ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)
(Ju te veux)


アンリ・パコーリの作詞に作曲したもので、歌詞には女性版と男性版があり、歌詞が異なります。

当時の「あなたが欲しい」の広告には、ポーレット・ダルティのレパートリーとして宣伝されていたようです。

1900年の作曲で、サティ34歳の作品です。前年に歌手ヴァンサン・イスパのピアノ伴奏者となっています。

サティは「ムッシュー・ル・ポーヴル(貧乏氏)」とあだ名されるほど貧しかったので、ピアノ伴奏などして生計をたてていました。

サティはこのようなシャンソンを「おそるべき粗悪品」と呼んでいたそうですが、シャンソンなど、こういった曲を

60曲以上作曲していますし、サティ本人は「あなたが欲しい」を聞いても分かるように、決して手抜きをせず作曲しています。

この曲は歌曲とピアノ曲がありますが、ピアノ曲には副題に「ピアノのためのワルツ」とあり「ポーレット・ダルティ女史に捧げる」

という献辞があります。歌曲とピアノ曲の違いは、歌曲はA-B-Aの構造で、ピアノ独奏版はA-B-A-C-D-C-A-B-Aとなっています。






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