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――Tears beyond the time――

ガンダムUC0215〜トキノ ナミダ〜

人物解説〜エウーゴ

エウーゴ

反地球連邦組織の略で、かつての同目的の組織の名前を踏襲している。実質はコロニーと民間企業の連合体で、<ギニア>とジェネラルプロダクト、ヤマト工業がリーダー格である。それぞれの勢力が争って方針が決まらない組織であったが、<ギニア7襲撃事件>と内乱を経て、権力がオットー=ラインバルトに集中し、連邦とガイア教団に対し、敵対的な姿勢を強めていく。

強襲揚陸鑑「アーク」

イアン=ランドー  ガイア教団の兵士訓練所にいたが、父親とともに宇宙に上がり、「アーク」でイフニに乗り込むことになる。17歳。栗毛、端整な顔立ちだが、左眉に傷。天使隊で鍛えられており、痩せてはいるが筋肉がついている。
 スペースコロニー生まれ、6歳のとき地球に降りる。スペースノイド排斥ムードが高まる地球で不遇な少年時代を送るが、メッターと親しくなるようになり、運命の歯車が狂っていく。
 うちに二人の人格を抱え込む解離性同一性障害。いわゆる多重人格である。
【イアン】
 本人格。芯が強いが、やや神経質。優等生的。
【ハイド】
 凶暴/サディスティック。
【チャイルド】
 他めったに出現することはないが、オリジナル=イアン、ハイド=イアン、ともに飽和した時に出現する。能力は何もなく、白雉状態となって苦痛を受け流す役割である。
フレイド=ランドー イアンの父親。ナノマシンの技術者。いたずら好きで研究バカなところがある。栗毛、童顔。
 教団の研究組織では一匹狼的存在であったが、本来は研究員としてだけでなく、マネージメント能力も高い。本人はイアンにきちんとした子育てができなかったと思っているが、常にイアンに対して父親の背中を見せていた。
 もともとヨーロッパ生まれ。ナノマシン研究が認められ、スカウトされた研究機関が実はガイア教団の下部組織だったことから波乱の人生を歩むことになる。ギニアに留学して、アリサと知り合い、結婚。イアンをもうけた。その後、ガイア教団に連れ戻され、その際にアリサは始末されている。教団に戻ってからも黙々と研究を続け、バイオテクノロジーとナノテクの融合に成功する。
 その後、「ジャックと豆の木計画」にフレイドのナノマシンが適当、ということでジェネラルの引き抜きにあい、これに応じるところから物語は始まる。
フラド=フロスト中佐 「アーク」艦長。歴戦のパイロットである。いつも微笑を絶やさず、軍人らしくない外見でクルーから親しまれている。愛妻家、一男一女。
ホートラング大尉 「アーク」モビルスーツ隊の隊長。自らの力量の限界を知り、ブラッドを伸ばし、ボウトの暴走を抑え、クリスを生き延びさせようと守る、苦労人。
ブラッド=ハイアール中尉 ホートランドの部下。イフニのテストパイロットに選ばれる。高いニュータイプ適性を持ち、イフニを稼動させることができた。ホートランドを尊敬する。熱血タイプ。黒髪。
 アーク最初の出撃で、ハーヴェイにいいようにあしらわれ、以降ハーヴェイをライバルとする。
ボウト少尉 アークのMSパイロット。飲む打つ買うの三拍子そろったいいかげんな性格。クリスにちょっかいを出すが実らない。嫉妬からブラッドやイアンにつらくあたる。MS操縦の腕は高く、時に接近戦で爆発的な戦果を上げる。
クリスティーナ=ファイファー少尉(クリス) アークのMSパイロット。アークのアイドル的な存在。
ジョリーン少尉 アークのスタッフ。黒人で太っている。アークの世話役のお母さんのような存在。戦闘時は管制官となる。
ビビアン=リー軍曹 アークのスタッフ。パイロット志望だが、雑用係。亡命時のイアンの世話役。ブラッドに片思い。イアンにも一時惹かれる。ターンAに一時乗り込む。後に<アーク>管制官。
トマス=スペンドラブ(ラブ先生) アークの船医。25歳。若く優秀な医者であるが、太っていて黒髪でひげが濃く、印象はさえない。外科が専門であるが、精神科医としての能力も高く、イアンの精神に切り込む。
マクスウェル少尉 アークのスタッフ。モビルスーツメンテ要員であるが、操縦もできる(らしい)。

