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●11月21日(日) クルマ社会の一断面 

 新シリーズ「ちびエンジェルくん」のページがようやく出来上がりつつあります。
2、3日中にはUPの予定・・って、まぁごく普通の紹介ページになりそうですが(^^;)。

 もう11月も下旬ですが、十勝は比較的暖かな日々が続き、まだ雪が降っていません。
「雪が降る前に・・・」と、先日はクルマで小1時間の帯広市郊外にできたショッピング
街へ行って来ました。
広大な駐車場を囲んで、家電・パソコン店、100円ショップ、ペットショップ、靴屋、
ホームセンター等が軒を連ねていて、一日中ヒマが潰せそうなスバラシイところです。
これであと書店と手芸店とCDショップが揃っていたら、私にとっては完璧なんだが。
でも、前からたびたび書いていますが、そうした「郊外型」のショッピング街が発達して
来ると、従来の「中心街」へ行く人はどんどん減っていくんですよね。
ゴミゴミした街なかで駐車スペース捜しに苦労するよりは、広大な「無料」駐車場にサッ
とクルマを停めてお買い物に専念できる方が楽しいに決まってる・・・北海道に限らず、
クルマでの移動が主流の田舎では、どこでもそんなものでしょう。
その結果、かつての(駅前などの)「商店街」はさびれ、シャッターを降ろしっぱなしの
店が目立つ「ゴーストタウン」状態に・・・なんかこう、「街」という雑多なものが混在
した「場」がすたれてしまうのって、「クルマ社会」にはありがちな変化なのかも知れな
いけれど、あまりいい事じゃないような気がしてなりません。

 なーんて事をツラツラ考えていたら、奈良ではクルマを使ったトンでもない事件が。
「知らない人のクルマに乗っちゃいけない!」・・・でも乗ってしまったからといって、
あんな無惨な目に遭っていいわけがない。
殺害後と思われる写真を送りつけたり、遺体から歯を抜いたり(!)、犯人は歪んだ欲望
の持ち主なのでしょうが、そういう欲望に囚われてしまった人間というのは、人の心身の
「痛み」に対しては無感覚になるのでしょうか。
でも子供を相手に選ぶというのは、犯人は案外、日常の中では目立たない、弱い人間なの
かも知れないですね。
いずれにしろ早く捕まえないと・・・次の犠牲者が出る前に。

●11月14日(日) 神よ「あの男」に鉄槌を! 

 「ちびエンジェルくん」の2作目、もうとっくに完成したのにどういう形で載せようか
と延々考え中でして・・・遅くなってスミマセン。
あと、この雑記をブログにしようか・・・と計画中です。
ブログってどういうものかイマイチわからなかったのだけれど(エントリーとかトラック
バックとか)、テーマ別に文章を整理してストックできるものだとも言えるわけで、なか
なか面白そうです。
と、言うような事は解説本を買って読んでみてやっとわかった・・プロバイダはニフティ
なので、ブログやるなら「ココログ」で、という事になりそうですが、あそこの解説って
わかりにくいですよね〜。

 ブッシュさん再選・・・って電子投票での票数操作疑惑が取り沙汰されていますが、と
にかく再選された途端にファルージャ総攻撃・・・・わたしゃもーアメリカのやり方には
ついて行けません。ついてく気もないけど。
恐らくテロリストの親玉連中は既に脱出してしまっているだろうし、逆に民間人には脱出
し損なった人が大勢いるでしょう。
辛くも逃れた人々も、故郷の町を壊滅させられてこの先どう暮らして行けばいいのか、と
絶望しているに違いない。
どう考えても「テロリストを殲滅する」どころか、「テロの火種を拡散させる」事にしか
ならないんじゃないかと思うんですけどねぇ。
ガン細胞が身体中に転移するごとく、アメリカへの怨念がイラク中、いやイスラム社会中
に野火のように広がっていく・・・。
どんな大義名分があろうと、他国の都市を壊滅させるなんて許される事ではありません。
そんな恥ずべき「作戦」の為に、少なからぬアメリカ兵が命を落とし、大勢のイラクの民
間人が犠牲になる・・・相変わらずブッシュさんを支持すると言っている小泉さんは、そ
の辺の事をどう考えているのか、是非とも聞いてみたいものです。
あんなやり方を許容するという事は、「ヒロシマ・ナガサキ」も仕方のない事だった、と
言っているのとほとんど同じだと思いますけど!?
「目的の為には『多少の犠牲』もやむを得ない」などという野蛮な考え方は受け入れられ
ないし、その「目的」自体が実のところお題目に過ぎず、結局は「利権獲得に不都合な連
中を消したいだけ」なのだから何をか言わんやですよね。
本とにもーブッシュのタコが正義だの自由だの民主主義だのと言うのを聞くと虫酸が走る
んですよ私は。
アイツの頭は全部ツラの皮でできてるに違いない。

