あなたの清の「アラスカの旅」報告

 

日程:2005年8月22日(月)〜28日(日)

アラスカを前に

この旅はどうしてもアラスカのザトウクジラを写真に収めなければいけないことと、座間味から帰った鯨達がアラスカにいるかどうかの確認もしたくて行く事に決めた。また長年の夢でもある。さー座間味の鯨達は居るか楽しみだ。

いよいよ念願のアラスカへ

2005年8月22日(月)東京 晴れ 32℃ シアトル 晴れ 14℃ ジュノー 曇り雨 12℃

成田発15時35分 ノースウエスト航空でシアトルへ。日付変更線通過後、8時間でシアトル空港到着。乗り換えてアラスカ航空でジュノーへ。高度を下げてくると、窓から外を見ると針葉樹が海近くまで覆われ、山々には白く覆われた巨大な氷河が見える。あーアラスカに来たんだなーと実感する風景だ。2時間30分でジュノー空港に到着。今日はジュノーの町ドリフトウッド・ドッジに泊まる。チェクイン後、町を散歩する。背後に雪や氷河を頂いた山々があり、山の斜面に家が立ち並ぶ町である。またこの町は世界の巨大クルーズ船が停泊する町でもある。町の中は外国人で一杯である。4隻の巨大クルーズ船が停泊していた。一時間ほど散歩してお寿司の店があり、夕食は寿司にした。アラスカに来て寿司が食べられるとは考えてもいなかったので嬉しかった。結構店の中は一杯である。経営者は韓国人だそうだ。中々美味しかった。雨がひどくなってきた。明日は大丈夫か心配だ。明日はガスタバスにだクジラに会えるぞ。11時に寝る。

ザトウクジラと再会

2005年8月23日(火) 曇り晴れ 12℃

7時起床。窓から外を見る雲の間から太陽の日差しが指す。いい天気だ。9時にホテルを出て10時発のセスナ機でガスタバスへ、窓からクジラが居ないか探す。15分のフライトでガスタバス空港に到着。到着後ホテルグレイシャー・ベイ・ロッジにチェクイン。国立公園内にあるホテルなかなか雰囲気がいい。

午後1時からホエールウオッチングへ、いよいよクジラに会えるぞ。胸がワクワクしてきた。

カメラ、ビデオをセットし、港から一時30分に出発、海はベタ凪である。船長からこの海域ではhumpback、minke、orcaなどが見えるとの事。ザトウクジラはアラスカで1070頭の固体識別が出来ているとの事、凄い数である。座間味では250頭、約5倍である。しばらくすると遠くにブローがアッチコッチに上がってる。5頭はいるなー。船はスローでクジラに向う。しばらくするとブローがいっきに上がり1頭、2、3、4、5、6、7、8頭である。凄い数である。針葉樹をバックにブローが綺麗に見える。いきなり8頭のクジラのお迎えに感動である。来て良かったと思う瞬間である。ベタ凪の海、風がないので、ブローが高く散ることがない。座間味では味わうことができない光景である。すばらしい! クジラ達はニシンを食べるのに一生懸命で、ボートが居てもマイペースでこの海域を行ったり来たりしている。じつにのんびりとゆったりしている。これが大自然の中でクジラが生きて居るんだなーと実感した。しばらくカメラは持たずクジラの行動パターンを観察した。5分ぐらいして一斉に浮上してまた潜る。潜っている時にニシンを食べてる。1日2トンの魚やオキアミを食べるらしい。漁探を入れたら中層に真っ赤にニシンの群れが移っている。コレも凄い。水中マイクを入れると1頭のクジラの鳴き声がする。他の仲間にニシンを狙う瞬間を教えているのだろうか?この日はバブルネットフーリングは見れなかった。しばらくしてsteller sea lion(トド)を見に行く。10頭の群れで顔を出してこちらをジロジロ見てる姿が可愛い。3時間のウオッチングを終え、港に帰る。今日はフイルム6本で終わる。明日から楽しみだ。10時に寝る。

