2002/08/14  千代田区「九段一茶庵」



8月14日夕刻

「暑いなあ〜。だるくて仕事なんかやってられないよ。」
「じゃ蕎麦食べに行きましょう」

という流れで、後輩とお茶の水から九段まで歩く。この暑いのに。

「九段一茶庵」は専修大学裏手、雑居ビル群の一角にある。付近に飲食店は、ほとんどない。お盆中のため、付近はひっそりとしていた。

ところが店は、半分近くの席は予約で埋まっていた。19時をすぎる頃には、待っている客がいたほどだ。客の半数は常連客か、リピーターらしい。老若男女、家族連れと客筋はバリュエーションに富む。

「なぜこんなに混むのか? そうだ、靖国神社に近いから、終戦記念日前後はかきいれ時だ」と勝手に納得する。

まず生ビール(エビス)、谷中生姜と夏野菜、板ワサを頼む。

若い男性店員と、若作りだと思うが蕎麦屋には似合わない少し「イケイケ(古い表現ですが)」風の仲居が、さりげなくお薦めの品を伝えてくる。この店、つまみは豊富にあり、食べてみたい品も多かったが、高めである。

「谷中生姜と夏野菜」は、生姜5本、4つに切り分けた水々しいトマト、細切りにした胡瓜、みょうがが綺麗に盛られて出てきた。生姜はピリッとしており目が覚める。野菜類は、水気が豊富で身体のほてりを、生ビールとともに冷やしてくれる。

「板わさ」は、こぶりで上品な味。

汗がひいたところで、「穴子の天麩羅」、日本酒「宝寿(広島産)」を頼む。

「穴子の天麩羅」は、身がプリプリしている。つけあわせの茸の天麩羅もふっくらとしている。天汁と、塩がついてくる。

大変良い気分になったところで「合鴨の陶板焼き」を頼む。5枚の合鴨、獅子唐が2本、焼いた長ネギ3個が甘いタレに浸っていた。メニューによると蔵王鴨だ。
肉厚で歯ごたえがある。ギトギトした油と、したたる血で鴨は輝きをましていた。

しめはもりそば。ザルにのって出てきた。汁をいれた容器はひんやりとしていた。
冷やしてあるのだろう。そばは見た目より量があり、大人の胃袋を満足するには適当な量であった。汁は箸でふれ味見した時には甘く感じられたが、そばにからめると甘さは消え、からく感じる。不思議なものだ。蕎麦湯で割ったが、味のひろがりは感じられなかった。

お会計する時に「領収書はいりませんか」と尋ねられた。場所、値段、店の雰囲気から軽い接待につかわれるのであろう。「新蕎麦の集い」の案内が貼ってあった。

外にでる。暗くなっており、少し涼しくなっていた。美味いが、感激する程ではない。この店は多くの人がほめており、インターネットの蕎麦好きサイトでも評判がいい部類に入るが、わざわざ2度目に出かける程の魅力はというと?

後輩曰く「神田のまつやが一番。あそこのかき揚丼は最高です」。
彼は、関西人で「蕎麦よりうどん」派であります。

< 本日のお会計 >

エビス生ビール     550  ×  2  =  1,100
夏野菜                         700
板わさ                         600
穴子の天麩羅                      800
合鴨の陶板焼き                   1,800
宝寿          800  ×  4  =  3,200
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合  計                      8,200

             +消費税で8,800円。計算合わず。

                                  以上





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