●11月7日(日) 「無駄死に」にしないために 

 アメリカの皆さんはまたブッシュさんを選びましたかそうですかそうですか・・・。
多分そうなるんじゃないかと思ってたんですよね。って先週書いときゃイバれたのにな。
主義主張はともかく、あのケリーさんとかいう人、あまりにも人相が悪すぎる。
民主党は人材不足だったんですかねー。もっと若々しくてピチピチした、せめてクリント
ンさんくらいに華のある人、いなかったのかなぁ。
ブッシュさんも「その辺のオジサン」レベルで、どう見ても「アメリカ合衆国大統領」っ
てタマじゃありませんが、ケリーさんのあの死に神かビンボー神みたいな貧相さに比べれ
ばまだマシか・・・。いや、あくまで顔が、ですよ。
絶望の余り(^^;)思わずおちゃらけてしまいましたが、でもああいう職業にはルックスも大
事なんではないかと。
ケリーさんがもっとグッドルッキングだったら、ひょっとしたらひょっとしたかもよ。

 地震のニュースで吹っ飛んでしまいましたが、あのイラクで殺された日本人青年の事件
の「騒がれ無さ方」(って変な言い方だな)は、死に至るまでの彼の行動がどのような物
であったかを象徴しているという気がしますね。
要するに「無防備かつ不注意」であったと。
テロリストの残虐さ凶悪さ(以前の日本人人質事件の時の連中とは、タチの悪さが違う)
も、彼があまりにイラクの現状に無自覚であったというその救い様の無さの前には霞んで
しまう。
愚直で不器用で、真摯に生きていた青年だったらしいですが、いくら善良でも最低限自分
の身を守る判断力位はしっかり持っておかないと、神様も庇護の仕様がないでしょう。
イラクがどうなっているのか自分の目で見たい、という彼の気持ちに物見遊山的な要素は
無かったにしても、コネも土地カンも無く、アラビア語どころか英語もほとんどできず、
わずかな所持金で行き当たりばったり乗り込んで行ってしまうという無防備さには、頭を
抱えるほかありません。
「無駄死に」という言葉は使いたく無いけれど、彼の死に方というか殺され方を美化して
何らかの目的(「戦争反対」とか)に利用しようとするのは、この事件の本質を曖昧にし
てしまいかねないと思います。
本当に気の毒だけれど・・・彼も自分の無謀さに気付き、打ひしがれていたでしょう。
あのビデオでの悄然とした様子を見ると、そんな気がします。

●10月31日(日) 「純愛」ってナンでしょう 

 新潟の地震、去年ここ十勝でもかなりのヤツを体験しているだけに、本当に身につまさ
れました。
強い揺れが襲って来た瞬間の、あの音・・・家中の物がぶつかり合ってたてる音が、次第
に耳を聾するばかりの轟音に・・・このまま家が崩壊するんじゃないかという恐怖・・。
なのに、目の前にある頑丈なテーブルの下に潜り込むことすら思いつかず、食器棚から飛
び出す皿小鉢や振り子のように揺れる電灯をボーッと眺めていた天然なワタシ・・(^^;)。

 取り敢えず、機会がある度に募金とかしてますが・・・テレビで避難所の様子など見る
と、本当に胸が痛みます。
カップめんが届いてもお湯が沸せないって・・そんな事ぐらい予測できなかったのかなぁ
・・・これからは、避難所には鍋、ヤカン、及びカセットコンロは常備!ですね。
あと、床にベッタリ座ったままの姿勢って本とにつらそう。せめて座椅子とか、寄りかか
れるものがあれば、少しは楽だろうに・・・。
こういう事にならいくら税金を使ってもいいから、政府はちゃんとやって欲しい。
家どころか故郷そのものを失って、それでも自力で生活立て直せなんて、そりゃ無理です
よね。

 しばらく前から「電車男」というのが話題になってますね。
私は全然知らなかったのですが、書籍化の広告を新聞で見て興味を覚え、まとめサイトを
探し出して読みました。数時間かかったが、面白くて一気に読んでしまった。
「電車男」の書き込みと、彼を叱咤激励する「スレ住人」たちの書き込みやアスキーアー
トなどが独特の「文体」のようなものを形作っている・・・「電車男」の文章って朴訥と
しながらも時折ハッとするような表現があるし、それにレスする「住人」たちも各人各様
個性豊かで、大真面目ながらもユーモアたっぷりで。
時々大笑いしながら、一遍の戯曲を読んでいるような楽しさを味わいました。
元の書き込みはネタなんじゃないかと一部では取り沙汰されているようですが、そもそも
「無関係な一読者」である私のような者には、実話かネタかというのはあまり重要ではな
いですね。歴史上の大事件じゃないんだし。
それに「後日談」(検索すればすぐ見つかります)を読んでガッカリ・・・・という人も
少なからずいるようですが、なんで?
「・・そして電車男とエルメスは順調に交際を続けめでたく・・・」みたいな展開を期待
していたんでしょうか?
そんなの面白くもなんともないじゃ〜ん!
やはりヲタ者同士と判明したのなら、「純愛」なんぞ蹴散らして「ヲタ愛」を貫いて欲し
い(って読んでない人には意味不明ですか^^;)。
「キモい」と言われようが「バカップル」とそしられようが、いいじゃないの二人が幸せ
ならば。
それがホントの「純愛」(^0^;)。世間のルールも常識も無視して「セカチュー」から一気
に「谷崎潤一郎の世界」へ。
って妄想広げ過ぎですか私(^^;;;;)。