アラスカで初ブリーチ、初、シャチ、トド、ラッコ、ゴマフアザラシに感動

2005年8月24日(水) 曇り小雨 12℃ 風強し 寒い

6時30分起床。窓から外を見ると小雨で風が強い。7時に朝食をし8時に港を出発

今日は昨日のベタ凪とは違って風が強く海は波が高い。15分してクジラの居る海域に到着、いきなり遠くでブリーチである。アラスカで初ブリーチである。波があり近くへよる事が出来ない。

ブリーチやテールスラップを何度も繰り返していた。昨日の8頭は波の高い所にいるので今日は波の静かな場所で2頭のクジラをしばらく見る。雨が激しくなってきたので、ラッコとトドが群れている所があるというので行ってみる。走行中船長のポールがkiller whaleと叫ぶ、水辺線にシャチ独特の長いセビレと白い斑点が見れた。エンジンを止めてしばらく待っている、すると目の前にオスのシャチが現れた。初めて見るシャチは10頭の家族でひたすらまっすぐ前に進んでいった。スピードがかなり速い。ポールが大きな声でブリーチと叫ぶ見ると波しぶきが見れた。シャチのブリーチである。残念、なかなかシャチのブリーチは見られないぞ。45分船を走らせ、外海太平洋まで来た。かなりウネリがあり時化ている。岩のまわりでトドが50匹が泳いでいた。残念ながら岩の上に居るトドの姿を見ることは出来なかった。うねりが凄いので、今度はラッコを見に行く。15分走らせ到着。居るは居るはラッコだらけ。水面には昆布の長いのが伸びていてそれにラッコは体を巻きつけ休んでいるみたいだ。船が来ると顔をだしてギョロギョロこちらを見る姿がとても可愛い。エンジンを切ると1匹のラッコが近くまで来てくれた。遠くではお腹に赤ちゃんラッコを乗せて泳いでいる、愛くるしくてとてもかわいい人間に好かれる理由が分かる。ラッコは良くからだ回転させる。それは体を覆う厚い毛皮は、脂肪の少ない体を冷たい海水から保護すため、毛皮が汚れるとその機能は弱まり、水が皮膚まで浸透して体温を下げ死にいたらせてしまう。その為いつも回転して毛皮に気泡をたくわえ、毛皮を清潔に保っているらしい。ぐるぐる回るのは人間が見ると可愛く見えるけどそれには理由があったんだね。岩の上にHarbor Sealゴマフアザラシが居る。つぶらな瞳がとてもかわいい・・・。しばらく見てザトウクジラの海域に向う。風がだいぶ強くなってきた。波の高さも2・5mはあるだろう。アラスカはいつもベタ凪のイメージがあるが、座間味の渡名喜曽根が時化た時のように三角波が出てきた。今日は10時間のウオッチングだけど波が高いので、諦めて帰港することにした。今日のフイルムは10本である。ホテルに戻り夕食をとる夜になっても台風並の雨、風にマイッタナー この風では明日は厳しいのでは・・・・・・・。

夕日とザトウクジラ

2005年8月25日 (木) 大雨  嵐 12℃

夜中、屋根を雨や風の音で中々寝れなかった。

7時起床、カーテンを開けると外は針葉樹が左右に大きく揺れている。台風並の雨、風にブルーになる。何で今日なの・・・。わざわざ日本から来たのにこの天気は・・・。この天気では2日間は海はダメだなー すると後1日しかないか?よけい落ち込んでしまった。俺はここに何しに来たのか・・・・?

船長のポールからTELがきて今日は中止にしますとのこと。残念、アラスカでもこんなに時化るんだなー・・・。朝食をとり今日はロッジでゆっくりすることにした。部屋で日記や本を読みながらのんびりする。座間味に来るお客さんも天気が悪くて海に出られない日はこんな気分になるんだなーと実感した。相変わらずの外は大雨だ。午前は昼寝をした。1時になり風、雨も止み小雨になった。昼食を食べてロッジのスタッフが滝を見に行きますか?と聞いてきた。他の皆はカッパに着替え出ていった。私は部屋でカメラの手入れをしながら、ロッジの周りを写真を撮りながらのんびり過ごした。雨も止み西の空から太陽が見えてきた。

