2002/12/15 早稲田「松庵」



2002年12月15日(日)昼時

大隈講堂から早大通り沿いに歩き、5分弱のところに「松庵」はある。

日本料理屋「松下」が2階に出した店だそうだ
                (「もっとソバ屋で憩う」)。

日曜日故、早大通りを流す車はなく、通行人もパラパラとしかいない。

狭く急な階段を上がると、一枚板2卓のシックな店内が待っていた。一卓は、7席×2列=14席、もう一卓は4席×2列=8卓だ。卓上に和紙で出来たテーブル灯が置いてある。ちょっと気取った感じである。

数組のお客が出たり入ったりする。ほとんど20〜40歳台のカップルである。満員にはならない。

長居をしていたのは、僕の正面に座っていた60歳台の小奇麗で品の良さそうな女性二人組みだけであった。二人は食後のお茶に手をつけず、ひたすら話し続ける。多少若そうな方が年長の方を「先生」と読んでいたので、早大関係者なのかもしれぬ。
「最近の先生はお金儲けに走りすぎている」とか大学病院の評価など、話題は多彩である。話すことが健康維持なのだろう。

昨日よりは温かいとはいえ、コートなしでは歩く気にならない季節になった。

熱燗(「三千盛」)と、「だしまき卵」を頼む。

熱燗には小魚の南蛮漬けがついてきた。日本料理屋の仕立てである。

「だしまき卵」は、満遍なく黄色で綺麗に仕上がっている。甘味はなく大根おろしに少し醤油をかけ、食べる。大人の味だ。

「鴨せいろ」を頼む。普通の店は、大きめの腕に汁が盛られてくるが、ここは普通の大きさだ。見るからに辛そうな色をしている。脂がうっすらと浮いている。小さい鴨肉とナガネギは香ばしく焼けている。

蕎麦は中太で腰がある。汁につけると、途端にしなやかに変わる。

蕎麦湯は白濁である。汁に注ぐと、濃厚なスープに変わる。美味い。

落ち着いた時間がすごせた。

今月号の「文芸ポスト(週刊ポスト別冊)」は深夜放送の特集号で、昔懐かしい深夜放送のCDがついている。久しぶりに「なっちゃんちゃこちゃん」を聴いて、若かりし頃を懐かしんでしまった。中学や高校のあの頃、今の自分は全く想像できなかった。どこで人生が狂ったのか・・・。

< 本日のお会計 >

熱燗          600円
だしまき卵       600円
鴨せいろ      1,200円
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合計        2,400円(税別)

以上


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