青山´今と IMAに生きるクラシックを楽しむ会

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会について

【設立の趣意】

ハイテクノロジーの街または最先端の都市再開発の街とイメージされがちな港区ですが、今一度足下を見つめ直し日本人が長い間に失ってきた大切なモノやコトや心というものを、子供達からお年寄まで世代を超えて取り戻していければと考えております。

昨今、家族や地域というコミュニケーションの場が稀薄になっており、それを取り戻そうと各自治体の公共施設でいろいろ単発的なワークショップが催されています。しかし、その殆んどが西洋から入ってきたものを主体に扱われています。それも手段の一つではありますが、より良い環境を継続的に取り戻せる良薬として、日本人のDNAに残っている日本の伝承文化を、生の舞台(同時間帯)で感じ、世代間を越えてお互いに共有することも必要ではないかと考えております。

日本の能楽や歌舞伎のような古典的なものには、他人を殺めたり、実の親がゆえあって実の子を殺めるシーンが随所に見受けられます。だからこそ命の大切さ、また生きるというコトのきびしさや切なさを、我々はそれを観ることにより感じとる事ができます。それと共に日本人が忘れかけている美しい原風景を、舞や踊りや唄・語りで表してくれるのも伝統芸能の持つ力だと思います。

この素晴らしい日本独特の文化や芸術を脈々と後世に伝えていければと思っております。

また日本古来の道具、和の器においても有田などでは古伊万里の染付として、又はデザイナーと共に様々なフォルムを考案し西欧各国へ働きかけています。呉服業界も椅子文化に合わせたインテリアグッズなどと形を変えて同じような試みを続けております。しかし最大の需要は本来日本にあるべきですが、現状はそうなっておりません。日本人として日本に生活しながらも、一番の異文化が日本(和)だという事を痛切に感じております。

また、海外での遊学地にて、「貴方の国の古典的な芸術は何ですか?」と問われて、若い日本人留学生が西欧のクラシック音楽家の名を挙げたという嘘のような話を聞く度に、先人の培ってくれた豊かな文化を少しでも知り、身につけていただければという想いにも駆られます。

これからの日本を考えていく上で再度私達は目線を下に落とし、伝統から現代へ、現代から伝統へ、また創っては壊し、壊しては創るという振り子が揺れるような状況を常につくりあげていくことこそが、コンテンポラリーな(同時代性の)モノ・コト・心を生み出す原動力だと考えております。

それと共に伝統的な衣服(着物)や道具というものを、歌舞伎や能楽の方々そしてデザイナー・アーティスト又は職人といった人々が一丸となって、次の世代へ渡していくという作業を、辛抱強くやり続けることも必要だと思います。

あまりにもせわしなく生き急いできた日本人へのしわ寄せが、いろいろなコトとして発生しています。四季折々の情緒あふれる空間・時間が、日本独特の艶や遊びやゆとりと伴なって、文化芸術の力で少しでも取り戻せればと強く想っております。生活環境が急激に変わる事はないと思いますが、繊細な心の土壌を今一度掘り起こしていければと考えております。

この趣意書の一部分でもご理解いただけるのであれば、どうぞ「青山´今と IMAに生きるクラシックを楽しむ会」にご参加していただければ、幸いです。

【名称】Aoyama Classics 実行委員会 (非営利団体)
【所在】東京都港区北青山2-13-3-102
【目的】青山という比較的狭いエリアから、現代と融合する古典芸能を提供発信する事により、
    都心部の希薄化されたコミュニティを取り戻すと共に、長い月日培われてきた伝承文化
    の土壌を掘り起こすための文化芸術の振興を目的とする。
【事業】(1)日本の古典文化の継承と提供
    (2)青山地域における芸術文化活動の振興
    (3)世代間を越えたコミュニティへの奉仕活動
    (4)古典と現代・東洋と西洋の融合を目的とした国際活動
    (5)日本の職人と若手デザイナー・アーティストの育成 
    

表紙写真 山口清文 
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