その他

スニード将軍 エウーゴの軍服組のトップ。70歳の高齢であり、名誉職的な役割に甘んじる。太め、白髪、白ひげ。見た目サンタクロース。
ランドルフ大佐 エウーゴ制服組のナンバー2。ギニア防衛の実務担当である。連邦、ヤマト工業と渡り歩き、現在の地位に在る。色の浅い黒人、筋肉質の太め、軍人らしい見た目であるが、無能。連邦軍に所属したときは、ドレル=ハーグの配下だった。ローランドとも面識がある。
タカイ少佐 ランドルフの懐刀。ヤマトから派遣された人材であり、日系であることからヤマトでは優遇されていた。痩せ型、めがね。陰謀家。
スノード大佐 『ラーグランローン』艦長。フレイド亡命作戦の陽動に出るが、グリーンランドに捕捉され、戦死。
イェレミース少佐 <ベイラ>艦長。ランドルフの指揮下に入ってしまうが、たまたまであり、ランドルフを軽蔑する。優秀な男であり、<アーク>の実力を見てランドルフに降伏を進言し、受け入れられないと見るや、ランドルフを逮捕する。アラブ系の精悍な男である。
カデュール少佐 <カンカン>艦長。軍人のくせに、交戦を極力避けたがる。45歳。
ラー級<フリア>
南極軍への支援用にヴィクトールの量産タイプを運んだ船。メッターとサンターナに沈められる。
ラー級<ベイラ>
ギニア残留の部隊
ラー級<カンカン>
<ラムセス>防衛部隊の3隻のうちの1隻

ジェネラルプロダクト

もともと家電やエレカといった民生品に優れた技術を持ったメーカーであったが、ブレーズを抱えたことにより宇宙技術に進出。規模は大きくはないが、その技術力は高い。「ターン=プロジェクト」「ジャックと豆の木計画」の二つをエウーゴから受注し、飛躍を遂げようと試みる。

ベルトモンド=ハムナー  ジェネラルの会長。温厚な性格で、社内調整能力に優れたため、その座についたと思われているが、実際は一徹者でオットーに好きにやらせる度量を持つ。
ブレーズ=ハンプトン ジェネラルが誇る天才。大統一理論とイフニジェネレータの基礎をまとめた。ミイナの師匠にして愛人。大統一理論の最終結論「超粒子ユニバーシア」と「神」の関係に囚われ、発狂死した。抜群の頭脳と想像力にマネジメント能力まで備えていた。
ミイナ=クリント  ジェネラルプロダクトの研究員。イフニジェネレータの開発スタッフ。美人で優秀だが自己中心的な性格で、あまり周りから良く思われていない。フレイド=ランドーがジェネラルのチーフ研究員になってから、性格を修正され、フレイドを想うようになる。一方でオットーからも求愛され、<ひとつめの可能性>の中では破綻をきたす。
レイモンド=カナン ジェネラルのモビルスーツ開発者。ターンタイプA、Bの2機を完成させた、独創的な発想の持ち主。研究バカで、ハッカー。
ジミー=キャルバート  アナハイムからジェネラルにヘッドハントされたモビルスーツ研究者。根暗な性格で、先例にこだわり、ミイナやレイモンドの独創的な発想には常に反対の立場をとる。
オットー=ラインバルト ジェネラルの若き取締役。金髪、長身、甘いルックス。人類を太陽系から巣立たせる、という壮大な夢を持っており、邪魔立てするものには容赦しない。有能であるが、思い込みが激しい。<ラムセス>地球落着の計画を一人で進めるが……。
マリシア=ゴードン オットーの秘書。有能で、豊満な美人。オットーの愛人のような立場でもあるが、性欲処理係に近い。
ドースン=ウィルキンズ  ジェネラルで『ターン=プロジェクト』について働く技術者。セティアの父。ごつい体格の頼れる職人肌。

