
2002/04/27 麻布十番「更科堀井」
2002年4月27日(土)
麻布十番大通り商店街を進み、右手に麻布十番温泉をすぎ、すぐ左手に立派な店構えの「更科堀井」が建っている。店内は、照明がおさえられており、落ち着いた雰囲気である。薄暗いので、壁にかかげられたメニューが読み取れない。
歩き疲れていたので、まずビールの小瓶と「鳥焼き」をお願いする。
「鳥焼きは」は甘めのタレが皮にたっぷりとかけられ、皮の下の肉は、肉厚で美味い。付け合せのカブの漬物は、甘酸っぱくて、疲れた体には絶品であった。
のどが潤ったところで、会津の「名倉山」を冷で一合。土曜日の夕方、至福のひと時になる。
蕎麦を頼むと、つゆは「あまい」と「からい」の2種類が出てくる。客の好みで、使い分けるという趣向である。普段は「あまいつゆなんて」と思っているのだが、蕎麦湯で割ると、あまいつゆの方が広がりが感じられ、気持ちがホッとする。蕎麦は、見た目より量があり、美味い。
場所柄、今風のカップルや、業界の人が多い。若おかみは元気よく、常連の客と会話を交わしている。土曜日の16時だというのに、ひっきりなしに客が出入りする。
常連と、観光客が半々というところか。
50歳台でいかにも業界人という男(Aさんとしよう)が、Gパンでトレーナーというフランクな服装で入ってきた。
「あら、久しぶりね」と若おかみ。
「外国に行ってたんだ。来週からまたでかける」
「お忙しいのね」
「妃香(藤原妃香のことらしい)と韓国の女優で仕事があるんだ。昨夜、新宿のパークハイアットのニューヨークグリルで、妃香と食事したんだ。妃香が、白のシースルーの服装で現れたので、目立っちゃてさ。」
「マネージャーさんも一緒だったんでしょう(だから噂がたったりしないでしょといったニュアンス)」
「そうだけどさ・・・」
このAさん、今日の店のオペレーションが乱れている事を察知し、一言。
「段取りがいい蕎麦屋で有名なのに、今日は段取り悪いじゃないか?何かあったんじゃないの(若おくさんと若旦那に向かって)」
「そんなことないわよ」
支払いをすませようと若旦那に品書きを渡す「5200円です」と言われる。
一瞬高いと思ったが、6000円渡す。
若旦那、しばらくたって、自分のミスに気が付き、「すみません。2,500円でした」と謝る。今日は、何かお家騒動があるようです。
夕方、おばあさんが私立の小学校に通う息子を送り届にきた。おばあさんは、黒地に豹がプリントされている服を着ていた。
まるで、一昔前の家庭ドラマを見ているようでした。自営業の世界は不思議。
<今日のお支払い>
キリンビール小瓶1本 500円
名倉山1合 600円
鳥焼き 700円
もり 700円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計 2500円 税金の記憶なし
立川伊勢丹に支店がある。
<PS>
麻布十番からオーストリア大使館にのぼっていく通りは「暗闇坂」と名づけられてました。中学の頃住んでいた横浜で、丘の上にある中学校に昇っていく道も「暗闇坂」と称してました。偶然の一致でしょうが、なつかしい感じがしました。
<目次に戻る>