●10月24日(日) 「電子辞書」といえばカシオですかやっぱり 

 先週の台風は、本当にスゴかったようですね・・・被害に遭われた方々にお見舞い申し
上げます。
何だか申し訳ないようですが、北海道はちょっと風が強くなっただけで、ほとんど影響な
かったんですよ。
ニュースで、若い女性が強風にあおられて尻餅をつき、そのままの格好で道路上を滑って
行くのを見ましたが、あれだけの強風になると、どこかから何か飛んで来るのじゃないか
(看板とかトタン屋根とか)という恐怖で道を歩くのも命懸けですよね。
台風って毎年来るものだけれど、今回は50人を超える死者・行方不明者が出てしまって
・・・台風が来なければその人たちは死なずに済んだのだと思うと、何ともやり切れない
気がします。
 と、思ったら新潟では地震まで。泣きっ面にハチっつーか・・・。

 「ちびエンジェルくん」の2体目が出来上がりました。どんな形で載せようか思案中な
ので、もう少しお待ち下さいね。
先週からアルベルト・シュペーアの評伝「Albert Speer:His Battle with Truth」を
読み始めましたが遅々として進まず・・・何がネックかといったらやはり「いちいち辞書
を引く事」が実に面倒なので、思案の末いわゆる「電子辞書」を買う事にしました。
パソコンに「辞書ソフト」を入れようかとも思ったのですが、調べてみると高機能な「辞
書ソフト」はほとんどWin版しかないじゃないですか(うちのマシンはMac^^;)。
「電子辞書」なら、どこへでも手軽に持っていけるし・・・職場で、昼休みにでも読めま
すよね。
英語の本なんか読んでたらカッコつけてると思われるかも知れないが・・・邦訳が出てな
いから仕方ないんだったらぁ。
しかし、案外高価ですね「電子辞書」って。「手紙の書き方辞典」とか(!?)「古語辞
典」とかは入ってなくていいから、「英和・和英」だけで収録単語数が多いやつ、ないで
しょうかねぇ。
「70辞書収録!」とかで何万円もするのなんて、誰が買うんだろう・・・。
まぁいずれにしろ、リサイクルショップかなにかで安価なのを買うつもりですが、来年は
アルベルト・シュペーアの生誕100年。
「電子辞書」片手にモタモタ読んでるうちに、邦訳が出たりしてね(^^;)。

●10月17日(日) 辞書を引き引き読書の秋・・・ 

 2、3日前から、最低気温が0度近くにまで冷え込むようになって来ました。
今年は暖かい方だったけれど、これから急速に木々が色付いて来て・・・つかの間の秋の
あとは長く厳しい冬に突入です。
クルマを冬タイヤに履き替えるとか、「冬支度」が色々とあって、そうだ、来週あたりは
ドライブがてら帯広に買物に行こうかしら。
行き帰りには綺麗な紅葉の風景が見られるでしょう。
雪が降ると、今までみたいにノホホンと運転しているわけにもいかないので・・ノホホン
としていられるうちに、最近オープンしたという巨大100円ショップでも見物に行って
来ようっと。
しかし、地元の町のショッピングセンターに勤める者としては、そうした郊外型の巨大な
お店の出現って困り者です。
週末にはクルマで都市近郊のスーパーなどへ出かけてまとめ買い・・・そんな生活パター
ンに拍車がかかり、地元にお金を落とす人はますます減っていく・・・小さな田舎町はど
んどん寂びれていくような気がします。
先の事を考えると、私のような者でも「大樹町にもっと人が来るような方策って無いもの
かなぁ」などと心配になってしまう。
酪農や農業が盛んといっても、それじゃ北海道では当たり前過ぎてウリにはならない。
のどかでいいところだけれど、イマイチ決め手に欠ける町・・・それが大樹町です(^^;)。

 ネットで注文していた「Albert Speer:His Battle with Truth」がやっと手に入り
ました。
ペーパーバックなのだけど、厚さが約5センチ!こんな大著を、果たして読み通せるもの
か・・・割と平易な英文で、辞書さえ引けば何とか意味はとれるのですが、何しろそのイ
チイチ辞書を引くという行為が、実に面倒臭い。
でも、シュペーアの評伝としては決定的な名著なそうだし、あちこち拾い読みしたところ
では、なかなか魅力的なエピソードが満載のようです。
 76才のシュペーアが、度重なるインタビューを通して友人同士となった著者にある日
酔っ払って電話を寄越す・・・「私の人生も、そう悪くはなかったんじゃないかね。私は
ヒトラーの建築家だった・・彼の元で軍需相も務めた。シュパンダウで20年の刑期を過
し、出所後はまた新たなキャリアを築いた・・・悪くないだろう?」
いつもの貴方じゃないわね、どうしたの!?といぶかる著者に「私は今また新たな経験を
してるんだ。近いうちに話そう」と陽気に言ってシュペーアは電話を切ったそうですが、
彼はそれからひと月も経たないうちにロンドンで客死した・・・かなり特異な、波瀾に満
ちた生涯を送った人ですが、それでもやはり、自分の人生を後悔したくないと思っていた
のだろうと感じられて、何だか切ない気持ちになりました。

●10月10日(日) 彼はとにかく生き抜いた 

 首都圏のみなさん、昨日はタイヘンでしたね。
気象庁だかどこだかのオジサンの記者会見は伊達じゃなかった。「最大級」の台風直撃!
ってひと事みたいに言ってる場合じゃないのだ・・・うちの母親、連休に孫たちとディズ
ニーランドへ行くとか、その前に郷里の長野に寄るとか言って今朝出発したんですけど。
父親の方は福井の親戚の法事に出席するとかで、おととい出かけたんですけど。
二人とも連絡がないなぁ・・・生きてるかしらん?