アー晴れてきたな、心が明るくなってきた4時間して皆が帰ってきた。オーナーの奥さんがサンセットディナーホエールウオッチングに行きますか?と言う。OK、OK、レッツゴーと叫ぶ。シェフが寿司をつくってくれた。これを持って船で食べなさいと、とても嬉しかった。ありがとう。5分でカメラ、ビデオを持って桟橋へ、西の空は青い空で太陽が眩しい。朝の天気が嘘のように、風もやみ海はベタ凪である。周りの山が4000m級の山に囲まれているので風をさえぎってくれているのですぐベタ凪になるんだなーと納得する。15分で到着。8頭のザトウクジラを確認、ベタ凪なので水面が鏡のようにクジラのブローが水面に写って綺麗だ。こんな風景は座間味では味わうことが出来ないことである。船長にお願して、太陽とクジラを撮りたいと頼んだら抜群のポジションに船を走らせてくれた。いい写真を撮らせてくれるのも船長の腕の見せ所である。バッチリ夕日とクジラの写真が撮れたフイルム20本も使ってしまった。今日の朝の落ち込みが何処かに吹っ飛んでしまった、まさかアラスカで夕日とクジラが見れるとは思ってもいなかったので嬉しさ倍増である。夕日とクジラでお腹満腹であつたが、シェフが作った寿司を食べながら、アラスカビールを片手に乾杯で今日のウオッチングを終えた。

のんびりザトウクジラ、ラッコを観察、珍しいパフィンに遭う

2005年8月26日(金) 曇り小雨 13℃ 寒い

6時起床、窓から海をみるとベタ凪、風もないベストコンデション。

今日は10時間のホエールウオッチングだ。あと2日しかない。8時に桟橋を出発し15分でクジラのポイントに到着、今日も昨日のクジラ8頭がブローで向えてくれた。今日は気持ちに余裕がありしばらくカメラを置いてクジラをのんびり見て過ごした。3時間ウオッチングして、ラッコを見に行く。今日はエンジンを切ってのんびりラッコを見る。針葉樹の木にBald Eagleハクトウワシを発見、アメリカの国鳥である。雨が降り始めた。クジラをまた見に行く途中、水面にエトピリカTufted puffioを2匹見た。ウミスズメの仲間でパフィンという名称で親しまれている。水面に浮いているのも珍しいらしい。雨が激しくなってきたので、帰港することにする。明日でアラスカも終わり・・・。

大氷河、4ブリーチ、ダブルブリーチに感動

2005年8月27日(土) 晴れ 13℃

5時30分起床、6時朝食。朝起きると夜に小雨が止んでいた。今日は雨は降りそうもないぞ。しかしだいぶ霧があり100m先がやっと見れるくらい視界が悪い。アラスカらしくていいか? ころころ気象が変わるアラスカだ。今日でアラスカも終わり、今日こそブリーチを撮るぞ。7時に桟橋に着くと船長のポールがもう待機していた。ポールも今日はカメラを持って来てて朝日が綺麗でしたよとデジカメを見せてくれた・・。船長のポールが今日のメニューは・・・ブリーチ、オルカと冗談でいう・・・・。ポールも今日は気合が入っているみたいだ。霧がかかった水面をボートはクジラのところへ15分して到着。プシューン、プシューンとブローの音がアラスカの山に鳴り響く。この風景もアラスカでしか味あうことができない。10頭はいるだろうか? エンジンを切ってその場に待っているとクジラ達は必ず同じ場所にもどってくる。今日も相変わらずニシンを食べるのに専念している。3時間ほどウオッチングをして、氷河とラッコ、ドドを見に行く。一時間ほど走らせて船が太平洋にでた。すると遠くに4000mの山の上から海まで大氷河がのびている。すばらしい・・。氷河もアラスカにこないと見れないう風景だ。今日は晴れているから岩に居るはずと・・・船長のポールが言う。近くの岩にトドが100頭ぐらいはいるだろうか? この前見たときは泳いでいたので、身体全体はみれなかったので迫力が違う。ううーううーと低い声で鳴く。30頭が海に泳いでこちらのボートの下を潜ったり顔をだしたりでとても可愛い・・。岩の上では重そうに動いているトドも水中ではスイスイ泳いでいるのにはびっくりである。しばらくして45分かけてザトウクジラの所に戻る。

