴美子 生瀬勝久 吉沢悠 成宮寛貴 平田満 ほか
現役医師による医療小説が映画化。主人公は幼少時に誤診で母親を亡くした外科医。同じ事故を繰り返すまいと医師になり、米国帰りの高度な外科技術がありながら、あえて地方の市民病院に赴任。出世や名声に一切こだわらず治療に全力を尽くす姿に、反発していた周囲も感化されていく。現実に臓器移植法案が成立する前の1989年、小都市の市民病院に当麻(堤)が赴任。設備や人員の整う大学病院に頼りきったこの市民病院で、当麻は次々と高度な手術を成功。浪子(夏川)や若い医師らが信頼を寄せていく。肝硬変の重病患者が運ばれ、当麻はまだダブー視されている脳死肝移植を決断。浪子ら外科チームと日本初の大手術に踏み切る。原作は現役医師の大鐘稔彦氏による2007年刊行の小説。臓器移植や地域医療、医療ミスなど医療界の問題点に切り込み、シリーズ6巻の売り上げは100万部。山崎豊子氏の「白い巨塔」を超えると評されている。
■ 夏公開
■ シュアリー・サムデイ 公式HP
脚本:武藤将吾 監督:小栗旬 音楽:菅野よう子
出演:小出恵介 勝地涼 綾野剛 鈴木亮平 ムロツヨシ 妻夫木聡 岡村隆史 阿部力 モト冬樹 竹中直人 遠藤憲一 須賀貴匡 笹野高史 横田栄司 吉田鋼太郎 ほか
小栗旬初監督作。小栗と高校の仲間たちとのきずなをテーマに、自ら書き上げた1枚のプロットを、当時から目を付けていた若手脚本家の武藤将吾へ持ち込んで実現させた作品。その脚本は当初の小栗のプロットとは異なるものの、武藤将吾のオリジナルストーリーに小栗のプロットの要素が絡み合い化学融合、一つの新たな物語が誕生。バンドを組む高校の同級生5人が主人公。文化祭の中止に抗議するために狂言の爆破予告をして高校を占拠するが、仲間の1人が本物の爆薬を仕掛けて大爆発を引き起こしてしまう。事件の責任をとり、行き詰った生活をおくる5人の3年後の姿を軸に、複雑に絡み合う人間模様を描きながら爆破事件の裏に潜むもうひとつの事件の核心に迫っていく群像劇。主人公5人を演じるのは、小出のほかに勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ。小栗がこれまで撮影現場で苦楽をともにしてきた俳優仲間たちを役どころに当てはめ、こだわりをもって人選を固めていった。そして、岡村隆史、竹中直人、モト冬樹、阿部力、妻夫木聡といった主演級の陣容が小栗のために結集。物語のカギを握る風俗嬢など女性キャストは、まだ明らかにされていない。
■ 10年夏公開
■ ケンタとジュンとカヨちゃんの国 詳細記事
監督:大森立嗣
出演:松田翔太 高良健吾 安藤サクラ 柄本明 小林薫 ほか
児童養護施設で兄弟のように育ったケンタ(翔太)とジュン(高良)。電動ブレーカーで壁を壊す仕事に汗を流す毎日だが、現場は過酷。2人は“ある行動”を起こした末にケンタの兄が服役中の網走刑務所を目指して北上する。物語はその過程を追いながら青春のやるせなさ、不安、希望といったものをリアルに活写。大森立嗣は「ゲルマニウムの夜」でデビューし、舞踏家で俳優の麿赤兒の長男で、俳優・大森南朋の兄。
■ 10年夏公開
■ ハナミズキ 公式HP
脚本:吉田紀子 監督:土井裕泰 主題歌:一青窈「ハナミズキ」
出演:新垣結衣 生田斗真 蓮佛美沙子 ARATA 木村祐一 松重豊 向井理 薬師丸ひろ子 ほか
一青窈の名曲「ハナミズキ」をモチーフに映画化。ハナミズキの木に導かれるように出会い、互いを思い合い、すれ違いながらもお互いを思う一組の男女の十数年間を描くオリジナルストーリー。北海道で、東京の大学を目指し受験勉強に励む高校生・紗枝が、漁師としての家業を継ぐため水産高校に通う康平と出会い、恋に落ちるところから始まる。紗枝が東京の大学に進学しても、しばらく遠距離恋愛を続けるが、お互いのためを想い、別れを選択する2人。その先には、新しい出会いが待っていた。「君と好きな人が 百年続きますように…」と歌われる同曲は、カラオケなどで歌い継がれ、結婚式ソングとしても人気。2004年に発表されオリコン最高4位、41.3万枚のヒットを記録。新垣結衣は自身初の海外ロケ(ニューヨーク、カナダ)が控え、英語のセリフにも挑戦。現在は釧路での撮影の合間を縫って、現地の英会話学校に通っている。