 先日いつもの様にネット上をフラフラしていたら、この秋ドイツで公開され大ヒット中
の映画「Der Untergang(没落、とか崩壊とかいう意味らしい)」の話題に出くわして目
を見張りました。
第二次大戦末期、ヒトラーが自殺するまでの12日間を、史実に忠実に描いた作品・・・
ドイツでヒトラーの人物像が真正面から描かれた映画というのは今まで無かったそうで、
その点が賛否両論さまざまに取り沙汰されているようです。
もっとも、今やナチスの元軍需相アルベルト・シュペーアのオタクと化しつつある私とし
ては、シュペーアに関する映画も現在ドイツで製作中だという記述の方に色めき立ってし
まったんですが。
毀誉褒貶に曝されたシュペーアの生涯がどのように描かれるのか、とっても楽しみです。
 回想録や評伝を読めば読むほど、シュペーアという人物の粘り強さというか、いかなる
状況でも最善を尽くして切り抜けるそのエネルギーには瞠目させられます。
ニュルンベルク裁判では何とか死刑を免れたものの20年の禁固刑に処せられたシュペー
ア。他の懲役囚が、出て来た時には抜け殻同然だったのに比べ、彼は刑期中密かに書き続
けた回想録を出所後まとめ上げて出版、ベストセラー作家となります。
その後も10数年に渡って「あの時代の証言者」として地道な活動を続け・・・最晩年に
は、彼の本の一読者だった親子ほども年の違う女性と恋に落ちて、と生涯現役バリバリと
いうか(^^;)、良くも悪くも「生き抜く事」を決して諦めなかった人といえるでしょう。
彼が大戦末期、ヒトラーやゲッベルスらのシニシズム、「破滅の美学」(?)みたいな物
にどうしても馴染めなかったというのも頷けます。
多くのナチ最高幹部たちが自殺して裁きを免れる中、彼は十字架を背負って生き続ける事
を選んだ。そういう意味では勇気ある生涯だったんじゃないでしょうか。
例え、彼が戦時中の自分の罪について率直になり切れない部分があったにしても、彼が生
き抜き語り続けたことで、我々は人間の負の面が時代を動かしてしまったあの当時の貴重
な証言を手にする事ができたのです。
彼がニュルンベルクで死刑になっていたら、我々がそこから多くのものを学ぶ事ができる
彼の証言は恐らく日の目を見なかったでしょう。
そう思うと、私はやはり彼を断罪する気にはなれない。
肝心な点についてはウソをつき通したペテン師、みたいな見方もありますが、とにもかく
にも「自分に課せられた役割」をできうる限り果たそうとし続けた人、ではあったんじゃ
ないかと思うのです。

●10月3日(日) (祝)イチローさんは偉い 

 もう10月・・・台風で大勢の犠牲者が出たり、あの栃木の殺された幼い兄弟の父親が
覚醒剤で逮捕されたり(論外・・・)とやり切れないニュースが続くなか、イチローさん
がとうとうやってくれましたねぇ。
「熱狂するシアトルの人々」みたいな映像を見ると、野球ファンでもなんでもないのに鼻
高々な気分になってしまうのは何故なんでしょう(^^;)。
でも本当にスゴい人ですよあの人は。顔もかっちょいいし。
あれだけあらゆる方向に球を打ち分けられる打者は滅多にいない・・・ここかと思えば又
あちら、とまるで「牛若丸状態」。相手チームの守備陣が精一杯守りを固めているその間
隙を突いて・・・よくはわからないけど、卓越した技術を持った人なんでしょう。
 ホームランばかりに注目していたアメリカの野球ファンに、野球本来の面白さを思い出
させてくれた、などともよく言われますが、あの盗塁といいレーザービームといい、本と
にスリリングでワクワクさせてくれますもんね。

 それにつけても、日本のプロ野球はどうなるんでしょう。
私は北海道に来て驚いたのですが、かなり田舎のこの大樹町で、年配の女の人でも結構野
球の話をしてたりするんですよね。でもみんな「巨人ファン」なの(^^;)。
理由は「巨人戦の中継以外、ほとんどやってなかったから」。
なるほど、特定のメディア企業が「自分とこの」チームの試合ばかりを大々的に放映し、
しかもそのチームがV9、でしたっけ?とにかく圧倒的に強かった時代が長く続いたため
文字どおり「巨人、大鵬、玉子焼き」の世界だったんですね。
でもそんなの、もう大昔の話なのにねぇ。
取り立てて強くもない(!)チームの試合ばかりを優先的に放映しても、もはやファンは
ついて来ない・・ネットもあるし、BSではメジャーリーグやってるし、ケーブルテレビ
もあるし・・・それぞれがあらゆるメディアを使って、自分の見たいものを見る。
特定のチームの試合だけが、お化けみたいな視聴率を稼げる時代は過ぎ去った。こうなる
ともう、あのナベツネさんとかいう人のエラソーな態度もほとんどマンガですね。
辞めたんなら黙ってりゃいいのに。
本当に面白い試合ができるチームだけが生き残る・・・ゼニカネの都合じゃなく、そうい
う理に叶った「再編」なら、みんな納得しやすいんじゃないかと思うんですが・・・。