到着と同時に1頭のクジラがテールスラップをした。すると突然4頭のクジラが同時にブリーチをした。アーーー、とカメラを持ってファインダーをのぞいてシャツターを押したが、波しぶきだけしか写ってなかった。でも心のフイルムに映っているので満足である。多分最初で最後の4ブリーチだと思う。初の4頭ブリーチに船長のポールは大興奮、もちろん私達も頭の中は真っ白である。余韻が冷めないうちに今度はダブルブリーチである。船の50m側で綺麗なブリーチ、カメラのファインダーを覗いて1頭のクジラを氷河をバックにカメラに収めた。鳥肌がたった。嬉しくて撮ったぞーとこぶしを高だかと上げた、沢山のブリーチを撮ったがアラスカでカメラに収めたのはとても嬉しかった。イヤー4ブリーチ、ダブルブリーチのみごとなシヨーだった。さすがアラスカはスケールが違う。アラスカに来て良かったと思う一日だった。17時30分発のセスナ機でジュノーに帰る。6日間のクジラとデートも終わりである。セスナ機の窓からまた遭いに来るからねとクジラの居る海域に心の中で叫んだ。またー来るからねーーー


グレイシャー・ベイ(氷河湾)にまたまた感動

18時にジュノーに到着、タクシーでメンデンホール氷河を見に行く。

タクシーの運転士があなた達は今日はラッキーだねと一言。何のことかの尋ねるとジュノーの町は雨が多く、今日みたいに晴れる日は少ないとのこと、なんで雨でも氷河は見れるから雨でもいいのではと、心の中で思う。15分で到着。青い空に太陽の日差しが氷河と照らす。すると氷河の色が白からブルーの色に変わりとても神秘的で綺麗である。運転士が言ったあなた達はラッキーの意味が今わかった。雨が降るとこのブルーのきれいさは見れないのである。晴れてよかったと思う・・・・・。しばらく見ていると海面には多くの氷河が浮いている。あれは溶けて流れているとのこと・・・そうか氷河は日一日溶けて行っているんだなー、これも地球の温暖化によるものなのか? この光景を見るとアラスカでも環境破壊が進んでいるんだなーと実感した氷河であった。

p.s. グレイシャー・ベイ(氷河湾)は1794年、アラスカの海岸を航海中のイギリスの探検家ジョージ・バンクーバーは、無数の海岸氷河のなかでも、ひときわ巨大な氷河を発見した。高さ1200m、幅30kmをこえたという。彼はこの氷河の流れ込む海を氷の海峡と名付けた。

いよいよ明日日本に帰る。11時に寝る。

日本へ帰国

2005年8月28日(日) 晴れ 13℃

4時30分起床、5時ジュノー空港へ。7時20分、アラスカ航空でシアトルへ。14時30分発ノースウエスト機で成田へ 29日17時成田到着

アラスカを旅して

毎年、今年は行くぞ行くぞと言って、10年目でやっと行けたアラスカ、すばらしいアラスカの旅であった。

天気は晴れた日あり暴風ありで大変な6日間だった。短期間でブリーチ、サンセットが見れたのもラッキーで運がよかった。あのフォーブリーチは世界初だと思う。一生忘れられないシーンだった。アラスカの魅力は、ラッコ、シャチ、トド、ゴマアザラシ、ハクトウワシ、氷河といろんな生き物に出会えるのがうれしい。大自然の中でザトウクジラや他の生き物達はのびのびと生きている。私達人間がその大自然の中に入りすぎないようにしないといけないなーと感じた旅でもあった。このアラスカでザトウクジラは一日中ニシンを食べ9月末には繁殖海域に帰る。私達人間はその繁殖海域に帰ってきたら、のびのびと過ごせるよう勤めたいと思う。ザトウクジラの大回遊にスケールの大きさに惚れこんだ旅であった。今回アラスカでは座間味で遭った鯨には遭えることはできなかったが、またいつの日かアラスカでめぐり合いたいものだ。無事座間味に帰ってくるのを願い、そして沢山の元気をくれてありがとう。座間味で待ってるよーーー。

2005年9月1日
宮城 清




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