■ 10年夏公開
■ 劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル 公式HP
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵 阿部寛 生瀬勝久 野際陽子 松平健 佐藤健 夏帆 藤木直人 片瀬那奈 戸田恵子 ほか
2000年7月に深夜ドラマとして放送が始まるや、不可思議な現象の裏に潜む“トリック”を暴く謎解きと、登場人物の行動やセリフ、小道具などに散りばめられたコメディの要素が絡まった独特の演出と雰囲気が支持され、映画、ゴールデンタイムへと進出。熱狂的なファンを多く抱えたまま来年、シリーズ10周年を迎える。絶大な力をふるう霊能力者カミハエーリが村人を治める村で、カミハエーリの後継者となる最強の霊能力者を選ぶバトルロイヤルが開かれる。これに参加して大金をせしめようと企む奈緒子と馬鹿げた風習をやめさせるために村に招かれた上田が、壮大な“トリック”に挑む。
■ 10年秋公開
■ ノルウェイの森 公式HP
原作:村上春樹「ノルウェイの森」 監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ 菊地凛子 水原希子 高良健吾 玉山鉄二 霧島れいか ほか
日本での累計発行部数920万部、世界36の言語に翻訳され、村上文学の最高峰と位置づけられている「ノルウェイの森」。刊行から22年の時を経てフランスの俊英トラン・アン・ユン監督が映像化。高校時代に親友キズキを自殺で失った大学生の主人公ワタナベとキズキの恋人だった直子らのやり取りを通じ、思春期の葛藤(かっとう)や、喪失と再生を描く恋愛物語。ワタナベを松山、直子を菊地、ワタナベが大学で知り合う同級生・緑を水原、ほかにキズキを高良健吾、ワタナベの先輩・永沢を玉山鉄二、直子の同室人となる女性レイコを霧島れいかが演じる。面接やワンシーンを演じさせるビデオオーディションでキャスティング。約100人から松山ら3人を抜てきした。菊地は、昨年7月の映画化発表後、自らオーディションを受けさせてほしいと申し出たという。緑役・水原希子は、女性ファッション誌「ViVi」などで活躍するモデルで、女優初挑戦。撮影後はトラン監督が住むフランスと日本で編集作業が行われ、来年3月に完成し、同秋公開予定。原作が36言語に翻訳されている上にノーベル文学賞のノミネートが続く村上氏、カンヌ、ベネチア両国際映画祭で受賞歴のあるトラン監督、アカデミー賞ノミネート女優の菊地と、世界的注目を集める要素が満載。
■ 10年秋公開
■ BECK 詳細記事
原作:ハロルド作石「BECK」 監督:堤幸彦
出演:水嶋ヒロ 佐藤健 桐谷健太 中村蒼 向井理 ほか
月刊少年マガジンで1999〜2008年に連載された漫画家ハロルド作石氏の同名コミックが映画化。第26回講談社漫画賞の少年部門を受賞。ロックバンド・BECKの個性あふれるメンバーや挫折と成功のストーリーが人気になり、単行本34巻の発行部数は1500万部。2004〜2005年にテレビ東京系でアニメ放送されたが、実写化は初めて。原作はコユキを軸に描かれるが、映画の主人公は竜介。漫画では音で聴けなかったBECKの演奏シーンが映画の見せ場のひとつ。劇中の演奏曲はバージョン違いも含めてオリジナルの30曲を制作中。竜介(水嶋)は平凡な高校生コユキ(佐藤)と偶然出会う。千葉(桐谷)、平(向井)とバンドを組んだ竜介はコユキと桜井(中村)も誘いBECKをスタート。コユキは天才的なボーカルの才能を開花させバンドもCDデビューするが、業界を牛耳るプロデューサーの陰謀に巻き込まれる。そんな中、バンド存続にかかわる条件と引き換えにロックフェスの出演依頼が来る。
■ 10年秋公開
■ SP the motion picture 公式HP
脚本:金城一紀 監督:波多野貴文
出演:岡田准一 真木よう子 堤真一 ほか