●9月26日(日) 「フクザツな人」 

 「ちびエンジェルくん」の載った「カントリードール24号」を周囲に見せびらかして
顰蹙をかっている今日この頃・・・(^^;)。
「毛が少ない」(!)、「あ、この人形カワイイ〜(と、全然別のドールを指差して)」等
と、様々な感想を頂いております。
毛が少ないって・・・やっぱりフサフサヘア〜にフリフリお洋服のお人形の方がモテるの
でしょうか。
そうはいっても、今さら路線変更できないしなぁ。
 今は2体目の「ちびエンジェルくん」を製作中ですが、最初のは徹夜までして1週間弱
で作り上げたものの、改めて作ってみると小さいからって作るのがラク、ではない。
腕など細い部分の綿詰めって面倒ですよねー。雑誌には型紙も付いていますが、あれを作
ってみようという人、いるかしらん。

 「第三帝国の神殿にて」を読んで以降、著者であるナチスの元軍需相アルベルト・シュ
ペーアという人物にすっかりハマッてしまっています。
ヒトラーに見い出されたばかりに、建築家・技術者としての野心と人間としての良心の狭
間で引き裂かれる人生を送る事になってしまったシュペーア。
ニュルンベルク裁判で、彼はナチ幹部としての「共同責任」を認め20年の禁固刑に服し
たわけですが、自分がホロコーストを知っていたか、関わったか否かについては終生明言
を避け続けた・・・。
何というか、現代人の抱える矛盾を一身に体現した人物という気がするんですよ。私はこ
ういう「フクザツな人」って好きでねぇ。「アラビアのロレンス」とか。
「ヨン様」とかより断然魅力的って気がするんですが。
こういう時、ネットは便利ですね。その気になって調べると、いろんな情報が手に入る。
シュペーア本人の声さえ聞けちゃう。ドイツ語だから何言ってるかわからないけど(^^;)。
 彼の生涯を映画にしたら面白いんじゃないかと思うんですが、今のところアメリカで製
作された4時間のテレビドラマしかないらしくて、シュペーアを演じたのはあのレプリカ
ント俳優ルトガー・ハウアー・・・ちょっとイメージ違うなぁ。
シュペーアに関する本も山ほどあるんですが、残念なことに殆ど邦訳が出てない(^^;)。
ドイツ語は論外ですが英語なら辞書を引き引き何とか読めるか・・・というわけで、
Gitta Sereny 著「Albert Speer:His battle with Truth」という評伝を買う予定で
す。無謀かなー。
でも、誰かが翻訳してくれるのを当ても無いのに待ってるなんて、それこそ時間の無駄で
すもんね(でもでも、どなたか翻訳してくれませんかぁ?)

●9月19日(日) 不運過ぎる子供たち 

 サイト上でも紹介した「ちびエンジェルくん」が掲載された、学研の雑誌「カントリー
ドール24号」が編集部から送られて来ました(誌上では「ミニミニ・エンジェルくん」
の名で載ってます)。
さっそくエンジェルくんの載ったページをチェック・・雑誌にカラーで載るなんて初めて
で、さすがに嬉しいものですね〜♪
「カントリードール」誌を見るのは久し振りですが(うちの町の本屋では売ってなくて・
・・編集部の皆さんスミマセン^^;)、う〜ん私としては、もっと海外の作品を見たいなぁ
という気がしました。
ドールの雰囲気も色使いも、日本の作者のものとはかなり違っていて面白いんですよね。
日本の場合どうしても、「カワイイ」雰囲気のものが多いから・・・。

 栃木でしたっけ、あの4才と3才の幼い兄弟が殺害された事件。
何といったらいいか、幼い子供が生きていくには大人の助けが絶対必要なのに、彼らの周
りの大人は揃いも揃って無能というか無責任というか・・・何て不運な子供たち。
彼らのわずか3、4年の人生って何だったのでしょう。あまりにも悲しすぎる。
犯人の男の幼稚さ、問題解決能力の無さも救いようがないですが、あの児童相談所の無策
で無責任な事といったら・・・人手不足で大変なのかも知れないけれど、もっとどうにか
ならなかったものですかねぇ。
それに、あの子たちや犯人の子供のお母さんたち、どんな事情があったかわかりませんが
子供たちの元を去った事を、一生後悔し続けるでしょうね。
もちろん、父子家庭だからこんな事件が起きたなどとは思いませんが、この場合、被害者
・加害者双方の父親たちは、子供を育てる能力など全く無かった・・って子育ての経験の
無い私がエラソーに言うのもナンですが、とにかく、血の繋がった実の親だからといって
子供を育てる最適任者とは限らないって事ですね。
どうも我々はその辺の認識が甘い。
世間も、児童相談所などの施設も、「親元にいるのが子供の一番の幸せ」という考えから
なかなか抜け出せないでいる。
殴られ、アザだらけになった幼い子を目の当たりにしてさえ・・・。 

