天皇杯2000年・観戦記
3回戦・12月10日・対大分
(万博)・・4対1今回の天皇杯は3回戦と準決勝を観戦しました。
準決勝・対アントラーズ戦の観戦記を書かせて頂きます。
準決勝・ガンバ対アントラーズ
12月29日(金)13時7分キックオフ・観客12788人・横浜国際総合競技場
2−3・得点・小島2
(ガンバ)、中田、鈴木、熊谷(アントラーズ)GK・都築
DF・鈴木、片野坂
SAB・岡中、朝比奈
本当は仙台のジュビロ戦から行きたかったのだが、仕事で断念。ここはと願をかけジュビロ戦前日、その結果を待たずにもう横浜での試合のチケットをゲットしてしまう。
そして・・ジュビロ戦は二川の見事なVゴールが決まった・・!ゲットしたチケットは無駄にはならなかった!
久しぶりの準決勝進出である。
前回は・・確か広島と競ったか・・そう、1996年か。本並退場で、木山がGK、FKを見事にクリアして歓声を浴びていたなあ・・などと遠い記憶を思い起こす。
今回はしゅふMTさんと横浜で合流して観戦。
苦手の早起きをして新幹線に乗り込む。
横国の競技場に到着したのは1時間前。好天に恵まれ、競技場までの道を歩くのがとても気持ちよかった。・・って厚着してカイロ貼っていたので、実は汗までかいていた・・。
MTさんとアウエィ側に座ってふとホーム側を見ると・・ゴール裏は真っ赤!おお・・さすがに揃っている、アントラーズの応援団の皆さん。私達は
売店(売り場の要領が悪くてやたら時間がかかる!)で買い求めたシュウマイと肉まんは美味だった。
今日は吉原、山口が出場停止。宮本、稲本、新井場、ブーレ、ダンブリーと合わせレギュラークラス7名が抜けている。それでもここまでガンバは本当に頑張っている・・選手達に「ありがとう」と言いたい試合を積み重ねている!
アップが始まる。ピッチには木場を先頭に選手が入って来た。今日はルーキー中山もベンチ入り。
女の子達の歓声が響いたのでふと見ると、スーツ姿の宮本、吉原が。その近くにスーパーサッカーの白石美帆ちゃんも。しかしごっつい悲鳴だ・・2年前までは、黄色い声など全くと言っていいほどなかったのだが。すごいなあ、これも時代の流れというものか
(意味不明)・・と感心。そんな中で長居でユースの試合を観戦中の青の6号さんからメールが入る。「ガンバユース優勝」の報せ!嬉しい・・!
前半
1分・左サイドで二川からパスを受けた小島、ペナルティエリア外から右足シュート!ゴールならずも迫力の一発。やはり小島はFWが似合う実力者である。今迄の先発落ちが今さらながら残念である。
8分・前線でファールを受けた小島、脚を痛めた様子に一瞬ヒヤリ。
9分・ゴール前でDFラインの裏に抜け出した小笠原のシュートは都築がセーブ。小笠原の巧みな動きは危険だ。
10分・ビタウがビスマルクへの後方からのファールでイエロー。
たのむからもう1枚もらわんといてくれ・・ビタウ・・。
11分・左サイド片野坂のバックパス→橋本のバスは羽田とファビアーノの間を潜り抜け→
小島の左足シュートが決まってゴール!15分・二川、小笠原と競り合いファールでイエロー。
この競技場は試合中にビールやホットコーヒーを売りに来る・・ううむ。
片野坂の攻守に渡る動きがいい。木場・柳本のDFも集中が切れない。
23分・鈴木のマークについた木場がファールをとられ、ペナルティエリア右後方で相手FK。隣でMTさんが「いやな位置でとられたね」と呟く。キッカーはビスマルク。相馬のシュートはDFにあたり→中田のシュートは都築が弾くも、再び中田の前に転がりシュート、ゴールで同点。