ヤマト工業

商用の宇宙艦船やプチモビの技術に優れる。ミノフスキードライブ搭載モビルスーツ<カチドキ>の開発に成功。さらに。ミノフスキードライブの大型化に成功、<アーク>を建造する。ジェネラルがエウーゴに企業生命をかけたのと対照的に、エウーゴ、地球連邦、南極自由軍、ガイア教団とすべての勢力に接触、保険をかける。汚いようではあるが、ニッチに生きるジェネラルと、シェアを占めるヤマトの企業戦略が違うのは当然ともいえよう。

タケオ=ハマダ  ヤマト工業の会長。80歳にして未だ現役、色欲も旺盛。一代でヤマト工業を世界有数の企業へ育て上げたやり手である。エウーゴに協力するが、その真意は軍事産業に進出し、アナハイムやサナリィにとって代わり利益を得ようとすることと、最愛の愛人の息子であるアルディンを大統領にすること。ジェネラルの合併ももくろむ。保険としてローランドとヨンキエにもヒデイエを通じて接触している。企業家としてはある意味純粋ではあるが、オットーのように理想の世界像を描いて行動していたわけではない。
 ランドルフのクーデターにより、拘束され、体調を崩し、病身の身となって影響力を低下させた。
ヨシオ=ハマダ  ヤマト工業社長。タケオの長男。50歳になろうというのに父親離れができない。金持ちのどら息子であり、タケオも早期に交代させるつもりでいる。
ヒデイエ=ハマダ  ヤマト工業常務。35歳。次男であるが、ヤマト工業の中で抜群の成績を上げ、次期社長と目される。南極軍に接触、ヨンキエの副官の立場に収まるが、ローランドに追い落とされる。
アルディン=ローン タケオと愛人のアイリーン=ローンの息子。タケオの息子であることは隠されている。32歳。そのルックスとカリスマ、タケオからの資金により、ギニア下院議員でも突出した存在となる。<ギニア7襲撃事件>で失脚したジャック=ブレナンの後にクーデターで時の人となるが、直後にユダに暗殺される。
 ルックスは良いが、粗暴な性格で、すぐヤスモトに暴力を加え、女性と見ればセクハラをする。
ダイスケ=ヤスモト アルディンの秘書役でヤマト工業から派遣された中年の男。有能であり、自分を抑える性分が身についている。

コロニー"ギニア"

月の裏側、かつてのサイド3の位置にあるコロニー群。ラグランジュポイントの中で最も安定しており、地球圏のごみが集まってくる<暗礁空域>を中に抱える。ジェネラルプロダクトの本社、ヤマト工業の大規模工場を持ち、コロニーの中で最も先進的なテクノロジーを持つ。地球連邦に反対するコロニー同盟<エウーゴ>には、ジャック=ブレナンが大統領に就任後、参加度合いを強め、リーダーシップをとる。

ジャック=ブレナン ギニアの大統領。連邦に対して弱腰だった前大統領の政策に反対して当選。鷹派でならす。エウーゴに積極的に参加し、連邦との摩擦を強めるが、最終プロットとしては地球と宇宙の相互不可侵・不介入の関係を構築して、宇宙側のトップに座ることだったようだ。ガイアと連携しようとしていたことがアルディン=ローンに暴かれて失脚。
シーン=ロンバルディ  副大統領。美青年であるが、優柔不断で、もともとブレナンからお飾りとして選ばれた。ブレナン失脚後、大統領代行となるが、結局オットー=ラインバルトのお飾りとなっただけだった。

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