
2003/01/25 新宿SHUNKAN「信州」
2003年1月25日(土) 15時45分頃
一昨日の木曜日の夜、初めて青山のブルーノート東京に行き、ブルース・ブラザーズ・バンドのライブを聞いた。ジョン・ベルーシ、ダン・アンクロイドはいない。でも昔、まだ暗い早朝、ループ(シカゴの高軌道を走る地下鉄)の下をトボトボとバス・デュポーまで歩いた事を久しぶりに思い出した。
ブルース・ブラザーズはシカゴだ!。
エロ親父たちのライブを1時間半弱、堪能し、ついた火が消せなくなった。一緒に行った後輩と、新宿の1960〜70年代のロック系のLPを聴かせる店へ移動。
明日は再検査なので、22時に飲食は切り上げなのだが、結局午前様になった。
昨日の金曜日の夜は、会社を辞めスペインに行った女性が年下のスペイン人の婚約者を連れ一時帰国したのでお祝い会を人形町で開いた(新宿、神楽坂はどこも予約で一杯。どこが不況なのか?)。
婚約者は22歳で日本に来るのは初めてだというので、シャブシャブ、すき焼き、刺身、揚げ出し豆腐、枝前と怒涛の日本料理三昧で責めた。
彼はとても好感の持てる若者で、片言の日本語(こっちの英語、いや英単語会話よりレベルは上)で「美味しい」を連発し、我々とお店の人(ここは表に出ている人は全て女性)を喜ばせた。
彼は「日本の人達はとても親切で紳士的だ。スペインでは自国の人には50ドルで売るものを外人には70ドルで売る。「ありがとう」は「グラシアス」だけど、お店に行ったりする時には使わない。それに比べると日本人は素晴らしい。」と絶賛する。我々は困惑したが、わざわざ日本人の悪いところを見せる訳にもいかず、黙って聞いていた。
「とても美味しい」と連発するので、仲居さん迄「みんないつも美味しい物をたべているんじゃないんですよ」と、フォローする。嬉しいやら、こちらの懐を見透かされているようで、複雑な気分。
一緒に行った後輩達は「今までで一番美味い!」と叫んでいたので、仲居さんの言う通りなのであるが・・・。
盛り上がって来たのでお茶の水にタクシーで戻り、2時間カラオケ三昧。英語の「She Loves You」、ビレッジ・ピープル版の「YMCA」は、口がついていかない。もっと修行しなくては。
彼氏は、「ナイト・フィーバー」など歌いまくりご機嫌。イギリスやオーストラリアで勉強してたこともあるそうで10代で結構遊んでいたのかもしれない。
という訳で、午前1時帰宅。
前書きが長くなったが、二日酔いと睡眠不足、そして悪化したアレルギー、腹痛であったが出社。
仕事がはかどらないので、特に夜はハイになってしまうのである。
出社したものの昼過ぎから一気に下降線。15時でギブアップする。さすがに通勤路線から外れて寄り道する気になれない。
新宿駅の駅ビルであるMYCITYのレストラン街(7・8F)は昨年11月(?)に全面改装し、今、最もトレンデイ(死語?)な場所になった。TVでも数多く取り上げられ、昨年末、夜行ってみたらどの店も長蛇の列で、スゴスゴ引き上げた。最近、流行り出したオイスター・バー、飲茶、沖縄料理、和創作シェフズテーブルなど、ちょっと目先が利いた店が並んでいる。
TVにも出てていたが、ここは伊勢丹が仕切っておりレシートはISETANプチモンドだった。
改装前のレストラン街に蕎麦屋があり、夜は「ちょっと一杯セット」があり、サラーリーマンが多く、時々利用していた。
その蕎麦屋かどうか定かではないが、今は7Fに「居蕎麦屋信州」が出店している。「蕎麦居酒屋」なのだが「居蕎麦屋」と銘打っているあたりが、あざとい。
仕切りがあるコーナー(個室と称している)が8席、4人席(ばらして2席)が2卓、大テーブル(4人×4辺=16席)カウンター8席の店だ。大テーブルに座る。
テーブルは木製で、内装は黒と木の組み合わせだ。器は陶器を主に使っている。和風モダン(?)な造りだ。客は若い女性同士の組みが非常に多い。入るのに数分待たされたが、とにかくひっきりなしに人が出入りする。ゆっくりお酒を飲んでいる人はいない。落ち着かない。
内装とミスマッチなのはサービスする女性達だ。なぜか中年女性っぽい人ばかりで、まるで町の蕎麦屋の布陣である。
レシートを挟んでいる板は木製かとおもったが、ABS製であった。こういう細かいところで、手を抜いている。残念だな。今の日本は、徹底さに欠ける。
ビールと板ワサを頼む。板ワサは山口産嶺雪とある。6切れと野沢菜の茎の山葵漬けがついてきた。板ワサは弾力はあった。
「鴨せいろ」を頼む。
汁は甘く感ずる。表面には脂が浮いているが、脂っぽい味、濃厚な味ではない。濃い味だ。深みは感じられない。なぜか、つぎたせる様に汁がついていた。
カモ肉は5切れ入っている。歯ごたえはあるのだが、鴨肉の旨味が感じられない。血抜きをしすぎているのではなかろうか?
薬味は、ネギとあさつきが少々、小さく切った柚子がついていた。柚子を好みで入れるのは珍しい。
蕎麦は「信州産100%石臼焼。最上級蕎麦粉で打ち立てた蕎麦はしっかりとコシがあり、麺の醍醐味を十分ご堪能いただけます(SHUNKANのお店パンフより)」とある。
コシが強いというよりねちっこい。温かい汁につけると、せいろではなく温かい蕎麦を食べている感じだ。何のためのせいろなのであろうか?
蕎麦に味はない。
蕎麦湯は鉄壜に入れて出てきた。丁度、蕎麦を食べ終わる頃出てきたが熱くない。僕は熱いのが好きだ。
透き通った蕎麦湯を汁に注ぐ。かなり注いでも水平にも垂直にも味は広がらない。飲んでいる内に、次第に重々しく感じられてきた。
不味い、気持ちが良くない、二度と行きたくないとまでは、思わない。しかし、この店(もしかするとこのレストラン街)は形から入りすぎて、中身がついていっていない。
と言うより、中身をさらに良くして行こうという気概が感じられない。未だにバブルを短期間で追い求める最悪な日本がここにある。憩えない。
それでも明日は朝から家で仕事である。
そろそろ新しい店の開拓は減らし、お気に入りの店中心に方向転換しようかと思ってしまった。目的は「憩う」なの
だから・・・。
< 本日のお会計 >
エビス生ビール(小ダブレット) 480円
板ワサ 500円
鴨せいろ 1,400円
======================
合計 2,380円+税
以上
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