人気ドラマ「SP(エスピー)」が映画化。研ぎ澄まされた神経で危険を察知する特殊能力を持った要人警護官(Security Police=SP)を演じ、午後11時台の放送ながら、コンスタントに15%前後の高視聴率をマーク。最終回は18.9%を記録。ドラマは続きがあることをにおわせた最終回で、視聴者からも映画化を要望する声が多かった。
■ 10年秋公開
■ 悪人 公式HP
原作・脚本:吉田修一 脚本・監督:李相日 音楽:久石譲
出演:妻夫木聡 深津絵里 ほか
芥川賞作家・吉田修一氏の2006年3月から2007年1月まで朝日新聞にて連載、その後単行本化されると、発売と同時に大きな話題を呼び、第61回毎日出版文化賞、第34回大佛次郎賞を受賞した人間ドラマの傑作が映画化。祐一は出会い系サイトで知り合った女性を殺害、さらに別の女性をラブホテルに強引に連れ込み、欲望を満たす。映画の根底に描かれるのは、祐一を殺人に追い込んだ理由や祐一が抱えてきた苦悩。さらに、事件に巻き込んでしまったはずの女性との切ないラブストーリーも描かれている。妻夫木は原作の大ファンで、まだ映画化が正式に決まってない段階から、企画を進める製作サイドに“逆オファー”したといい、自ら原作の描写に合わせて、髪を金髪に染めた。茶髪はあっても、金髪は人生で初めて。映画化にあたり原作者の吉田修一氏が脚本も担当することが決まり、その世界観が忠実に再現される。
■ 秋公開
■ ジーン・ワルツ
原作:海堂尊「ジーン・ワルツ」 監督:大谷健太郎(「NANA」)
出演:菅野美穂 田辺誠一 白石美帆 片瀬那奈 南果歩 風吹ジュン 浅丘ルリ子 ほか
医療ミステリーで知られる海堂尊氏の小説「ジーン・ワルツ」が映画化。現代医療の問題と矛盾が噴出する産科医療の最前線に立ち、不妊治療のエキスパートでもある理恵は、体制をも敵に回して、命の誕生という奇跡に、文字通り身を捧げて、戦いを挑む。代理母出産という日本での禁じ手をも視野に入れながら医療の本当の役割とは何かに迫っていく。医師の強い思いすら医療過誤として葬られていく、崩壊寸前の現代医療の現実を鋭く衝きながら命の誕生の奇跡を描く。現在も病理医として勤務する海堂氏が執筆した「チーム・バチスタの栄光」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」は、竹内結子主演で映画化。2作で興行収入25億円を記録。原作単行本は、2008年に新潮社から刊行され15万部のヒット。テレビ局、映画会社など10数社が映像化の権利を争った。海堂氏は菅野主演の脚本を絶賛し「壊滅寸前の産婦人科医療の現実と希望。勇気ある映画化で配役もイメージ通り」と期待。自らも医師役で銀幕デビュー。現役の産婦人科医師が監修を務め、帝王切開の様子などを忠実に再現。実際の出産現場にもカメラが入ったことで、生命力あふれる赤ちゃんが映し出され、「命の誕生」の奇跡を描いたドラマを盛り上げる。
■ 10年公開
■ 座頭市 THE LAST 詳細記事 詳細記事
原作:子母沢寛 監督:阪本順治 P:中沢敏明
出演:香取慎吾 反町隆史 石原さとみ 工藤夕貴 岩城滉一 原田芳雄 中村勘三郎 加藤清史郎 倍賞千恵子 ほか
故・勝新太郎さんらが主演した人気時代劇映画「座頭市」の最終作が製作。勝新太郎さんが演じ人気シリーズとなったが、座頭市の権利者は今作を最後の映像化にする意向。市役は勝さん、ビートたけし、綾瀬はるかに続いて香取が4代目。小説家・子母沢寛(しもざわ・かん)氏の随筆をもとに、勝新太郎さんが1962年の映画「座頭市物語」で始まり映画は26作、ドラマは100本。2003年には北野武監督が映像化し、自ら主演。ベネチア国際映画祭では銀獅子賞(監督賞)を受賞。08年には「ICHI」のタイトルで、綾瀬が“女座頭市”を演じ話題になった。最終作は市は妻・タネのために、人を斬ることはやめ平穏な暮らしをしようと故郷に帰る。だが、故郷の村は非道な天道一家に牛耳られており、村民から助けを求められる。仕込み杖を再び手にした市だが、過酷な運命が待ち受ける。香取の見せ場は「仕込み杖(づえ)」から繰り出す素早い居合斬り。08年6月から約10か月、殺陣を特訓。全編を目を閉じて演技。抜刀や納刀に現れる座頭市の悲しみや、妻への愛などこまやかな感情を全身で表現する。
■ 10年12月公開
