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| 後藤一水(H.N) |
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| 僕が初めて先生にお会いしたのは、40年以上前、僕が小学生の頃でした。少年サンデーに載っていたご住所が自宅の近所だった同級生に誘われて遊びに行ったのです。当時のマンガ雑誌には、ファンレターは漫画家に直接出せとばかり、住所が掲載されていたのです。のんびりした時代でした。
突如、アポ無しで訪ねてきた2人の小学生ファンを、先生は暖かく迎えて下さいました。調子に乗った僕達は、ちょくちょく遊びに行くようになりました。折悪しく先生が東京にお出かけ中のとき等、図々しくも上がりこんで、下手な潜水艦の絵を描きながら待たせて戴いたこともありました。当時のお仕事場の様子を懐かしく思い出します。 さて、ある日、待ちに待った少年サンデーの発売日、真っ先に「サブマリン707」の頁をめくると、なんと「後藤一水」というキャラが登場しているではありませんか。少年たちに艦長秘蔵のカットグラスをしぶしぶ渡す炊事班長の役でした。そこに描かれているのは、紛れも無く、大人になった僕の姿(笑)だったのです。小学生の僕はこの上なく誇らしい気持ちになりました。そして心から先生に感謝しました。歴戦の707のクルーだったという「経歴」は僕の人生の大きなプライドのひとつです。 先年、先生と運命的再会を果たすことが出来ました。先生は全く当時の優しい青年漫画家のままでした。今回の『未来展』が先生の新たなる航海への契機になるであろうことを確信しています。諸般の事情から、一番に馳せ参ずることが出来ないのは断腸の思いですが、先生のご多幸を常に遥か横浜よりお祈りしております。 |
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