衣食住がそれなりに満たされあふれんばかりの工業製品に囲まれる現代は、脱工業化社会の到来と言われます。人々の関心は、たんなるモノの消費から娯楽や観光、芸術・科学といった知的楽しみに比重を移しています。
 今日、日本では、「ヒカルの碁」のヒットにみられるように、あらゆる題材がまんが化され、少年少女から大人まであらゆる階層がまんがやアニメを楽しんでいます。TV普及と共にまんがはアニメ化されキャラクター商品ともなり、それらは、世界中の人々に親しまれています。最近では、まんがの英訳本までもが欧米で発売されています。昨年、日本からのまんが、アニメ輸出金額は、鉄鋼輸出額を追い越しました。
 しかし、まんが・アニメそのものがよく知られている割りには、まんが・アニメビジネスの実態はあまり知られていません。シンポジウムでは、まんが・アニメのビジネスや産業としての姿を、制作現場や流通 あるいは消費面から多角的に光を当て討論します。
 多くの市民の皆様の参加・提言を歓迎します。
 
       
  竹中 英泰
【略歴】
1947年生まれ。
1974年北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了。
北海道大学助手を経て、1975年旭川大学に赴任。
1984年〜89年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員。
1995年旭川大学地域研究所所長を兼務。現在にいたる。
創造的地場企業育成支援研究会座長。
旭川まんがアニメ産業研究会会員。