■ SPACE BATTLESHIP ヤマト 詳細記事
企画・原案:西崎義展 監督:山崎貴(「ALWAYS 三丁目の夕日」)
出演:木村拓哉 黒木メイサ 柳葉敏郎 緒形直人 池内博之 マイコ 堤真一 高島礼子 橋爪功 西田敏行 山崎努 ほか
1970年代から1980年代に一大ブームを呼んだ日本SFアニメの名作「宇宙戦艦ヤマト」が初めて実写映画化。題名に英語を取り入れて海外進出も視野に入れた21世紀版ヤマト。CGを駆使し、製作費は20億円を超える空前のSF超大作。木村はアニメが日本テレビ系でスタートした1974年10月、まだ1歳11カ月だったが、1977年8月に公開され、興収21億円をあげたアニメ映画第1作や、1978に瞬間最高視聴率50%を記録したテレビ再放送などで幼きキムタクは、ヤマトの世界にどっぷりハマっていた。実写化にあたり一部設定も変更。日本映画で本格的に宇宙を描くのは史上初。ヒロイン役には沢尻エリカが内定していたが、“解雇騒動”の余波で黒木メイサに“交代”。森雪は原作よりも戦う女性のイメージを強調し、アニメで中年男性だった医師の佐渡先生役に高島礼子を起用するなど、一部キャラクターを女性にする。
■ 10年公開
■ シーサイドモーテル 公式HP
原作:岡田ユキオ「MOTEL」 監督:守屋健太郎(「スクールデイズ」)
出演:生田斗真 麻生久美子 山田孝之 玉山鉄二 成海璃子 古田新太 ほか
別冊漫画ゴラクで連載された岡田ユキオ氏の人気漫画「MOTEL」が映画化。インチキセールスマン役の生田とコールガールの恋物語を軸に、モーテルの各部屋でハプニングが展開される。実写化が決まり、注目されたのが、ギャンブラーと借金取りの争いに女性が絡む「202号室」。「シーサイドモーテル」は、「シーサイド」と名の付いた山に囲まれているモーテルに、偶然集まってくる一癖も二癖もある男女が、それぞれの事件と、微妙にそして絶妙に交錯しながら、ほんの小さな幸せを見つけようとする群像劇。
■ 冬公開
■ 僕と妻の1778の物語
監督:星譲
出演:草K剛 竹内結子 ほか
SF作家・眉村卓氏と妻悦子さんの実話がベース。大腸がんで余命1年と宣告された妻に、夫が「笑うことで免疫力を上げてほしい」と、毎日1話、笑える短編小説を書き続けることを決意。妻が亡くなるまでの5年近くにわたって1778話の小説を書き、余命1年という宣告を覆す。映画では、草なぎが牧村朔太郎、竹内が節子となり、30代の同い年夫婦という設定となる。夫婦が過ごした最後の日々とともに、短編小説も映像化され、切なくもほほ笑ましい物語が展開する。「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」(2004)「僕の歩く道」(2006年)に続く「僕シリーズ」最新作という位置づけ。「僕の生きる道」「僕の歩く道」を手掛けた星監督がメガホンを取る。新聞で眉村夫妻の物語を知り、僕シリーズとしての映画化を希望したといい「悲しい話ではなく“世界一幸福な夫婦の物語”と考えている」と話している。草K剛と竹内結子は興行収入31億円を記録した2003年のヒット作「黄泉(よみ)がえり」以来、7年振りの共演。
■ 11年1〜2月公開
■ GANTZ(ガンツ) 詳細記事 詳細記事
原作:奥浩哉「GANTZ(ガンツ)」 脚本:渡辺雄介 監督:佐藤信介(「ホッタラケの島」「砂時計」) CG制作:デジタルフロンティア P:佐藤貴博
出演:二宮和也 松山ケンイチ ほか
「週刊ヤングジャンプ」で2000年7月から連載されている奥浩哉氏の人気コミック「GANTZ(ガンツ)」が映画化。前後編が製作され、それぞれ2011年冬・春に公開予定。これまで何度か映画化の話が持ち上がったが、残虐な表現があるなどと見送られてきた問題作。死んだはずの玄野(くろの)計(二宮)と加藤勝(松山)が、GANTZと呼ばれる黒い球体の指示に従い、理由も分からないまま、謎の星人との戦いを強いられる姿を描く。戦いにより体が刻まれたりする過激な表現と、極限状態での人間ドラマが話題を呼び、単行本は26巻で計1,000万部を突破している。年齢制限のない一般映画として公開するため、残虐性は抑えられるものの、原作の世界観は尊重。