2004年9月15日(水)
むし歯ができるしくみ
私たちの口の中には、たくさんの種類の細菌が存在します。中でもミュータンス菌は、通称むし歯菌と呼ばれ、むし歯のもととなるプラーク(歯垢)を作り出すことで知られています。
ミュータンス菌は、口の中に入ってきた糖質(甘いもの)とくっついて、デキストランというネバネバした粘着質の物質を作り出しながら増殖します。これがプラークの正体です。
プラークはいわば、ミュータンス菌などの細菌の巣なのです。その中で、ミュータンス菌は糖質をエサに、むし歯の原因となる強い酸を作り出します。酸はものを溶かす作用がある物質として知られていますが、口の中に発生した酸は歯を溶かしてしまいます。このようにしてむし歯はできるのです。
つまり糖質は、ミュータンス菌がデキストランを作り出す材料であると同時に、ミュータンス菌がプラークの中で酸を生成するときの材料でもあるのです。したがって、歯にプラークが付着した状態で食事をし、糖質を摂取すると、それをエサに酸がどんどん作られていき、プラークの酸性度はますます高まって、よりむし歯になりやすい条件が整います。このことからも、糖質を多く含んだ食べ物がむし歯になりやすいということがわかると思います。
*食事前にも歯みがきをすると、よりむし歯予防の効果があるということもわかりますね。ただしこれは時間的に余裕がある方、めんどうでない方にしか実践できないかもしれません・・・。
プラークはできたばかりのうちは、ブラッシング(歯みがき)によって除去することができますが、歯の裏側や奥歯の溝、歯と歯の間、歯と歯肉の間などのようにみがきにくい場所に付着したまま、放置されると、当然そこからむし歯になります。「食べたらみがく」必要があるというのはこのような理由によるのです(キシリトールの摂取も有効!)。
*むし歯をつくる菌と歯周病を起こす菌は別のものですが、それぞれプラークの中に住みつきやすいので、両方を予防するためにも歯みがき(歯ぐきみがき)は大切です!
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