●9月12日(日) テロの向こう側 

 さてはて、先週月曜日は国道236号線上でパニクる事もなく(^^;)、無事に帯広までド
ライブしてまいりました。
ドライブといっても、病院で胸のしこりの経過観察をしてもらって来たんですけど。
約1年前、ガンでないかどうか診てもらい一応大丈夫というお墨付きをもらった例の奴。
テキは未だに存在しますが、全然大きくなっておらず、悪性の腫瘍でそういう事はほとん
どあり得ない、との事です。あぁヨカッタ。
10年ほど前の良性腫瘍摘出手術のあと、内部に残ってしまった糸の周りの組織が固まっ
てしまった、という事らしいです。
 病院のあとは帯広市内の有料駐車場にクルマを停め(デパートの地下駐車場は奈落の底
みたいでコワくて入れない^^;)、久々にショッピングを楽しみました。
デパート内の書店がどういう訳か古書店に変わっていて、最新のベストセラーなどには全
然興味の無い私にはかえって好都合、「第三帝国の神殿にて」を読んで以来興味を持って
いるナチス関係の本を大量購入してしまった。
他人が私の部屋を覗いたら「こいつはネオナチか!?」と思うかも知れません(^^;)。
さらにデパート近くにある手芸店に寄って、エンジェルくん用の生地をこれまた大量に購
入。なにしろ、次にいつ来れるかわからないから・・・せめてクルマで30分位の距離だ
といいんですけどね・・・。

 学研「カントリードール」掲載の為、東京の編集部へ送っていたエンジェルくんが、無
事帰って来ました(編集部のNさん、お世話になりました)。
発売日は確か16日。皆さん、よかったら見てやって下さいね。

 昨日は「9・11」・・あれからもう3年も経つんですね。
夕べはその関連のTV番組など見ながら、やっぱりテロの向こう側には、軍需産業やら何
やらの魑魅魍魎がうごめいていて、宗教や民族や領土問題など、火ダネを抱えた地域に潜
り込み、対立が激化するように仕向ける、みたいな事までやってるのかも知れないなぁ、
などとボンヤリ考えていました。
「平和になったら商売あがったり」という連中にまんまと乗せられて、若者が自爆し子供
たちが無残に殺され、裕福でない者の子弟ばかりが戦場に送り込まれる・・・マイケル・
ムーア監督じゃないですが、「徴兵制復活」したらどうですかね。
で、テロリスト撲滅の為には武力行使もやむを得ない、とか言ってる人から順に紛争地域
に行ってもらう、と。

●9月5日(日) 誰かワタシを止めて・・・!?(^^;) 

 ロシア、北オセチア共和国でのテロのニュース、皆さん見ましたか?
いやぁ・・・何で子供を殺すんでしょうね。どんな理由や主張があろうと、あんな事絶対
受け入れられない。
テロリストたちは、あんなやり方で自分達の主張が通ると、本気で考えているんでしょう
かね。
それともやっぱり彼らの背後の奥の奥には、武器を売ることで儲けている連中がいるんで
しょうか。世界中が平和になり、戦争や紛争がなくなったら困る、という連中が。

 明日月曜は久々にクルマで1時間程の帯広へ行く予定なのですが、先日からよりによっ
てクルマのブレーキの調子がおかしくなり、弱っています。
朝出勤した時はなんともなかったのに、夕方仕事を終え帰ろうとすると、何だかブレーキ
の利きが悪くなっていた・・・ちょっと踏み込んだだけではほとんど利かず、駐車場の出
口で一旦停止をし損ない、道路に飛び出してしまってアセりまくりました。
相当強く踏み込まないと手応えが無い感じ。
幸い、何度か踏み込む事を繰り返せば直るというのを教わって、その通りにしたら本当に
直ったのですが、その後もブレーキペダル付近で妙な音がしたりとイマイチおかしい。
いつものお店で見てもらっても異常はないというので信用するしかないですが、こんな状
態でビクビクしながら長距離を走らねばならないなんて、なんだかユーウツです。
いや、ユーウツどころのハナシじゃなく、リコール隠しの某社のクルマのように、突然ブ
レーキが全く利かなくなったらどうしよう。自爆テロじゃあるまいし。
と恐れていたら「そういう場合にはサイドブレーキというものがあるではないか」と指摘
され目をパチクリ。おぉそうだった、あれもブレーキか。
というわけで、明日、国道236号線上で暴走しているコロナを見かけたら、皆さん素早
くよけて下さいね。余裕があったら「サイドブレーキ!」と叫んでやって下さい。
本人恐らくパニクッてると思いますので(って冗談いってる場合じゃないな^^;)。

●8月29日(日) とっても身近だった「彼ら」 

 お盆以降の「ノンビリムード」はあっと言う間に終わりを告げ、秋の農作業の本格化と
共にアラシのような日々が始まりました。
って、もちろん私が牧草の刈り入れなどに従事しているワケではなく(^^;)、パート先の店
のお得意さんである牧場や農家などから、お弁当の注文が殺到している、という事なんで
すけど。
幾つもの注文を指定時間通りにこなす為、午前中は戦争状態。
それだけで、一日の大半のエネルギーを使い果たしてしまう感じがします。
でも、夜は頑張ってエンジェルくん製作をしなければ・・・学研「カントリードール」の
編集部に送った小さめのエンジェルくんは、9月半ばの雑誌の発売以降にならないと戻っ
て来ないので、サイトに載せる為のものは別に作ろうと思ってるんですよね。

