
2003/8/16 新宿「永坂更科」
2003年8月16日(土)15時過ぎ
昨夜はお盆でユーザーも皆休みをとっており打合せがないので、18時過ぎには会社を出て新宿へ向かう。車中で入院中のK課長が亡くなったとの知らせが入る。
K課長は会社の先輩で、2ケ月程前から入院していた。
一昨日見舞いに伺うつもりでご家族に連絡をとった。
「今週は発熱してまして」という反応だったので、改めてご連絡しますと電話を切ったのは月曜日のことである。
人間の一生は先は分からない・・・。
NYの大停電でNY在住のおばは元気かちょっと心配だった。昨夜帰宅すると、おばからエア・メールが届いていた。
息子夫妻の住むミシガンからの手紙だった。
おばは医者から暑いときは外出せず家で涼しくしていることとの指示を受けている。夏の停電は生死に関わるのだ。
ほっとしたもののTVニュースではデトロイトの周辺も停電している。NYよりは涼しく、息子夫妻と一緒なので大丈夫とは思うが。息子のメールアドレスは知っているが英語はめんどくさいので、後で日本語でメールを書こう。
今日も雨が降っている。まったく日本の気候はどうなっているのか。
ドイツに駐在している友人から先週メールが来た。猛暑でみんな夕方から外で夜遅くまでビールを飲んでいる。結構楽しそうらしい。家には冷房がないのが普通だという。
グタグタ文句をいうより、とりあえずあるがままに受け入れれば道は開けるのかな・・・。
ソファーで1時間程、昼寝をした。最近、打ち合せが多くて歩行距離が少ない。足が萎えている。
雨は小降りになってきたので、外出することにする。
新宿は人が多い。真っ直ぐに歩くためには、なるべく人通りの少ないコースを選ばなければならない。
傘をさすのは面倒なので、西武新宿から地下街を抜け一旦JR埼京線のホームにあがり新南口経由で高島屋へ入る。
タイムズスクエア14Fに「永坂更科 布屋太兵衛」はある。麻布十番に本拠がある老舗である。箸、爪楊枝、七味でさえ自社ブランドが刷りこまれている。
今まで数度店まで来たが、土曜日などはおやつ時でも人が並んでいたので断念していた。今日は空いている。禁煙席、狭い2人席に座る。
多分、広告代理店が作ったのであろう「そばを食べて若さと健康」「そば湯は栄養の豊庫」「麺もつゆも自家製です」と3本柱の解説書(プレート)が置いてある。
まず中生ビールと鴨ロースを頼む。
生ビールは程よく冷えていた。いくら寒いといっても真夏である。外は肌寒いが、屋内はむっとしている。グビグビと咽喉を通すと、ようやく眠っていた(二日酔を含む)体にエネルギーが装填される。
太目の揚げ蕎麦がついてくる。ちょっと脂っぽいが、人の好き好きで評価が分かれるだろう。
「鴨ロース」は麻布十番と、ほぼ同じである。
厚めにスライスされた鴨ロースが5枚、スライスしたキュウリ3枚(この店は鴨はネギをしょっていない)、夏野菜の葉、粒マスタード、マヨネーズ、カットしたレモン小切れがついてくる。
レモンをしぼる。粒マスタードをぬって鴨ロースを口にふくむ。燻製独特の香りが口に広がる。燻製好きにはたまらぬ。燻製嫌いは席を立ちたくなるだろう。
この店は、蕎麦の実だけで純白に仕上げた「御膳そば」と石臼挽きの蕎麦粉で作った「生粉打ち蕎麦(太い)」を、全面に出している。
仲居は年寄りが多いが、みなハキハキしている。
仲居のセールストークを聞いてから「太兵衛ざる」を食べる。因みにこの店のメニューで、生粋の蕎麦以外のメニューは全て1,000円をこえる。
老舗って、なぜ高いのであろう。ぶら下がっている人が多いのかな?
蕎麦は若干伸びていた。蒸し暑さの影響か?
この店は汁は二つ出てくる。「あま汁」と「から汁」だ。プレートには「お好みで合わせて下さい」と書いてあるがこれが難しい。
汁は表面が薄い白い陶器に入って出てくる。たっぷりあるので、貧乏根性が出てしまい、猪口に並々注いでしまう。
「あま汁」にしろ「から汁」にしろ味は濃い。
その上、生山葵と刻んだネギを入れるので、汁をブレンドしようにも、どうしたらいいか分からぬ。ブレンドした味が想像できないのだ・・・。無念。
蕎麦は「から汁」だけでいただく。海苔は元気が無い。
蒸し暑いからであろう。
「あま汁」は蕎麦湯で5倍に薄めると、甘さが拡散し優しい味に変わる。
「から汁」は5倍に薄めても、まだしかっりと辛さを残している。ここまで来ると脱帽だ。
お腹がたっぽんたっぽんになってしまった。
隣接する紀伊国屋書店南口店を覗いてみる。人でごったがしている。出版不況が嘘の様だ。
早々に引き上げる。まだ雨は降っている。
< 本日のお会計 >
アサヒ中生ビール 500円
合鴨ロース 700円
太兵衛ざる 770円
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合計 1,970円+消費税
電話:03−5361−1873
クレジット・カード可
以上
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