31分・小島、ファールを受けFK。ペナルティエリア外右側、FK二川→松波がヘッドでそらし片野坂のヘディングは外れるも質の高い動き。
控え選手が軽いアップを始めている。大黒にまた頑張ってほしい。
同点のままハーフタイムに突入。
「都築よ、今日も頼む」と祈る。
後半
選手交代はなし。
9分・二川、相手のマークを3人交わし→ビタウは中の小島に合せようとするも失敗。
11分・ビタウが倒され相馬にイエロー。
14分・左サイド片野坂→松波→中央小島が走り込みヘディングも高桑にキャッチされる。
15分・松波倒されFK。ビタウ直接狙うもクリアされる。
17分・小島倒されFK。ビタウ直接狙うも外れる。
これだけFKをゴール前でもらえるというのは、この時間帯積極的に攻めに出ているからだ。
サブの大黒にアップのスピードを上げるように指示が出される。
30分・小笠原→平瀬に絶好のボールが渡るも鈴木の寄せが早くシュートコースを消す。
アントラーズは本山、ガンバは大黒が交代の準備に。
37分・松波にカードが出たが意味不明。わけがわからん!だいたいガンバはいつもこういうファールのとられ方が多すぎる。何故カードなのかわからない場面が。
38分・片野坂→大黒に交代。片野坂はベンチで脚の治療に入る。怪我を抱えつつ本当によく闘っていた。アントラーズは本山を投入。
42分・本山→鈴木のゴール!で1−2、逆転されてもうた!
ロスタイム表示は3分。
43分・小笠原と大黒が接触、小笠原にイエロー。うーん、これも不思議なイエロー。
44分・森下→中山に交代。
今迄のガンバならここで皆うつむくが、今のガンバは違う。攻撃に、攻撃に!という姿勢が強くなる。
44分・CK二川→DFのクリアボールをビタウがシュート→流れたボールを鈴木が左サイドからシュートは惜しくもバーに直撃、そのこぼれ球に
小島がヘッドで押し込み・・ゴール、ゴール!追いついた、ロスタイムで!立ち上がって飛び上がって雄叫びを上げる私達・・ガンバ、すばらしい!
来て良かった、横浜まで来てよかった!!
あきらめない姿勢、最後まで闘う姿勢・・それは観客席まで伝わってくる。
顔を押えて倒れ込んでいた小島、立ち上がる。ありがとう小島!そのゴール前の嗅覚は天性のもの。
90分間終了、3試合続けての延長戦に。
ピッチに座り込む選手達。
宮本が出て来て、1人1人に声をかけていく。
宮本も加えて円陣が組まれる。
そのまま宮本はベンチの横で試合を見る。
延長
2分・CKから熊谷に決められ、試合終了。
「終わったね」「うん、終わったね」
MTさんと呟きつつも、私達は拍手をしていた。
見終わったあとの充実感・・負けは残念だけどレギュラーをここまで欠いた中、サブにあまんじていた選手達が想像をはるかに超えた活躍を見せてくれた。自分達がやらなければならない仕事を最後まで集中してやり遂げていた。
中山が泣きじゃくっている。絶対に勝ちたかったのだろう。
宮本が選手の中に加わり、深々とサポーターに頭を下げた。
リーグ戦で苦しめられたレイソル、ジュビロ。
劇的な勝利をおさめてくれた。
屈辱的な失点で破れたアントラーズにも最後までくらいつき、延長に持ち込んだ。
いい試合を積み重ねてくれた。
二川、橋本の凄さが光る。もうサブの選手ではない。
都築、柳本、木場、片野坂、鈴木、そのDF陣が守り抜いた。
小島のゴールはチームを代表するFWの証。松波とのコンビをこれからも見たい。
この天皇杯のおかげで、来季もガンバを思いきり応援しようと思う気持ちがより強くなった。
これからのガンバの試合が楽しみだ。