 夏の間ずっと読んでいたアルベルト・シュペーア著「第三帝国の神殿にて」をやっと読
了しました。
以前この雑記でも触れた通り、ナチス・ドイツの軍需相だったシュペーアの回想録なんで
すが、何と言ったらいいか実に身につまされるのは、会社でも国家でも、組織(あるいは
集団)というものは、リーダーがダメな人物だとトンでもない方向に暴走して行くのを誰
も止められなくなるんだな、という事です。
全ての権力を握ったヒトラーのイエスマンと化してゆくナチス幹部たち・・・彼に本気で
心酔している者もいれば、シュペーアのようにかなり冷静に見ている者もいて内実は様々
なんですが、逆らえば自分のクビが飛ぶわけだから「こんな戦争は無謀だ」と思っても皆
何も言えない。誰だって自分の命は惜しいし家族の生活は維持していかねばならないし。
組織の中で「こんなのおかしい」と思っても、自分の立場を危うくしてまで本当の事を言
えるか・・・あの悪名高いナチスの内部で起こっていた事も、我々が日常的に経験してい
る様々な葛藤と何ら違いはなかったわけで、そう考えると自分が日々「まぁこんなもんだ
ろう」と「深く考えないように」済ませてしまっている様々な事がのちのち重大な結果に
繋がる事もあり得るのでは、と空恐ろしくなります。
 どんなに有能な、人を惹き付ける魅力を持ったリーダーでも、人間である限り欠点や不
得意な事はあるし、初期の有能さや潔癖な姿勢をずっと保ち続けられるとは限らない。
不都合な事があった時に、率直に声を上げられるかどうか・・・・残念ながら、そういう
健全さ、自由さを持った組織というのは、なかなか無いですよね・・・。

●8月22日(日) ボツじゃなかったみたい(^^;) 

 ども。またまた先週、この雑記を休んでしまいましたm(_ _;)m。
だってお盆だったんだも〜ん。パート先の店の仕事が夜までかかったりして、バテちゃっ
たんだも〜ん。ってどうも済みません。
よりによってお盆の当日お葬式の弁当の注文が入り朝6時に早出、帰宅できたのは夜8時
近く。
この町のどこにこんなに人がいたのか、とビックリするような人込みをかき分け、「どっ
こいじゃんじゃんこ〜らや♪」(北海盆唄)と盛り上がる盆踊り会場を後にして、とっと
と家路につきました。

 学研「カントリードール」の為に作ったドールはどうやらボツにはならなかったようで
掲載原稿の校正の連絡などが入るようになりました。
冬らしい雰囲気の小物などと共に撮られたエンジェルくんの写真・・・さすがプロの写真
は違う・・・を見ていると、9月16日の発売がとても楽しみです。
書店の婦人雑誌コーナーには大抵置いてある雑誌なので、皆さん是非見てみて下さいね。

 さて、もう一つお知らせというか、このたび @Nifty側の都合でこのサイトを移転する
事になりました。
新しいURLは、http://homepage3.nifty.com/angeleddie/です。
「引っ越し」作業は一両日中に済ませる予定ですので、これからは上記URLの方をご覧
下さいね。
また、リンクして下さっている方は、お手数ですがリンクの変更をお願いします。
 大幅なリニューアル、とかは全然ないのですが(^^;)、秋以降は雑誌に掲載される小さめ
のエンジェルくん(高さ16センチ)も載せられるよう、そろそろ製作にかかろうと思っ
ています。
もっとも、秋の収穫の始まりや町の一大イベント「柏林公園まつり」などに伴って、パー
ト先の店の仕事も多忙を極めそうな気配。どうなる事やら・・・。
今は皆さんお盆でお金を使い果たしてスカンピンらしく(田舎はその辺実にはっきりして
る!)、観光客も一気に減って、何だかノンビリムードなのですが・・・。

●8月8日(日) ボツになりませんように・・・ 

 えーっと、すいません。先週この雑記、休んじゃいましたm(_ _)m。
実はもう次作エンジェルくんもとっくに出来上がっているのですが、予想外の事態が起こ
りまして。
 ずっと以前このサイトを誌上で紹介して頂いた事のある、学研「カントリードール」の
編集者の方からお話があり、次の号の特集に載せるドールを作らせて頂いたんですよ。
お話があってから一週間の間、平均睡眠時間2時間でひたすら製作に励み、最後の夜は徹
夜して何とか間に合わせました。
完テツなんて20年ぶり・・・シミ・シワがめっきり増えたような気がします(^^;)。
それにしても、ホントに載るかなぁ、もう撮影は済んだはずだけど・・ひょっとしてボツ
になってたりして!?
というわけで、その後の詳細がはっきりしたら、皆さんにもお知らせしますね。

 ボツになってたりしたら実にカッコ悪い話ですが、それでもいいというか、貴重な体験
をさせて頂きました。
普段はマイペースで、ほとんど同じようなものをチンタラ作っているわけですが、今回は
特集のテーマに沿うようそれなりに工夫し、一から型紙を起こして作る事になりました。
(といっても、カタチ自体は今までのエンジェルくんとほとんど同じなんだけど^^;)
図らずも、「新製品開発」が一気にできてしまったわけです。
製作の過程で、編集者の方から提案して頂いた事も役に立ったし・・・人とのやり取りを
通してアイデアをカタチにしていく、という事の面白さを、ちょっぴりですが味わえたよ
うな気が。まるでいっぱしの「作家」みたいじゃ〜ん、と悦に入ってしまったわ(^^;)。
 いやしかし、そういえば「こんなの使ったらどうですか」と素敵なボタンを何種類か送
ってもらって、1ヶだけ(!)使わせてもらったのですが、使わなかった残りは・・もら
っといていいのかしらん。
「残りはできたドールと一緒に送り返そう」と思っていたのに、ドサクサに紛れて忘れて
しまったぞ(「計画的犯行」ではありません。いやホントに^^;)。