町が破壊されるなどの戦闘シーンは2,000カット以上のCGを使って表現される。プロデューサーは2人の起用理由を「玄野は可愛らしく、加藤は怖そうだけど心根の優しい男。外見が原作と似ていることに加え実力、人気を考慮した」と説明製作の日本テレビでは「デスノート」「20世紀少年」に続く超大作と位置づけ、日本映画としては最大規模の計40億円超の製作費をつぎ込む。原作で主人公の2人は高校生だったが、映画では玄野は就職活動中の大学4年生、加藤は小学生の弟を養いながら働く22歳という設定。物語は、小学校時代の幼なじみの2人が偶然、地下鉄ホームで再会。加藤が線路上に転落した酔っぱらいを助けようとし、手を貸した玄野とともに電車にひかれたところから始まる。漫画は現在も連載中だが、映画は前後編で完結。結末は完全オリジナルとなる。二宮は「硫黄島からの手紙」以来約3年ぶりの映画出演で、原作の大ファン。二宮和也と松山ケンイチは初共演。
■ 11年4〜5月公開
■ GANTZ(ガンツ) 詳細記事 詳細記事
原作:奥浩哉「GANTZ(ガンツ)」 脚本:渡辺雄介 監督:佐藤信介(「ホッタラケの島」「砂時計」) CG制作:デジタルフロンティア P:佐藤貴博
出演:二宮和也 松山ケンイチ ほか
「週刊ヤングジャンプ」で2000年7月から連載されている奥浩哉氏の人気コミック「GANTZ(ガンツ)」が映画化。前後編が製作され、それぞれ2011年冬・春に公開予定。これまで何度か映画化の話が持ち上がったが、残虐な表現があるなどと見送られてきた問題作。死んだはずの玄野(くろの)計(二宮)と加藤勝(松山)が、GANTZと呼ばれる黒い球体の指示に従い、理由も分からないまま、謎の星人との戦いを強いられる姿を描く。戦いにより体が刻まれたりする過激な表現と、極限状態での人間ドラマが話題を呼び、単行本は26巻で計1,000万部を突破している。年齢制限のない一般映画として公開するため、残虐性は抑えられるものの、原作の世界観は尊重。町が破壊されるなどの戦闘シーンは2,000カット以上のCGを使って表現される。プロデューサーは2人の起用理由を「玄野は可愛らしく、加藤は怖そうだけど心根の優しい男。外見が原作と似ていることに加え実力、人気を考慮した」と説明製作の日本テレビでは「デスノート」「20世紀少年」に続く超大作と位置づけ、日本映画としては最大規模の計40億円超の製作費をつぎ込む。原作で主人公の2人は高校生だったが、映画では玄野は就職活動中の大学4年生、加藤は小学生の弟を養いながら働く22歳という設定。物語は、小学校時代の幼なじみの2人が偶然、地下鉄ホームで再会。加藤が線路上に転落した酔っぱらいを助けようとし、手を貸した玄野とともに電車にひかれたところから始まる。漫画は現在も連載中だが、映画は前後編で完結。結末は完全オリジナルとなる。二宮は「硫黄島からの手紙」以来約3年ぶりの映画出演で、原作の大ファン。二宮和也と松山ケンイチは初共演。
■ 公開未定
■ のぼうの城
原作:和田竜「のぼうの城」
出演:
戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかで最後まで落ちなかった支城があった。武州・忍城。周囲を湖で取り囲まれた「浮き城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約2万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず、僅かの兵で抗戦した城代・成田長親は、領民たちに木偶の棒から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。城代として何ひとつふさわしい力を持たぬ、文字通りの木偶の棒であったが、外見からはおおよそ窺い知れない坂東武者としての誇りを持ち、方円の器に従う水のごとき底の知れないスケールの大きさで、人心を掌握していた。武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、新しい英傑像を提示したエンターテインメント小説。