●7月25日(日) お暑うございます・・・ 

 東京は記録的な猛暑、らしいですね。
39度って、私も都内にいた頃体験した事がありますが、当時の勤め先のビル(新宿の
パークタワー)を出た途端にまるでサウナの中へ踏み出したようで、思わずヘラヘラ笑っ
てしまったのを覚えています。
以前にも書いた事がありますが、東京はもはや「亜熱帯」であって、そんなところで仕事
その他の生産的活動をしようと思うのが間違いなんじゃないでしょうか(^^;)。

 今年はここ十勝地方も、冷夏の去年とは違って「夏らしい夏」です。
昨日なんて33度くらいはあったんじゃないかしら。
それでも、東京のあのジッとしてても目に汗が流れ込んで来るようなしょ〜もない暑さに
較べたら、湿気が少ない分まだしも耐えやすい。
やっぱり夏は暑くならなきゃ・・・でも、こちらはどういうわけか、盛夏にはセミが全く
鳴かないので、イマイチ「夏気分」になれません。
やっぱり本州とは生態系が違うんですね。
ゴキブリが生息していない(!)のは「ラッキ〜」なのですが、夏にセミが鳴かないなん
て・・・トンボもほとんどいないし、寂しいなぁ。

 私は先週に引き続き、アルベルト・シュペーアの回想録「第三帝国の神殿にて」を読み
続けています(文庫だけど、上下2巻で結構長い)。
彼はホントに理知的な人で、そんな人でさえヒトラーのある種の人間的魅力に幻惑され、
一時は「どこまでもついて行こう」と舞い上がってしまったというのが恐ろしい。
シュペーアはホロコーストの実態について、具体的な事は知らなかったと言っていますが
「私の無知の度合いを決定したのは、結局私自身であった」という言葉は印象的です。
彼は少なくとも、「自分は知らなかった。何故なら・・」といった逃げ口上をクドクドと
述べてはいない。
しかし、他の数少ない良心的な証言者と同様、「知っていなければならなかったのであり
例えわずかしか知らなくても、そのわずかな事から当然その帰結がわかっていたはず」な
のに「知ろうとしなかった」事が自分の罪なのだという認識を持ち、その事に生涯苦しみ
続けたのでしょう。
自分も同じような態度をとってしまっただろうなと思うと、やはり私には彼を断罪する事
はできないなぁ・・と、面白く読み進めながらも重い気分にさせられる真摯な記録です。

●7月18日(日) 「ヒトラーの友人」の回想録 

 次作エンジェルくん、未だに未完成・・・・(^^;)。
服は仕上がったのですが、まだツルッぱげで羽根も付いておらず・・・先週「ヒトラーの
建築家」なんて読んだのがいけなかった。
先週も書いた通り、ナチスドイツの軍需相を務めたアルベルト・シュペーアの生涯を描い
た小説なのですが、シュペーアはニュールンベルク裁判で懲役20年の判決を受けて出所
後、回想録「第三帝国の神殿にて」を書いており、それも早速買って(最近ネットで本ば
かり買ってるなぁ)読み始めたところ、オモシロくて止められなくなってしまった(^^;)。
 シュペーアは元々建築家だったのですが、若き日建築家を夢見ていたヒトラーに見い出
されて「お抱え建築家」となり、その有能さから次第に重用され、ついには首都ベルリン
の再開発計画を統括する「首都建築総監」に大抜擢されます。
シュペーアを友人と呼び、嬉々として建築や都市計画への夢を語るヒトラー・・・しかし
建築家シュペーアとの「友情」の一方で、パトロンたる「総統」は侵略戦争への準備を着
々と進めていた・・・。
 やがて戦局の悪化に伴い、ヒトラーは組織力にも優れていたシュペーアを畑違いの軍需
相に任命します。シュペーアは期待に応え、ドイツの軍需生産能力を飛躍的に向上させま
すが、時既に遅し・・・敗北が決定的になった時、ヒトラーが命じたのは「焦土作戦」、
つまり「もはやドイツに未来は無い。敵の手に落ちる前に、全ドイツの生産・生活手段を
徹底的に破壊せよ」という常軌を逸したものでした。
「敗北するからといって、全ドイツを総統と心中させるわけにはいかない」・・シュペー
アは軍需相の立場を利用して、「焦土作戦」阻止に奔走する・・・。

 ね、面白そうでしょ。っていうか、これが全部現実の話だったのだからスゴい。
「もし『彼』に友人がいたとすれば、私はその数少ない一人だったでしょう。私の青春の
歓びと栄光も、その後の恐怖と罪も、ともに『彼』のお陰です」シュペーアはニュールン
ベルク裁判でそう述懐しますが、温厚で真面目な常識人である彼が、悪魔のような男に見
込まれ、魅入られて行動を共にし、結局は「人道に対する罪」で裁かれるに至るその過程
が、時に乾いたユーモアさえ交えて率直に語られていて、実に興味深い回想録となってい
ます。
彼のような立場に立たされたら、途中で「何かおかしい」と気付いても、立ち止まるのは
難しかったでしょう。
誰が彼を断罪する事ができるだろうか・・私が読みながら一番感じたのはその事でした。

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